ナッシングシリウス
            原作:フレドリックブラウン
            アランフィールド
             
            プロローグ
             
             
 ハッピーにも、オレは、スロットマシンから最後のコインを取り出し
て、数えていた。その間、ママは、小さな赤いノート━━━そう、オレ
が呼んでいた━━━に数字を書き込んでいた。ご機嫌な数字だった。
 そう、オレたちは、シリウス系惑星、ソアとフリーダのどちらでも、
ご機嫌なゲームができた。とくに、フリーダでは。2つの惑星の地球の
小さな植民地のやつらは、なんであれ、娯楽というものに、死ぬほど飢
えていて、一方で、金にはなんの意味もなかった。
 




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                            (つづく)














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