心の傷を越えて
               ブライアンフラー、ハリードックロア
                
            プロローグ
 
 ホロデッキ。
 イタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチの工房。
 き掛けのモナリザの肖像画が無造作に置いてある。
「見かけほど、難しくはないわ」と、ジェインウェイ。セブンに、粘土
細工を教えている。「一番大事なのは、粘土をこわがらないこと。こわいも
のなどない。失敗するのをおそれてはだめってことよ!粘土には、心に浮
かんだイメージがそのまま現われるの。すべては手と、この粘土にまか
せること。はい!」手を伸ばして、粘土をひとつかみセブンに渡した。
「やってみて!鼻をもう少し足したらどうかしら?」



 セブンは、渡された粘土を、作り掛けの頭の鼻のあたりに置いた。

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「上出来だわ!」と、ジェインウェイ。「続けて!」
「じつに、非生産的な行為だ」と、セブン。「なんの役にも立たず、な
んの成果も挙げられはしない。時間の浪費だ。くだらない!」
「それは個人の見方によるんじゃない?」と、ジェインウェイ。「わた
しは心が解き放たれるわ。リラックスできる」
 
 
 
                  (第四_二_二話 つづく)












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