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原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
presented by bilyzkid
SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 2.40 (株)美利崎人 (ビリザキト)
NOVELYst AutogeNerating dimensional space
◆◇◆更新ニュース◇◆◇
一. ゲストがひとりで使える専用サイト をリリースしました。
  ゲスト専用非公開サイト自動作成
  (使える文字は半角の英数字と_のみ、6〜15文字)
  上の入力欄にIDを指定し、自分用のゲストルームを作成。
  公開しない(リンクを張られない)限り、他人は入れません。
  (Google等あらゆる検索から守られます)
  ゲストルームは、1人1ルームまででお願いします。
  (複数作る場合は、同一IDにしてください)
  9タイトル、ゲスト制限あり(nov:15KB、画像:120KBまで)
  1タイトルあれば、15KB制限でも、novを分けて、開始
  ページを%pag 20とずらすことで、いくらでも書けます。
  URLを、ID_10桁番号の形で作成後、ゲストルームへ入り
  ます。そのURLは、メモ帳かお気に入り登録にのみ記し、
  他から一切リンクを張らないでください。(1か所でも
  リンクを張ると、検索ロボットに無数に侵入されて、
  公開しているのと同じことになります)
一) 試用版 ゲストルーム は、プロトタイプとして保存。

 (以下、略)
京 都 大原 星 銀河 夢 心 人形 宇宙船 月 夜 花 光 月 夜 花 光 、 ◇ 令 和 SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[、 ◇ or検索] ヒット 116 件です。
白の悪夢 /FB3/NightmareInWhite/
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まだ早い。彼の姉が、完全に眠り、寝息 をたてるまで待ってからだ。     2 1  1    それは、バカらしい話だった。ふたりは、3週間前に結婚したばかり でハネムーンの帰りだった。ふたりが別々に寝るのは、これが初めて だった━━━すべては、彼の姉のデボラが、帰り道の途中にある自分の アパートに泊まってゆくよう、バカらしい提案をしたからだ。あと4時 間のドライブで帰れるのに、デボラは譲らず、主張を押し通した。結局 彼は、1晩くらい別々に寝ても、疲れがとれて、つぎの朝、新鮮な気持 ちで最後のドライブができていいかもしれないと考えた。  デボラのアパートは、寝室はもちろん1つだったので、彼女の誘いを 受けるにあたって、彼と妻のベティが寝室で、デボラが別にという申し 出は受けられないことが分かっていた。いくら愛するオールドミスの姉 からの申し出だとしても、歓待にも限度というものがあ
殺人レッスン /FB4/Lesson/
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つまり、こうしよう。スティンキーエバンズが、ボーリング場のレー ンから家へ歩いて帰るあいだ、小さな赤の悪魔がうれしそうにくっくっ と笑っていたと想像してほしい。  小さな赤の悪魔は、大きなボスにこう言ったと想像してほしい。 「いいカモですぜ、ボス!」と、小悪魔。「どこにでもいる卑屈なガキ ですが、こいつはグレードアップしますぜ、ボス!」 「レッスンその1は、やったのか?」と、ボス。 「ええ、たった今!そのあともやつはすいすいパスしますぜ!」 「よし!やつは、おまえにまかそう!報告してくれ!」 「了解、ボス!」と、小悪魔。「やつはまかせてください!」  それは、スティンキーエバンズが14才のときだった。15才で、ス ティンキーは、スペアタイヤを盗んだ。留置場に1晩泊まらされ、その 後、少年ということで保護観察官に送られた。留置場にいたときに、4 才年上の男と話をしていて、ジャックナイフの話になった。  そこは暗く、床に鉄格子の影が映っていた。薄い黄の台形が、黒の格 子模様に浮き出ていた。黒の虫がそこを横切ろうとすると、囚人のドカ 靴がうしろから迫り、踏みつぶした。 「やつの胸にジャックナイフを突き立てたら」と、4才年上の男。「そ いつをねじるんだ。そうすれば、空気が入って、すぐに倒れる。叫ぶ時 間さえない!つまり、スクランブルエッグを作ってもらう時間もないの 10 9
ドール /XF/Chinga/
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「わたしは、なんにも、かかわってないわ」 「分かっている。よく、分かっているよ。きみを、責めているんじゃな い」 「それじゃ、なんの用なの?」 「力になりたいんだ。でも、口外こうがいはしないでくれ。お互いの立場がマズ くなる」 「ママ!」と、ポリー。子ども室から、呼んでいた。 「それから、知らせなきゃいけないことがある」 「なに?」 「悪い知らせだ」 「なんなの、バディ」と、メリッサ。 「デイブが死んだ」 「なんてこと!」 「これからそっちへ行くよ。いいだろ?」 「だめよ!」 「きみを、ひとりには、しておけないよ!」 20 19  ポリーの抱えている人形が、目をあけた。 「あ・そ・ぼ!」と、人形。 「お願いだから、来ないで!」と、メリッサ。 「なぜなんだ?わけを言ってくれ!」 「悪いけど、今は、言えないわ!」 「来るなと言われても、行くよ。友達として、ほっておけないからね!」  庭に干され
ハーフベア /FB3/Bear/
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 1    始まりは、最後に動物園を訪れた夜だった。「最後に」は2つの意味 でそうだった。1つは、クインビーが1マイル以内には近づかないとい うことであり、もう1つは、妻も近づかないということだった。彼女は 落ちて、そう、穴の中へ━━━。  その夜、起こったことを分かってもらうためには、すこし説明が必要 だ。クインビーは、若い頃から熱心に魔術━━━手品のようなものでな く、本物の魔術を学んでいた。不運にも魔術はクインビー自身には効 かなかった。どんなにがんばっても、ほかの人にも効かなかった。  ひとつの魔術を除いて。それは、人間をクインビーの好きな動物に変 えるもので、同じ魔術を逆に唱えれば、ふたたび人間に戻せた。もしも 悪意のある人間なら、この魔術を犯罪に使うところだが、クインビーは まったくそうでなかった。何回か練習で使ったあとは、好奇心から自分 から言ってきた者に使用しただけで、2度と使用することはなかった。  ジョナサンクインビーは、10年前30才のとき、ジェシーと恋に落 ちて結婚した。クインビーは、ジェシーの好奇心を満たすため、1度だ け魔術を使った。魔術の話をしたとき、ジェシーは疑って証明を迫った ので、ジェシーをシンプルにシャムネコに変えた。クインビーは2度と 魔術を使わないことを約束させられ、今までそれを固く守ってきた。 4 3
致命的なミス /FB3/FatalError/
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じの家に どろぼうに入って、現金を盗み、殺人はたまたまだったことにする。さ もなければ、ウォルターが唯一の相続人であるからすぐに疑われる。   2 1  1    ウォルターバクスターは小さなバールも、時間をかけて、決して自 分までトレースされないようにして入手した。小さなバールは、道具に も武器にもなった。  注意深く、どんなつまらないことにも詳細にミスのないと確信できる まで計画を練った。実行の夜と時間も慎重に決めた。  バールで窓はすぐにあいた。音もしなかった。ウォルターバクスター は、居間にはいった。寝室のドアはあけっぱなしにして、そこから物音 はなかったので、さきにどろぼうのふりをすることにした。叔父お じが現金 を置いていた場所は分かっていたが、あえて捜しまわったようにした。 月明かりはじゅうぶんで、静かに手順通りに━━━。  2時間後には、ウォルターバクスターは、
バーニングマン /TZ/TheBurningMan/
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と、ローリー。 「きょうみたいに、暑いと、あらぬ妄想を、するもんだ。引き裂かれた 体の中から、悪魔が生まれるとか」  ダニーは、後部座席にもたれた。 「今年は、17年セミが、生まれる年では?今年が?」 「知らない」と、ローリー。 「そうだよ。体で感じる。いいかね」ダニーは、また、前の座席に身を 乗り出した。「世界は、謎に満ちている。17年セミがいるなら、17 年人間が、いてもいい」 「17年人間?」と、アンドレ。 「そうだよ。24年人間とか57年人間だって、いるぞ。人間が生ま れる理由は、大人が結婚するからだというが、他の方法で生まれる人間 が、いるかもしれない。たとえば、セミのように」 「セミだって?」 「それに、生まれつきの悪人がいないとは、言い切れん」  アンドレは、ローリーと、顔を見合わせた。そのとき、車の右後部タ イヤがパンクした。ローリーは、車を止めて、タイヤ交換を始めた。 「どんな悪人ですって?」と、ローリー。レンチでナットを締めていた。 「生まれながらに、悪いやつ。生来の性悪さってものは、受け継がれる んだよ」 6 5 「悪人は、死ぬまで悪いの?」と、アンドレ。 「賢いかしこな、坊や。生まれつき天使のような、人間もいれば、年がら年じ ゅう、偏屈なやつだっているだろうさ
葬送曲 /FB3/Recessional/
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   王は、われわれの君主であるが、意気消沈していた。しかし王を責め られない。戦いは長きにわたり、つらいものとなっていたからだ。悲し くも、生き残ったものはわずかとなったが、まだ希望をもっていた。王 が女王を失ったことは、とても悲しく、われわれも女王を愛していた。 だが、女王はブラックの女王とともに討ち死にしたので、戦いのロスに はなってない。王は、力の頂点にいるべき人だが、彼の励ましの言葉は、 敗北への怖おそれに満ち、違って聞こえた。だが、われわれは王を愛しひ とりずつ彼のために命を落とした。   2 1  1    われわれは王を守るために、血だらけの平原でひとりずつ命を落とし た。ここは、騎士が生きてたころに馬が泥を蹴けち散らしていた場所だった。 騎士も今では━━━われわれの騎士もブラックの騎士もどちらもいなく なり━━━いったい終わりは来るのだろうか?勝利?  われわ
オレとフラップジャックとマルスd星人 /FB4/Flapjack/
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いったい誰がロバをおとなしくさせられるというんじゃ? ただそのときはたまたまダンスしてる人はいなかったので、大騒ぎには ならなかった。おかしなことに、フラップジャックは歓迎されていると ころでは変なことは一切しなかった。ときどきそれがなぜなのか、不思 議になる。とりわけマルスd星人に遭遇したあとで。しかしそのことを 話すのは、もう少し先じゃ。  とにかく、オレはいつもフラップジャックに語りかけていた。町へ行 く準備はしていた。たぶんそれがオレがやつにあたり散らしていた理 由だった。オレもフラップジャックと同様、町へ行くのは好きだった。 ただオレは長い間は耐えられなかった。人やビルの騒音や、ベッドで寝 ることに。それで早く町を出て丘を目指したかった。そこが、オレとフ ラップジャックの違いだった。やつはむしろもっと長くいたがった。  オレは30分で夕食を作った。フラップジャックはテントの中に入る のは、オレが望んでないと考えて、なにか盗めるものがないか、そこら 10 9
ナッシングシリウス /FB2/NothingSirius/
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 3    オレたちの誰も、1分間、身動きしなかった。それから、オレは、た め息をついた。 「あれは」と、オレ。「大歓迎の涙さ。ど真ん中に着陸したからさ。惑 星よ、なんじを、ナッシングシリウス、まじめ度0、と名付ける!」  オレは、かがんで、シャンパンボトルの先を、粘土にぶつけた。粘土 が、すこしくぼんだだけで、割れなかった。あたりを見回して、ぶつけ る岩をさがしたが岩は、なかった。  オレは、ポケットから、コルク栓抜きを出して、ボトルをあけた。ジ ョニー以外は、一杯づつ飲み干した。ジョニーは、お酒もタバコもやら ないので、すこしだけ飲んだ。オレは、ゆっくり飲み干して、大地にお 神み酒きをして、また、シャンパンボトルに栓をした。オレは予感がして、 あとで、また、シャンパンが必要になる気がした。宇宙船には、何本も のウィスキーに、数本のマーチングリーン酒はあったが、シャンパンは、 もう、なかった。 「よし、先へ進もう!」と、オレ。ジョニーと目が合った。 「それは、賢明とは、思えません。あのような住民がいるなら━━━」 と、ジョニー。 「住民だと?」と、オレ。「ジョニー、丘の上に頭を突き出したものが、 18 17 なんであれ、あれは、住民なんかじゃないよ。もしも、また出てきたら、 このボト
ギーゼンスタック家 /FB1/TheGeezenstacks/
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思い出した。オーブリー の誕生日は、1週間後にせまっていたが、ふたりは、まだ、プレゼント を決めかねていたのだった。 「きいてみないと、わからない。考えておくよ」  2    人形の家は、よくできていた。平屋建てだったが、手が込んでいて、 屋根をずらすと、家具の配置を変えたり、人形を室から室へ移動できた。 縮尺も正しく、リチャードおじさんがくれた人形たちにぴったりだった。  オーブリーは、人形に夢中だった。ほかのおもちゃは、すべて影が うすくなった。目ざめているあいだ、オーブリーが考えることは、ほと んど、ギーゼンスタック家のできごとばかりであった。  それから、すぐに、サムウォルターズは、ギーゼンスタック家のでき ごとに、奇妙な点があることに気づいて、注意してみるようになった。 12 11 最初は、笑ってしまうような偶然のできごとだったのが、そのあとも、 つぎつぎに続いた。  その後、
3つの願い /XF/JeSouhaite/
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ちらっと、見た。「2つも━━━2つ もの願いを、ムダにしちまった!」と、アンソン。 「なぁ、船は?」と、レスリー。 「それが、なんなんだ?ただ、でかいだけで、まるで━━━」 「まるで、白いゾウ?」と、女性。 「それ、どういう意味だ?」 「高価なだけで、なんの役にもたたない、迷惑なもののことよ」 「そんなものを、なんで、オレにくれた?」 「あんたが、願ったからよ!」と、女性。 「はは、そうかよ。ご親切な、こったよ。けど、なんで、どっか、水の あるところとか選んで浮かべない?」 22 21 「水のことは、聞いてない」と、女性。 「そんなこと、いちいち言わなくても、船とくりゃ、水だ。常識だろ! なにが、白いゾウだ!どうやって、税金払えってんだよ!」 「なら、最後の願いを使って」と、レスリー。「消してもらえば?」 「おまえ、この家から、おん出されたいのか?たった、今、言ったばか りだろ?もう2度も、
緑の世界 /FB/SomethingGreen/
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10 9 緑を見ることさえできないのに、人間は、いかなる理由で、地球以外の 惑星に住もうなどと、したのだろうか?  マクガリーは、ためいきをついた。前は、こころのなかで考えていた のだが、今は、大声で考えられるようになった。ドロシーに、話せるよ うになって、休みなく、考えられようになった。ドロシーに、というの は、肝心なことではなかったけれど。 「そうだよ、ドロシー」とマクガリー。「住む価値のある、唯一の惑 星だよ、地球は。緑の原野。緑の草原。緑の樹木。ドロシー、そこへ戻 ることができたら、決して、離れることはしないよ。森のなかで、丸太 小屋を作ろうと思うんだ。木々のまんなかでね。あまり太い木々のとこ ろは、だめだね。太い木々のところは、芝生が生えないからね。緑の芝 生。丸太小屋は、緑のペンキで塗ろうよ、ドロシー。地球に戻れば、緑 のペンキさえ、手に入るんだよ」  マクガリーは、また、ためいきをついて、目の前の赤いジャングルを 見た。 「なんだって? ドロシー?」と、マクガリー。ドロシーは、けっして、 話しかけてこなかったが、これは、彼女と話しているという、ゲーム━ ━━こころの平静を保つためのゲーム、みたいなものであった。 「戻ったら、結婚するかって?そう、訊きいたのかい?」  
感想 /CO/Comment/
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夢であり、回想。原型をいくつも呼び起こし、ひとつの精 神的空間に並置される。ユングによると、夢における家は、しばしばそ の人の精神を表す。「エゴはそれ自身の家の主人ではない」   10 9  中心的なキャラクターの「彼」は家に入った瞬間、光と生の昼の宇 宙から切り離され、なぞのような記念品やオブジェ、暗号のようなでき ごとに満ちた夜の世界に入り込む。だが、外では昼は終わっていて、 「暗闇が、室の片隅から集まりはじめ、近くまではいよってきた」全体 的な動きは、郷愁や超越から、パニック、熱狂へ、あるいはある特別な 感情が生まれるかもしれない場所へと向かう。    注:「家」の解釈に、オレの考えの裏付けである、ベルナールスティ グレールの本を引用した。  ◇ラリーホーム 2015年12月11日◇    「ザ・ハウス」は、誰かの悪夢を記述したものだとオレは考える。悪 夢を見ているやつは、そいつの死
ナイトゥアンディ /SY/KAndDy/
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「聞いてくれ!ジューン!」と、ロイ。シャツを着た。 「クスリ、飲ませたの?」 「そうだ」 「ひどいじゃない!」 「きみのためだ!その悪いやつらは、きみを捜し出して、ぼくのことを 34 33 質問する。いいか、ぼくのこと知らないと答えろ!ジューン、なにも 覚えてないと、言うんだ。そして、なにがあっても、彼らの車に乗らな いようにしろ!」 「相手は、だれなの?」 「ひどく悪質な連中だ。政府のエージェントと名乗って、DIPする!」 「DIP?なに、それ?」 「ディスインフォメーションプロトコル、ニセの情報を言うこと!ぼく のこともウソを言う。精神異常とか。ハハ。ぼくが凶暴で、危険だと、 きみに信じ込ませようとする」 「もう、信じかけてる!」 「DIPのキーワードがあって、もう安心とか、保証、安全を繰り返す やつらには、気をつけろ!」 「分かった!」 「きみを殺そうとするかも!」 「そんな!」 「
ユスタックウィバーの短い生涯3 /FB3/Weaver3/
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2 1  1    ユスタックウィバーは、自分のベッドに座って考えた。ポケットに手 を入れて、タバコを出すと、紙幣が出てきた。10ドル札で100ドル あった。ほかのポケットにも手を入れると、何枚も出てきた。ベッドに 並べて、高額紙幣や低額紙幣、ざっと1400ドルあった。、  ユスタックウィバーは、ふいに、真実に気づき、笑いだした。すでに 時間軸上の未来に行っていて、スーパーマーケットの金庫をカラにして、 それからタイムマシンを使って、マシンを発明した最初の地点に戻って いたのだ。どろぼうはまだ、通常の時間では行われていないので、ユス タックウィバーは、すぐに町を出て、犯罪が行われるときには、千マイ ル離れていなければならない。  2時間後には、サンタアニタ競馬を目指してロサンジェルス行きの飛 行機で、考え事をしていた。ユスタックウィバーが予想できなかったこ とは、未来に行って戻ってくると、それがなんであれ、まだ起こってな いことなので、記憶にはないということだった。  しかし、紙幣は持ち帰れた。つまり、自分へのメモを残すなり、新聞 の競馬や株価のページを持ち帰ればいい?これはいけそうだった。 4 3
空想せよ /FB1/Imagine/
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 空想せよ  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        空想せよ。  さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。  空想せよ。  いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。  ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。  天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。  空想するのは、かんたんだ。  何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。   2 1  空想せよ。  宇宙船や未来を。  空想するのは、かんたんだ。  未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。  それでは空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか?  もちろん、ある。  空想せよ。  ひとつぶの物質を。  そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、  それゆえ、自分が存在することがわかり、  自分が入っている、ひ
ユスタックウィバーの短い生涯2 /FB3/Weaver2/
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 ユスタックウィバーの短い生涯2  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    ユスタックウィバーは、タイムマシンを発明したとき、とてもいい気 分だった。発明を秘密にしておく限り、世界を意のままにできるだろう。 予想もしない大金持ちになれるだろう。  必要なことは、未来にちょっと行って、値上がりする株や勝ち馬を見 てくるだけだ。あとは、今に戻って、その株や馬券を買えばいい。  株式投資するには資金が必要だったので、まずは、競馬だった。手持 ちは2ドルしかなく、やっている近くの競馬場までの飛行機代にもなら なかった。   2 1  1    ユスタックウィバーは倉庫係として働いていたスーパーマーケット の金庫にねらいをつけた。金庫には、少なくとも千ドルはあり、タイム ロックだった。タイムロックは、タイムマシンにとってはあひるのスー
殺人アシスタント /FB3/Hobbyist/
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 1    店主はうなづいた。カウンターをまわって薬局の入り口に鍵をかけ、 カウンターのうしろのドアへ向かった。 「これから休憩です」と、店主。「コーヒーをいっしょにどうです?」  サングストロムは、店主のあとについて、カウンターのうしろの室に 入った。その室は、床から天井までびっしりとビンが並んだ棚にかこま れていた。店主は、コーヒーパーコレータのスイッチをオンにして、カ ップを2つテーブルに置きイスの1つをサングストロムの方に動かす と、もう1つのイスに座った。 「さて」と、店主。「教えてくれますか、誰を殺したいのか。理由わ けも」 「そんなことが重要ですか?カネを払えばいいのでは?」  店主は手を上げて、さえぎった。 「重要です!これから売るものに値すあたいる人物かどうかを、確認したいの です。値しあたいないのであれば━━━」と、店主は、肩をすくめた。 「分かった」と、サングストロム。「殺すのは妻で、理由わ けは━━━」  長い話を始めた。話が終わる前に、コーヒーが沸き、店主はカップに 注いだ。  サングストロムは、話し終えた。 4 3  2   「検知されない毒薬は」と、小鬼の店主は、うなづいた。「もう、調合 してあります。ただでいいです。お代はいただきません」  店主は、
ミットキーふたたび /FB1/MitkeyRidesAgain/
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彼女をこわがらせた。今、夫は、彼女に向けて、 24 23 気味の悪い雑音を発っし始めた。 「ぼくのミニート、大丈夫だよ。プロジェクターにもっと、近づいてご らん!すぐに、話せるようになれるよ、ぼくのようにね。そう、プロッ クス人はうまく話せるように、ぼくの声帯を少し直したけど、直さな くても、きみは、うまく話せるようになるよ━━━」  静かに、ミットキーは、ミニートに近づいて、すみに押し出して、隣 の室の壁のうしろのプロジェクターの方へ、誘導しようとした。  ミニートは、キーキー鳴くと、走った。  プロジェクターの数フィートのところを過ぎて、床板の穴を通って、 右方向に向かい、台所の床をちょこちょこ走って横切ると、ドアの網戸 の穴を通り抜けた。外へ、芝刈りのされてない、庭の草地へ逃げ込んだ。 「ミニート、ミニート、ミニート、戻っておいで!」  ミットキーは、ミニートのあとを、かなり遅れて、ち
お手伝いさんはジーナデービス1 /FD/FD3_2_6/
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「ああ、貴重なご意見をどうも!」スティーブンは、立ち上がって、玄 4 3 関のドアをあけた。「じゃ、あとでご連絡します」と、右手を差し出し た。  女性は、握手を無視して立ち去った。  ドアが閉まると、アレックスが言った。 「ああ怖こわかった!」    ◇    マロニーとジェニファーが走って室へ入って来た。 「ダディ、あとひとり来てもらってるけど」と、マロリー。笑顔で楽し そうに。 「ああ」と、スティーブン。アレックスに。「今度はいいかもね」それ から、ジェニファーに。「じゃ、彼女に入ってもらって」 「はい、どうぞ」と、ジェニファー。  派手なシャツを着きた、恰幅かっぷくのいい男が堂々と入って来た。 「マックス」と、ジェニファー。笑いながら。「入れ墨ずみ見せてあげて」 「またかよ」と、マックス。シャツをまくろうとする。 「ああ、いや」と、スティーブン。「結構です」 「なんで、ただでいい
ジバゴ /SY/Zhivago/
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紹介した。 70 69 「パーシャ、こちらは、コマロフスキーさんよ」  コマロフスキーは、立ち上がって、パーシャと握手した。 「かけて!」と、コマロフスキー。3人は席についた。 「食事は?」 「けっこうです」とパーシャ。 「余計なお世話だと思わずに、聞いてほしいのだが」 「思いません」 「私は、ラーラの母親の相談役を勤めている。ラーラの将来を気にかけ ている」 「言っておかねばならないことがあります」と、パーシャ。「ぼくは、 革命にかかわっています。なにより、このラーラよりも、革命を優先し ます」パーシャは、ラーラの手を握った。 「私はだな、きみらの思想に関心はない。心情的には、理解できないわ けでもない。その筋の知り合いも、数多くいるしね。飯の種はあるのか ?」 「教師の口があります」 「どこで?」 「グラドフです。ウラルの」 「あそこか。なにもないとこだ」 「でも、とても、きれいなところ
聖フランチェスコ /SY/SunMoon/
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 聖フランチェスコ  原作:ジョヴァンニディピエトロディベルナルドーネ  フランコゼフィレッリ  リナウェルトミューラー、  スーゾチェッキダミーコ、ケネスロス    プロローグ                   2 1    ◇    1              (つづく) 4 3
白日夢 /FB7/Daymare/
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そして静かに━━━    4    ロッドカクアは、目が覚めると、軽い頭痛を感じた。二日酔いの気分 だった。太陽は、すでに、小さいが輝きながら、空に上のぼっていた。  時計は、いつもよりずっと遅いことを告げていた。しかし、もう数分、 横になっていた。同じ姿勢のまま、昨夜の奇妙な夢を思い出していた。 夢は、目覚めたときは、ちゃんと思い出せる。完全に目覚める前までは。 しかし、少しすると、完全に忘れてしまう。  バカげた種類の夢だった。狂った目的のない夢。先祖返り?人々が、 42 41 互いに、相手の喉のどを掻かき切ることばかり考えていた時代、戦争と憎しみ と覇は権を争っていた時代へ、逆もどり。  それは、太陽議会ミーティングが、居住可能なある惑星で、さらに別 の惑星で開かれる以前の話だった。ミーティングでは、裁定によって秩 序が作られ、のちにユニオンとなった。そして、今、戦争は過去の遺物 とな
気まぐれ /FB1/Experiment/
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 ジョンソン教授は、小さな金属製の立方体の物体を持ち上げた。 「実験用の物体です」と、教授。「これは、しんちゅう製で、520g あります。最初、これを、5分、未来に送ります」 2 1  教授は、前かがみになってタイムマシンのダイヤルのひとつをセッ トした。 「時計を見ていてください」と、教授。  ふたりの同僚の教授は、自分の時計を見た。ジョンソン教授は、物体 を、マシンの台の上に、静かにおいた。すぐに、物体は消えた。  5分後に、一瞬で、それは、現われた。  ジョンソン教授は、それを、持ち上げた。 「こんどは、5分、過去に送りましょう」  教授は、別のダイヤルをセットした。物体を、手の上において、時計 を見た。 「今は、3時6分前です。ちょうど3時に、物体を台の上において、実 験を開始します。よって、物体は、私の手から消えたあと、3時5分前 に、台の上に出現します。それは、私
フィッシュストーリー /FB3/FishStory/
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 ロレーヌは驚いて、ディープブルーの目を大きくあけた。 「あなたは、おとこ?」と、ロレーヌ。 「ああ」と、ロバート。そのことには自信があった。 「おとこの話は聞いてはいたけど」と、ロレーヌ。恐怖心は消えていた。 「会うのははじめてだわ!」  ロレーヌは、丸太のとなりに座るよう手招きした。  ロバートはためらうことなくとなりに座ると、ふたりは会話を続け、 さらに続け、ロバートが腕を彼女の肩にまわしても続いた。 「わたし、もう、帰らなくちゃ」とロレーヌ。  ロバートは、ロレーヌにおやすみのキスをした。 「あしたの同じ真夜中すぎにお会いしましょう!」  ロバートは、友人の家に幸せな気持ちで戻った。彼は恋に落ちていた。  続く3日間、ふたりは会った。3日目の夜、ロバートは言った。 「愛している!結婚しよう!」  ひとつ問題があった。 4 3  2   「トリートーン?」と、ロバート。「ああ、名前
暗黒の地球帝国 /ST/ENT_4_5_2/
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40 39  アーチャーが入ってきて、スピーカーをオンにした。 「誰が遮蔽装置を、壊した?」 「なにか、あったのか?」と、フォレスト。 「ブラック提督が、スパイを送りこんでいるんだろ?名前を言え!」 「ほんとうに、提督がこの私の船に、スパイを乗せているなら、誰か 聞きたいのは、こっちだ」 「フォレストの室へゆき、個人ファイルを調べろ!」と、アーチャー。 護衛の軍曹に。「艦隊から、通信がないか」 「従えば、共謀者として」と、フォレスト。軍曹に。「おまえも、死刑 にされるぞ!」  軍曹は、フォレストから、アーチャーに視線を移した。 「了解です。船長」軍曹は、拘束室から、出て行った。 「らしくないな、ジョナサン」と、フォレスト。「きみは、権力には、 無欲だったはずだ。だから、私は、きみを信頼し、そばに、置いてきた。 野心とは、無縁だと、思っていたからな」  アーチャーは、鉄格子をあけて、フォレス
エコーバック /FB3/Rebound/
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 1    ある夜、スネルは、食堂の電話ブースで、競馬のノミ屋と、その日の 午後のレースで電話で賭けた当たり馬券が、3連単か3連複かで、言い 争いをしていた。ついにあきらめて、スネルは、言い放った。 「死んじまいな!」  そして、受話器をたたきつけた。  そのことを、スネルはそのまま忘れていたが、つぎの日、そのノミ屋 が、電話しながら死んだことを聞かされた。ちょうどスネルと話して いた時刻に。  このことは、ラリースネルに考える材料を与えた。スネルは、無学で はなく、魔力について知っていた。実際、前に魔力を試してみたことが あった。まったく効果はなかったが。なにが変わったのだろう?試して みる価値はあった。注意深く、20人のリストを作った。いろいろな理 由で、スネルが憎んでるやつらだ。そして、順番にひとりづつ、1週間 で全員に電話して言った。 「死んじまいな!」  すると、みんな、言ったとおりになった。  スネルは、得たものが、単なる魔力ではなく、パワーだということに 気づくまで、その週末までかからなかった。 4 3  2    スネルは、高級ナイトクラブで、収入が彼の数十倍のナンバーワンダ ンサーと話していて、こう言った。 「ハニー、ショーが終わったら、オレの室へ来ないか?」  彼
青の悪夢 /FB3/NightmareInBlue/
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 1    息子のトミーは、まだ5才だが、髪をくしゃくしゃにして、寝ていた 子ども室から出てきて、あくびをした。 「朝ごはんは、いるかい?」と、ジョージ。トミーはうなづいた。「服 を着てから、台所に来なさい」  ジョージは台所に行ったが、朝食を始める前に、外のドアを出て階段 の下で、まわりを見渡した。昨夜着いたときは暗かったので、このあた りがガイドブック通りなのか分からなかった。そこは、原生林でおおわ れ、今まで見たどの写真より美しかった。話では1番近い隣りのロッ ジまで1マイルもあって、かなり大きな湖のみずうみ反対側だそうだ。湖は、そ こからでは木が邪魔して見えなかった。しかし、台所のドアのここから 始まっている小径こみちが、ほぼ1/4マイル先の湖まで続いていた。友人の 話では、湖は泳ぐのもいいし、つりにもいいそうだ。泳ぎに、ジョージ は関心がなかった。水がこわくはなかったが、好きではなかったので、 泳ぎも習わなかった。しかしウィルマは泳ぎがうまく、トミーもそうだ った。ウィルマはトミーを、水泳チームの万年レギュラーと呼んでいた。 4 3  2    トミーは、階段まで出てきた。トミーにとって、服を着るとは、水泳 トランクスを2枚はくことなので、すぐだった。 「ダディ!」と、
ドーム /FB7/TheDome/
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 2    間違いのひとつは、ニュースが入ってきたのが、彼が予想したよりも あまりに急だったからだった。その朝、ラジオを切ったとき、彼には、 残された時間が数時間だということが分かった。マイラを呼び出すボタ ンを押した。彼女は入ってきた。美しく、クールで、落ち着いていた。 彼女はニュースを聞いていないし、新聞も読んでなくて、なにが起きて いるのか知らない、とあんたは思うだろう。 「座りなさい、マイディア!」彼は彼女に言った。彼女の目は、予想し ない呼ばれ方に、少し広がったが、口述筆記のときのように、優美にイ スに座って、鉛筆をなめた。 「いや違うんだ、マイラ」と彼。「━━━結婚してほしい!」  彼女の目は、広がった。「ドクターブラドン、からかってるの?」 「いや、はっきり、そうではない!オレは少しあんたより年上だが、そ れほどじゃない、と思う。オレは37。長い間の研究のせいで、もう少 し年上に見えるかもしれないが。あんたは、27?」 「先週で、28。年令のことはどうでもいい。あまりに突然だったので、 冗談のように聞こえた。そう、それに今まで一度も」彼女は、意地悪そ うにニヤリとした。「わたしにパスをくれなかった。それに、あんたは そんなことをしない、最初のボスでもあった」 10 9
アリスのルッグラン /LC/AliceLooking/
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 ◇    ヤギのヒゲは、つかんだ瞬間、溶とけて消えてしまい、気づくと、アリ スは、木の下に座っていた。  アリスの頭の上の小枝には、蚊かが、羽ばたきながら、とまっていて、 (さっきまで、アリスとしゃべっていた虫だった)、アリスに風を送っ ていた。 「ずいぶん大きな蚊!」とアリスは考えた。「にわとりくらいありそ うだわ!」  ずっとしゃべっていたので、こわい気はしなかった。 「それでは、虫がキライですか?」と、蚊。なにごともなかったかのよ うに。 「しゃべれる虫は、好きだわ!」と、アリス。「でも、わたしのいた領 域では、しゃべれる虫は、いなかった!」 「どんな虫が、喜ばせてくれたんですか?」と、蚊。 「だれも!」と、アリス。「むしろ、虫がこわかった。とくに、大きな やつは。でも、名前が分からない!」 「虫は、訊きけば、名前を教えてくれたでしょう?」と、蚊。 「どうか分からない」 68 67
ミットキーあらわる /FB1/TheStarMouse/
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追跡可能な、 小さな点の光跡を残した。  しかし、そのつぎの日は、することがなかった。あまりに興奮してい て、眠ろうとしても、眠れなかった。しかたなく、教授は、家事に専念 することにして、ポットやフライパンを洗った。そのときに、ちゅうち ゅう鳴く声が聞こえた。見ると、ミットキーより小さく、ひげや尻尾も 短い、灰色のねずみが、鉄製のかごに入っていた。 「ほう」と、教授。「そこにいるのは、ミニート?ミットキーに会いに ?」  教授は、生物学者ではなかったが正しかった。彼女は、ミニートだ った。ミットキーの妻であったから、そう呼ぶのは、正しかった。なん の気まぐれで、彼女が、危険のないわなに入ったのか、分からないが、 20 19 教授は、喜んだ。鉄製のかごは、危険なところを修正して、棒にさした 大きなチーズに、置きかえておいたものだった。  こうして、ミニートは、教授の信頼にこたえるため、夫の代わ
歩兵 /FB1/Sentry/
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 歩兵  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。  奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、 動くのも、困難だった。  1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、 流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という 足は、すべて、血で染められた。   2 1  このひどい惑星に、上陸するとは彼は、まったく、聞かされていな かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖 なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、
ファイナルアンサー /FB2/Answer/
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   プロローグ    デュワーイブは、おごそかに、最後の接続を金で溶接した。12台の 亜空間中継カメラが、彼に向けられ、彼の動きはそのまま、12画面で 全宇宙に立体中継されていた。  デュワーイブは、まっすぐに立ったまま、デュワーレインにうなづく と、スイッチのある場所まで移動した。そのスイッチが押されると、連 結が完了することになる。ただちにすべての、960億の惑星にある、 巨大コンピュータのすべてをこの1つのサイバネティックマシンに、 1つの人工知能に直結する。全銀河の全知識が、1つに統合されること になる。 2 1  1    デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく の沈黙ののち、彼は、言った。 「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」  デュワーイブは、スイッチを入れた。大きなハム音が響いて、960 億の惑星から情報が押し寄せてきた。数マイルにおよぶ
失われた文明3永遠の生命 /FB3/Discovery3/
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 失われた文明3永遠の生命  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    20世紀に発見されたが失われた大きな発見の3番目は、永遠の生命 の秘密だった。  これは、はっきりしないが、モスクワのイバノビッチスメタコフスキ ーという化学者が1978年に発見した。スメタコフスキーは、どのよ うにして発見し、どのようにしてそれを試す前に有効なことを知ったの かについての記録を残さなかった。2つの理由から、彼がそれを身が凍こお るほど怖おそれていたからだ。     2 1  1    スメタコフスキーは、それを世界に発表することを怖おそれていた。自分 の政府にさえ、一度報告すれば、秘密はすぐに鉄のカーテンを漏れて、 世界に混乱をもたらすだろう。USSRはうまく処理できるだろうが、 ほかの野蛮で不道徳な国では、永遠の生命の薬は、たちまち人口爆
聖なる神殿の謎 /ST/DS9_1_1_1/
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はははは、このおれが!」 「悪くはないな」と、オドー。 「おまえには、政治家みたいなところがある。向いてるよ」 「おれに、連邦の管理下に入って、商売をやれっていうのか?とんでも ないね、お断りだ」 「ここは、ベイジョーのステーションだ。我々は援助してるだけ。君が 法を守っている限りは、口出しはしない」 「中佐、おれはな、潮時しおどきってものを心得ている。今のベイジョーの臨時 政府は、危なっかしくて、とてもじゃないが、長居する気にはなれない ね。今の政府が倒れたらおれみたいなものは、真っ先に、処刑される」 32 31 「危険な賭けだ。だが、君はギャンブラーなんだろ?クワーク」 「ついでに、泥棒だ」と、オドー。 「なぁ、クワーク、このままいけば、君の甥っ子は、ベイジョーの刑務 所で、一生を過ごすことになる。私にも息子がひとりいる。だから、で きれば、子供に、つらい思いはさせたくない。家族のもとか
チャンスふたたび /FB3/SecondChance/
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 1    シカゴホワイトソックスの選手たちがフィールドに出てきて、内野で ボールをまわし始めた。先発ピッチャーのウィンは、マウンドでボール を受けとると、ウォームアップピッチングを始めた。クルツェフスキー がファースト、フォックスがセカンド、グッドマンがサード、そして、 アパリシオがショートだった。ドジャーズのギリアムは1番バッターと して打席に、ニールが2番で控えサークルに出てきた。  彼らは、その名前のオリジナルプレイヤーではもちろんなかった。彼 らは、アンドロイドで、人造人間だがロボットと違うのは、金属でな く、伸縮自在のプラスティックでできていて、実験室で培養された筋肉 で動き、人間の正確な複製としてデザインされていた。500年前のオ リジナルプレイヤーと、可能な限り同じレプリカだった。はるか昔の選 手たちを再現するために、昔のスコアや写真、フィルム、そのほかの資 料が徹底的に研究された。彼らは、見かけが同じでオリジナルプレイヤ ー通りにプレイするだけでなく、技術的にも同じで、元の選手よりうま くならないよう調整されていた。彼らの試合は、年間試合でなく、ワー ルドシリーズの年1回のみで、今回は、そのセミミレニアム記念だった。 しかし、もしも彼らが年間を通じてフルシーズン戦っても、平均スコア はまったく同じ、ピッチャーの勝率もやはり同じになっただろう。 4 3
世界の終わり /FB/TheEnd/
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 そう言って、教授は、機械のボタンを押した。 「これで、時間の流れは、逆になるはずだ━━━」         2 1    ◇    教室の一同は、一瞬息をのんだが、すぐにざわつき始めた。 「なんだね、ジョアンナ君」と教授。 「先生、何も起こってないようなんだけど━━━」と、手を挙あげた生徒。 「それは、君が、時間という場の内側にいるからさ。時間の流れという ものは、時間の場のひとつの属性にすぎん。  今、この機械は、過去から未来へ流れる時間の流れを逆にしたのだが、 場の内側にいる存在にとっては、すでに来てしまった未来は、過去に、 これから起ころうとする過去は、未来と捉とらえるしかない━━━それは、 あたかも」  納得のいかない生徒たちは、さらに、ざわつき始めた。 「ジョアンナ君、君の顔が、今、鏡のように左右反対になってしまって も、誰も気がつかないのと同じだよ。  あるいは
アボミっぽい /FB3/Abominable/
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1ヶ月にもならない前で、彼女が主 演する映画を見たのだ。その映画で、彼女は突然、地球上でもっとも美 しい女性、イタリアが生んだ最も美しい映画スターとして伝説になった。 シャウンシー卿が理解できないのは、イタリアが彼女を生み出したこと だった。彼女は、世界中の女性の目利きの心に残る、完成された女性美 として、バルドーやロロブリジッダ、エクバーグに、とって代わった。 シャウンシー卿も、女性の目利きのトップとして、そうだった。映画で 彼女を見た瞬間彼女本人に会わなければならないことを、たとえ死ん でも、そうしなければならないことを知った。  しかし、その時まで、ローラガブラルディは失踪しっそうしたままだった。最 初の映画の休暇で訪れたインドで、登山家のパーティに参加して、オブ リモフ山の登山をすることになった。パーティのほかの全員は戻ったが、 ローラは、戻らなかった。パーティのひとりの話では、手をのばせば届 4 3
SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風 /
FSFDEC69.jpg 32613163032_3e5ea3fd38_b.jpg FSFNOV69.jpg FSFOCT72.jpg FSFJUN77.jpg FSFAUG78.jpg FSFAUG1952.jpg FSFFEB1952.jpg FSFDec1950.jpg FSFJUN70.jpg FSFMAY67.jpg FSFJAN66.jpg FSFJUL66.jpg FSFMAY65.jpg FSFAug1962.jpg FSFMAR1964.jpg FSFSEP86.jpg FSFMAY97.jpg FSFMAY2001.jpg FSFSEP88.jpg FSFOCT85.jpg FSFMAR86.jpg FSFJul1953.jpg BDTMRTRNSF1975.jpg FSFJUN72.jpg Bantam0302.jpg LCSDVNTRSN0000.jpg AliceWonder.jpg AliceLooking.jpg FSF_0374.jpg
  ゲスト専用非公開サイト自動作成   (使える文字は半角の英数字と_のみ、6〜15文字)   上の入力欄にIDを指定し、自分用のゲストルームを作成。   公開しない(リンクを張られない)限り、他人は入れません。   (Google等あらゆる検索から守られます)   ゲストルームは1人1ルームまででお願いします。   (複数作る場合は、同一IDにしてください)   9タイトル、ゲスト制限あり(nov:15KB、画像:120KBまで)   1タイトルあれば、15KB制限でも、novを分けて、開始   ページを
ティラノサウルス /FB1/Runaround/
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もはや、残っては いなかった。  スレート状の灰の肌は、だらしなくたれさがり、内臓の空腹という、 終わることのない苦痛から、ちぢんでなん重にもしわがよっていた。  彼の記憶力は、浅かったが、昔は、こんなじゃなかったと、かすかに 覚えていた。かつては、彼も若く、反撃してくるやつらと、ひどい戦い になった。やつらは、数が少なくなって、見つけるのがたいへんだった が、たまに、でくわした。そして、やつらを殺した。  背中に沿って恐ろしくするどい歯のようなものが並んだ、よろいの プレートをまとった、巨大なやつもいた。敵の上にころがって、半分に 切り刻もうとした。前方に突きでた、3つの大きなつのをもつ、くびの えりが、重くてかたい骨でできたやつもいた。そいつらは、みんな、4 6 5 つ足で進んでいた。彼と出くわすまでは、4つ足で進んでいた。そのあ とは、進むのをやめた。  ほかには、彼とそっくりなやつ
ハンスカーベルのリング /FB3/HansCarvel/
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   むかしむかしフランスのあるところに、お金持ちですこし高齢のハン スカーベルという宝石商がいた。ハンスカーベルは、研究熱心で教養も あり、みんなに好かれていた。暮らしはつつましくなにかに失敗したわ けでもなかったが、ハンスカーベルは、この年まで独身だった。60才 前後だという。正確な年は教えてくれなかった。  この年になって、ハンスカーベルは、宮廷の執行官の娘と恋に落ちた。 活発で元気な娘で、宮廷の王の食卓に料理を運ぶ女給をしていた。  ハンスカーベルはその娘と結婚した。   2 1  1    幸せな新婚生活だったが、ハンスカーベルは、若い妻に疑いを持ち始 めた。妻を深く愛してはいても、妻は元気がよすぎて活発すぎるのでは ないかという気がした。彼が与えられるものが、もちろんお金は十分あ ったが、お金以外で与えられるものが、彼女を満足させるには十分では なかったかもしれなか
ブラックジョーク /FB4/Joke/
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彼の顔 に冒険心が走った。そう、ヒゲをそる必要があった。鏡で見なくても、 じゅうぶん荒かった。そう、時間はたっぷりあった、2時間半も。 8 7  2    彼は、ボーイが座ってるところへぶらぶら歩いて行った。「何時に非 番になる?」と、彼。 「23時まで、9時間。今、来たばかり」 「いいね。酒のルールは?いつでも頼める?」 「ボトル類は、9時過ぎは難しいつまり、だいだいは。すぐに必要な ら、今注文しておけば?」 「するかも」大男は財布から注文書を出した。「603号室。ライウィ スキーと、ソーダ水2本を9時までに。氷は欲しくなったら電話する。 それと、ギャグの手伝いを頼みたい。ベッドにゴキブリがいたら?」 「ふん?」  大男はニヤリとした。「知ってるかもしれないが、このおもちゃを見 てくれ!美しいだろ?」ポケットから薬箱を取り出して開あけた。 「妻にジョークを仕掛けたい」と、彼。「オレは、妻が来るまで室には 上がりたくない。このおもちゃを預かって、もっともいそうなところに 置いてほしい。つまり、カバーの下に隠したり、ベッドの周りをこの美 しいもので飾ってほしい。本物そっくりに見えるだろ?これを見たら、 きいきい泣き叫ぶ!どう?」 「たしかに!」 10
あごひげ彩か /FB3/Beard/
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  2 1  1    マリアンヌは、きょうまでは、ビリーの言うことを守っていた。クロ ーセットのドアをあけようとして、カギがかかっていることを知っても やはり守っていた。  しかし、今、マリアンヌは、ドアの前にカギを持って立っていた。彼 女は、クローセットのカギだと思われるものを手にしていた。これは、 1時間前に、ビリーの室で見つけたものだった。ビリーのポケットから 落ちたもので、禁じられたクローセットのドアのカギ穴のサイズにあっ ていた。  2    マリアンヌは、カギを試した。カギは合っていた。ドアがひらいた。  クローセットの中は、マリアンヌが無意識にでも見るのを恐れていた ものではなかった。なにかもっと当惑するもので、ビックリするほど複 雑な電子部品の板が何枚も積み重なっていた。 「マリアンヌ」と、うしろで皮肉っぽい声がした。「それがなにか分か るかい?」  マリア
終わり良ければ /FB1/HappyEnding/
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あの憎むべきロケットが、 毎日、昼も夜もやって来て、1機が10に分かれて爆発した。空から、 地獄の雨を降らせ、破壊され、大混乱になって、希望をたたれた。  最近、彼が気づいたことは、なにか別の音がするということだった。 たまに、聞こえ、長く続くこともあった。それは、声だった。ののしる 叫び。憎しみからのわめき声。時には、地球の底力や人々の運命を賞賛 する声。  それは、彼自身の声だった。白い砂浜の波で反響して、彼がいるとこ ろまで戻ってきたのだ。ヒヒたちにも叫び返し、彼らを黙らせた。な んども、彼が笑うと、マリギーたちも笑った。たまに、ベヌースb星の 16 15 奇妙な形をした木々たちも話しをした。しかし、彼らの声は、ずっとか すかであった。木々たちは、従順で、よき従者であった。  ときとして、すばらしい考えが浮かんだ。木々の種族は、純血種であ って、他種と混ざることはなく、常に、しっかりと
探検隊 /FB3/Expedition/
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宇宙船は25人の男と5人の女にすべきというもので、全 員が一夫一婦制を放棄するサインが必要だった」 「3番目は、探検隊は30人の男からなるべきというもので、男だけな らより仕事に集中できるという考えによる。第2次火星探検隊は、その 1年後に予定されていて、今度はすべて女とすれば、男は1年くらいの 独身生活には耐えられるしもともと宇宙訓練校は、男子校と女子校に 厳密に分けられていた」    1   「火星植民地計画の長官は、この問題をもっとも単純に解決した」 「なんです、アンブローズ君」と教授。 「先生、それはマクソン船長の火星探検隊でしょうか?」と、手を挙あげ た生徒。「船長は、鉄腕マクソンと呼ばれています。なぜそう呼ばれて るんですか?」 「そこはこれから述べます。火星探検隊のことは、低学年でも聞いてい るはずですが、詳しくは聞いてないでしょう。あなたたちは、もう聞い てもいい年齢になっています」 「火星植民地計画の長官は、2つの宇宙訓練校の卒業生から、男女に関 係なく、くじで決めると宣言して、論争に終止符を打った。男子校
ユスタックウィバーの短い生涯1 /FB3/Weaver1/
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 ユスタックウィバーの短い生涯1  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    ユスタックウィバーは、タイムマシンを発明したとき、とてもいい気 分だった。発明を秘密にしておく限り、世界を意のままにできるだろう。 予想もしない大金持ちになれるだろう。  必要なことは、未来にちょっと行って、値上がりする株や勝ち馬を見 てくるだけだ。あとは、今に戻って、その株や馬券を買えばいい。  株式投資するには資金が必要だったので、まずは、競馬だった。競馬 なら2ドルから始めて、すぐに数千ドルにできるだろう。     2 1  1    しかし、顔見知りのノミ屋がすぐに破産してしまい、ほかにノミ屋を 知らなかったので、競馬場に行く必要があった。今やっている競馬は、 南カルフォルニアとフロリダだけで、どちらも同じ距離、飛行機代は、 だいたい100ドル
つくられた記憶 /ST/DS9_4_5_3/
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何もかもうまくゆくわ」    ◇    マイルズオブライエンは居間で、家族そろって夕食をとっていた。 「ご馳走さま、お絵かきしてもいい?」と、娘のモリー。 「いいわよ、でも、お皿をレプリケータに下げてね」と、ケイコ。 「はい、わかった」  モリーはお皿を下げてから、父親に言った。 「パパも一緒にお絵かきしたい?」 「ああ、食べ終わったらな」と、マイルズ。 「いきなりまた家族ができるのも変なかんじでしょうね?」と、ケイコ。 「いや、ただずっとひとりだったからな」 「テリノール先生のカウンセリングがきっと効果があるわよ、ジュリア ンがしばらくは、通うことになるよって」 18 17 「ああ、週に3回通うんだ、楽しみだよ」 「うふ、マイルズ」 「ううん?」 「何をしているの?」と、ケイコ。 「別に」 「それ、どうするの?」  マイルズは、夕食のチキンや野菜を細かく切り分けて、皿の上で少し づつまとめ
人形の家で /TZ/Miniature/
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室を出ようとした。 「どこへ?」 「自分の室へ」 「チャーリー、わたしの心臓の薬を持ってきて!」  チャーリーは、キッチンに行って、飲み薬のビンとスプーンを持って きた。 「チャーリー、なぜ、休憩のあと、遅れたの?」 「足止めされたんだ」 「どういう意味?」  チャーリーは、母にスプーンと飲み薬を持たせた。 「引き止められたんだ」 「チャーリー、お前、大丈夫?」 「ああ、平気だよ」  チャーリーは、自分の室に入ると、ドアはあけたまま、上着とネクタ イを取るあいださっき聞いた、ピアノ曲を口笛で吹いた。 「その曲は?」と、母。ドアのところに立っていた。 「なにが?」 「口笛の曲よ」 「ああ、覚えてない」  母は、チャーリーの室に入って、ベッドを整え始めた。 20 19 「母さん!」 「少し昼寝しなさい!」 「分かったよ」チャーリーは、靴のまま、横になった。母は、さっそく、 靴をぬがそうとした。
ふくろぅ3兄弟 /FB3/Owl/
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昼間はお母さんが見張っていたので、できなかった。しかしある日、 少しのあいだお母さんが巣を留守にした。 「やってみよう!」と、長男。次男に。 「なにをためらってるのさ!」と、末っ子。  3兄弟は、うろから、明るい日射しのなかへ出た。ふくろぅの夜用の 目は、まぶしくてほとんど見えなかった。  長男は、となりの木の枝にすわって、明るい日射しに目をまばたきし た。  そのとき、木の下から「バン!」という音がして、弾丸が長男の尾の 羽を貫通した。 「ホォォォォォ!」と長男。ハンターがまた撃つまえに、家に逃げ帰 った。  次男は、地面に降りた。まばたきを2回してから、まわりを見渡すと、 やぶの向こうから大きな赤ぎつねが来るのが見えた。 「ガゥゥゥゥゥ」と、赤ぎつね。次男にとびかかった。 「ホォォォォォ!」と、次男。すんでのところでにかわして、木のうろ に逃げ帰った。 4 3  2    末っ子は、
地球人は出ていけ /FB1/KeepOut/
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 きみたちが、その一部である、この偉大な実験の歴史をすべて、お話 しする時が来ました」  それから、先生は、話してくれた。 4 3  1    人類が火星に最初に降り立ったのは、2049年だった。火星は知 的生命体の居住に適していなかった。植物は、広く繁殖し、わずかな種 類の、羽のない昆虫が生息していた。先生が、知的生命体の居住に適さ ないと言ったのは、地球人の基準に照らしてだった。地球人は、火星で は、プラスチック製のドームの中でしか、生存できなかった。外出時に は、宇宙服が必要だった。夏の時期の昼間を除いて、気温は寒すぎた。 大気は、呼吸するには薄すぎ、日光に長く照らされると、大気が薄い分、 地球より紫外線が多く、死に至る危険があった。火星の植物は、地球人 には化学的に適さず、食料にできなかった。地球人の食料は、すべて地 球から運ぶか、水栽培用タンクで育てるしかなかった。  
死の手紙 /FB3/DeadLetter/
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もう安全さ」   2 1  1   「逃げ切ることはできないよ、ラバティ!私は手紙を託してある。私に なにかあったら投函することになってる」  ラバティは、笑った。「ウソを言うんじゃないクイン!そんな手紙 なんて書けやしない。もしもオレの動機を説明しようとしたら、おまえ 自身の罪を認めることになるからな。なぜおまえはオレを訴えて裁判に かけようとしない?そうしないのは、真実が明らかになったら、おまえ の名前は永遠に地に堕おちることになるからさ」  ラバティは、引き金を6回引いた。    2    ラバティは、車に戻り、運転して帰る途中、橋の上から拳銃を捨て、 アパートに帰るとすぐ寝室へ行った。  よく眠っていたが、ドアベルで起こされた。バスローブを引っ掛けて、 玄関のドアをあけた。  彼の心臓は立ったまま止まり、そのままだった。 4
ノヴァリアン試用版 /novelyan/guestroom/
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(画像提供: ISFDB) SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン NOVELYAN 2.40 (株)美利崎人 (ビリザキト) NOVELYst AutogeNerating dimensional space ゲストルーム 原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト! サンプルあり( 1 2 3 4 ) presented by bilyzkid ◆◇◆更新ニュース◇◆◇ 一. ゲストがひとりで使える専用サイト をリリースしました。 ノヴァリアン NOVELYAN 2.40 試用版 ご使用方法 小説コマンドの説明 画像コマンドの説明 詩的コマンドの説明 FAQ
ヴァンパイア /FB/Blood/
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事実であることを再確認した。ヴァンパイアを見つけ出し 殺害する自動システムによって、追い詰められたが、ふたりは、なんと かタイムマシンに逃がれ、さらなる未来へと向かった。 2 1  遥はるかな未来ヴァンパイアという言葉さえ忘れ去られ、ふたりが安心 して、暮らし、子孫しそんをふやしていける未来へ━━━。 「お腹なかがへったわ、ヴェロン」と、ドリーナ。「ひどく空腹よ」 「オレもだ、愛するドリーナ。また、タイムマシンを止めてみよう」  ふたりは、すでに、4回、タイムマシンを止めていたが、いずれも、 あやうく殺されるところであった。ヴァンパイアは、決して忘れ去られ ていなかった。  前回止めたのは、50万年前だった。人類に代わって犬が人類のよう な文明を築いている社会であったが、まだ、ヴァンパイアは忘れ去られ ていなかった。一度、ふたりは、犬社会の娼婦の血をむさぼったが、す ぐに見つか
恐怖のウイルス /ST/DS9_1_2_1/
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と、シスコ大佐。 「言語障害は脳に損傷を受けた時にみられる症状ではなかった?」と、 キラ。 「そうです。頭部を殴打された時に見られますが、チーフはあてはまり ません」と、ドクターベシア。 「過去に似たような症状が出たことはないの?」 「一度もありません。何度も調べましたが」 「原因はわからないのか?」と、シスコ大佐。 「今のところは」と、ドクターベシア。 「視点を変えよう。キラ少佐チーフ個人の勤務日誌を調べ、過去24 時間、どこでなにをしたか調べるんだ」 「もう、調べてみましたが、それこそ、ステーションじゅうに行ってま す」と、キラ。 「それを、ひとつづつ、すべて当たってみてくれ。ダックス、当面は、 オブライエンの代理は君がやってくれ」 「ええ、でも」と、ダックス。 「不都合でもあるのか?」と、シスコ大佐。 「ええ」 「ダックス」 「ごめんなさい、ベンジャミン、私には、やっぱり、見るがいい、愚か 24 23
フェルマーの予想 /RM/Fermat/
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  「今日は、フェルマーの予想というのを、やります」と、ケイコ先生。 教室には、生徒は、ジェイクとノーグだけだった。 「他の生徒たちは、どうしたんですか?」と、ジェイク。 「そうね、みなさん、ベイジョーに戻られたようね」 「ドミニオンが、いつ攻めてくるか知れないご時勢では」と、ノーグ。 「この教室も、今日で最後かもしれません。私の専門は、植物学なので、 今まで、私も苦手な、数学やコンピュータ演習やらは、つい後回しにし てきてしまったので、今日は3人でやってみましょう。テキストは、 パッドに入っています」と、ケイコ先生は、ふたりにパッドを渡した。   2 1 「このフェルマーの予想って、三百年前に証明されたんでは?」と、ジ ェイク。「たしか、ダックス大尉が別証明にチャレンジしてるって」 「そのようね。証明自体は、中学生では難しすぎるし、私も理解できま せん。今日のテキストは、やは
グレーの悪夢 /FB3/NightmareInGray/
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彼は、スーザンに結婚を申し込み、スーザンはそれを受け入れたよう に見えた。スーザンは、イエスと言う代わりにこう言ったのだ。 「そうね、返事をする前に、あした、うちに来て、家族に会ってほしい の。うちの家族みんなを愛してほしいしわたしと同じように、うちの 家族みんなもあなたを愛すると思うわ」  これがオーケーでなくてなんだろう?ふたりはあきらかに恋に落ちて いた。それで、彼は、スーザンの家族に会いに来たのだ。  1    スーザンは、やわらかい茶髪に、キュートな小さいほとんどパグのよ うな鼻に、かすかなやさしいそばかすに大きなやさしい茶の目をしてい た。  彼女は、彼が今まで生きてきたなかでもっともすばらしい存在だった。 これは、誰にでも起こりうることだ。  そう、今はお昼過ぎで、スーザンが指定した時刻だった。ベンチから 立ち上がり、うたた寝ですこし筋肉が凝ったので、大きく伸びをした。 それから、昨夜スーザンが教えてくれた家へ向かって歩き始めた。すこ 4 3
サアルバの国 /FB1/DeathOnTheMountain/
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きのうがそうだったからで、 きのうがそうだったのは、おとといもそうだったからで、そんなふうに、 4 3 物事は、けっして変化しないのだ、と答えた。  夜に、彼は、星や谷の光を見た。谷の光は、消灯時刻になると消えた が星は、消えなかった。星は、あまりに遠くにあるので、消灯時刻の ベルが聞こえなかったのだ。  明るい星があった。3日目の夜には、山の雪の積もった頂の いただきすぐ上ま で降りてきたので、彼は山頂までのぼり、星に話しかけた。星は、答え なかった。  彼は、星で時を数え、星の進行で3日ごとに時を数えた。3日が1週 間であった。谷の人々にとっては、7日が1週間であった。谷の人々は、 サアルバの国を夢で見たことはなかった。サアルバの国では、水が上へ 流れ、木の葉は、明るい青の炎で燃え、燃えても、燃え尽きることはな く、3日が1週間であるという。 6
ねずみ /FB1/Mouse/
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円を広げたら、数 人が押しつぶされることは、明らかなようにみえた。カーキ色の軍服が、 数人、円に混じっていた。 「高官が」と、ビル。「混じってるようだな。階級章がよく見えないが、 大佐以上だ。歩き方から、分かる」  彼らは、円を押し広げて、ついに、側道まで達した。円の中には、多 くの将校がいた。6人くらいの軍服たちが、注意しながら、宇宙船に近 づいた。写真を撮り、寸法を測った。ひとりは、装置入りの大きなスー ツケースを持ち込んで、慎重に、金属を引っかいたりなにかのテスト をした。 「ビューティ、金属を調べる、冶金やきん学者さ」と、ビルヒラー。シャムネ コに説明した。彼女は、もう、なにも見てはいなかったが。「1ミャオ ーに10ポンドのレバーを賭けてもいいけど、彼は、未知の元素を含ん だ、新しい合金を見つけるよ。  ビューティ、寝っころがってないで、見ていなさい!すごい1日にな るよ。終わりの始まりか、なにか新しいことの、始まりに。もうちょい、 12 11
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ /FB2/Reconciliation/
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   プロローグ      夜の外は、静かで、星がまたたいていた。けれど、室内は、殺気だっ ていた。男と女が、数フィート離れて立ち、お互いを憎しみに満ちた目 で、にらみつけていた。  男のこぶしは、固く握られ、いまにもパンチを繰り出しそうであった。 女の指は、広げられ、かぎつめのようにカーブさせていた。しかし、ふ たりとも、腕は、脇から離さなかった。ふたりとも良識ある市民であ った。   2 1  1   「キライよ」と、女。声が低くなった。「アンタのすべてがキライよ」 「キサマの方こそ。キサマの贅沢のために、さんざんしぼり取られたあ げく、こっちには、もう、キサマのエゴのために、バカなものを買わさ れるカネさえ残ってないんだ」 「それは、ウソよ。アンタだって、それがウソだってわかってるはずよ。 アンタが、むかしのようにわたしに接してくれてたら、アンタだって、 おカネの問題じゃ
まだ終わりじゃない /FB3/NotYet/
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立ち上がり、 カーと同じように伸びをした。 「そう望むよ」と、ラル。「帰ったときに奴隷を連れ帰った功績に勲章 がもらえる。しかしそういう期待はしない方がいい。最初に立ち寄った ところでうまくいったら、奇跡だ。おそらく千の太陽系は見て回ること になるだろう」 「そうだな、千の太陽系を見て回ろう」と、カー。肩をすくめた。「今 の奴隷のルナックスは、絶滅寸前だ。奴隷が必要だ。奴隷がいなければ 鉱山は閉鎖され、われわれの種族は死に絶えてしまう」  カーはコントロールパネルに戻り、スイッチに触れて、スクリーン 4 3 をオンにした。スクリーンには、下界の様子が映しだされた。 「キューブは、第3惑星の夜の側にいる。下界は雲の層だ。ここからマ ニュアルに切り替える」  カーは、パネルを操作した。 「ラル、スクリーンを見てくれ!」と、カー。「光の列が規則的に並ん でいる!都市だ!この惑星には生物がいる!」
眠れるステーション エムポックノール /ST/DS9_5_6_4/
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   ◇    シャトルは、ワープ航行を続けた。 「もうすぐ、エムポックノールです」と、操縦席のノーグ。 「ワープ航行停止」と、チーフオブライエンは言った。 「フルスキャンしろ!操縦を代わろう」 「メインパワーも、生命維持装置も、全く、作動していません。生命反 応なし」と、ノーグ。 「転送可能域へ入ろう」と、チーフオブライエン。 「いや、転送は危険だと思いますよ」と、ガラックは言った。 「カーデシア以外のシグナルを探知すると転送パターンにスクランブ ルがかかるように、なっているはずです」 「では、避けよう。ドッキングでゆく。パッドは閉鎖されてる。目標塔 から行こう」 「だけど、エアロックに罠わなは?」と、ノーグ。 「当然、仕掛けてある。ドッキングする前に、誰かが、解除しないとね」 と、ガラック。 18 17 「僕が志願します!」 「やめなさい!熱心さは認めるが、DNAまでは誤魔化せないぞ。
囚人のピアノ /TZ/TheConvictsPiano/
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ピアノが?」 8 7 「失踪したオレの旧友の、ミッキーシャナシーからだ」と、エディ。 「アルカポネと並ぶ、あのギャングのことか?」 「そのとおり。当時、やつは、クラブなどの、ショービジネスを支配し ていた。音楽好きでね。囚人が歌えるように、寄贈したのかもしれん」 「でも、使われてない」  監視人が、「エディ」と、呼ぶ声がした。 「すぐ行く!」そして、「ミサで使えるかも」と言って、出ていった。 「そうだな」と、リック。  リックは、ピアノをあけてみた。鍵盤を押すと、音がした。  イスをあけると、楽譜がいくつも入っていた。 「スコットジョプリンのメイプルリーフラグ」  楽譜を開いて、ピアノに座った。 「1899年に発行か━━━」  初めての曲だった。右手だけで、出だしを弾いた。左手は、包帯をし ていたが、なんとか弾けた。3・4小節で、軽快なリズムが出てきた。  夢中になって弾いてるうちに、いつのまにか、赤の楽団の制服を着て、 夜の公園の野外ステージでピアノを弾いていることに気づいた。  周りには、トランペットやホルンのブラスバンドが一緒に演奏してい た。公園は、感謝祭のお祝いで、テーブルクロスが敷かれ、帽子をかぶ って着飾った男女が、散策していた。 10
失われた文明2不死 /FB3/Discovery2/
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 失われた文明2不死  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    失われた大きな発見の2番目は、不死の秘密だった。  不死の秘密は、1952年、合衆国海軍無線技師のポールヒッケンド ルフ中尉が発見した。その装置は小さな箱に入った電子基盤で、ポケッ トに入れて手軽に持ち運べた。箱のスイッチをオンにすると、装置を持 っている人のまわりがフォースフィールドで覆おおわれ、その力の強さは、 ヒッケンドルフのたくみな数学で計算しても、ほとんど無限であった。       2 1  1    フォースフィールドは、いかなる熱や放射線も完全にシャットアウト した。  ヒッケンドルフ中尉の計算によると人間は━━━男だろうが女だろ うが、子どもでも犬でも━━━このフォースフィールドの中にいれば、 至近距離で水爆が爆発しても守られ、かすり傷さえ負わなか
ボディスナッチャー /SY/BodySnatcher/
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と、ジャックに。「道路に倒れていた」と、 電話に。 38 37 「事故か?」と、ジャックは、受話器を奪って、言った。 「ハロー?」と、マシュー。電話に。 「警察に、名前は言うな!」と、ジャック。 「タークの交差点だ」とマシュー。  リサは、このやりとりにあきて、会場の奥に行った。 「でも、わたしの夫と違うんです!」と、キャサリン。「偽者なんです !」 「そんなはずないさ」と、ギブナー。とんがり耳は、隠していた。 「テッドは、首のうしろに、傷が。でも、ふだんは、髪に隠れてます。 きょう、髪を切って━━━」 「傷が、ないのね?」と、リサ。 「いいえ、あるわ」 「そうだよ、テッドなんだから」と、ギブナー。 「それは、わたしにも」と、リサ。 「ちょっと、待って!」と、ギブナー。「ご主人ですよ」と、キャサリ ンに。 「そのことで、話があるの」と、リサ。  テッドが、このことに気づいて、やってきた。 「
さぁ愉快にやろう /FB6/ComeAndGoMad/
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彼の心の一部は、それは謎だと言い、別の一部は、それを 受け入れて、それがどう働くかを一般的に理解していた。  まず、と彼は考えた、電気の光は、トーマスアルバエジソンが発明し た、どこかで、だいたい━━━バカらしい、彼は1900年頃と言おう としたのだが、今はまだ、1796年だった。  それから、まったくひどい思いが、彼にやってきた。彼は、痛々しく、 虚むなしく、ベッドに起き上がろうとした。それは、1900年だったと、 彼の記憶が教えた。エディソンは1931年に死んだ。そして、ナポレ オンボナパルトという男は110年前の1821に死んだ。  彼は、ほとんど、混乱状態に陥っおちいた。  正気かどうか、彼がしゃべれないという事実だけが、マッドハウスの 外にいさせてくれた。彼に考えるチャンスを与えてくれた。記憶喪失の ふりをするチャンスを与えてくれた。事故以前の記憶をすべて失ったふ りをするチャンスを与えてくれた。記憶喪失は、あんたがマッドハウス に送られる理由にならなかった。あんたが誰かは、みんなが教えてくれ るし、あんたの前の人生がどうだったかも教えてくれる。あんたが思い 出そうとしている間に、みんなが記憶の糸を教えてくれて、それをどう 織るのかも教えてくれた。  そうして、3年が過ぎた。さて、明日、彼は精神科医に会って、言う だろう。彼は━━━ナポレオンだと! 42 41
ロープ魔術 /FB3/RopeTrick/
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プロローグ    ジョージダネル夫妻は━━━妻はエルシーで、ふたりは、世界1周の ハネムーン中だった。20年目の結婚記念日からはじまった2度目のハ ネムーン。最初のときは、ジョージが30代、エルシーが20代だった。 ということは、今は、ジョージが50代、エルシーが40代だった。  不惑の40代は━━━この言葉は、男性だけでなく女性にもあてはま るが、この2度目のハネムーンの最初の3週間で起こったことに、より 正確には、起こらなかったことにとてもとても失望していた。正直に 言えば、ほんとうになにも、まったくなにも起こらなかった。   2 1  1    カルカッタに着くまでは。  ふたりは、お昼すぎにホテルにチェックインして、市街地の大半を半 日かけてゆっくり見たあと、夕方までそこで過ごすことにした。  ふたりは、バザールに来た。  そしてそこで、ヒンズー教の行者のロープ魔術を見
ネコどろぼう /FB3/CatBurglar/
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 ネコどろぼう  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    ミッドランドシティ警察の署長は、2匹のダックスフンドを飼ってい た。名前は、リトルノートとロングリメンバーだった。しかしこのこと は、ネコどろぼうとは全く関係ない。このストーリーは、いわゆる署長 が、一見すると不可解な一連のどろぼうに━━━ひとりの男の犯罪に興 味をもったその関心事から始まる。  どろぼうは数週間で19の家に侵入した。見たところ犯罪は計画的 だった。侵入した家にはかならずネコがいた共通点があったからだ。  どろぼうはネコだけを盗んだ。   2 1  1    たまには、現金が見えるとこにあったり、宝石があったが、どろぼう は目もくれなかった。家主が帰ると、窓やドアがこじあけられ、ネコが いないことを発見するが、ほかに盗まれたものはなく、室を荒らされて も
帰ってきたカーン /ST/StarTrek2013/
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なにを、間違えた?今回の教訓は?」 「バルカン人を、信じるな」 「なにが間違いかを、気づいていない。おまえは、ウソの報告をしたん だぞ。気に入らない規則なら、守らなくていいと、思っているのか?」 「そういうオレをスカウトして、ご自身の船を任せたんでしょ?」 「おまえに任せたのは、偉大な資質を見たからだ。謙虚さのかけらも、 持ち合わせないようだが」 「スポックを死なせるべきでしたか?」カークは、パイクに向き合った。 「論点がずれている」 「そうは、思いません。ではあなたなら?」 「私なら、そもそも、副長の命を、危険にさらしはしない。おまえは、 32 31 星の調査に行ったんだ、運命を変えるのではなく。おまえは、いくつも の規則に違反したうえ、船のクルー全員を危険にさらした」 「でも、誰も死んでません。オレが船長になってから、なん人、死にま したか?ひとりもです」 「自分は、間違うはずはないと、
暗闇の間奏曲 /FB4/Interlude/
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最初にその距離の半分進んだとする。つぎに残りの距離 の半分進み、としてゆくと、どんな距離でも、ある部分はいつも残るの で、それゆえ、移動は不可能」 「アナロジーになってない」議長は反論した。「最初の段階で、あんた のいうギリシャ人はこう仮定している。どんな全体も、無限の部分から なっていて、それ自身、無限だと。一方、無限の数の要素は、全体とし ては有限だと分かっている。それゆえ━━━」  マットはやさしく笑って、片手を上げた。「どうか誤解しないでほ しい。ゼノのパラドックスはすでに解決済みであることを、否定はしな い。しかし、なん世紀ものあいだ、人類の著名な学者さえ説明すること ができなかった、ということが言いたかった」  議長は気をきかせて言った。「その点に気づかなかった、マット博士、 不手際のお許しを。ゼノの2分法とあんたの過去への旅行計画と、どん な関係が?」 「同じようなことをする。ゼノは、パラドックスが明あかしてるのは、ある 距離をカバーすることが不可能ということを、古代人が説明することが できなかった。そのことが、距離をカバーすることを妨げているのだろ うか?もちろん違う。本日、助手と共同で開発した、過去へ旅行する装 置を実験しよう。過去へ旅行するのは、若い友人のジャンオブリーン。 パラドックスからすぐこう言われそうだ。彼が自分の祖先を殺したら、 6 5
存在のわな /FB4/Trap/
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世界人名事典の編纂へんさん者たちも知らなか った、物語の一部である。 8 7  1    名前のない存在、それをストレンジャと呼ぼう、空間移動中にある空 間で停止した。彼は、今まで見たことのないものを認識した。  彼は空間を移動してきた。ここのではない。別のだ。そう、ここは、 物質の空間。しかし彼は、意識の発散を認識した。それはパラドック スで矛盾を含んでいる。意識の空間はあり、物質の空間もある。しかし、 両者は同時には存在しない。  ストレンジャは、空間に物質的地点はない、意識の集中した、ある存 在で、物質空間で渦巻く恒星の真っ只中に、停止した。これらは彼にと ってはなじみのあるもので、すべての物質空間に共通だ。しかし、ここ に、なにか別のものがあった。意識があるべきでないところに、意識が あった。聞いたことのない意識。彼の認識では、それは物質に結びつい たものだと言ってるが、概念の完全な矛盾だった。物質は物質で、意識 は意識だ。両者はひとつではあり得ない。  発散は弱まった。彼は時間の速度を下げれば、発散を強くできること に気づいた。時間の速度を、極限まで下げ続けてから、それに戻った。 今、それはクリアになった。しかし、恒星はもはや渦巻いてなかった。 ほとんど動きのないまま、無限
カトゥーニスト /FB4/Cartoonist/
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皇帝「そう、あんたらの作った地球に行く方法は分かった。しかしだれ が、そこに住む身の毛もよだつ人類に会いたがるのだ?」    ビルカリガンは、考え深げに鼻先をかいた。可能性はある。実際、サ イエンスフィクション市場は、信じられないくらい大きくなって来てい る。この地球外の生物をギャグになるくらい恐ろしく描かければ━━━。  エンピツと紙を出して、ラフスケッチを描かき始めた。皇帝と科学者た ちの最初のバージョンは、まったく醜くみにくなかった。紙を丸めて別の紙 を出した。    ◇    描かいたものを見てみよう。怪物たちには、それぞれ3つの頭。頭には 6つの突き出た突起の先に、ぎょろぎょろ目玉。6本のずんぐりした手。 う〜む、悪くない。長い胴、短い足。前の4本は同じ方向に、後ろの2 本は別々の方向を向いている。外にひらいた足。顔はどうか、6つの目 6 5 は外側に?目の下は、ブランクのまま
天使が死ぬ時 /TS/TheHabit/
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タールトンは、大きな町ですからね」 「ええ、でも、さがすつもりですよ━━━ところが、ぼくに情報を売っ た男が、裏切ったんです。懸賞金を取ろうとして、警察に密告したんで す。それで、行く途中、非常線に引っかかって、足を撃たれました」  リチャードは、また、写真をシスターに渡し、もう1枚だした。 「写真は、まだ、あります。この方が、はっきりしています」  片腕の男の顔が、はっきり写っていた。 「この傷では、たとえ、非常線を突破できても、ぼくには、行けません。 でもあなたなら、だいじょうぶでしょう」 「では、わたくしにさがしに行けとでも?」 10 9 「いや、ただ、本人かどうか、確認した上で、警察に電話してください。 ジョンソンが逮捕されたら、ぼくは、自首して出ます」 「でも、タールトンは、ここから、150キロもあるし、あなたご自身 だって、さがすのは、むずかしいでしょう?」 「むずかしくは、あ
屋根の上の少女 /TZ/IfSheDies/
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「フレンチトースト?ああ、トーストか━━━これは、なんだ?」  ポールが座ったイスの上から、リボンの付いた包みを出した。 「お誕生日、おめでとう、パパ」 4 3 「忘れてたよ!」ポールは、さっそく包みを開いた。「なにが、入っ ているのかな?」中から、手作りのお財布が出てきた。 「図工で作ったの」 「すごく、じょうずにできている」 「ヘタくそよ!開けて!」  中は、家族3人の写真だった。 「ありがとう」ポールは、キャシーを抱いた。「どうした?」 「ママに会いたい」 「分かってる」 「小さくなって、パパのポケットに入りたいな。ずっと、パパといっし ょにいたい」 「パパは、仕事だ。お前は、学校に行かないと。じゃあ、フレンチトー ストを食べちゃわないとね!さぁ!」    ◇    車は、住宅街を走っていた。 「日曜は、ドライブだ」と、ポール。 「やった!」と、キャシー。 「海沿いを走って、魚を釣
夢、遥かなる地にて /ST/DS9_6_4_1/
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と、アルバート。 「新聞!新聞!」威勢のいい売り声が、車の騒音と通勤途中の人々の靴 音の上空に響いた。  1   「ほら、ただの水があっという間にアイスティーに早代わりよ!」  キラ少佐、ここではケイシーはピンクグレーのドレスを着て、粉末 状のインスタントティー実験に成功しておおはしゃぎだった。 「信じがたい!ホワイトローズリリーティーか、ぞっとするね」と背広 姿のドクターベシア、ここでは、ジュリアス。 「ああん?ウェルズなら好きだったかもよ」と、ケイシー。 「疑問だね、イギリス紳士がまさか」  背広姿のクワーク、ここではハーバートロスホウは、ドーナッツを一 16 15 口かじるや悲痛なうめき声を挙げた。 「ああう、パブスト、パブスト、来てくれ!」 「なんだ、ハーバート」やって来たのは、先程オフィスを横切った長身 の背広姿のオド―、ここでは編集長のパブストだった。 「あててみてはどう
幻の指揮官 /ST/VGR_6_1_4/
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その、ヒエラルキーに。 もうすぐ返事が来ると思いますよ」 「なにか、用でもあるのか!」と、監督官は、聞き耳を立てている別の オペレータに怒鳴った。 「いえ」と、別のオペレータは、自分の席に戻った。 14 13 「くだらんことでヒエラルキーを煩わずわせるな!おまえは━━━」  その時、ツツツツと、通信カードの返事が来た。 「承認されました」と、オペレータ。「さっそく始めましょう」  監督官は、なにも言わずに自分の席へ戻っていった。 「おまえは、反抗的すぎるぞ。今に報告される」と、別のオペレータ。 「ふん、危険は承知だ」と言って、異星人のオペレータは仕事に取りか かった。    ◇    ヴォイジャーの会議室。上級仕官が着席していた。 「アントニウムの鉱脈が、峡谷に沿ってずっと走ってます」と、ベラナ トレス。 「スキャンした結果、目標地点の周囲100メートルは、地盤が不安定 だ」と、セブンオブナ
オールウェイズ /SY/Always/
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 オールウェイズ  原作:デイビットベームチャンドラースプレイグ  ジェリーベルソン    プロローグ          ◇   2 1  1            (つづく) 4 3
アリーナ /FB6/Arena/
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1つを除いて。遠くのカーブしている壁 の近くに、なにか、赤の物体があった。ほぼ球体で、直径がだいたい1 ヤードに見えた。遠すぎて、点滅する青を通して、彼には、はっきりと 見えなかった。  しかし、なにか分からないが、彼は身震いをした。  彼は、手の甲で、額のひたい汗をぬぐった、あるいは、ぬぐおうとした。    ◇    これは、夢なのか?悪夢?この暑さ、この砂、あの赤の物体を見たと きの、漠然とした恐怖の感情は?  夢?いや眠ってなかったし、宇宙戦争の真っ最中に、夢を見るはず ない!  死んだのか?いや、決してそうじゃない!不死があるとしたら、この ような意味のないようなものではあり得ない。青の熱さ、青の砂、赤の 恐怖のような。  そのとき、彼は声を聞いた。 16 15  それは、耳からでなく、彼の頭の中から聞こえてきた。どこからとい うわけではなく、あるいは、すべてのところから。 「空間と
小さな子羊よ /FB/TheLittleLamb/
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街の方角へ、歩いて、 丘を下っていった。胸のあたりのなにかは、ますます、かたくなったよ うに感じた。それも、なんの理由もないのだから、ただの、気のせいだ 8 7 と、自分に言い聞かせた。街を見下ろす丘の曲線は、丘を下るにつれ ますます、高くなって、星々をおし上げた。これを、描かくには、画えのキ ャンバスに、ピンで穴をあけて、後ろから照明をあてればいい。このア イデアには、笑ってしまった。しかし、なぜ、だめなんだ?誰も、やっ てないし、やろうとしたこともなかったアイデアだ。すこし考えて、誰 もやろうとしなかった理由がわかった。あまりに子どもじみていて、大お 人気となげなかったからだ。  ハンスワグナーのところにきた。ラムがここにいる可能性を考えなが ら、歩くスピードを下げた。ハンスは、ここに、ひとりで住んでいた。 ラムは、もちろん、ここには、いないだろう。仲間たちといっしょに、 ウェイバリー
アンラッキー /FB1/Unfortunately/
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 アランフィールド        ラルフNCー5は、監視スクリーンのアルクトゥルス第4惑星を見て、 安堵あんどのためいきをついた。コンピュータが、そう、教えてくれたのだ。 アルクトゥルス第4惑星は、ここでは、唯一の、人が住んでいる、居住 可能な惑星で、となりの太陽系まで、数光年離れていた。  彼は、食料を必要としていた。燃料や水は、じゅうぶんだったが冥めい 王おう星の兵站へいたん部は、彼の偵察艇に物資を補充する際、食料を補充しわすれ た。宇宙マニュアルによると、アルクトゥルス第4惑星の原住民は、友 好的だった。頼めば、なんでも与えてくれるという。   2 1  マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦 で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。 「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNCー5。マニュアルを、声に出 して読んだ。「ヒューマノ
ケンタウロス /FB1/HorseRace/
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     ガーンロバーツは、秘密エージェントKー1356として知られる人 物だが、今は、銀河連邦の主任安全局員として、ひとり乗り宇宙船で、 眠りについていた。宇宙船は、地球を出発して、206光年離れた場所 をめざして、時速14光年で、自動航行中であった。ベルがなって、コ ンピュータに、起こされた。すぐに、スクリーンにむかい、スイッチを 入れると、連邦の所長特別補佐のダウネンブランドの顔が映った。 「Kー1356、さっそく、仕事です」とスクリーンのブランド。 「今、通過中の星雲にある、ノヴァという恒星をご存知ですか?」   2 1 「ええ」と、ロバーツ。すぐに、返答した。この距離での通信は、今の ような、超光速通信では、かなりの電力ロスにつながるので、できるだ け、早く、会話を切り上げたかった。 「では、その惑星については?」 「そこに行ったことはありません。知ってるのは、2つの
黄の悪夢 /FB2/NightmareInYellow/
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見逃してはならなかった。しかし、これは、 最終チェックだった。今夜の8時46分に、彼は自由になるのだ。あら ゆる意味で、自由に。     2 1  1    今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46 分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことをなんども聞 かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で 新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに 強く響いたのだった。  時間は、どんな場合でも、ただ、彼を通りすぎていった。不動産専門 の弁護士として、多くの金が、彼の手をただ通りすぎていった。しかし、 あるとき、彼は、その一部に手をつけた。1年前、確実に儲かる方法で、 2倍か3倍にする投資に使うために、5万ドルを借用した。しかし、う まくゆかなかった。それで、その損失をうめるために、あれやこれやと、 ギャンブルに手を出して、さらに多くの金を借用した。  その額は、今では、30万ドルをこえていた。あと2・3か月しか不 足分を隠しとおせなかった。その間に、不足分を返せる見込みもなかっ た。  それで、疑惑をもたれないように、注意深く、不動産を売り
報復戦隊 /FB3/Fleet/
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地球へ向かった。   2 1  1    こんどは状況が違った。地球では迎撃体制が整っていた。もちろん侵 略者が太陽系に到着した数分のうちに準備したのではなくそのとき地 球は、2820年、火星植民地と戦闘状態にあった。火星は地球の半分 まで人口増加が進み、独立戦争を始めた。金星が侵略者に攻撃されたと き、地球戦隊と火星戦隊は月の近くで戦おうとしていた。  しかし戦争は、歴史上最短で終結した。地球と火星の連合戦隊は、戦 争をやめ、地球と金星の途中で侵略者を迎え撃った。こちらは数の上で 敵を圧倒し、侵略者を宇宙のかなたへと吹き飛ばし、完全に追い払った。    2    24時間以内に、地球の首都アルバカーキで、地球と火星は平和条約 を締結した。火星の独立を認め、太陽系で唯一住居可能となった2つの 星のあいだの恒久的な同盟を結んだ。侵略者の本拠地を見つけ、2度と 太陽系が侵略されない
SFミステリー ライトノベル風 /CO/cmt/
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Top 感想・ 感想の表示 (画像提供: ISFDB) 感想ありがとうございます。 以下の項目に、ご記入ください。 (全項目ご記入ください。 感想の表示に掲載される場合は、全角のみとなりますので、 できるだけ、全角のみでお願いします。 メールの送信は、 をクリックしてください。) 作品名: ニックネーム: 感想: (画像提供: ISFDB) SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン NOVELYAN 2.40 (株)美利崎人 (ビリザキト) NOVELYst AutogeNerating dimensional space 試用版 ゲストルーム 原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト! presented by bilyzkid ◆◇◆◇◆◇ 1.自分のオリジナル作品を、非公開URLにて、掲載可能です。  表示は
アリスのビックリラン /LC/AliceWonder/
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牧場主に飼われていて、彼の話では、ネズミをみんなやっつけたそうよ ━━━あら、ごめんなさい!また、傷つけてしまったかしら?」  ネズミは、全力で泳いでアリスから離れていった。プールには大きな 波が立った。 「ネズミさん」と、アリス。できるだけやさしく呼びかけた。「戻って きて!ネズミさんが嫌いなら、もう、ネコもイヌの話もしない!」  ネズミは、これを聞くと、Uターンしてゆっくりアリスのところへ泳 いできた。ネズミの顔は、すっかり青ざめていた。 (アリスはネズミに強い感情を感じた) 「岸へ泳ぎましょう!」と、ネズミ。ふるえる低い声で。「そこで私の 生い立ちを話します。それを聞けば、私がなぜネコやイヌを嫌いなのか 分かるはずです」 34 33  泳いでゆくのは、やたら時間がかかった。プールには、鳥や動物がた くさん泳いでいたからだ。アヒルに、ドードー、ロリー、イーグレット、 そのほか珍しい生き
ファマドユニヴァース /FB5/WhatMadUniverse/
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「聞いたことねぇ。このあたりの農 家じゃねぇ。道の向こうだろう。あっちの方まで知っちゃいねぇ」 「農家じゃない」と、ケイス。説明した。「大きな別荘で、彼は雑誌社 のオーナー。この道はどこへ?グリーンビル?」 「そうじゃ、あっちへ、オレも行くところ、10マイルぐらい。後ろへ 行けば、カルテレットでアルバニーハイウェイに出る。グリーンビルへ 行く?そこへ行けば、ボーデン氏の住所も分かるじゃろう」 「たしかに」と、ケイス。「サンクス」彼は、車に乗り込んだ。  農民はおごそかに彼の前に手を伸ばすと、取っ手を回して、ガラス 42 41 のない窓を閉めた。「がたがた言うのさ」と、彼は説明した。「あけた ままにしておくと」  クラッチペダルを踏んで、ギアを入れると、車はうなりを上げて走り 出した。車体のがたがたは、ブリキの屋根にヒョウが降っているような 音がした。車は、トップスピードに達した。ケイスは、車
お手伝いさんはジーナデービス2 /FD/FD3_3_1/
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 ロイドガーバー、マイケルJウェイトン    登場人物   エリス:キートン家の母、42、2階で出産療養中。(お休み) スティーブン:父、44、テレビ局でドキュメンタリー番組を製作。 アレックス:兄、18、優秀な成績で、大学に進学。努力家タイプ。 マロリー:姉、16、勉強よりもファッションが得意。 ジェニファー:妹、13、子どもが生まれると、のけ者にされると心配。 カレン:背の高い女性32、お手伝いさん。    プロローグ   2 1  キートン家のダイニングキッチン。朝。  テーブルに、マロリーとジェニファー、それに、スティーブン。 「お待たせ!」と、カレン。できたばかりの卵料理を、3皿、運んで来 た。 「ジェニファーは、っと」カレンは、皿の裏に貼った料理名を確かめた。 「ヒマラヤンブリーフエッグスだったわね!」ジェニファーの前に、皿 を置いた。 「マロリーは」と、カレン。や
オーマイガー /FB2/Jaycee/
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 原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ   「ウォルター、ジェーシーってなんなの?」と、ラルストン夫人は、朝 食のテーブルで、夫のドクターラルストンに訊きいた。 「たぶん、ジュニア商工会議のメンバーを指す言葉だと思うよ。そうい う会議が、まだあるかどうか知らないけど。なぜだい?」 「マルシアが言っていたんだけど、きのう、ヘンリーが、ジェーシーが どうのこうのってぶつぶつ言っていたそうよ。5000万のジェーシ ーがどうとかって。マルシアがたずねると、バチあたりな口をきいたそ うよ」   2 1  マルシアは、グラハム夫人のことで、ヘンリーは、夫のドクターグラ ハムのことだった。おとなりさんで、ふたりとも仲のよい友人であった。 「5000万━━━」と、ドクターラルストン。なにかを考えながら。 「その数字は、ジェーシーの数のようだな」  1    ド
ザ・オフィス /FB5/TheOffice/
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エデ ィ自身が存在した━━━言うならば、財政的無責任。結婚は、子どもを 持たないなら、ほとんど意味がなかった━━━メアリーは少なくとも6 人は欲しかった━━━しかし働き続けなければならないなら、子どもは 持てない。そして、エディが仕事につけない、あるいは、つかないなら、 彼女はどうやったら自分の仕事をやめられるというのだろうか?それは、 エディが頭が悪いからではなかった。エディは頭が良かった。彼は輝か しかった。彼は、あまりに独立心が強すぎて口答えをした。特に、彼 が考えていることが、仲間の労働者たちの権利侵害や搾取さくしゅについてのこ とである場合はいつも。彼は1・2週間以上仕事につこうとすることは、 まれで、すぐに別の仕事を捜し始める。そして、ふつうは、仕事の面接 中も、将来の労働者の権利さえも遠ざけるようにふるまっていた。彼が 規則的に食事ができたのは、唯一、ビリヤードの腕前がプロ並み、いや、 66 65
オブライエンの孤独 /ST/DS9_2_4_2/
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カーデシアの3点脚の神殿造りつくり。  ディープスペースナインのタイトルコール。 12 11  1    ワープで航行する、シャトル。 「パラダ星系まで、あと、どのくらいだ?」と、オブライエン。 「53分です」とコンピュータ。 「センサーを、ワームホール方位へ!」 「ピュピュピュ!」 「こちらへ向かった、ワープサインは、ほかにないか?」 「1つ、ワープサインを確認」 「ディスプレイしろ!」  ディスプレイに、船影が映った。 「どこの船だ?」 「所属先、および、船名は、宇宙艦隊の、メコンです」 「そうか、やっぱりな!こっちが、ワープするのを、待ってたわけか。 ふん、ま、橋を渡らなきゃならないときも、あるかな?」 「その質問は、理解できません」と、コンピュータ。 「ああ、今のは、無視してくれ!」  オブライエンは、話題を変えた。 「個人日誌に戻って、さて、とにかく、妙なかんじがしたんだ。でも、
アリスのアンダラン /LC/AliceUnderGround/
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アリスは、非常識なことばかり期待していたので、ふ つうのことがすごくバカらしいことに思えた。  アリスは、すぐに食べ終えた。 18 17    ◇   「おかしい!すごくおかしい!」アリスは叫んだ。 (アリスは、あまりに驚いて、正しい英語を忘れてしまった) 「望遠鏡を1番長くのばしたみたいだわ!さよなら、わたしの足よ!」 (アリスは、下を見た。足は、遠ざかって視界から消えそうだった) 「かわいそうなわたしの足!だれが靴下や靴をはかしてくれるのかしら? わたしには手に負えないわ。あまりに離れすぎていて、足の世話ができ ない。自分たちでなんとかしなさい!でも親切にはするから、わたしが 歩きたいときは、そうして欲しい!クリスマスには毎年新しいブーツを プレゼントするから!」  アリスは、いろいろプランを考えた。 「足はたしかに運んでくれるものだけど、プレゼントしたり手紙を書く のはおかしなことだわ
レッドダイアモンド /RD/RedDiamond/
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ブロンドの髪は 雨でくしゃくしゃになって、イルミネーションに輝いていた。  しかし、フィフィは死んだ、いや、隠れている、いや、それは現実で はない、いや━━━。 「夜どおしはいられないのよ、ハニー!」と、ブロンド。指をサイモン の頬に走らせて。「フィフィとよろしくしたいんでしょ?」 「ロコと手下は?」  彼女は、1秒間ためらった。「あなたの旅がなんであれ、ハニー!高 くつくわよ!フィフィといっしょなら、それだけの価値はあるわ!」 「きみは死んでるんだろ?」とサイモン。 「生きてるとこを見せましょうか?」と、彼女。腕を離して、通りを渡 88 87 った。「早く!夜どおしはいられないのよ!」 「フィフィがなぜ、ふつうの街の女のようにふるまっているのだろう?」 と、サイモンは考えた。「そうか、あれは演技だ!」サイモンは、ウィ ンクを送った。サイモンは、演技につきあうことにした。通りには、危 険があ
アンドロメダUの来訪者 /FB/AllGoodBems/
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足を踏み鳴らすのをやめて、エルモのひざにもたれ、抱き かかえられた。そうしなかったら、床に倒れていたかもしれなかった。 「驚かないで、トゥーツ」と、犬。 「おまえがどうなったにせよ」と、エルモスコット。少し我にかえった。 「オレのワイフをトゥーツと呼ぶのはやめろ!彼女の名前は、ドロシー だよ!」 「きみは、トゥーツと呼んでいる」 「そこは、ちょっと違う!」 「わかったよ」と、犬。口が笑いかけのようにゆがんでいた。「きみが ワイフという言葉を使う時にきみの心に浮かぶ概念は興味深い。ここ 8 7 は、性がふたつある星なのか?」 「ここは━━━」と、エルモ。「なんの話をしているんだ?」 「アンドロメダUでは」と、犬。「性が5つある。もちろん、ぼくたち は高度に進化している。きみたちは、高度に原始的だ。むしろ、低度に 原始的と言うべきかもしれない。きみたちの言語は、ぼくが見たところ、 混乱した意味
おばばのバースデイ /FB3/GrannysBirthday/
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80才のバースデイパーティであっ た。       2 1  1    スミスともうひとりを除いた全員が、ハルペリン家でハルペリンの姓せい だった。おばばには、3人の息子と娘がひとりいて、みんな集まってい た。3人の息子はみんな結婚していて、妻たちもいた。おばばも合わせ て、8人のハルペリン家がいた。さらに、4人の孫がいてそのうちの ひとりには妻がいたので、合計13人のハルペリン家がいた。スミスと、 もうひとりの非ハルペリン家の男のクロスを入れると、15人のおとな がいた。もっと早い時間には、3人のハルペリン家のひ孫がいたが、夜 になって、それぞれの年齢に応じた時間にベッドへ行かされた。  スミスは、みんなが好きだった。お酒が自由にくみかわされ、スミス の好みよりは、パーティは少々、だんだん大声でにぎやかななものにな った。全員が酔っていた。おばばさえ、玉座には見えないイスに座り、 今夜3杯目のシェリーのグラスを手にしていた。 「おばばは、小柄だがとてもやさしく活発な老婦人だ」と、スミスは思 った。「たしかに女家長だ。ビロードの手袋と鉄の棒で家族を支配して いる」スミスはたとえ話を混乱するほど、酔っていた。  スミスは、おばばの息子のビルハルペリンに招待されていた。スミス
緑の悪夢 /FB3/NightmareInGreen/
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 プロローグ    彼は目覚めると、昨夜ベッドの中で考えた強い決意を思い起こした。 それは、ウィリアムがふたたび男に、強い男になるために曲げてはなら ない決意だった。妻のデイジーに離婚してくれるよう断固として要求す る。そうしなければ、すべてを失って2度と勇気を持てなくなるだろう。 6年間の結婚生活の最初から、離婚は不可避だった。  今が、そのターニングポイントだった。自分より、あらゆる点ですぐ れた女性と結婚することは耐えられないだけでなく、自分がだんだん 弱々しい生き物、希望を失ったねずみになっていってしまうのだ。   2 1  1    デイジーは、あらゆる点で、ウィリアムより優まさっていた。彼女は、ア スリートだったので、ゴルフでもテニスでもあらゆるスポーツで、彼を やすやすと打ち負かした。デイジーは、ウィリアムを上廻り、圧倒した。 車の運転でも、彼には到底及ばないドラ
悪魔のジョーカー /TZ/DealersChoice/
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用意しておけよ」 「しかたないだろう!」 6 5  トニーが、トランプを配っていた。ジミーは、ビールがないので、そ のまま、席についた。 「一度に、すべて配る?」と、マーティ。 「いや、1枚づつ引いて、そのつど、賭けるんだ」とトニー。 「トニー、早くゲームを始めよう!」と、ジミー。 「じゃあ、ファイブカードスタッドで!」と、ピート。 「オレの話は忘れろ!」トニーは、配ったカードを、また、集めた。 「マンネリを打破しようと思ったが、興味ないんだろ?」伏せたカード 1枚に、開いたカード1枚を配り終えると、「マーティから」と、言っ た。  マーティが、チップ1枚出すと、みんなも続いた。 「死ぬまで、これだな」と、トニー。隣のニックに。ニックは、うなづ いた。 「ビールを切らすなんて、オレに言わせりゃ、ナゾだ!」と、ジミー。 「すまん。今日の昼間に、飲んじまった」と、ピート。 「ニックに6が」と、
星雲を越えて /ST/StarTrek2016/
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また、乾杯した。  そのとき、通信バッジの音。 「カークだ」 「船長」と、通信バッジからカトウの声。「まもなく、ヨークタウン基 地です」 「すぐに戻る、ミスターカトウ!」  カークは、立ち上がった。 16 15 「誕生日というのはだれにも言うなよ!」と、カーク。 「まかせとき!ミスター気配りだぞ!」と、マッコイ。    ◇    カークとマッコイは、ブリッジに戻った。  スクリーンに、ヨークタウン。十字コマが、透明の球体におおわれた 形だった。 「見事な基地ですね!」と、チェコフ。 「ああ、ホント、よくできてる!」と、スコット。 「こんなデッカイもん、作ったのか」と、マッコイ。「どっかの星、借 りればいいのに!」 「どこかの惑星とだけ懇意こんいにすれば」と、スポック。「中立性に、疑問 を持たれてしまいますから」 「だからって、作りゃいいのか?」と、マッコイ。「こんなスノーボー ルみたいなもん
八甲田 歩のスペースドライバー日誌 /RM/SpaceDriver/
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覚えたばかりじゃない?」 「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」 4 3  銀座 「シンカワの住友ビルの第2の方」と、ビジネススーツの女性と男性。 「すいませんシンカワって何です?」 「シンカワ知らないの?私、このまま降りる!すぐ降ろして!」 「ははっ」と笑う部下の男性と降りていった。 6 5  サブリナ 「銀座のホコテンって、何時まででしたっけ?」と、スラックスの女性。 「歩いてばかりで疲れてしまって」 「近くて悪いんだけど、有楽町のビックカメラまで」 「車では入れないかしら?」 「いいわ、そこで停めて。じゃ、また!」 8 7
タイムマシン第1号 /FB/FirstTimeMachine/
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 原作:フレドリックブラウン  アランフィールド       「諸君、タイムマシン第1号です」と、グレンジャー博士。 三人の友人が、その機械を見つめた。 片手に収まるほどのダイヤル付きの箱で、脇にスイッチが一つ付いてい た。 「操作は、簡単です」と、グレンジャー博士。 「行きたい日時を、ダイヤルでセットして、ボタンを押すだけです。そ れだけで過去にも未来にも行けます」     2 1  スメドリーは、真っ先に機械を手に持って、調べ始めた。 「これって、ほんとうに動くのかな?」 「簡単なテストは済んでいます」と、グレンジャー博士。 「一日前にセットしてボタンを押すと、室の外から、自分の背中が見え たので、そのまま、すぐに戻ってきました」 「もしもその時、室へ入って、自分のお尻を蹴り上げたら、何が起こっ てたかな?」と、別の友人。  グレンジャー博士は、笑いながら言った。 「たぶん
イェフディの法則 /FB2/TheYehudiPrinciple/
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「小人に言って、なにかドリンクを!」 「どんな?」  オレは、チャーリーを見た。ふざけているようには、見えなかった。 彼としても、もちろん、とにかく━━━。 「ジンバック」と、オレ。「ジンバックを頼む。ジンを入れて、イェフ ディが、オレの言う意味が分かるなら」 「手を差し出して!」と、チャーリー。  オレは、手を差し出した。チャーリーは、オレでない誰かに、言った。 「ハンクに、ジンバックを持ってきてくれ!強いやつ」  チャーリーは、頭を下げた。  チャーリーにあるいは、オレの目に、何かが起こった。どっちなの か、オレには分からなかった。ちょうど1秒間、チャーリーは、霧のよ うに霞かすんだ。それから、ふたたび、もとに戻った。  オレは、「ギャッ!」と言って、手を引っ込めた。手につめたいもの がかかって、濡れたからだ。水が飛び散る音がして、ちょうどオレの足 6 5 元のフロアに水たまりができた
ナスティ /FB3/Nasty/
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彼はなくしたのだ。この3年間、彼は、医者から医者、偽 医者から偽医者、妙薬から妙薬へと渡り歩いた。すべては、まったく、 なんの効果もなかった。       2 1  1    ついにビュレガードは、占いや魔法の本を思い出した。膨大な蔵書 の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに か、失うものがあっただろうか?  かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発 見した。書かれているとおりに、5頂点の星型を描き、秘密のマークを コピーして、ろうそくに火をともした。そして、呪文を大声で唱となえた。  1筋の閃光のあと、煙が舞った。そして、悪魔。悪魔を、あなたが好 きにはなれないことは保証するが、どんな姿か述べるのはやめておこう。 「きみの名前は?」と、ビュレガード。声を一定にしよ
失われた文明1透明人間 /FB3/Discovery1/
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  2 1  1    プレーターは、ねずみにさまざまな血清を注射して、突然変異をもた らす注射を発見しようとしていた。3019匹目のねずみに注射したと き、ねずみは消えた。ねずみは、まだそこにいて、手のひらに乗せれ ば感じるが、体毛もつめも見ることができなかった。プレーターは、慎 重にねずみをケージに入れた。2時間後、ねずみはふたたび現われた。 どこにも傷はなかった。  プレーターは、注射の量をさまざまに変えて実験を繰り返し、ねずみ を24時間まで透明にすることができた。これ以上の量だと、ねずみは 病気になるか昏睡状態になった。また、分かったことは、ねずみは透明 のあいだに死ぬと、死んだ瞬間に姿を現すということだった。  発見の重要性に気づくと、英国に辞表を提出して使者をやめ、家に閉 じこもって、自分自身を実験台にして実験を始めた。少しの注射では、 わずか数分のあいだだけ透
そよぐ幻影 /OT/SoyoguGenei/
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 そよぐ幻影げんえい  大手おおて拓次たくじ あなたは ひかりのなかに さうらうとしてよろめく花はな、 あなたは はてしなくくもりゆく こゑのなかの ひとつの魚うを こころを したたらし、 ことばを おぼろに けはひして、 あをく かろがろと ゆめをかさねる。 あなたは みづのうへにうかび ながれつつ ゆふぐれの とほいしづけさをよぶ。 あなたは すがたのない うみのともしび、 あなたは たえまなく うまれでる 生涯しょうがいの花はなしべ、 あなたは みえ、 あなたは かくれ、 あなたは よろよろとして わたしの心のこころなかに 咲さきにほふ。 みづいろの あをいまぼろしの あゆみくるとき、 わたしは そこともなく ただよひ、 ふかぶかとして ゆめにおぼれる。 ふりしきるさざめきのやうに わたしのこころは ながれ ながれて、 ほのぼのと 死しのくちびるのうへに たはむれる。 あなたは みちもなくゆきかふ むらむらとしたかげ、 かげは にほやかに もつれ、 かげは やさしく ふきみだれる。  (昭和八年六月二十九日) 2 1
ファーストコンタクト /FB3/Contact/
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それを見 たいのだ」     2 1  1   「もしも地球人の計算が正しければ」と、ダルロー。「千マイル先にな ることは知っている。地平線の先だ。もしもその2倍先だったとしても 水爆の閃光は見えるし、このファーストコンタクトを待ち望んでいた。 今度のロケットは無人だが、地球人にとってファーストコンタクトにな る。われわれのテレパスチームは、何世紀にもわたって、地球人の思考 を受信してきた。しかしこれは、火星と地球のあいだの物理的接触とし ては、最初のものだ」  キーは、低いイスに座った。「たしかに。私は最近の報告は読んでま せんが、なぜ地球人は、水爆の弾頭を使うのでしょう?この惑星には、 だれも住んでいないと思っているのでしょうか?」 「地球人は、月の望遠鏡で閃光を観察して、彼らの言葉では、分光法分 析をおこなって、ここの大気や地表についての彼らの今の考え━━━そ の大半は間
ファブクリップ /FB5/FabClip/
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62 61 「ハロー、エド」と、おふくろ。「ハロー、ママ」と、オレ。オレは、 居間へ行って、座った。おふくろが入ってきて、やはり、座った。オレ はラジオのそばで、ダイヤルを意味もなくいじった。 「ママ」と、オレ。「すまなかった。今朝、つまり、逃げて。ここにい るべきだった」アム叔父さんに会えたのはよかったけれど、オレはあや まった。 「いいのよ、エド」とおふくろ。「なぜ出て行きたかったか、分かる 気がする。でも、どうやって事件のことを知ったの?ここへ刑事さんが 来たとき、エドはいなかったし」 「階段にいたんだ」と、オレ。「話し声が聞こえた。それで中へ入りた くなかった。エルウッド出版に電話して、話した?」  おふくろは、うなづいた。「ええ、葬儀屋から。エドはひとりで勤め に出たと思って電話したのよ。上司はいい人で、必要なだけ休んでいい と言ってくれた。準備ができたら、いつでも戻っていいと。エドは、戻 るんでしょう?」 「そう思う」と、オレ。 「いい商売だわ。ウォリーは、エドはよくやっていると言ってた。がん ばってやるべきよ!」 「そのつもりさ」 「食事は?なにか作ろうか?」 64 63
“スペーステロリスト”ターナロス /ST/DS9_1_1_2/
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カーデシアの船がベイジョーを襲っている、しか も、我々の領域で!」と、キラ少佐。 「それは事実か?」 「確認しました、ベイジョーの領域です」と、オブライエン。 「交信する、カーデシアを呼び出せ!」と、シスコ中佐。 「チャンネル、オープン」と、オブライエン。 「カーデシアに告ぐ、君たちは領空を侵犯している、すぐに退去しろ! 繰り返す、退去しろ!」 「返答はありません。ベイジョー船から通信です」 「チャンネル、オープン」と、シスコ中佐。 「こちらステーション、聞こえるか?宇宙ステーション」と、ベイジ ョー船。 「映像は受信できません」と、オブライエン。 「私は、シスコ中佐、ディーエスナインの司令官だ、君は誰だ?なぜ、 追われている?」 「頼む、いますぐ緊急着陸を許可してくれ、頼む」と、ベイジョー船。 「ベイジョーの船は、ひどい損傷を受けています」と、ダックス中尉。 「このままでは、バラバラになるでしょう、爆発します」 「乗員を収容しろ!」と、シスコ中佐。 8 7
失われた母星 /ST/StarTrek2009/
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「私に不利があったと?どのような不利のことでしょうか?」と、スポ ック。 「母が、地球人だ」と、議長。  スポックは、壇上の父の顔を、一瞬見た。 「おそれながら、入学を辞退いたします」と、スポック。 「アカデミーの入学を辞退した、バルカン人は、いないぞ」と、議長。 「半分、地球人ですから、その記録は、汚しません」 「スポック」と、壇上の父。「バルカンのやり方を尊重すると、誓った はずだ」 「では、なぜ評議会に現われた?」と、議長。「反抗心という感情を 満たすためか?」 「伝えたい感情は、感謝のみです」と、スポック。「みなさんのご配慮 に、感謝いたします。長寿と繁栄を」    ◇    アイオワ州。 28 27  若者たちでにぎわう、夜のナイトクラブ。  ウラは、艦隊アカデミーの仕官候補生の制服で、クラブに入店すると、 友人たちに挨拶してから、カウンター席についた。 「クラブニアファイアティ
武器 /FB2/TheWeapon/
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 1    グラハムは、このようなときに、もっとも創造的で、すばらしい仕事 をした。昼間の雑用から解放されて、自宅の薄暗い室に、ひとりすわり ながら。しかし、今夜は、彼の心は乱れて、建設的な方向に進まなかっ た。考えていたのは、隣の室にいる、精神的に未発達の息子のことだっ た。おもに感じていたのは、愛情であって、数年前に、息子のことを初 めて聞かされた時に感じたような、怒りでは、なかった。少年は、幸せ だった。それで、じゅうぶんではないか?子どもが、いつまでも子ども で親元を去ることのない子どもを、どれだけ多くの人が持てるという のだろうか?たしかに、そう考えるのは、理にかなったことだ。間違っ た理屈かもしれないが。そのとき、玄関のベルが鳴った。  グラハムは、立ち上がり、玄関へ行く前に、ほとんど暗くなった室の 電気をつけた。思考を中断された、イラつきはなかった。今夜ばかりは、 中断されたことを、むしろ歓迎した。  玄関のドアをあけた。 「グラハム博士ですか?」と、見知らぬ男性。「私は、ニーマンドです。 少し、お邪魔してもいいですか?」  男は、背が低くく、特徴的なところもなく、見たところ、まったく無 害そうだった。たぶん、どこかの記者か、保険の勧誘かなにかだろう。 4 3  しかし
赤の悪夢 /FB1/NightmareInRed/
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 赤の悪夢  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        彼は、なにによって起こされたのか、わからないまま、目が覚めた。 最初のゆれのあと、1分で、2回目のゆれが来た。ベッドが少しゆれ、 タンスの上の小物が、ガタガタと、音をたてた。3回目のゆれを、横に なったまま、待っていたが来なかった。その時までは、来なかった。  ほとんど目が覚めてしまっていて、もう、眠ることができなかった。 時計の夜光盤を見ると、まだ、真夜中の3時であった。ベッドから出て、 パジャマのまま、窓のところまで歩いた。暗い空に、点滅する光が見え た。夜の音が聞こえた。どこかで、ベル。   2 1  しかし、なぜ、この時間にベルなんか?災害を知らせるベルなのか? ここの軽いゆれが、どこか近くで、大きな地震につながったのだろうか? あるいは、これから、ほんとうの地震が来る、とい
ある日どこかで /SY/SomewhereInTime/
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 ある日どこかで  原作:リチャードマシスン  リチャードマシスン    プロローグ             2 1    ◇    1              (つづく) 4 3
天使は淋しい道を行く /TS/LonelyRoad/
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やっかいなこと、おこさないでください!」 「よぉし、もう一度、そいつをプーッといわしてみろ━━━」と、ヘン リー。運転席のリチャードに。 「ヘンリーミスター、今、鳴らしたのは、わたくしですよ」と、シスタ ー。「それも、理由があってのことです!まぁ、見てくださいな!」 「シスターベロニカ!」と、ヘンリー。「なんのご用でこんなところへ ?」 「この機械がこわれないかぎり、目的地に行きたいんですよ!さぁ、こ こを通してくださる?」 「ええ、こちらの身元が分かりしだい、お通しいたしますよ」  リチャードは、昨夜、入手した身分証をヘンリーに出した。 「これは、名前と住所だけだから、写真でもないとね。免許証でもいい んですが━━━」  リチャードは、身分証を返してもらってから、さいふから免許証をだ そうとするふりをした。それを、手で制して、シスターが言った。 「いいですか、ヘンリー!わたくしが、ここで、こうやって、いつまで も、エンジンがだめになるのを、おとなしく待っているつもりは、ぜん ぜん、ありませんよ。このかたは、ニックウォーカーさんといって、わ たくしを送りとどける役目についていらした方なんです。わたくしが、 こう保証してもだめですか?」 20 19 「そりゃぁ、もちろん━━━」 「もうじ
パペットショー /FB2/PuppetShow/
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だいたい、100ヤード先にいて、ロバを引い た姿が、すでに、エイリアン的であることが分かった。その距離でも、 エイリアン的であって、もっと近づいたら、ホラーそのもの、恐怖にな った。ケイシーのアゴは、下にだらりと垂れ下がり、奇妙なトリオが5 0ヤードに近づくまで、そのままだった。それから、ケイシーは、ゆっ くり、彼らの方へ向かった。未知のものに、走って近づく人々と、会う ために近づく人々がいた。ケイシーは、ゆっくりとだが、会うために近 づいた。  まだ口をあけたまま、小さな居酒屋の裏口から、20ヤードのとこ ろで、ケイシーは、彼らと会った。デードグラントは、立ち止まり、ロ バを引いていたロープを下げた。ロバは、静かに立ち止まり、頭を下げ た。杖つえのような男は、足をまっすぐ伸ばして、立ち上がった。ロバにま たがったまま、立っていた。片方の足を、交差させて、一歩踏み出した。 そして、体重をロバの背中においた手にもたれて、少しのあいだ、立っ ていたが、すぐに、砂の上に座った。 8 7
ヴァヴェリ /FB/TheWaveries/
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と、テレビ。  誰かが、自分の髪をかきむしってから、言った。 「そのいまいましいものの電源を切ってくれ!」 しかし、別の誰かが、すぐにまた、テレビをつけた。 16 15  ジョージは、後ろのブース席に知り合いを見つけふたたび、微笑ほほえみ を浮かべながら、メイジーを案内した。そこには、ピートマルベニーが、 ウィスキーボトルを前に、ひとりで、座っていた。ジョージとメイジー は、ピートのはす向かいに座った。 「ハロー!」と、ジョージとメイジー。おごそかに。 「ヘル!」と、ピート。彼は、MIDの技術研究員の主任であった。 「すばらしい夜だね、マルベニー」と、ジョージ。「羊毛のような雲に かかった、月を見たかい?まるで、嵐の中で、荒波をこえて突つき進む、 スペインの大型帆ガ レオ ン船のように━━━」 「静かに!」と、ピート。「今、考えてるとこだ」 「ウィスキーサワー、二つ!」と、ジョージは、注文を
いつもふたりで /SY/TwoForTheRoad/
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ジョアンナは、荷物を両手に歩き出 した。    ◇   30 29  マークは、カメラをかまえ、建物の写真を撮とった。 「この建築家は、不明だ」と、マーク。「こんなすばらしい建物を作っ て名を残さないなんて」 「マークは、名を残したいの?」と、ジョアンナ。 「現代人は、名を残したがる。物じゃなくてね」  マークは、手で、後ろへ下がれ、というしぐさをした。  ジョアンナは、後ろへ下がって、笑顔でポーズした。  マークは、建物の写真を撮とった。 「写真を撮とってほしいの?」と、マーク。 「いいえ、べつに!」 「これは、3次元カメラなんだ」マークは、カメラを見せた。「つまり、 立体の撮影用だよ」 「あら、わたしも、実は、立体よ!」 「建物専用だ!」 「そう。わたしは、建物じゃないわ」    ◇    田舎の道端で、野菜や果物の露天市場がひらかれていた。テーマ曲が、 ハープで流れた。
ブルーモンスター /FB5/brmon/
FSFMAR65.jpg
 ブルーモンスター  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    彼の生涯にスペクトルがあるとすれば、彼の生涯がほとんど怪奇その ものだったように、それはまさしく、怪奇だった。光のスペクトルが、 赤外線から紫外線に亙わたるように、それは、絶望の夜の思考である、ウル トラブラックから、神が山の上から見おろすように、彼が他人の心、思 考や知識を見おろす、ハイテンションの目覚めや輝きであるインフラ ホワイトに亙わたっていた。しかしその間には、なにかがあって、ブラック とホワイトの間に、グレーがあるように、単純に接することを拒む、赤 の帯域があった。赤は、激しい怒いかりだった。彼の意識が、赤の帯域に差 し掛かると、殺人鬼となり、非常に危険だった。彼はすでに、まったく 2 1 面識のない、ふたりの男とひとりの女を殺していて、捕とららえられ、
ザ・ハウス /FB1/TheHouse/
fantastic_196008.jpg march-harpers-1895.jpg 1893.03.harpers.s.jpg
輪郭さえ見つけられなかった。   2 1  1    目の前にあるのは、くもの巣のように広がる広間だった。床には、ほ こりが厚くつもり、その先には、細く曲がりくねった通路が2匹の小 さな、へびか、あるいは、2匹の大きな、いも虫のように、続いていた。 暗く見えにくい通路で、右の方の最初のドアに近づくまで、気がつかな かった。そのドアには、旧英国書体で、「常に忠実」と刻まれていた。  ドアを抜けると、そこは、大きなクローゼットほど広さの、小さな赤 い室であった。1脚のイスが、室の壁沿いにおいてあり、イスの足は、 1本折れてぶら下がっていた。近くの壁には、1つだけ、額に入れられ た、ベンジャミンフランクリンの肖像画があった。額は、ななめに傾い て、ガラスには、ひびがはいっていた。床にほこりはなく、最近、そう じしたようにきれいだった。床の中央には、きれいに磨かれた、アラビ アの片刃刀
パターン /FB2/Pattern/
MLO347.jpg
 アランフィールド    プロローグ    ミスメーシーは、鼻で笑った。 「なぜ、みんなは、そんなに心配するのかしら。彼らはなんにもしやし ないじゃない?そうでしょ?」  町では、どこでも、パニック状態であった。しかし、ミスメーシーの 庭は、静かだった。彼女が静かに見上げる先には、モンスターように巨 大な、1マイルはあろうかというインヴェイダーたちの姿があった。  1週間前に、彼らは100マイルの長さの宇宙船を、アリゾナ砂漠 に静かに着陸させて、地球にやってきた。1000人近い数の仲間が、 宇宙船から出てきて、今も、そこらじゅうを歩きまわっていた。 2 1  1    しかし、ミスメーシーの言うように、彼らは、なにも、あるいは、だ れも、傷つけなかった。彼らは、人々に影響するほどは、実体的ではな かった。1匹が、人を踏みつけたり、あるいは、人がいる家を踏みつけ たりすると、あた

SFミステリー

☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界   小さな子羊よ   ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家   ティラノサウルス
ザ・ハウス   サアルバの国
ファブクリップ   ザ・オフィス
☆アリスのナンチャラン☆
アンダラン   ビックリラン   ルッグラン
☆サイモンが覚えていたのは「イェ〜!」という心の叫び☆
レッドダイアモンド
☆DS9 番外編より☆
フェルマーの予想
☆スペースドライバー☆
☆ENTより☆
暗黒の地球帝国
☆JJ_Abramsより☆
失われた母星   帰ってきたカーン   星雲を越えて
☆VGRより☆
幻の指揮官
☆DS9より☆
夢、遥かなる地にて
なつかしの日曜洋画劇場より
いつもふたりで
なつかしの海外ドラマより
ミステリーゾーン
人形の家で
☆大手拓次全集より☆
そよぐ幻影

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SFミステリー (ライトノベル風)
縦書きブログ

☆原作:フレドリックブラウンより☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 1)☆

赤の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

アンラッキー


昭和33年10月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタジー&
サイエンスフィクション」

気まぐれ


昭和29年2月
(画像提供: ISFDB)

「ギャラクシー
サイエンスフィクション」

歩兵


昭和29年2月
(画像提供: ISFDB)

「ギャラクシー
サイエンスフィクション」

地球人は出ていけ


昭和29年3月
(画像提供: ISFDB)

「アメージング ストーリー」

空想せよ


昭和30年5月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタジー&
サイエンスフィクション」

ギーゼンスタック家


昭和18年9月
(画像提供: ISFDB)

「ウィアード テール」

ティラノサウルス


昭和17年9月
(画像提供: ISFDB)

「アスタウンディング
サイエンスフィクション」

ザ・ハウス

(参考ページ)


昭和35年8月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタスティック
サイエンスフィクション」

ケンタウロス


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

サアルバの国


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

終わり良ければ


昭和32年9月
(画像提供: Luminist)

「ファンタスティック ユニヴァース」

ミットキーあらわる


昭和17年2月
(画像提供: ISFDB)

「プラネット ストーリー」

ねずみ


昭和24年6月
(画像提供: ISFDB)

「スリリング ワンダー ストーリー」

ミットキーふたたび


昭和25年11月
(画像提供: ISFDB)

「プラネット ストーリー」

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 2)☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 3)☆

ナスティ


昭和34年4月
(画像提供: ISFDB)

「プレイボーイ」

アボミっぽい


昭和35年3月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

エコーバック


昭和35年4月
(画像提供: isfdb)

「ギャラクシー マガジン」

グレーの悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

緑の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

白の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

青の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

おばばのバースデイ


昭和35年6月
(画像提供: ISFDB)

「ヒッチコック
ミステリー マガジン」

ネコどろぼう


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

チャンスふたたび


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

失われた文明1
透明人間


昭和36年2月
(画像提供: oldmags)

「ジェント」

失われた文明2
不死


昭和36年2月
(画像提供: oldmags)

「ジェント」

失われた文明3
永遠の生命


昭和36年2月
(画像提供: oldmags)

「ジェント」

死の手紙


昭和30年7月
(画像提供: abebooks)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

葬送曲


昭和35年3月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

殺人アシスタント


昭和36年5月
(画像提供: ISFDB)

「プレイボーイ」

ハンスカーベルのリング


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

報復戦隊


昭和25年7月
(画像提供: ISFDB)

「スーパーサイエンスストーリー」

ロープ魔術


昭和34年5月
(画像提供: vintagemags)

「アダム」

致命的なミス


昭和30年6月
(画像提供: WordPress)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

ユスタックウィバーの
短い生涯1


昭和36年6月
(画像提供: ISFDB)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

ユスタックウィバーの
短い生涯2


昭和36年6月
(画像提供: ISFDB)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

ユスタックウィバーの
短い生涯3


昭和36年6月
(画像提供: ISFDB)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

探検隊


昭和32年2月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタジー&
サイエンスフィクション」

あごひげ彩か


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

ファーストコンタクト


昭和35年6月
(画像提供: ISFDB)

「ギャラクシー
サイエンスフィクション」

ハーフベア


昭和35年3月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

まだ終わりじゃない


昭和16年冬
(画像提供: ISFDB)

「キャプテン フューチャー」

フィッシュストーリー


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

ふくろぅ3兄弟


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」


☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 4)☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 5)☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 6)☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 7)☆

☆ファミリーダイス シーズン3より☆

☆アリスのナンチャラン☆

☆サイモンが覚えていたのは「イェ〜!」という心の叫び☆

☆スタートレック ディープスペースナイン 番外編より☆

☆宇宙方位も知らない八甲田歩がスペースドライバーを始めちゃいました。
どうなることやら?☆

☆スタートレック エンタープライズより☆

暗黒の地球帝国


第4_5_2話
平成16年4月15日
(画像提供: ISFDB)

マイクサスマン
マニーコト


☆スタートレック JJ_Abramsより☆

星雲を越えて


第3話
平成28年10月21日
(画像提供: ISFDB)

サイモンペッグ
ダウユング


☆スタートレック ボイジャーより☆

幻の指揮官


第6_1_4話
平成11年10月13日
(画像提供: ISFDB)

ジョーメノスキー 他


☆スタートレック ディープスペースナインより☆

聖なる神殿の謎


第1_1_1話
平成5年1月2日
(画像提供: ISFDB)

リックバーマン 他

“スペーステロリスト”
 ターナロス


第1_1_2話
平成5年1月9日
(画像提供: ISFDB)

キャサリンパワーズ

恐怖のウイルス


第1_2_1話
平成5年1月23日
(画像提供: ISFDB)

マイケルマクグリービー 他

オブライエンの孤独


第2_4_2話
平成6年3月15日
(画像提供: ISFDB)

ポールロバートコイル

つくられた記憶


第4_5_3話
平成8年4月13日
(画像提供: ISFDB)

ロバートヒューイットウォルフ 他

眠れるステーション
 エムポックノール


第5_6_4話
平成9年5月17日
(画像提供: ISFDB)

ハンスべイムラー 他

夢、遥かなる地にて


第6_4_1話
平成10年2月7日
(画像提供: ISFDB)

アイラスティーブンベア 他


☆なつかしの日曜洋画劇場より☆

☆なつかしの日曜洋画劇場より(つづき 1:未完)☆

☆なつかしの海外ドラマより☆

ミステリーゾーン
人形の家で


昭和38年2月
(画像提供: ISFDB)

ウォルターグローマン
チャールスバーモント

ミステリーゾーン
屋根の上の少女


昭和60年10月
(画像提供: ISFDB)

デービットバネットカレン
ジョンハンコック

ミステリーゾーン
悪魔のジョーカー


昭和60年11月
(画像提供: ISFDB)

ドナルドトッド
ウェスクラーベン

ミステリーゾーン
バーニングマン


昭和60年11月
(画像提供: ISFDB)

原作:レイブラッドベリ
J.D.フェイセルソン

ミステリーゾーン
囚人のピアノ


昭和61年11月
(画像提供: ISFDB)

パトリスメシーナ
ジェームスクロッカー

Xファイル
ドール


平成10年1月
(画像提供: ISFDB)

原作:スティーブンキング
クリスカーター

Xファイル
3つの願い


平成12年5月
(画像提供: ISFDB)

ビンスギリガン

逃亡者
天使は淋しい道を行く


昭和39年2月
(画像提供: ISFDB)

AL.C.ワード
ウォルターグラウマン

逃亡者
天使が死ぬ時


昭和43年1月
(画像提供: ISFDB)

ジョンメレディスルーカス


☆大手拓次全集より☆

そよぐ幻影


昭和八年六月二十九日
(画像提供: ISFDB)

大手拓次



(画像提供: ISFDB)

和暦⇔西暦・早見表
◆◇◆
十二支(し)アニマルズ   (画像提供: Zoo)
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子(ねずみ) 丑(うし) 寅(とら) 卯(うさぎ)
辰(たつ) 巳(み・へび) 午(うま) 未(ひつじ)
申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(い・のしし)
和暦
⇔西暦
明治16年
⇔1883年
明治17年
⇔1884年
明治18年
⇔1885年
明治19年
⇔1886年
明治20年
⇔1887年
明治21年
⇔1888年
明治22年
⇔1889年
明治23年
⇔1890年
明治24年
⇔1891年
明治25年
⇔1892年
明治26年
⇔1893年
明治27年
⇔1894年
明治28年
⇔1895年
明治29年
⇔1896年
明治30年
⇔1897年
明治31年
⇔1898年
明治32年
⇔1899年
明治33年
⇔1900年
明治34年
⇔1901年
明治35年
⇔1902年
明治36年
⇔1903年
明治37年
⇔1904年
明治38年
⇔1905年
明治39年
⇔1906年
明治40年
⇔1907年
明治41年
⇔1908年
明治42年
⇔1909年
明治43年
⇔1910年
明治44年
⇔1911年
明治45年
⇔1912年
大正 元年
⇔1912年
大正 2年
⇔1913年
大正 3年
⇔1914年
大正 4年
⇔1915年
大正 5年
⇔1916年
大正 6年
⇔1917年
大正 7年
⇔1918年
大正 8年
⇔1919年
和暦
⇔西暦
大正 9年
⇔1920年
大正10年
⇔1921年
大正11年
⇔1922年
大正12年
⇔1923年
大正13年
⇔1924年
大正14年
⇔1925年
大正15年
⇔1926年
昭和 元年
⇔1926年
昭和 2年
⇔1927年
昭和 3年
⇔1928年
昭和 4年
⇔1929年
昭和 5年
⇔1930年
昭和 6年
⇔1931年
昭和 7年
⇔1932年
昭和 8年
⇔1933年
昭和 9年
⇔1934年
昭和10年
⇔1935年
昭和11年
⇔1936年
昭和12年
⇔1937年
昭和13年
⇔1938年
昭和14年
⇔1939年
昭和15年
⇔1940年
昭和16年
⇔1941年
昭和17年
⇔1942年
昭和18年
⇔1943年
昭和19年
⇔1944年
昭和20年
⇔1945年
昭和21年
⇔1946年
昭和22年
⇔1947年
昭和23年
⇔1948年
昭和24年
⇔1949年
昭和25年
⇔1950年
昭和26年
⇔1951年
昭和27年
⇔1952年
昭和28年
⇔1953年
昭和29年
⇔1954年
昭和30年
⇔1955年
昭和31年
⇔1956年
和暦
⇔西暦
昭和32年
⇔1957年
昭和33年
⇔1958年
昭和34年
⇔1959年
昭和35年
⇔1960年
昭和36年
⇔1961年
昭和37年
⇔1962年
昭和38年
⇔1963年
昭和39年
⇔1964年
昭和40年
⇔1965年
昭和41年
⇔1966年
昭和42年
⇔1967年
昭和43年
⇔1968年
昭和44年
⇔1969年
昭和45年
⇔1970年
昭和46年
⇔1971年
昭和47年
⇔1972年
昭和48年
⇔1973年
昭和49年
⇔1974年
昭和50年
⇔1975年
昭和51年
⇔1976年
昭和52年
⇔1977年
昭和53年
⇔1978年
昭和54年
⇔1979年
昭和55年
⇔1980年
昭和56年
⇔1981年
昭和57年
⇔1982年
昭和58年
⇔1983年
昭和59年
⇔1984年
昭和60年
⇔1985年
昭和61年
⇔1986年
昭和62年
⇔1987年
昭和63年
⇔1988年
昭和64年
⇔1989年
平成 元年
⇔1989年
平成 2年
⇔1990年
平成 3年
⇔1991年
平成 4年
⇔1992年
平成 5年
⇔1993年
和暦
⇔西暦
平成 6年
⇔1994年
平成 7年
⇔1995年
平成 8年
⇔1996年
平成 9年
⇔1997年
平成10年
⇔1998年
平成11年
⇔1999年
平成12年
⇔2000年
平成13年
⇔2001年
平成14年
⇔2002年
平成15年
⇔2003年
平成16年
⇔2004年
平成17年
⇔2005年
平成18年
⇔2006年
平成19年
⇔2007年
平成20年
⇔2008年
平成21年
⇔2009年
平成22年
⇔2010年
平成23年
⇔2011年
平成24年
⇔2012年
平成25年
⇔2013年
平成26年
⇔2014年
平成27年
⇔2015年
平成28年
⇔2016年
平成29年
⇔2017年
平成30年
⇔2018年
平成31年
⇔2019年
令和 元年
⇔2019年
令和 2年
⇔2020年
令和 3年
⇔2021年
令和 4年
⇔2022年
令和 5年
⇔2023年
令和 6年
⇔2024年
令和 7年
⇔2025年
令和 8年
⇔2026年
令和 9年
⇔2027年
令和10年
⇔2028年
令和11年
⇔2029年
令和12年
⇔2030年
和暦
⇔西暦
令和13年
⇔2031年
令和14年
⇔2032年
令和15年
⇔2033年
令和16年
⇔2034年
令和17年
⇔2035年
令和18年
⇔2036年
令和19年
⇔2037年
令和20年
⇔2038年
令和21年
⇔2039年
令和22年
⇔2040年
令和23年
⇔2041年
令和24年
⇔2042年
令和25年
⇔2043年
令和26年
⇔2044年
令和27年
⇔2045年
令和28年
⇔2046年
令和29年
⇔2047年
令和30年
⇔2048年
令和31年
⇔2049年
令和32年
⇔2050年
令和33年
⇔2051年
令和34年
⇔2052年
令和35年
⇔2053年
令和36年
⇔2054年
令和37年
⇔2055年
令和38年
⇔2056年
令和39年
⇔2057年
令和40年
⇔2058年
令和41年
⇔2059年
令和42年
⇔2060年
令和43年
⇔2061年
令和44年
⇔2062年
令和45年
⇔2063年
令和46年
⇔2064年
令和47年
⇔2065年
令和48年
⇔2066年
令和49年
⇔2067年
令和50年
⇔2068年

        宝くじMission   実行 ⇒ - 全表示
  使い方:         クリア ⇒
  一.all_historyを実行 ⇒ 統計から、今の抽せん数字パターンを算出。
  二.番目などを変更後、all_historyを実行 ⇒ 抽せん数字予想を算出。
  三.つまり、パターンを変更しないと、今の抽せん数字をそのまま予想。
  四.番目とアケは、統計 ⇒ frequencyで、0相対。頻度の高い順。
  五.日差を、-1にすると、1日前のパターンを算出。(-999まで可能)
  六.右上「全表示」選択で、回別表示。デフォルトは、統計等一部表示。
  七.パターンは上書きされない。パターン算出には、クリア ⇒ が必要。
  八.ヒット方法は、
      @好みで選ぶ (いつも同じ予想数字になりがち!ヒットせず!)
      Aランダムに選ぶ (無味乾燥で味気ない!ヒットせず!)
      B統計 ⇒ から選ぶ (ランダム + 好み ⇒ なに気なくヒット!)
      Cパターン書いて実行 ⇒ させて予想数字になることを確認!

抽せん数字パターン ⇒
N2: 番目 (0〜99)
N3: 番目 (0〜999)
N4: 番目 (0〜9999)
N5: 番目 (0〜30) アケ アケ
N6: 番目 (0〜42) アケ アケ
N7: 番目 (0〜36) アケ アケ
N8: 番目 (0〜4) 番目

抽せん数字予想 ⇒
N2:
N3:
N4:
N5:
N6:
N7:
N8:
統計 ⇒ N2 N3 N4 N5 N6 N7 N8             クリア ⇒ & 実行 ⇒
                              ⇒ 抽せん確率
ミニ    ⇒                    ⇒ 1/100
ナンバー3 ⇒                 ⇒ 1/1000
ナンバー4 ⇒               ⇒ 1/10000
ミニロト  ⇒   ⇒ 1/169911
ロト6   ⇒
                           ⇒ 1/6096454
ロト7   ⇒
                          ⇒ 1/10295472
ビンゴ5  ⇒
                            ⇒ 1/390625
Good Luck!
kind number frequency trials/pattern
N2 23 1 100
N3 123 1 1000
N4 4567 1 10000
N5 01 1 10000
N5 11 1
N5 12 1
N5 13 1
N5 31 1
N6 01 1 10000
N6 21 1
N6 22 1
N6 23 1
N6 24 1
N6 43 1
N7 01 1 10000
N7 31 1
N7 32 1
N7 33 1
N7 34 1
N7 35 1
N7 37 1
N8 01 1 10000
N8 06 1
N8 11 1
N8 16 1
N8 21 1
N8 26 1
N8 31 1
N8 40 1

        世界の国旗        

>>      

国旗の上にマウスカーソルを置くと 国名が表示されます。 クリックすると、拡大されます。















郵便番号検索

  

  左枠に、郵便番号を入れると、郵便番号→住所を検索します。
  郵便番号は、2桁〜7桁の半角数字で指定します。
  3桁目の区切りとして、半角ハイフンを入れても検索します。
  (全角数字も可)。
               例: 384−1305

  複数指定しても、検索対象は、最初のものだけです。
  検索結果は、2桁のみ指定した場合、都道府県のみ、
  3桁以上指定した場合、都道府県・市区町村・町名が表示されます。

  ※郵便番号検索は、同一の郵便番号に多数の住所がある場合でも、
  すべて表示されます。
               例: 6028064
  

  左枠に、住所を入れると、住所→郵便番号を検索します。
  住所は、すべて全角です。
  空白 (半角/全角スペース) で区切って、都道府県・市区町村・町名を指定
  できます。
  検索結果は、都道府県のみ指定した場合は、2桁の郵便番号のみ、
  都道府県・市区町村・町名まで指定した場合、7桁まで表示されます。
  都道府県 (全角1文字以上) が最初に指定されないと、検索しません。
  住所を都道府県から正確に書く場合は、区切りなしでも検索します。
  都道府県の1字、町名の1字でも、検索します。
  ウロ覚えや、全国津々浦々、京都近辺、正確な町名検索にも使えます。
  (全国町名のヨミカタも表示。)

               例: 県 軽井沢

               例: 府 通

               例: 京 都 大原

  郵便番号データは、Excel郵便番号簿(2012/2/29版)に依ります。
  労作に、感謝します。

バグ表   (Microsoft Windows上での動作)
 
 
縦書き表示・印刷
 
ルビ
 
 
 
 
 
 
アクセスキー
(例:ALT-M) 
 
 
 
 
 
改行処理
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
禁則処理
 
 
ページ表示
 
 
 
 
 
 
 
 
(追記:Chrome
の異常事例の
ページは、
ChromeのUpdate
によって、
別のページに
移動して
現在不明)
 
 
ルビ付漢字表示
 
 
 
 
(追記:Chrome
の異常事例の
ページは、
ChromeのUpdate
によって、
別のページに
移動して
現在不明)
 
 
 
カーソル表示
 
 
 
 
 
ギリシア文字αβγ
の縦書き表示
 
解説:
´¨±×÷°§¶を
演算子、その他
ΑΒΓ以降を要素
と呼べば、縦書き
表示は、「演算子
は、右90°回転、
要素はそのまま」
である。
±×÷§は、演算子
でも、そのままの
慣行があるため、
OKと考え、要素が
すべて右90°回転
されていること
が、ここでのバグ
である。
参照:
事例ページ
IE (Microsoft)
Edge (Microsoft)
正常
異常
(漢字から非常に離れている)

回避方法:なし
(chrome/edge/
firefoxを使うか
がまんする)
ALT-Mに加えて、Enterが必要だが、動作する。
(同一ページに複数個のALT-Mがあっても、Enterで選択できる)
正常
(禁則処理も含め、正確に表示される)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(、。」は、それぞれ、行末に配置)
正常
(ページ表示が、
乱れることは、
一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(ルビ付漢字表示
が、乱れること
は、一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(そのページを
クリックしても、
入力欄以外に、
カーソルが現れる
ことは、一切ない)
ほぼ 異常
 
正常のもの
(縦書き表示OK)
´¨±×÷°§¶のみ
 
異常 のもの
(縦書き表示 NG )
´¨±×÷°§¶以外 ΑΒΓΔΕΖΗ
ΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣ
ΤΥΦΧΨΩαβγδε
ζηθικλμνξοπ
ρστυφχψωАБВ
ГДЕЁЖЗИЙКЛМ
НОПРСТУФХЦЧ
ШЩЪЫЬЭЮЯа
бвгдеёжзийкл
мнопрстуфхцч
шщъыьэюя


ここから、この欄 Edge (Microsoft)
Chrome (Google)
 
正常
正常
(ルビの位置に正確に表示される)
 
 
 
 
ALT-Mのみで動作する。
複数個のALT-Mには、対応していない。(同一ページ内最終ALT-Mのみ動作する)
異常
(4文字以上の
ルビがあり、禁則
処理と重なると、1
文字早く改行され
る)(長いページ
で、再描画されな
いケースで)

回避方法:
@ルビを1行に
3文字以下にする。
A禁則処理と重な
らないように、
文章を変更する。
B漢字ごとにルビ
を分けて、2文字
づつとする。等
正常
(、。」は、それぞれ、行末に配置)
異常
(ごくたまに、
事例のように、
54/50/58/104
の次ページで、
右ページが
左ページの位置
に、重なって、
表示され、右ペー
ジは空白になる)

事例:
ページ表示後、
再表示してから、
54
/50 /58 /104
の次ページ
回避方法:
(ctrl-R 再表示、
で正しい表示
に戻る)
異常
(ごくたまに、
事例のように、
ルビ付漢字だけ
空白になって、
左ページに移動)

事例:
ページ 表示後、
再表示で、
霊れいの部分だけ
空白になって、
左ページに移動
回避方法:
(タブの複製、
で正しい表示
に戻る)
異常
(そのページを
クリックして
フォーカスする
と、
カーソルが現れる)

ほぼ 異常
 
正常のもの
(縦書き表示OK)
´¨±×÷°§¶のみ
 
異常 のもの
(縦書き表示 NG )
´¨±×÷°§¶以外 ΑΒΓΔΕΖΗ
ΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣ
ΤΥΦΧΨΩαβγδε
ζηθικλμνξοπ
ρστυφχψωАБВ
ГДЕЁЖЗИЙКЛМ
НОПРСТУФХЦЧ
ШЩЪЫЬЭЮЯа
бвгдеёжзийкл
мнопрстуфхцч
шщъыьэюя


 
 
Firefox
 
正常
正常
(ルビの位置に正確に表示される)
 
 
 
 
 
 
 
動作しない。  
 
 
 
正常
(禁則処理も含め、正確に表示される)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(、。」は、それぞれ、行末に配置)
正常
(ページ表示が、
乱れることは、
一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(ルビ付漢字表示
が、乱れること
は、一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(そのページを
クリックしても、
入力欄以外に、
カーソルが現れる
ことは、一切ない)
ほぼ 異常
 
正常のもの
(縦書き表示OK)
´¨±×÷°§¶のみ
 
異常 のもの
(縦書き表示 NG )
´¨±×÷°§¶以外 ΑΒΓΔΕΖΗ
ΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣ
ΤΥΦΧΨΩαβγδε
ζηθικλμνξοπ
ρστυφχψωАБВ
ГДЕЁЖЗИЙКЛМ
НОПРСТУФХЦЧ
ШЩЪЫЬЭЮЯа
бвгдеёжзийкл
мнопрстуфхцч
шщъыьэюя


 
 


(画像提供: ISFDB)
作家を目指す方へお知らせ
presented by bilyzkid
6.分野は、ライトノベル風フィクション (SF、ミステリー、
  ホラー、アニメの原作、および、シナリオ)です。
  純文学以外で作家を目指す方は、ぜひ、挑戦してみてください。
  
  ライトノベル風フィクションというのは、 読みやすいということ、
  キャラクターや場面がイメージしやすく、おもに、
  会話でストーリーが進んで、映像が見えやすいということ、
  現実の経済や政治から遠くかけ離れた、読むだけで、夢の世界へ
  旅立てる、ワクワクするはなしということです。