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原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
presented by bilyzkid
SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
NOVELYst AutogeNerating dimensional space
試用版 ゲストルーム
◆◇◆更新ニュース◇◆◇
一. 試用版 ゲストルーム をリリースしました。
二. サイト 内 検索 をリリースしました。
三. 郵便番号検索 をリリースしました。
四. 世界の国旗 をリリースしました。
五. 和暦⇔西暦・早見表 で、令和を新年号としました。
六. 広告ページを としました。
  ( ページ:ネットゲーム・健康広告あり
    ページ、その他:広告なし)
  ◇◆Alt-P (印刷ページ)Enterで、広告なしに移れます◇◆
  左  中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他  右
七. 宝くじMission に、ビンゴ5(N8)を追加しました。
京 都 大原 星 銀河 夢 心 人形 宇宙船 月 夜 花 光 月 夜 花 光 、 ◇ 令 和 SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[、 ◇ or検索] ヒット 107 件です。
ナッシングシリウス /FB2/NothingSirius/
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本を落と し、見上げた。彼女の目は、キラキラ輝いていた。  ジョニーは、スマートな敬礼をした。それは、宇宙船のパイロットが、 オーナーや船長にするような、敬礼だった。到底、オレにはなじめなか ったが、ルールなので、彼にしないようにとは、言えなかった。 「前方に、物体ですフェリー船長!」と、ジョニー。 「物体?」と、オレ。「どんな?」 4 3  そう、ジョニーの声や顔は、無表情で、そこからなにかを、類推する ことはできなかった。マーズシティポリテク訓練校は、生徒を、厳格に 無表情になるよう教育し、ジョニーは、そこを、優等で卒業していた。 彼は、いい青年だが、世界の終わりも、ディナーでするアナウンスと、 まったく同じ口調で、告げただろう。もしも、ディナーでアナウンスす ることが、パイロットの仕事だとしてだが。 「惑星のようです、船長」と、ジョニー。  言ってる意味が、しっくりくるま
暗黒の地球帝国 /ST/ENT_4_5_2/
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副長は、立ち止まった。「あのテクノロジ ーを手に入れさえすれば、反乱を鎮圧できます」 「きみにとっては、大きなチャンスだな」船長も、立ち止まって、副長 に向き合った。 「船長!」 「その船を持ち帰れば、ヒーローになれる。帝国からは、勲章をさずけ られ船を一隻任せられるかもしれん」 「私は、帝国を救いたいだけです」 「ふん。持ち場に戻りたまえ!」船長は、また、歩きはじめた。 「船長!あなたは、間違っている!」  船長は、戻ってきて、副長の耳もとで言った。 「すぐに、ブリッジに戻るか、あのテラライトと代わるか、好きに選べ !」 「戻ります」副長は、しぶしぶ言った。船長は、歩いていった。    ◇    船長室。船長が、自分の机の上の画面を見ていた。 「なにしてるの?」と、ホシサトウ。黒の室着へやぎ姿で、入ってきた。 「報告書の見直しだ」と、船長。 10 9 「ここは、あなたのお城じゃなか
パターン /FB2/Pattern/
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 アランフィールド    プロローグ    ミスメーシーは、鼻で笑った。 「なぜ、みんなは、そんなに心配するのかしら。彼らはなんにもしやし ないじゃない?そうでしょ?」  町では、どこでもパニック状態であった。しかし、ミスメーシーの 庭は、静かだった。彼女が静かに見上げる先には、モンスターように巨 大な、1マイルはあろうかというインヴェイダーたちの姿があった。  1週間前に、彼らは、100マイルの長さの宇宙船を、アリゾナ砂漠 に静かに着陸させて、地球にやってきた。1000人近い数の仲間が、 宇宙船から出てきて、今も、そこらじゅうを歩きまわっていた。 2 1  1    しかし、ミスメーシーの言うように、彼らは、なにも、あるいは、だ れも、傷つけなかった。彼らは、人々に影響するほどは、実体的ではな かった。1匹が、人を踏みつけたり、あるいは、人がいる家を踏みつけ たりすると、
赤の悪夢 /FB1/NightmareInRed/
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 赤の悪夢  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        彼は、なにによって起こされたのか、わからないまま、目が覚めた。 最初のゆれのあと1分で、2回目のゆれが来た。ベッドが少しゆれ、 タンスの上の小物が、ガタガタと、音をたてた。3回目のゆれを、横に なったまま、待っていたが、来なかった。その時までは、来なかった。  ほとんど目が覚めてしまっていて、もう、眠ることができなかった。 時計の夜光盤を見ると、まだ、真夜中の3時であった。ベッドから出て、 パジャマのまま、窓のところまで歩いた。暗い空に、点滅する光が見え た。夜の音が聞こえた。どこかで、ベル。   2 1  しかし、なぜ、この時間にベルなんか?災害を知らせるベルなのか? ここの軽いゆれが、どこか近くで、大きな地震につながったのだろうか? あるいは、これから、ほんとうの地震が来る、という
タイムマシン第1号 /FB/FirstTimeMachine/
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 原作:フレドリックブラウン  アランフィールド       「諸君、タイムマシン第1号です」と、グレンジャー博士。 三人の友人が、その機械を見つめた。 片手に収まるほどのダイヤル付きの箱で脇にスイッチが一つ付いてい た。 「操作は、簡単です」と、グレンジャー博士。 「行きたい日時を、ダイヤルでセットして、ボタンを押すだけです。そ れだけで、過去にも未来にも行けます」     2 1  スメドリーは、真っ先に機械を手に持って、調べ始めた。 「これって、ほんとうに動くのかな?」 「簡単なテストは済んでいます」と、グレンジャー博士。 「一日前にセットしてボタンを押すと、室の外から、自分の背中が見え たので、そのまま、すぐに戻ってきました」 「もしもその時、室へ入って、自分のお尻を蹴り上げたら、何が起こっ てたかな?」と、別の友人。  グレンジャー博士は、笑いながら言った。 「たぶ
終わり良ければ /FB1/HappyEnding/
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すべての惑星が占領されてしまった。現在は、なにも落ちてはこなかっ た。  今、ここでは、ほとんど完全に破壊された世界の一部ではあるが、な にも落ちてはこなかった。  このような静かな場所で、ひとりでいることが、彼にとっては、安全 だった。別の場所では、監禁されあるいは、死にいたるかもしれなか った。ここでさえ、危険があった。救命艇の3名の乗員には、わかって いることだった。たぶん、いつか、だれかが話すだろう。そして、ここ にいてさえ、逮捕しにくるだろう。 4 3  しかし、これが、逃がすことのできないチャンスだった。うまくゆく 可能性は、低かったが、3人は、地球の植民星の外でも、彼がどこにい るのかわかっていた。さらに、3人は、軍には忠実だが、あまり賢くな い連中であった。  救命艇は、休むために、静かに着陸した。ハッチが開き、彼が跳びお りて、ビーチに向かって歩きだした。す
ファブクリップ /FB5/FabClip/
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「おやじは酔って帰ったから」と、オレは考えた。「イスの上か、どこ か床の上で寝ているのだろう」  オレは、家じゅうを見てまわった。ベッドの下、クローゼットの中、 すべてを見た。こんなことはムダなことが分かっていたが、見てまわっ た。おやじがどこにもいないことを確認したかった。たしかにいなか った。  コーヒー用のお湯は、沸騰して蒸気をあげていた。火を止めて、立ち つくした。さがしまわったことで行き詰まり、なにも考えられなくなっ た。 「だれかといっしょだったはずだ」と、オレは考えた。「印刷工の同僚 とかの家に泊まったのかもしれない。かなり酔って帰れなくなって」  オレは、推理がでたらめなことが分かっていた。おやじは、酒の飲み 14 13 方が分かっていた。決して、そんなふうに酔うなんてことはなかった。 「なにかが起こったのかもしれない」と、オレは考えた。「たぶんバニ ーウィルソン
ケンタウロス /FB1/HorseRace/
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 アランフィールド        ガーンロバーツは、秘密エージェントKー1356として知られる人 物だが、今は、銀河連邦の主任安全局員として、ひとり乗り宇宙船で、 眠りについていた。宇宙船は、地球を出発して206光年離れた場所 をめざして、時速14光年で、自動航行中であった。ベルがなって、コ ンピュータに、起こされた。すぐに、スクリーンにむかい、スイッチを 入れると、連邦の所長特別補佐のダウネンブランドの顔が映った。 「Kー1356、さっそく、仕事です」と、スクリーンのブランド。 「今、通過中の星雲にある、ノヴァという恒星をご存知ですか?」   2 1 「ええ」と、ロバーツ。すぐに、返答した。この距離での通信は、今の ような、超光速通信では、かなりの電力ロスにつながるので、できるだ け、早く、会話を切り上げたかった。 「では、その惑星については?」 「そこに行ったことはあ
聖なる神殿の謎 /ST/DS9_1_1_1/
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「ジェイク!大丈夫だったか?」 「発進準備完了!」 「発進!」  シスコ中佐は、シャトルの窓から、船がボーグ船に捕らえられたまま 爆発するのを見た。    ◇    宇宙暦46379・1。三年後。  ジェイクは、森の中の池で釣りをしていた。 「ジェイクここにいたのか、釣れたか?」と、シスコ中佐。 「釣れたけど、帰してやった。ねぇ、泳ぐにゆく?」と、ジェイク。 「いや、もう、到着の時間だ。そんな顔するな!これから行くベイジョ 8 7 ーは、きれいな星だぞ」 「でも、僕らが住むのは、星じゃなくて、オンボロのステーションでし ょ?」 「ベイジョー星の軌道にあるステーションだ、星に住むのと変わらない さ」 「子供いるかな?」 「いるさ、おまえくらいの子も、たくさんいる!」 「シスコ中佐!」と、通信バッジの声。 「はい、艦長」 「ディープスペースナインに接近中、ドッキングは七分後だ」 「了解
葬送曲 /FB3/Recessional/
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 葬送曲  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    王は、われわれの君主であるが、意気消沈していた。しかし王を責め られない。戦いは長きにわたりつらいものとなっていたからだ。悲し くも、生き残ったものはわずかとなったが、まだ希望をもっていた。王 が女王を失ったことは、とても悲しく、われわれも女王を愛していた。 だが、女王はブラックの女王とともに討ち死にしたので、戦いのロスに はなってない。王は、力の頂点にいるべき人だが、彼の励ましの言葉は、 敗北への怖おそれに満ち、違って聞こえた。だが、われわれは王を愛し、ひ とりずつ彼のために命を落とした。   2 1  1    われわれは王を守るために、血だらけの平原でひとりずつ命を落とし た。ここは、騎士が生きてたころに馬が泥を蹴けち散らしていた場所だった。 騎士も今では━━━われわれの騎士もブラック
武器 /FB2/TheWeapon/
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静かだった。           2 1  1    グラハムは、このようなときに、もっとも創造的ですばらしい仕事 をした。昼間の雑用から解放されて、自宅の薄暗い室に、ひとりすわり ながら。しかし、今夜は、彼の心は乱れて、建設的な方向に進まなかっ た。考えていたのは、隣の室にいる、精神的に未発達の息子のことだっ た。おもに感じていたのは、愛情であって、数年前に、息子のことを初 めて聞かされた時に感じたような、怒りでは、なかった。少年は、幸せ だった。それで、じゅうぶんではないか?子どもが、いつまでも子ども で、親元を去ることのない子どもを、どれだけ多くの人が持てるという のだろうか?たしかに、そう考えるのは、理にかなったことだ。間違っ た理屈かもしれないが。そのとき、玄関のベルが鳴った。  グラハムは、立ち上がり、玄関へ行く前に、ほとんど暗くなった室の 電気をつけた。思考を
ハーフベア /FB3/Bear/
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   プロローグ    もしも病院の待合室で、行ったり来たりしながらタバコに━━━たい ていは間違えてフィルターの先に火をつけて、なにかを待っている父親 を見たら、その仕草からどんなに心配か分かるだろう。  しかしそれが心配だと思うなら今、出産室の外のローカでうろうろ している、ジョナサンクインビーをひと目見てほしい。クインビーは、 タバコのフィルターの先に火をつけて、そのまま吸っても違いが分かり もしないのだ。  ジョナサンクインビーは、たしかに心配ごとを抱えていた。   2 1  1    始まりは、最後に動物園を訪れた夜だった。「最後に」は2つの意味 でそうだった。1つは、クインビーが1マイル以内には近づかないとい うことであり、もう1つは、妻も近づかないということだった。彼女は 落ちて、そう、穴の中へ━━━。  その夜、起こったことを分かってもらうためには、すこし説
ナイトゥアンディ /SY/KAndDy/
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手違いじゃない ?」 「コンピュータにお名前がないので」  女性は、係員の胸の名札を見た。「聞いて、シャリー!あした、妹が 結婚するの。わたしが親代わりで育てた妹よ」 「申し訳ございませんが、この便は満席で」 「話を聞いて!妹の結婚式なの。妹は、エイプリルでわたしはジュー ン、いっしょにバージンロード歩きたいから」 「仲がよろしんですね。11時50分の便でも、間に合いますから」  シャリーは、うしろのサングラスの男の方を向いた。「搭乗券を」 「物事には、理由があるもんだよ」と、サングラスの男。ジューンをな 10 9 ぐさめた。 「よいフライトを、ロイミラーさん!」と、シャリー。 「ありがとう」と、ロイ。搭乗ゲートへ入っていった。 「ボストン行き、77便の最終搭乗案内です」と、アナウンス。「12 番ゲートより搭乗中、お急ぎください」    ◇    CIAの黒のセダン。 「こうなると予
ファーストコンタクト /FB3/Contact/
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 アランフィールド    プロローグ    ダルローは、室で瞑想めいそうしていた。引き戸の外に、ノックの思考波を感 じたので、引き戸にあけと念じた。引き戸はあいた。 「どうぞ、友よ」とダルロー。テレバシーで伝えることもできたが、 ふたりだけのときは、しゃべるのが礼儀となっていた。  イヨンキーが入ってきた。「もう夜も遅いですよ、村長」 「そうだな、キー。1時間で地球のロケットが着陸するので、それを見 たいのだ」     2 1  1   「もしも地球人の計算が正しければ」と、ダルロー。「千マイル先にな ることは知っている。地平線の先だ。もしもその2倍先だったとしても、 水爆の閃光は見えるし、このファーストコンタクトを待ち望んでいた。 今度のロケットは無人だが、地球人にとってファーストコンタクトにな る。われわれのテレパスチームは、何世紀にもわたって、地球人の思考 を受信して
そよぐ幻影 /OT/SoyoguGenei/
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 そよぐ幻影げんえい  大手おおて拓次たくじ あなたは ひかりのなかに さうらうとしてよろめく花はな あなたは はてしなくくもりゆく こゑのなかの ひとつの魚うを、 こころを したたらし、 ことばを おぼろに けはひして、 あをく かろがろと ゆめをかさねる。 あなたは みづのうへにうかび ながれつつ ゆふぐれの とほいしづけさをよぶ。 あなたは すがたのない うみのともしび、 あなたは たえまなく うまれでる 生涯しょうがいの花はなしべ、 あなたは みえ、 あなたは かくれ、 あなたは よろよろとして わたしの心のこころなかに 咲さきにほふ。 みづいろの あをいまぼろしの あゆみくるとき、 わたしは そこともなく ただよひ、 ふかぶかとして ゆめにおぼれる。 ふりしきるさざめきのやうに わたしのこころは ながれ ながれて、 ほのぼのと 死しのくちびるのうへに たはむれる。 あなたは みちもなくゆきかふ むらむらとしたかげ、 かげは にほやかに もつれ、 かげは やさしく ふきみだれる。  (昭和八年六月二十九日) 2 1
エコーバック /FB3/Rebound/
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 アランフィールド    プロローグ    パワーが、どこともなくやって来て、突然、ラリースネルに宿やどった。 なぜ宿やどったのか、分からない。ただ、やって来た。それだけだった。  それはもっと好青年に起こればよかったのだろうが、スネルは、と るに足らない盗人ぬすっとで、盗んだあとどう逃げるかばかり考えていた。しか し、収入の大半は、闇チケットやパーティ券を若者に売って稼いでいた。 すこし太り気味でだらしなく、中央に寄った目が、実際よりさもしく見 せていた。唯一救われる点は、臆病だおくびょうったことで、それで、彼は、暴力 犯罪に関わることは一切なかった。   2 1  1    ある夜、スネルは、食堂の電話ブースで、競馬のノミ屋と、その日の 午後のレースで電話で賭けた当たり馬券が、3連単か3連複かで、言い 争いをしていた。ついにあきらめて、スネルは、言い放った。 「死んじま
失われた文明3永遠の生命 /FB3/Discovery3/
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 失われた文明3永遠の生命  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    20世紀に発見されたが失われた大きな発見の3番目は、永遠の生命 の秘密だった。  これは、はっきりしないがモスクワのイバノビッチスメタコフスキ ーという化学者が1978年に発見した。スメタコフスキーは、どのよ うにして発見し、どのようにしてそれを試す前に有効なことを知ったの かについての記録を残さなかった。2つの理由から、彼がそれを身が凍こお るほど怖おそれていたからだ。     2 1  1    スメタコフスキーは、それを世界に発表することを怖おそれていた。自分 の政府にさえ、一度報告すれば、秘密はすぐに鉄のカーテンを漏れて、 世界に混乱をもたらすだろう。USSRはうまく処理できるだろうが、 ほかの野蛮で不道徳な国では、永遠の生命の薬は、たちまち人口爆発を
3つの願い /XF/JeSouhaite/
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 407号倉庫の前に、携帯用無線が捨てられていて、シャッターはあ いたままだった。  アンソンの姿は、なかった。社長は、立ち上がり、倉庫の前で叫んだ。 「もうがまんならん!きょうかぎりで、お前を━━━」  社長は、口ごもり、手で押さえながら、こちらを向いた。  手をどかすと口は、なくなっていた。 「ギャーッ!」 6 5  1      FBI本部。午前9時22分。  モルダーは、地下の自分のオフィスで、男性の書類に、ひととおり目 を通した。 「なにか、飲み物は?コーヒー?水?」と、モルダー。  男性は、口ごもった。 「おはよう!」と、スカリー。ドアをあけて、入ってきた。 「おはよう!」と、モルダー。  スカリーは、男性に見えないように、この人だれ?というジェスチャ ーをした。 「スカリー特別捜査官です」と、モルダーは、男性に、紹介した。そし て、スカリーに。「こちらは、ジェイ
アリスのビックリラン /LC/AliceWonder/
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ビンに毒入りって書いてあるかよ く見ること!」  アリスは、今までいろいろなお話のなかで、子どもたちが焼かれてし まったり、野獣に食べられてしまったり、そのほかの楽しくない目にあ ったりするのは、子どもたちに教えられた簡単なルールを忘れていたか らだということを知っていた。つまり火のなかに飛び込めば燃えてし まうとか、ナイフで指を深く切ればふつう血が出るとか、そして忘れて ならないのは、毒入りと書かれたビンを飲めば、遅かれ早かれ、同情し がたい目にあってしまうということだった。  しかし、このボトルには毒入りと書かれてなかった。アリスはなめて みると、とてもおいしかったので、(いろいろなフレーバーが混ざって いて、チェリータルト、カスタード、パイナップル、ローストターキー、 14 13 トフィー、それにホットバタートーストの味がした)すぐにすべて飲ん でしまった。    ◇   「
つくられた記憶 /ST/DS9_4_5_3/
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と、執行官。 「どういうことです?」 「チーフ、急にこう言われても信じられないでしょうけど、あなたは服 役してないの。あなたが経験したことは、作られた現実よ。脳に働きか けるプログラムによって、作り出されたイメージを見たに過ぎないの」 「なに?」とオブライエン。 「少佐の言うとおりです。我々は犯罪者に服役したという記憶を与える のです。その受刑者の人格に合わせてね。その方が実際に刑務所に収容 するより効率的だし、効果もあるのです」 「つまり、あなたが刑務所で体験したと思っていること、記憶している ことは、全部イメージなの。現実じゃないのよ」と、キラ少佐。 「いやぁ、僕には現実だ。すべて現実です」 6 5  1   「どうやらチーフは、アグラッサの技術に興味を抱き、いろいろと質問 したらしんだ。そこで当局にスパイ容疑で逮捕されてしまった」  シスコ大佐は、マイルズオブライエンの
サアルバの国 /FB1/DeathOnTheMountain/
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     彼は、山の斜面の小屋に住んでいた。たまに、山頂に登ると、谷を見 下ろした。彼の赤いサンダルは、山頂の雪の上に、血のしたたりのよう に、脱ぎ捨ててあった。  谷には、人々が暮らし、そして、死んでいった。彼は、人々を観察し ていた。  彼は、あるとき山頂にただよう雲を見た。雲は、奇妙な形をしてい た。その形は、時々刻々変化し、船であったり、城であったり、馬であ ったりした。ごくたまに、雲は、彼以外は、だれも見たことのないよう 2 1 な形になった。彼は、それを、夢で見ていたのだ。ただよう雲の奇妙な かたちのなかに、夢で見たかたちを、見つけた。  1    小屋のドア口でひとりたたずんで、毎朝、地面のしずくから昇ってく る太陽を見ていた。谷に住む人たちは、彼に、太陽は昇るのではなく、 地球が、オレンジのように丸く、まわっているので、それで、毎朝、燃 える太陽が、空
ユスタックウィバーの短い生涯1 /FB3/Weaver1/
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 ユスタックウィバーの短い生涯1  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    ユスタックウィバーは、タイムマシンを発明したときとてもいい気 分だった。発明を秘密にしておく限り、世界を意のままにできるだろう。 予想もしない大金持ちになれるだろう。  必要なことは、未来にちょっと行って、値上がりする株や勝ち馬を見 てくるだけだ。あとは、今に戻って、その株や馬券を買えばいい。  株式投資するには資金が必要だったので、まずは、競馬だった。競馬 なら、2ドルから始めて、すぐに数千ドルにできるだろう。     2 1  1    しかし、顔見知りのノミ屋がすぐに破産してしまい、ほかにノミ屋を 知らなかったので、競馬場に行く必要があった。今やっている競馬は、 南カルフォルニアとフロリダだけで、どちらも同じ距離、飛行機代は、 だいたい100ドルだっ
星雲を越えて /ST/StarTrek2016/
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と、スコット。    ◇    エンタープライズの通路。  カークが歩いてくると、うしろに副長のスポックと医療主任のボーン ズことマッコイがついて歩いた。 「ティナックスとは、合意にいたったのですか?」と、スポック。 「ああ、いや、いたらなかったな」とカーク。長靴でなく、古代の遺 物を、スポックに投げた。「これを、保管庫に!」 「ジム、ひどいなりだな!」と、マッコイ。ずっとカークを医療用トリ コーダで診察していた。 「ありがとう、ボーンズ」 「また、ひたいの血管が浮き出ているぞ!だいじょうぶか?」 「サイコーだよ!いつものことだ!」 8 7  1    宇宙を航行する、エンタープライズ。 「船長日誌、宇宙暦2263・2」と、カークの声。 「今日は、われわれが、ディープスペースで過ごす966日目、5年間 の任務の、3年目に入っている」  カークは、起きて顔を洗って、タオルでぬぐった
暗闇の家 /FB1/TheHouse/
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   プロローグ      彼は、家のポーチまで来ると、中に入るのを、すこしためらった。背 後の道や、道端みちばたにはえた緑の木々や、黄の平原、遠い丘、それに、明る い陽射しも、これが最後の、見おさめだった。それから、ドアをあけ、 中へ入った。背後で、ドアが閉まった。  うしろを振り返ると、あるのは、ただの壁で、ドアノブも鍵穴も、ド アのへりさえなかった。へりがあったとしても、うまくまわりの壁に溶 け込んで、輪郭さえ見つけられなかった。   2 1  1    目の前にあるのは、くもの巣のように広がる広間だった。床には、ほ こりが厚くつもり、その先には、細く曲がりくねった通路が、2匹の小 さな、へびか、あるいは、2匹の大きな、いも虫のように、続いていた。 暗く見えにくい通路で、右の方の最初のドアに近づくまで、気がつかな かった。そのドアには、旧英国書体で、「常に忠実」と刻ま
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ /FB2/Reconciliation/
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やがて きたらむ  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ      夜の外は、静かで、星がまたたいていた。けれど室内は、殺気だっ ていた。男と女が、数フィート離れて立ち、お互いを憎しみに満ちた目 で、にらみつけていた。  男のこぶしは、固く握られ、いまにもパンチを繰り出しそうであった。 女の指は、広げられ、かぎつめのようにカーブさせていた。しかし、ふ たりとも、腕は、脇から離さなかった。ふたりとも、良識ある市民であ った。   2 1  1   「キライよ」と、女。声が低くなった。「アンタのすべてがキライよ」 「キサマの方こそ。キサマの贅沢のために、さんざんしぼり取られたあ げく、こっちには、もう、キサマのエゴのために、バカなものを買わさ れるカネさえ残ってないんだ」 「それは、ウソよ。アンタだって、それがウソだってわかってるはずよ。 アンタが、む
アリスのアンダラン /LC/AliceUnderGround/
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たぶんうまくできる人なんていない) 「小さな少女が聞いても無視されるのがオチだわ。そんなふうに聞いて もだめで、たぶんどこかに書けば分かってもらえるのよ!」    ◇    下へ、下へ、下へ━━━アリスは、ほかにな~んにもすることがない ので、また、大声で自分に。 「ディナは、今夜わたしがいなければ寂さびしがるわ!なんとかしないと!」 (ディナは、アリスの家で飼かわれているネコだった) 「お茶の時間に、ディナのミルク皿を忘れなければいいけど。ディナ、 ここにいっしょにいてくれたらいいのに!空中にはねずみはいないけど、 8 7 こうもりを捕つかまえられるわ!こうもりってねずみにとても似てるのよ。 でも、ネコって、こうもりを食べるのか?」  アリスはすこし眠くなって、繰り返し自分に、夢のなかで問いかけた。 「ネコって、こうもりを食べるのか?」  あるいは、 「こうもりって、ネコを食べ
囚人のピアノ /TZ/TheConvictsPiano/
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 1    刑務所の屋上。休憩時間。  リックは、目をつぶって、頭の中で、軽快なジャズピアノを演奏して いた。台の上に置いた、両手の指が動いていた。不思議に思った、フレ ッドが、横に座って、動く指を見ていた。  フットボールをしていたサムがボールを追って、ふたりにぶつかっ てきた。サムは、追ってきたもうひとりに、タックルされた。 「ふざけるな!」と、サム。相手を突き飛ばしてから、ナイフを出した。 「来い!」  それを見て、リックが、サムにぶつかっていった。  すぐに、監視人がやってきた。 「やめろ!」と、監視人。ふたりを、引き離した。 「覚えてろよ!」と、サム。 「手を切られた」と、リック。監視人に、左手を見せた。シャツが血で 汚れていた。    ◇    医務室。 4 3 「感染には、注意が必要だが、傷自体は、軽い」と、医師。 「利き手じゃなくて、よかった。左手は、使わない」と、
ネコどろぼう /FB3/CatBurglar/
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 ネコどろぼう  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    ミッドランドシティ警察の署長は、2匹のダックスフンドを飼ってい た。名前は、リトルノートとロングリメンバーだった。しかしこのこと はネコどろぼうとは全く関係ない。このストーリーは、いわゆる署長 が、一見すると不可解な一連のどろぼうに━━━ひとりの男の犯罪に興 味をもったその関心事から始まる。  どろぼうは数週間で、19の家に侵入した。見たところ犯罪は計画的 だった。侵入した家にはかならずネコがいた共通点があったからだ。  どろぼうはネコだけを盗んだ。   2 1  1    たまには、現金が見えるとこにあったり、宝石があったが、どろぼう は目もくれなかった。家主が帰ると、窓やドアがこじあけられ、ネコが いないことを発見するが、ほかに盗まれたものはなく、室を荒らされて もいな
アンラッキー /FB1/Unfortunately/
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 アランフィールド        ラルフNCー5は、監視スクリーンのアルクトゥルス第4惑星を見て、 安堵あんどのためいきをついた。コンピュータが、そう、教えてくれたのだ。 アルクトゥルス第4惑星はここでは、唯一の、人が住んでいる、居住 可能な惑星で、となりの太陽系まで、数光年離れていた。  彼は、食料を必要としていた。燃料や水は、じゅうぶんだったが、冥めい 王おう星の兵站へいたん部は、彼の偵察艇に物資を補充する際、食料を補充しわすれ た。宇宙マニュアルによると、アルクトゥルス第4惑星の原住民は、友 好的だった。頼めば、なんでも与えてくれるという。   2 1  マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦 で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。 「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNCー5。マニュアルを、声に出 して読んだ。「ヒュ
ファイナルアンサー /FB2/Answer/
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 ファイナルアンサー  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    デュワーイブは、おごそかに、最後の接続を金で溶接した。12台の 亜空間中継カメラが彼に向けられ、彼の動きはそのまま、12画面で 全宇宙に立体中継されていた。  デュワーイブは、まっすぐに立ったまま、デュワーレインにうなづく と、スイッチのある場所まで移動した。そのスイッチが押されると、連 結が完了することになる。ただちにすべての、960億の惑星にある、 巨大コンピュータのすべてを、この1つのサイバネティックマシンに、 1つの人工知能に直結する。全銀河の全知識が、1つに統合されること になる。 2 1  1    デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく の沈黙ののち、彼は、言った。 「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」  デュワーイブは、スイッチを入れた。大き
あごひげ彩か /FB3/Beard/
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 アランフィールド    プロローグ    マリアンヌは、父親があごひげ彩さやかなビリーを彼女の結婚相手にした ことに、驚いた。悪く驚いた。  ビリーには不吉なものがあった。体格がよいこともタカのような目 も、マリアンヌを見る目線も、不吉だった。それに、うわさがあった。 もちろんただのうわさだが、前になん人もの妻がいて、妻たちがどうな ったか誰も知らないという。  クローセットの中になにか隠していて、奇妙な仕事をしていた。なか を見たり、絶対にそこに入ったりしないように言われていた。   2 1  1    マリアンヌは、きょうまでは、ビリーの言うことを守っていた。クロ ーセットのドアをあけようとして、カギがかかっていることを知っても、 やはり守っていた。  しかし、今、マリアンヌは、ドアの前にカギを持って立っていた。彼 女は、クローセットのカギだと思われるものを手にしてい
人形の家で /TZ/Miniature/
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隣のガラス戸越しに、上司のディーメルが、いぶかしげに見送 った。    ◇    チャーリーは、昼食のために、バートン郡博物館へ行った。 「失礼!」と、チャーリー。玄関で、ぶつかったアイリーンに。アイリ ーンは、黒のコートに、黒の手袋だった。あきれたように頭をふって、 4 3 去っていった。アイリーンにぶつかったことが、チャーリーが見知らぬ 世界に迷い込むきっかけとなった。  館内の食堂は、「改装のため休業」の立て札があった。階段を上って いくと、下へ降りようとする、団体客にぶつかった。 「次は、古代の美術品です」と、案内する男性。「この盾は、100年 も前のものです。比較的新しい、1950年代のものもあります。アフ リカの一部の地域は、開拓前で、文明化されていません。奥地の先住民 の中には、文明社会を知ることなく、死んでゆくものもいます。また、 彼らは、数百の言語を操ります」チ
ノヴァリアン試用版 /novelyan/guestroom/
FSFDEC89.jpg fantastic_196008.jpg ASF_0170.jpg NTMRSGZNS1961.jpg 1893.03.harpers.s.jpg march-harpers-1895.jpg
ユーザの方の場合は、 ユーザの方専用ディレクトリ・非公開URLが、ご用意されますので、 他の方に邪魔される心配はありません。 ゲストルームでは、004.nov~006.novの3つは、変換・表示が、すぐ試せる事例です。ファイル選択は、すでに、それぞれ、 TheWaveries.nov 、 TheHouse.nov DeathOnTheMountain.nov が、選択されているものとしています。(実際には、ユーザが指定します。) よって、変換と表示をすぐに試せます。 (004.htm~006_P.htmは、初期化できません。) 2. 原稿ファイルを選択します。 原稿を、001.novとすると、novファイルは、 テキストファイルで作成してください。 漢字の文字コードは、すべて、UTF-8です。 (novファイルは、UTF-8以外のシフトJISなどでも、読み込めます。) (お使い慣れたエディタなら、なんでもOKです。 おすすめは、viviエディタ 1.x フリー版です。担当者が使用しているのは、1.006ですが、今はないようですので、VIVI1006.LZHをゲストルームに置いておきます。オリジナルそのものです。適当なディレクトリに、右クリ
緑の世界 /FB/SomethingGreen/
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もう4年だった。ドロシーは、たぶん、やさしい方の性、つまり、女性 だった。そのわけは、肩にとまった感触が、まるで、女性の手のように、 感じられるという以外はなかったが。 「ドロシー」と、マクガリー。「危険にそなえるように!ライオンやら タイガーが飛び出してくるからね」  マクガリーはソラーガンのホルスターのバックルをはずした。いつ でもすばやく引き抜けるように、銃の台尻に手を置いた。そして、墜落 した宇宙船の機体から救い出せた武器が、弾薬を補充することなく使用 できる、ソラーガンであったことを、少なくとも一千回目にはなるが、 幸運の星に感謝した。ソラーガンは、近くの太陽から自らエネルギーを 吸い上げ、引き金を引くと、一気に放出した。このソラーガンなしでは、 マクガリーは、このクルーガー第3惑星では、おそらく1年も生き延び られなかっただろう。 4 3  1    赤いジャングル
ねずみ /FB1/Mouse/
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ネ コ特有の予知能力や、モードの違いを感じ取る能力で。彼女は、背中で 1回転した。 「ミャオー」と、ビューティ。強く、訴えるように。  ビルは、彼女に答えず、公園通りをはさんで起こった、信じられない できごとに、心を奪われていた。  それは、葉巻タイプで、長さは、7フィート、直径は最も太いとこ ろで、2フィートだった。サイズからいったら、ちょっと大きめの、お もちゃ飛行船であったが、窓と向かいの空中50フィートに出現するの を、初めて見たときから、ビルは、それが、おもちゃであるとは、まっ たく思わなかった。  それは、あえて呼ぶなら、エイリアンだったが、そう呼んでも、それ が、なんであるかを示してなかった。エイリアンとか地球のものとかは、 4 3 その外形を特定するわけではなかった。それは、翼がつばさなく、プロペラも ロケットブースターもなく、なにもなかった。金属で作られたシリ
緑の悪夢 /FB3/NightmareInGreen/
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 原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    彼は目覚めると、昨夜ベッドの中で考えた強い決意を思い起こした。 それは、ウィリアムがふたたび男に強い男になるために曲げてはなら ない決意だった。妻のデイジーに離婚してくれるよう断固として要求す る。そうしなければ、すべてを失って2度と勇気を持てなくなるだろう。 6年間の結婚生活の最初から、離婚は不可避だった。  今が、そのターニングポイントだった。自分より、あらゆる点ですぐ れた女性と結婚することは、耐えられないだけでなく、自分がだんだん 弱々しい生き物、希望を失ったねずみになっていってしまうのだ。   2 1  1    デイジーは、あらゆる点で、ウィリアムより優まさっていた。彼女は、ア スリートだったので、ゴルフでもテニスでもあらゆるスポーツで、彼を やすやすと打ち負かした。デイジーは、ウィリアム
ハンスカーベルのリング /FB3/HansCarvel/
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 アランフィールド  (ラブレーの作品を現代風にアレンジ)  プロローグ    むかしむかしフランスのあるところに、お金持ちですこし高齢のハン スカーベルという宝石商がいた。ハンスカーベルは研究熱心で教養も あり、みんなに好かれていた。暮らしはつつましくなにかに失敗したわ けでもなかったが、ハンスカーベルは、この年まで独身だった。60才 前後だという。正確な年は教えてくれなかった。  この年になって、ハンスカーベルは、宮廷の執行官の娘と恋に落ちた。 活発で元気な娘で、宮廷の王の食卓に料理を運ぶ女給をしていた。  ハンスカーベルは、その娘と結婚した。   2 1  1    幸せな新婚生活だったが、ハンスカーベルは、若い妻に疑いを持ち始 めた。妻を深く愛してはいても、妻は元気がよすぎて活発すぎるのでは ないかという気がした。彼が与えられるものが、もちろんお金は十分あ ったが、
帰ってきたカーン /ST/StarTrek2013/
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全員、拝おがみはじめた。 「オレは、イヤだぞ!」と、マッコイ。ふたりは、走りつづけた。 「ああ、分かっている」と、カーク。  断崖までくると、そのまま、ふたりは、海に飛び込んだ。    ◇    海中。  カークとマッコイは、海にもぐると、青い布をぬいでダイビングス 12 11 ーツと足につけた小型スクリューで進んだ。そして、海底に待機してい た、エンタープライズのエアーロックに入った。  エアーロックから、海水が出てゆくと、ドアがひらいて、スコットが 現われた。 「宇宙船を海底に隠すなんて」と、スコット。「どんだけバカバカしい か、分かります?ゆうべっからですよ!船体が塩水でサビついて」 「チャーリー」と、カーク。「副長は?」 「まだ、火口の中に!」  3人は、すぐに、ブリッジに向かった。    ◇    噴火口。  スポックは、冷却装置を開いて、セットした。  岩場で立ち上がると、
バーニングマン /TZ/TheBurningMan/
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   オープンカーが、未舗装の道を、ほこりを上げて、走っていた。 「おばさん、体が燃えそうだ!」と、助手席の少年。運転している、ロ ーリーに。 「もうすぐ、湖に飛び込めるわ、アンドレ!」と、ローリー。薄ピンク のドレスに、薄ピンクの帽子を、スカーフでくくっていた。 「この気温の高さは異常だ!38度くらい?」 「もっと、よ!ここ十数年では、もっとも暑い7月みたい」     2 1  1    そのとき、顔が埃だほこりらけの、ダニーが立ち上がった。ダニーは、57 になったばかりだった。服は、茶柄のネクタイに薄茶のスーツだったが、 やはり、埃だほこりらけだった。 「見てよ!」と、アンドレ。  ダニーは、道の真ん中に出てきて、両手をあげていた。ローリーは、 車を止めた。 「止まるとは、驚いたね」と、ダニー。 「それは、こっちのせりふよ!」と、ローリー。「どちらへ?」 「どこでもいい
イェフディの法則 /FB2/TheYehudiPrinciple/
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 1   「そう、イェフディの法則」と、チャーリー。「ここにはいない、小人 の法則さ。ヤツがやってくれるのさ」 「やるって、なにを?」オレは、知りたがった。  ここで、それが、なにか説明しておこう。それは、ヘッドバンドで、 ちょうど、チャーリーの頭に合っていた。額のひたいところに、薬の容器より やや大きめの黒い丸い箱が付いていた。また、銅の円盤が、チャーリ ーのこめかみの上にそれぞれあって、1本のワイヤーが右耳のうしろを 通って、コートのポケットにある単3乾電池につながっていた。  一見したところ、それは、頭痛を治したり、あるいは、もっと悪くす る以外には、なにもできないように見えた。しかし、オレは、チャーリ ーの顔の輝きから、それは、とんでもないものだと悟った。 「なにをやるんだい?」オレは、知りたがった。 「やってほしいこと、なんでもさ」と、チャーリー。「もちろん、常識 の範囲内だけだけど。ビルを動かしてくれ、とか、蒸気機関車を出して くれ、という突飛なのは無理だ。しかし、なにか細かいことで、やって ほしいことなら、ヤツはやってくれる」 「ヤツって?」 「イェフディさ」 4 3
存在のわな /FB4/Trap/
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 存在のわな  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ                     2 1  1                (つづく) 4 3
ある日どこかで /SY/SomewhereInTime/
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 ある日どこかで  原作:リチャードマシスン  リチャードマシスン    プロローグ             2 1    ◇    1              (つづく) 4 3
いつもふたりで /SY/TwoForTheRoad/
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「いいか、先は長いぞ」と、運転席のマーク。エンジンをかけて、すぐ にエンストした。2回目も同じだった。今度は、エンジンもかからなく なった。助手席のジョアンナは、嫌な予感がした。 「押さないとだめだ」と、マーク。  ジョアンナは、ポーターを呼ぼうと周りを見たが誰も目を合わせよ うとしなかった。ジョアンナは、降りて、車の後ろに回った。 「さぁ!」と、マーク。「がんばれ!」ジョアンナが押すと、車は動き 出した。「その調子!もっと速く!速く!」やっと、エンジンがかかっ て、車は走りだした。 「ヘーイ!」と、ジョアンナ。車は、一周して戻ってきた。「わたしを 覚えてる?ジョアンナよ!」助手席に乗り込んだ。 「しっ!」 「なにか?」 「ほら、ドンク!」 「ドンクって、どんな?」 「中くらいの、不安なドンク!ほら、ドンク!」  車は、走り出し、港を出て、畑の間を抜けて、走った。 「いつから、だめに?」と、今のジョアンナ。また、テーマ曲が聞こえ 14 13
SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風 /
FSFDEC69.jpg 32613163032_3e5ea3fd38_b.jpg FSFNOV69.jpg FSFOCT72.jpg FSFJUN77.jpg FSFAUG78.jpg FSFAUG1952.jpg FSFFEB1952.jpg FSFDec1950.jpg FSFJUN70.jpg FSFMAY67.jpg FSFJAN66.jpg FSFJUL66.jpg FSFMAY65.jpg FSFAug1962.jpg FSFMAR1964.jpg FSFSEP86.jpg FSFMAY97.jpg FSFMAY2001.jpg FSFSEP88.jpg FSFOCT85.jpg FSFMAR86.jpg FSFJul1953.jpg BDTMRTRNSF1975.jpg FSFJUN72.jpg Bantam0302.jpg LCSDVNTRSN0000.jpg AliceWonder.jpg AliceLooking.jpg FSF_0374.jpg
あなたは、すでに、ノヴァリスト! presented by bilyzkid SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト) NOVELYst AutogeNerating dimensional space 試用版 ゲストルーム ◆◇◆更新ニュース◇◆◇ 一. 試用版 ゲストルーム をリリースしました。 二. サイト 内 検索 をリリースしました。 三. 郵便番号検索 をリリースしました。 四. 世界の国旗 をリリースしました。 五. 和暦⇔西暦・早見表 で、令和を新年号としました。 六. 広告ページを としました。  ( ページ:ネットゲーム・健康広告あり   ページ、その他:広告なし)  ◇◆Alt-P (印刷ページ)Enterで、広告なしに移れます◇◆  左  中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他  右 七. 宝くじMission に、ビンゴ5(N8)を追加しました。
失われた母星 /ST/StarTrek2009/
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「総員退避だ!」 「了解!」 「全デッキ!こちら船長だ!」と、カーク。「ただちに、船を捨てて、 総員退避!各自、指定のシャトルに乗れ!繰り返す」  ブリッジの仕官は、全員、席を立った。  医務室。臨月の女性を車イスに乗せて、看護婦が退避を始めた。 「ジョージの声よ、どういうこと?」と車イスの女性。 「シャトルで、お産よ!行って!」と、看護婦。 「船体が破損!早く、逃げろ!立たせろ!」機関部から、退避する乗員。 何人かは、爆発で吹き飛ばされた。 「ジョージ!」と、車イスの女性。無線で。 「無事か、よかった」と、カーク。「医療シャトル37号を、スタンバ 10 9 イした。そこまで、行けるか?」  看護婦たちは、エレベータを降りた。 「大丈夫だから、オレの言うとおりにしろ!シャトル37号だ!」 「ジョージ、もうすぐよ!赤ちゃんが、生まれそうなの!」 「今、すぐ、行く!」  カークは、ブリ
オブライエンの孤独 /ST/DS9_2_4_2/
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気づいて、起き上がった。    ◇    キッチンテーブルで、モリーとケイコが朝食をとっていた。  ドアがあいて、オブライエンが入ってきた。 「ずいぶん、早起きなんだな」と、オブライエン。 「ええ、学校の仕事が最近、たまっちゃっているから、今朝け さは早く、 行こうかと、思って」と、ケイコ。 「でも、まだ、5時半だぞ?」  オブライエンは、デュブリケータに、命令した。 「ジャマイカンブレンドの、濃くて、甘いやつを」 「ピューピピピ」と、デュブリケータ。 「読まなければならない、作文があるの」 「よく眠れたかい、モリー?」  オブライエンは、モリーに話しかけた。 「あっちに行って!」と、モリー。 「パパに、おはようのキスは?」 「やだ」 6 5  モリーは、室を出て行った。 「オレがなにをしたって、言うんだい?」 「ちょっと、機嫌きげんが悪いだけよ!」と、ケイコ。「子どもって、そうな
チャンスふたたび /FB3/SecondChance/
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   プロローグ    ジェイとオレは、シカゴのニューコミスキー球場の内野スタンドにい た。1959年のワールドシリーズ10月9日の試合のリプレイが、そ ろそろ始まろうとしていた。  オリジナルゲームは、ちょうど500年前でロサンジェルスドジャ ーズが9対3で勝利し、4勝してシリーズを制し、ワールドチャンピオ ンとなった。オリジナルゲームと可能な限りまったく同じ条件でゲーム は始まるが、結果が違ってくることはありうる。     2 1  1    シカゴホワイトソックスの選手たちがフィールドに出てきて、内野で ボールをまわし始めた。先発ピッチャーのウィンは、マウンドでボール を受けとると、ウォームアップピッチングを始めた。クルツェフスキー がファースト、フォックスがセカンド、グッドマンがサード、そして、 アパリシオがショートだった。ドジャーズのギリアムは1番バッターと して
気まぐれ /FB1/Experiment/
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 原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        「諸君、タイムマシン第1号です」と、ジョンソン教授。ふたりの同 僚の教授に、誇らしげに、報告した。「ただしこれは、実験用の小規 模モデルです。重さは、1・5kgまで。移動できる時間は、過去にも、 未来にも、12分までです。しかし、ちゃんと、動きます」  小規模モデルは、台の下の部分に、2つのダイヤルを備えた、郵便料 金計測用はかりのような形だった。  ジョンソン教授は、小さな金属製の立方体の物体を持ち上げた。 「実験用の物体です」と、教授。「これは、しんちゅう製で、520g あります。最初、これを、5分、未来に送ります」 2 1  教授は、前かがみになって、タイムマシンのダイヤルのひとつをセッ トした。 「時計を見ていてください」と、教授。  ふたりの同僚の教授は、自分の時計を見た。ジョンソン教授は、物体 を、
ミットキーあらわる /FB1/TheStarMouse/
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1千匹のねずみ軍団が、ガスマスクとガス爆弾 で武装して、1日か2日で、1都市の、どぶねずみのすべての穴から、 すべてのどぶねずみを駆除できます。全世界から、1年以内で、すべて のどぶねずみを、駆除できます。同時に、残っているすべてのねずみを 捕らえて、知的レベルを上げて、マーストラリアに運び━━━」 「しかしミットキー━━━」 「だめですか、教授?」 「うまくゆくかもしれんし、うまくゆかないかもしれん。きみは、どぶ ねずみを駆除できるだろうが、利害の対立から、そのうち、ねずみたち は、人間たちを抹殺し始めるだろう。あるいは、人間たちが━━━」 「そんなことは、しません、教授。武器を、そんなふうには━━━」 「そうかね、ミットキー?」 「絶対に、ありません。もしも、人間が、ぼくたちの権利を尊重すれば、 ぼくたちだって━━━」  オッペルバーガーは、ため息をついた。 「わしは、きみたちの仲介者として、行動するよ、ミットキー。そして、 きみたちの宣言を公表して━━━そうだね、どぶねずみの駆除は、人類 への大きな贈り物になる。だが━━━」 「ありがとう、教授」 「ところで、ミットキー。ミニートがいるんだよ、きみの妻の、つまり、 70 69 まだ、きみが再婚してなければ、だが。ミニートは、別の室にいる。き みが帰ってくる前に、ここに招待してある。今は、たぶん、暗いところ で眠っていると思
“スペーステロリスト”ターナロス /ST/DS9_1_1_2/
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と、スターゲイ ザーのターナロス。 70 69 「しかし、万一に備えよう。よく聞け!こちらは、コーマだ。この船に は、ギリトリウムを使った爆弾装置を積んでいる。攻撃すれば、それが 爆発するぞ」 「もしもワープ中に爆発すれば、放射能汚染が広範囲に広がります」 と、ガンジーのオブライエン。 「奴は、ステーションに戻るつもりだ」と、シスコ中佐。 「こちらは、連邦のシャトル、ガンジーだ。カーデシア軍、応答せよ」 「中佐、やっと我々と手を組む気になったか」と、ガルダナー。 「ガルダナー、ターナはスターゲイザーというシャトルに強力な爆発物 を積んでいる。ディーエスナインへ向かうのを阻止できないか?」 「ここからシャトルまで、2分14秒はかかる」 「それでは、1分遅れます」と、オブライエン。 「いい機会だから、おまえたちにひとつ警告しておこう」  シスコ中佐は、通信を切った。 「トラクタービームで引き付けられないか?」 「それは無理です。向こうは27秒先行しています。撃墜するしかない でしょう」 「光子魚雷を準備しろ!スターゲイザーが減速したら発射する」 「了解」  2隻は、ワープスピードでディ
黄の悪夢 /FB2/NightmareInYellow/
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1分早くても、1分遅くて もだめだったのだ。腕時計を見た。  家の中に入るまで、待つべきだったが、1分おくれそうだった。家の ポーチは、暗く、家の中と同じくらい、だれかに気づかれる心配はなか ったので、そこで、彼は、ドアの前に立って、ドアを開けるのを待って いる妻にジャックナイフを一突きした。  妻が倒れる前に、片手でささえてまっすぐ立たせたまま、別の手で、 ドアを開け、なかへ入ってから、ドアを閉めた。 8 7  エピローグ    スイッチをつけると、黄のひかりが室に満ちた。誕生日パーティーに 集まっていたみんなは、彼がかかえている妻が息をしていないことに気 づくこともなく、全員、大声で叫んだ。 「お誕生日、おめでとう!」        (終わり) 10 9
オレとフラップジャックとマルスd星人 /FB4/Flapjack/
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 オレとフラップジャックとマルスd星人  原作:フレドリックブラウンマックレイノルズ  アランフィールド    プロローグ                     2 1  1      ◇          (つづく) 4 3
眠れるステーション エムポックノール /ST/DS9_5_6_4/
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「あなたからだ。でないと、ノーグとはお別れだ」 「だめです、チーフ」と、ノーグ。 「心配することはないさ」と、ガラック。 「丸腰の相手は撃たないよ、それじゃ、楽しくないですからね」  チーフオブライエンは、銃を床に置いた。 「もう一丁隠していませんか?後ろに」  チーフオブライエンは、後ろに手を廻してフェーザーをふたつ床に置 いた。 「君の番だ」 「正直、すぐ撃ち殺したいところですが、でも、それでは、せっかくの 楽しみが、味わえませんからね」  ガラックは、銃を脇に置くと身構えた。ニ三発殴り合って、チーフオ ブライエンは、床に倒れた。 「うう、わぁぁ」 「がっかりですよ、チーフ、あなたの目にあるのは、血に飢えた輝きで はなく、恐怖だけだ」  チーフオブライエンは、ガラックに一方的に殴られて、再び床に倒れ た。 「うう、おおぁ」 58 57 「情けない、とても軍人とはいえない、ていた
白の悪夢 /FB3/NightmareInWhite/
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2    たしかに、彼女は、今ドアを暗闇の中ですばやくあけ、すぐに閉めた。 ドアのかすかなカチッという音だけ聞こえた。つぎに、やわらかいサラ サラした音、ナイトガウンかネグリジェが落ちる音がした。そして、ソ ファの彼の毛布の中に入ってきた。 「ハニー」と、彼。 「しっ!」と、彼女。  しかしこれ以上の言葉が必要だろうか?  エピローグ    長いようで短い時が流れ、ドアがふたたびあいた。  ぎらぎら輝く光が射し込んで、白のホラーに、凍ったように立ったま ま叫び声を上げようとしている、妻のシルエットを浮かび上がらせた。        (終わり) 6 5
アボミっぽい /FB3/Abominable/
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どもりながら、訊きいた。 「私が捜している、ローラガブラルディに起こったことなのか?彼女は、 今、8フィートの背丈で、毛深くて━━━」 「そう、だったね。彼女は、今、きみが殺した。われわれのひとりが、 彼女を妻として、捕らえた。彼女を殺したことで、きみに復讐するつも りはない。ただきみは、いわば、彼女の代わりになる必要がある」 「彼女の代わり?私は、男なんだが」 10 9  エピローグ   「なんという幸運!」と、声。  シャウンシー卿は、うしろを向かされ、大きな毛深いからだに抱きし められた。彼の顔は、ちょうど、山のような毛深い乳房のあいだの高さ だった。 「なんという幸運!だって、わたしは、アボミっぽいスノーウーマンな のよ!」  シャウンシー卿は、気を失った。彼の妻は、イヌのぬいぐるみのよう に楽々と彼を抱きあげ、運んでいった。        (終わり)
ロープ魔術 /FB3/RopeTrick/
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ジョージは、いつものようにいび きをかいていた。エルシーは、ベッドの脇に立って、とてもソフトにフ ラジォレットで、習ったばかりのシンプルな音律を吹きはじめた。  なんども、なんども。  シンプルな音律にのって、眠っているジョージのシーツが徐々にあが りはじめた。じゅうぶんな高さになるとフラジォレットを置いた。  エピローグ   「ギャーッ!」と、エルシー。歓声をあげて、シーツをめくった。  空中で垂直になっていたのは、ジョージのパジャマのヒモだった。        (終わり) 6 5
アリスのルッグラン /LC/AliceLooking/
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大きなにぶい目でしばらくドアを眺めてから、近寄って、 親指でこすって、ペンキがはがれるかどうか調べた。 「ドアの返事は?」と、カエル。「なにか聞いてきました?」  カエルの声は、しゃがれ声で、よく聞き取れなかった。 「どういう意味?」と、アリス。 「私は、英語でしゃべってますよね?」とカエル。「それとも、あな たは耳が不自由?ドアは、なにか聞いてきました?」 「なにも!」と、アリス。「ノックしてただけ!」 258 257 「それは、やめた方がいい!」と、カエル。「イラ立たせるだけ!」  カエルは、ドアに近づいて、大きな右足でキックした。 「あとは、そっとしておくだけ!」 カエルは、また、びっこを引いて、 木のところに戻って行った。「そうすれば、あなたもそっとしておいて もらえる!」  このとき、ドアがバタンとひらいて、かん高い歌声が聞こえてきた。    ◇    「ルッグランの領域 し
失われた文明1透明人間 /FB3/Discovery1/
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手さぐりで慎重に進み、寝床 を見つけた。静かに眠っている女性に触れた。彼女は悲鳴をあげた。 (サルタンは、夜にハーレムを訪れず、ひとりあるいは数名の妻たちを、 自分の住まいに呼び寄せるだけであることを、彼は知らなかった)    エピローグ    すぐに宦官かんがんが入ってきて、彼をつかまえた。 「そうか、これだったんだ」と、プレーター。死ぬまぎわに考えた。 「これが、透明人間の弱点だったんだ。完全な暗闇では、なんの役にも たたなかったんだ!」  最後に聞いたのは、片刃刀かたはとうのヒュッという音だった。  (終わり) 8 7
ジバゴ /SY/Zhivago/
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よけい、苦しくなるだけだ」 「わたしは、いつも考えてる━━━今日は、詩を書くの?」 「いや、今日は━━━」  そのとき、ソリの音が聞こえ、玄関に止まった。 「いるか?」男の声がして、戸を強く叩たたく音がした。男が戸をあけて、 こちらに歩いてきた。 「カーチャ、こちらにいらっしゃい」とラーラ。カーチャを書斎に連 れ戻した。 「いました」と、兵士。ふたりの兵士が、書斎のドアを開あけて、後ろの 男に報告した。  入ってきたのは、コマロフスキーだった。 「ビクター!」と、ラーラ。「てっきり、連中かと!」 「そうだ」と、コマロフスキー。「はずしてくれ、同志!」  ふたりの兵士は、室の外へ出て、玄関へ戻った。 「ユリアティンから出る汽車の座席を、私と同行の分、確保した。これ なら、安全に移動できる」 「あんたといっしょに行くつもりは、ない」と、ユーリ。 「わたしは、あなたといっしょよ」と、ラーラは、ユーリに言った。つ ぎに、コマロフスキーに向かって言った。「はなしは終わりね」 「ユーリとふたりだけで、はなしがしたい」 224 223  ユーリは、うなづいて、コマロフスキーと、玄関の方まで出て行っ
報復戦隊 /FB3/Fleet/
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 エピローグ   「もしもバーロ将軍が、旅の終わりで、破壊しようとした惑星が金星だ と気づいたとしたら、なにが起こっていたであろうか?  このような考察は、興味深いが、実みのりが少ない。バーロ将軍が、その 惑星を破壊する前に金星だと気づくことは不可能だった。なぜならバ ーロ将軍は、すでに、その惑星を破壊していたからだ。破壊してなけれ ば、その報復戦隊の司令官でもなく、そこにいさえしなかったのだ。  起こってしまった過去は、変えることはできない」        (終わり) 10 9
天使が死ぬ時 /TS/TheHabit/
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これから、 どうなさいますか?」 「やるべきことを、やるだけです。あなたは?」 「同じです。生きてるかぎり、努力しますわ━━━では、先生。もう、 お会いする日もありますまい。ご無事をお祈りしています」 「あ、拝借した上着を」リチャードは、上着をぬいで、シスターに渡し た。 「どうも。神さまがお守りくださいますように」 「ありがとう、シスター。お別れします」  リチャードは、一度振り返ってから、横道へ入っていった。 66 65  エピローグ    昼。セントマリーマグダレア校。  シスターベロニカが、校長室に入ると、シスターアンジェリカが、コ ーヒーを注いでいるところであった。テーラー神父は、イスに座ってい た。 「あ、シスター、ちょうど、コーヒーが入りましたわ」  シスターベロニカは、コーヒーを受け取って、座った。 「町でビッキーを見たんですけど、どうしても追いつけなくて━━━」  
パペットショー /FB2/PuppetShow/
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言葉通りに、すべて、本当だ。ガース は、単なるシミュレーションで、そう、実際にいる、銀河の知的種族の 姿の、正確な複製さ。もしも、きみたちが、極端なエイリアン嫌いで、 暴力的になられたら、困るので、心理学者たちの助言に従ったのさ。オ レたちは、きみたちとの、ファーストコンタクトに、その種族の実際の メンバーを送ることができなかった。それは彼らには、宇宙恐怖症が あったからだ。その種族は、高度に文明化され、連邦でも、高い地位の メンバーだが、彼らは、決して、自分たちの星を離れることができない。  オレたちの観察者は、きみたちが、決して、エイリアン嫌いではない と、保証していた。しかし、彼らは、前もって、きみたちのエイリアン 嫌いの程度を、判断できなかった。それで、テストする唯一の方法が、 別の身代わりを送りこんで、きみたちと、ファーストコンタクトさせる ことだったのだ」  大佐は、ため息をついた。「そう聞いても、安心できないな。わしら は、ヒューマノイドとは、なんとかやってゆけると思う。銀河の支配種 族は、結局のところ、人間、少なくとも、ヒューマノイドと聞けば、少 38 37 し
ヴァヴェリ /FB/TheWaveries/
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百万ドルの笑顔は、ま すます、その輝きかがやを増してるね!」 92 91 「そんなこと言っても、なにも出ないわよ!」と、メイジー。「さテ ーブルにどうぞ!」  みんな、くつろいで、食事をした。すまなさそうに、ジョージは、ビ ールを、冷えたボトルで、出してきた。 「すまないね、ピート。これより、強いお酒は、置いてないんだ。どう も、近頃、あまり、お酒を飲まないんでね、たぶん━━━」 「馬車に乗るからじゃないか、ジョージ?」 「馬車というわけでもないよ。宣誓したわけでもないんだが、この1年、 強いお酒は、飲んでない。なぜだか、わからないけど━━━」 「ぼくも、そうだよ」と、ピートマルベニー。「きみが飲まなくなった 理由は、よく、わかるよ。ぼくも、同じ理由で、それほど、飲まなくな ったからさ。それは、必要がなくなったということさ━━━ところで、 ここに、テレビは置いてないかい?」 「レガ
オーマイガー /FB2/Jaycee/
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「ジンに変えたんだ。みんな、マティーニを飲んでいたんでね。さっき も、ジョンは、サーフボードなしで、サーフィンに行くというので、た ずねると、想像力さえあれば、そんなものは、必要ないというんだ」 「なんて、ことだ」と、ドクターラルストン。顔を手でおおった。  かつて、人類史上、1度だけ処女懐胎があった。今、5000万の 処女懐胎で生まれた少年たちが、元気に育っていた。  10年後に、新たな5000万のジェーシーが現われることだろう。 「なんてジーザス、ことだクライスツ」と、ドクターラルストン。なみだ声になった。 「なんて、ことオー マイ ガー だ━━━」          (終わり) 8 7
ヴァンパイア /FB/Blood/
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と、ふたりの脳内 の声。 「ヴァンパイアのことを知っているか、考えていますね。それがなんな のかわかりませんが、われわれは、知りませんね」  ドリーナは、歓喜のあまり、ヴェロンの腕をつかんだ。 「自由よ!それに、ごはん!」 「あなた方は、疑問を抱いていますね」と声。 「私たちがなにから進化した生物なのか━━━そうですね、現在の全種 族は、野菜です。私は━━━」  彼は深くおじぎをした。 「ここの支配種族のひとりですが、かつて、あなた方が、チューリップ と呼んでいたものです」        (終わり) 6 5
ナスティ /FB3/Nasty/
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 ナスティ  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    ウォルタービュレガードは、この50年間というもの、情熱的にして、 完成された好きものであった。今、65才の年になって、好きもの協会 の会員資格をなくすかもしれない危機を迎えた。なくす危機?いや、正 直に言おう、彼はなくしたのだ。この3年間、彼は、医者から医者、偽 医者から偽医者、妙薬から妙薬へと渡り歩いた。すべては、まったく、 なんの効果もなかった。       2 1  1    ついに、ビュレガードは、占いや魔法の本を思い出した。膨大な蔵書 の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに か、失うものがあっただろうか?  かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発 見した
フィッシュストーリー /FB3/FishStory/
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どうや って?」 「子孫を増やすかって?」と、ロレーヌ。「かんたんよ、ダーリン。陸 上の生物のようなめんどうなことはないわ。人魚は哺乳類ほにゅうるいだけど、卵らん生せい なの。時がくれば、わたしが卵をうんで、卵がかえったら、赤ちゃんを 育てるわ。あなたの役割は━━━」 「そう?」とロバート。心配しながら。 「ほかのフィッシュと同じよ、ダーリン。あなたは卵の上に泳いでいっ て、受精させるの。それだけよ」 「ギャーッ!」と、ロバート。ふいに溺れ死のうとして、花嫁をおいて、 海底にむかって潜もぐっていった。  しかしもちろん、人魚にはエラがあったので、溺れることはなかった。   10 9      (終わり) 12 11
空想せよ /FB1/Imagine/
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 空想せよ  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        空想せよ。  さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。  空想せよ。  いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。  ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。  天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。  空想するのは、かんたんだ。  何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。   2 1  空想せよ。  宇宙船や未来を。  空想するのは、かんたんだ。  未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。  それでは、空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか?  もちろん、ある。  空想せよ。  ひとつぶの物質を。  そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、  それゆえ、自分が存在することがわかり、  自分が入っている、ひとつ
感想 /CO/Comment/
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 感想    その1、「バットマン」について、「キャットウーマン」より。 「・・・・・・      ・・・・・・」  その2、「キャットウーマン」について「バットマン」より。 「・・・・・・      ・・・・・・」       2 1    ◇            (終わり) 4 3
致命的なミス /FB3/FatalError/
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いっしょに来なさい!」 「逮捕状?」と、ウォルター。「なんの?」 「不法侵入と窃盗せっとう。きみの叔父お じさんが、寝室のドアのところで一部始終 を見ていた。きみが行くまで静かにしていて、それからダウンタウンに 来て通報した」  エピローグ    ウォルターバクスターはアゴを撃ちぬかれた。やはりミスをしてい たのだ。  完全な殺人計画だったが、どろぼうに夢中になりすぎて、肝心なこと を実行するのを忘れていた。      (終わり) 6 5
世界の終わり /FB/TheEnd/
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 世界の終わり  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        ジョーンズ教授は、なん年もの間、時間理論の研究に、携たずさわっていた。 「時間は、ある種の場ばなんだ。私が設計したこの機械は、その場を自由 に操作することさえできるんだ」  そう言って、教授は、機械のボタンを押した。 「これで、時間の流れは、逆になるはずだ━━━」         2 1    ◇    教室の一同は、一瞬、息をのんだが、すぐにざわつき始めた。 「なんだね、ジョアンナ君」と教授。 「先生、何事も起こってないようですけれども━━━」と、手を挙あげた 生徒。 「それは、君が、時間という場の内側にいるからさ。時間の流れという ものは、時間の場のひとつの属性にすぎん。  今、この機械は、過去から未来へ流れる時間の流れを逆にしたのだが、 場の内側にいる存在にとっては、すでに来てし
地球人は出ていけ /FB1/KeepOut/
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 地球人は出ていけ  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ      ダプティンというのが、略称だ。最初は、アダプティンと呼ばれてい たのが、ダプティンと、略されて呼ばれるようになった。それは、ぼく たちを、適応させてくれるのだ。  10才の時に、みんなに説明された。彼らは、ぼくたちが10才にな らなければ、理解できないと思っていたようだが、みんなは、すでに、 多くを知っていた。火星に着陸すると、すぐに、話してくれた。 「きみたちの故郷だよ、生徒諸君」と、主任の先生。ぼくたちのために 建設してくれた、プラスチック製のドームに入ってから、講義が始まっ た。この夜の、特別講義は、とても重要なもので、全員、出席するよう に言われていた。  その夜、先生は、ぼくたちに、なぜなのかやなんのためにも含めた、 すべてを、話してくれた。先生は、ぼくたちの前に立っていた。もちろ ん、寒さを遮断する宇宙服を着て、ヘルメットをかぶっていた。ドーム 2 1 の気温は、ぼくたちにとって、適温だったが、先生にとっては、すでに、 凍るように寒く、空気も、すでに、先
屋根の上の少女 /TZ/IfSheDies/
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「ぼくの娘だ!」 「先生の許可なしに、連れ出すのは」 「家に連れて帰る!」  ナースは、すぐに、医師に電話した。  ポールは、助手席にキャシーを座らせて、シートベルトをすると、車 のエンジンをかけた。キャシーは、やすらかに眠っているようにみえた。  家に帰って、ベビーベッドに寝かせ毛布をかけた。  ポールは、ベッドの脇のイスに座った。トビーは、どこに置いたらい いか分からず、手元に置いていた。  夜。ポールは、イスに座ったまま、眠っていた。トビーがじゅうたん に落ちた。  朝。ポールは、気がついて、キャシーの様子を見た。キャシーは、動 かなかった。  落ちていたトビーを拾って、窓枠にもたれ、外を見ていた。 24 23 「パパ」  背後に、声がした気がして、ゆっくり振り返った。  キャシーが、目をさましていた。 「キャシー!」ポールは、キャシーの髪にキスをした。 「トビーは、どこ?」
幻の指揮官 /ST/VGR_6_1_4/
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「フェーザー、発射します」と、トゥヴォック。 86 85 「命中です」と、ハリー。異星人の宇宙船が揺れる様子がスクリーン に映った。 「は、まいったか、え?くすりを、味わえよ!」と、ドクター。 「ドクター、抑えなさい!」と、ジェインウェイ。 「はい」と、ドクター。  スクリーンの監督官が、異星人の宇宙船で、攻撃ボタンを押すのが、 映った。  ボイジャーは、被弾ひだんし、ブリッジに閃光。大きく、揺れた。 「フェーザー、使用不能です」と、トゥヴォック。 「乗船に、そなえよ!」と、監督官。勝ち誇ったように。 「交渉するのよ、ドクター。こう言うの━━━」  ドクターは、どうしたらよいか、迷って、困った顔をした。 「トゥヴォック!」と、ドクター。突然、意を決したように、立ち上が った。「光子こうし砲だ!光子こうし砲を起動しろ!」  トムやハリーが、ドクターの顔を見た。 「トゥヴォック!命令
八甲田 歩のスペースドライバー日誌 /RM/SpaceDriver/
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 タワー 「東京駅まで!」と、料亭のおかみさんふう女性。 「ここからだったら、新目白通りを抜けてゆくのが断然早いわよ!」 「いいわ、私が教えてあげる!そこの高戸橋を右に曲がって新目白通り に入ってくれる?」 「高速道路に沿って、飯田橋を抜けて」 「皇居に出たら、お堀ぞいに行くと」 「ほら、東京タワーが一番よく見える場所に出るから」 「ここで左折すれば、正面が東京駅よ!」 「あら、今夜のタワーは、ずいぶんブルーなかんじだこと!」 2 1  想おもふ雲 「それって、なんなの?」と、女の子。 「どれ?これなら、安全の全の字よ」と、お母さん。 「金の字かと思った!」 「あら、金の字も忘れてしまったの?最近、覚えたばかりじゃない?」 「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」 4 3
オールウェイズ /SY/Always/
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 オールウェイズ  原作:デイビットベームチャンドラースプレイグ  ジェリーベルソン    プロローグ          ◇   2 1  1            (つづく) 4 3
ドール /XF/Chinga/
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ポリーは、首をふった。 「ゲームの時間よ!」と、人形。  メリッサは、ハンマーを、自分の頭に打ちつけた。 「人形を、よこしなさい!」と、スカリー。ポリーは、しぶしぶ、人形 をスカリーに手渡した。スカリーは、人形をつかむと、キッチンへ走っ た。 「ゲームの時間よ!」と、人形。  メリッサはハンマーを、自分の頭に打ちつけた。 「ゲームの時間よ!」と、人形。「ギャーッ!」と、メリッサ。 「ゲームの時間よ!」と、人形。「ゲームの時間よ!ゲームの時間よ! ゲームの時間よ!」  スカリーは、人形を、電子レンジのなかへ入れて、3分にセットした。 72 71 ジャックは、走ってきて、人形が、電子レンジのなかで炎につつまれる のを見た。  メリッサは、やっと、ハンマーを落として、ひざをついて、泣いてい た。ポリーが、なぐさめるように、そばまで来たが、なにも言わなかっ た。  スカリーは、人形が燃える
ミットキーふたたび /FB1/MitkeyRidesAgain/
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と、ホイットニー。「なんだね、護衛?」 「新人です、閣下!」と、護衛。「逃げてきたそうです。参加したいそ うです」 「いいね」と、ホイットニー。「今、世界征服を話し合っていたところ だ。きみが、宣誓するまで、待とう。さて機械の横に立って!片手を、 シリンダーの上に、もう片方を、手のひらを前にして、私に向けなさい !」 「はい、閣下」と、ミットキー。半円状のねずみたちを回って、機械に 向かった。 「そう」と、ホイットニー。「手を高く!そう!私のする通りに、宣誓 しなさい!白ねずみは、世界の支配者である」  ミットキーは、繰り返した。「白ねずみは、世界の支配者である」 「灰色ねずみや、人間を含めた、その他の生物は、白ねずみの奴隷とな る」  ミットキーは、繰り返した。「灰色ねずみや、人間を含めた、その他 の生物は、白ねずみの奴隷となる」 「さからったものは、拷問され、殺される」  ミットキーは、繰り返した。「さからったものは、拷問され、殺され る」 「そして、ホイットニーは、すべてのものたちを支配する皇帝である」 86 85 「この機械は、きみが作ったものじゃない!」と、ミットキー。
まだ終わりじゃない /FB3/NotYet/
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よし、つぎの太陽系に移動だ!」 10 9  エピローグ    ミルウォーキースター新聞の編集室はローカルページの校正に追わ れていた。校正係長のジェンキンスは、最後から2番目の欄の記事をど うするかで迷っていた。 「ピート」と、ジェンキンス。「8番目の欄にもう1つ記事が入るよ! 36文字分くらいだ。入りそうなのが2つある。どっちにする?」  校正担当のピートは、長年の慣れで組版を逆に見てもさっと見ただけ で、内容が分かった。 「大会の記事と動物園の記事ですか?大会のにしましょう!動物園の園 長が、サル島から昨夜サルが2匹いなくなったと考えている、という記 事を読んで、だれかの注意を引くと思います?」        (終わり) 12 11
死の手紙 /FB3/DeadLetter/
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きみはクインの下で、 どんな仕事をしていたのかね?」 6 5  エピローグ   「それは、極秘ですが、今となっては極秘でもないでしょうね。私は、 ボスの代わりに、重要でないスピーチやボスが出たくない会合に出てい ました。そうです、警部補。私は、ボスの影武者です」        (終わり) 8 7
グレーの悪夢 /FB3/NightmareInGray/
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おじいさまなの━━━いいえ、今度は心臓発作じゃなくて、 6 5 記憶喪失よ。おばあさまが生きてると思ってるわ━━━いいえ痴呆症 じゃない。ハリー、ただの記憶喪失よ。しかし、前よりずっと重いわ。 かなり昔に記憶が戻ってるの。おばあさまと結婚する前に━━━」  エピローグ    いきなり、50秒で50才年老いたマクガリーは、黙ってドアに寄り かかったまま、呆然ぼうぜんとしていた。        (終わり) 8 7
探検隊 /FB3/Expedition/
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 エピローグ   「マクソン船長が、鉄腕マクソンと呼ばれる理由は、つぎの事実による のでしょう。第2次火星探検隊は予定では1年後であったが、実際に はかなり早く、たったの9ヶ月と2日で到着した」 「これで、アンブローズ君、あなたの質問の答えになったでしょうか?」        (終わり) 8 7
おばばのバースデイ /FB3/GrannysBirthday/
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相手を殺した。クロスがスミスを殺し、 クロスは殴った拍子に目を回して、暖炉に頭を打った。ヘンリーを刑務 所には送れないよ、そうだろ、子どもたち?わしら以外の部外者がやっ たのさ。ヘンリーは、混乱して動いたから、ケンカしてるように見えた だけさ。残りのわしらで━━━」  ヘンリーを除くハルペリン家の男たちは、スミスを取り囲んだ。お ばばを除く、女たちもすぐ後ろにいた。円は、だんだんせばめられた。  エピローグ    スミスが最後に見たのは、玉座に座ったおばばだった。目はビーズで、 興奮し決意がみなぎっていた。スミスが、ひと言もしゃべれなくなった 沈黙の中で、最後に聞いたのは、ハルペリンおばばのくっくっという笑 い声だった。そのとき、最初の打撃がきて彼をよろめかせた。      (終わり) 10 9
暗闇の間奏曲 /FB4/Interlude/
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 暗闇の間奏曲  原作:フレドリックブラウンマックレイノルズ  アランフィールド    プロローグ                     2 1  1      ◇          (つづく) 4 3
ティラノサウルス /FB1/Runaround/
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 ティラノサウルス  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ      長い日々のあいだ、彼は、空腹の森をぬけ、低い木や砂の、空腹の平 原を横切り、のっそりとさまよった。大きな水に流れこんでいる、静寂 の流れのわきに沿って、さらに、さまよった。いつも、空腹だった。  ずっと、長いあいだ、空腹だった。  たまに、食べられそうなものがいたが、いつも小さかった。ひづめの あるやつだったり、足指が3つだったりした。みんな、とても小さかっ た。そんなやつらの1匹では、彼のものすごい食欲のほんの1片しか満 たしてくれなかった。 2 1  それに、小さいやつらは、とてもすばしっこく走った。やつらを見つ けて、大きな口からよだれをたらしながら地面をゆらして突進してゆく と、やつらは、木々のあいだを毛皮のいなづまのように、さっと、どこ かへ行ってしまっ
歩兵 /FB1/Sentry/
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 歩兵  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド        彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。  奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、 動くのも、困難だった。  1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、 流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という 足は、すべて、血で染められた。   2 1  このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖 なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、
フェルマーの予想 /RM/Fermat/
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ちょうど、ピタゴラスの二乗は、円の右上にあたるってことかな」 と、ジェイク。 「そのようね。n=3とすると、少し膨らんで、n=∞の極限では、四 角の右上になるらしいわ」 「たしかに、x=3/5、y=4/5とおくと、xの二乗とyの二乗を 足すと、25/25になって、z=1になってますね」とノーグ。 「さすが、ノーグは、フェレンギだけあって、いつもラチナムを数えて いるから、計算にはやたら強いね!」と、ジェイク。 10 9    ◇        (つづく) 12 11
ボディスナッチャー /SY/BodySnatcher/
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リサを引き上げ た。追う人々は、トラックに追いつけなかった。トラックは、角を曲が って、工場のような、門を入った。 「立って!」と、マシュー。トラックには、サヤが、積み込まれ始めた。  ふたりは、トラックを降りて、歩いた。工場は、植物園のようになっ ていて、人々がサヤを運んでいた。 「ここで、栽培しているんだ」と、マシュー。 「大がかりね」と、リサ。「どうする?たいへんな数よ!」 126 125 「なにか、手を考える」 「ああ!」と、リサ。はしごを降りた際に、足をねんざした。 「歩けるか?」と、マシュー。 「なんとか」 「つかまれ!」  マシューは、リサをかかえて、工場の外の、茂みに隠れた。 「大丈夫か」と、マシュー。 「工場だわ。栽培なんて」と、リサ。泣き出した。 「エリザベス。聞いて。愛してる!」 「わたしは、もう、ダメ」  遠くから、バグパイプの音が聞こえた。 「音楽が」と、リサ
天使は淋しい道を行く /TS/LonelyRoad/
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それを、ずっと、考えてい ますの。なぜでしょう?」    ◇    チャックは、モリスの運転するパトカーに乗っていた。 「そうさ、キンブルを取り押さえたら、このチャックの名前は、ここら の山じゅうに、ダイヤのごとく輝くってわけだよ!」 「犯罪者の逮捕は警察官がなすべき義務だ」と、モリス。「いいか、 そいつを、忘れるなよ!おまえを、連れてきたのは、問題の車を確認す るためだ。今のうちに、アンダースン保安官に連絡できれば、はさみう ちにできるんだが━━━」 「事故っていうのは、どこなんだ?」 「よく知らんのだ。この下の方らしい。もう一度、やってみよう」モリ スは、無線機のマイクを手にした。「モリス保安官より、アンダースン 保安官へ。どうぞ、アンダースン保安官━━━」  誰もいないパトカーの無線が、呼び出していた。 「モリス保安官より、アンダースン保安官へ。どうぞ」 114 113    ◇
ギーゼンスタック家 /FB1/TheGeezenstacks/
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同じことでしょ?ゴミ箱 36 35 に、ただ捨てただけだと、サムがさがそうとしたら、すぐ、見つけてし まうかもしれない」 「あげたってだれに?」 「おかしなはなしなのよ、ディック。キッチンのドアを開けると、おば あさんが、裏口をとおりかかって、アパートメントのどの室から来たの かわからないけど、そのおばあさんは、掃除婦かなにかに違いない。そ れこそ、ほんとうの魔女みたいで、わたしが持っている人形を見たとき」 「タクシーが来たよ」と、ディック。「エディスは、そのおばあさんに、 人形をあげたのかい?」 「そうよ。おかしな気がしたのは、あばあさんは、こう、聞いたのよ。 『わたしに?あずかって?永遠に?』 その聞きかたって、すこし、変な気がするでしょう?でも、わたしは、 笑って、こう言ったの。 『そうよ、永遠に、あなたのもの』」  タクシーがカーブを曲がってきて、車の影が近づいたので、エデ
カトゥーニスト /FB4/Cartoonist/
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 カトゥーニスト  原作:フレドリックブラウンマックレイノルズ  アランフィールド    プロローグ                     2 1  1      ◇          (つづく) 4 3
聖フランチェスコ /SY/SunMoon/
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 聖フランチェスコ  原作:ジョヴァンニディピエトロディベルナルドーネ  フランコゼフィレッリ、  リナウェルトミューラー、  スーゾチェッキダミーコケネスロス    プロローグ                   2 1    ◇    1              (つづく) 4 3
殺人アシスタント /FB3/Hobbyist/
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あなたの殺人計 画を書いてもらって、それを私の友人に送るまで、少し待っていてくだ さい。友人はそれを保管して、もしもあなたが妻や私を殺した場合は、 証拠として提出します。それを投函してしまえば、ここへ戻っても安全 ですから、あなたに解毒げどく剤を出せます。今紙とペンを持ってきます」  エピローグ   「あと、もうひとつ」店主は、なにかを思いついた。「これはどうして も、というのではないですが、検知されない毒薬のうわさを広めてくれ ませんか?このうわさが、あなたの敵からあなたの命を救うことになる かもしれませんよ!」      (終わり) 8 7
ユスタックウィバーの短い生涯3 /FB3/Weaver3/
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「それは確かだ」と、ブロンド。「タイムマシンの発明者は、たいてい なんらかの賭け事に勝つために使用する。そういう場合、われわれは初 めは警告する。きみの件を調査したが、きみは最初に店の金を盗むため にタイムマシンを使用した。それは、どの世紀においても、犯罪だ」  タイムパトロールはポケットから銃のようなものを抜いた。 「まさか、本気じゃ━━━」と、ウィバー。後ずさりした。 「本気だよ」と、ブロンド。引き金を引くと、閃光が走った。  このとき、タイムマシンは不活性フィールドでおおれていた。  それが、ユスタックウィバーの最後だった。        (終わり) 8 7
アンドロメダⅡの来訪者 /FB/AllGoodBems/
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心理的ブロックも取り除 いたし、それほど、苦労しないで書けるようになってるよ。あんたは、 ━━━善良なる男たちにとって━━━の時間だ━━━から、始める必要 なんかないし、男たちをベムたちに、置きかえようというのは、偶然の 一致なんかではなく、ワンのアイデアなんだ。その時、すでに、ワンは ぼくの中に入っていて、そこから始めようと、思いついたのさ」  エルモは、立ち上がって、行ったり来たりし始めた。 「やつらは、あらゆる点で、オレより一枚上手うわてだったわけだ。ただし、 ひとつのことを除いて。レックスさ」と、エルモ。「その点で、おまえ が共犯だとしても、オレはやつらに勝っている」 「どうやって?」 「おまえが、幸運の星なのさ。世界に一匹だけの、しゃべれる犬さ、レ ックス。オレたちは、おまえに、ダイヤモンドで装飾された首輪をプレ 38 37 ゼントできるし、熟成肉のステーキをごちそうで
殺人レッスン /FB4/Lesson/
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そこの角を曲がることになるだろう。  デュークは、車を電気を消して停めていた。ちょうどいいタイミング でエンジンをかけ、ニックが角を1/3曲がったら、先に行こうが戻ろ うが、ニックをとらえられるだろう。  その角は電灯があったが、車が停めてあるところは暗かった。デュー クが考えていたより暗かった。ニックは、あと数分でやって来るだろう。 デュークの注意はニックを監視することに集中していた。  デュークは、ふたりの男たちが、逆方向から近づいてきたことに気づ かなかった。ひとりが、助手席のドアをあけた。ひとりは、トニーバリ アで、もうひとりは、スイードだった。  トニーは助手席にすわって、デュークのレバーに45口径を突きつけ た。デュークは、45口径でどうなるかというトニーの話を思い出した。 「トニー、そうじゃないんだ━━━」と、デューク。汗をかき始めた。 「黙れ!北へ向かえ!」と、トニー。銃で押した。 「トニー、分け前ならたっぶりある━━━」  スイードは、後ろに乗り込んで、拳銃の台尻でデュークの後頭部を殴 った。 30 29  エピローグ    夜明けまでは時間があった。地獄のでは
ユスタックウィバーの短い生涯2 /FB3/Weaver2/
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 ユスタックウィバーの短い生涯2  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    ユスタックウィバーは、タイムマシンを発明したとき、とてもいい気 分だった。発明を秘密にしておく限り、世界を意のままにできるだろう。 予想もしない大金持ちになれるだろう。  必要なことは、未来にちょっと行って、値上がりする株や勝ち馬を見 てくるだけだ。あとは、今に戻って、その株や馬券を買えばいい。  株式投資するには資金が必要だったので、まずは、競馬だった。手持 ちは2ドルしかなく、やっている近くの競馬場までの飛行機代にもなら なかった。   2 1  1    ユスタックウィバーは、倉庫係として働いていたスーパーマーケット の金庫にねらいをつけた。金庫には、少なくとも千ドルはあり、タイム ロックだった。タイムロックは、タイムマシンにとってはあひるのスー プ
レッドダイアモンド /RD/RedDiamond/
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   ◇    レッドは、玄関ホールで家庭教師に会った。グウェンにした忠告につ いて聞いてみたが、なにか知ってるわけではなかった。女の直感以上で はなかった。レッドは、これからも物事に注意しておくよう言った。彼 女はそうすると答えた。  室に戻ってバッグを詰つめた。誰にも邪魔されなかった。車まで行っ て荷物を出すと、バッグに入れた。  邸宅の庭を歩きまわった。庭は見事だった。小さな公園をいくつも見 てるようだった。アゼリア、カメリア、バラが鮮やかな色彩を爆発させ ていた。ブラシノキやジャカランダの木立を抜けて、遠くにふたりの庭 師の姿が見えた。  トッドと会う約束をした場所に近づくにつれ、土壌は砂っぽくなり、 何百万もの人々を養うために水を盗む行為が見逃されなかったら、そう なったであろうロサンジェルス砂漠に生える植物の景色になった。  すべてが、ぎざぎざでトゲがあり鋭くなった。大きなサボテン、アロ 564 563
ブラックジョーク /FB4/Joke/
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 ブラックジョーク  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ                     2 1  1                (つづく) 4 3
SFミステリー ライトノベル風 /CO/cmt/
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Top 感想・ 感想の表示 (画像提供: ISFDB) 感想ありがとうございます。 以下の項目に、ご記入ください。 (全項目ご記入ください。 感想の表示に掲載される場合は、全角のみとなりますので、 できるだけ、全角のみでお願いします。 メールの送信は、 をクリックしてください。) 作品名: ニックネーム: 感想: (画像提供: ISFDB) SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト) NOVELYst AutogeNerating dimensional space 試用版 ゲストルーム 原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト! presented by bilyzkid ◆◇◆◇◆◇ 1.自分のオリジナル作品を、非公開URLにて、掲載可能です。  表示は、縦書きで、ルビ可能です。PC上から、印刷可能です。 2.出版
ふくろぅ3兄弟 /FB3/Owl/
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 エピローグ   「ホォォォォォ!」と、末っ子。「兄ちゃんたちが正しいね。ぼくは夢 を見てたんだ!」  3兄弟は、日が照っている間は外へ出ないほうが安全だと、意見が一 致した。お母さんは正しかった。そう考えたのは、長男は、ハンターに 撃たれたからだった。次男は赤ぎつねにとびかかられたからだった。  しかし末っ子は、だいたいはそう考えたが、見た夢が、彼のやわらか い口ばしをひどく傷つけ、ものも食べられないほど痛んで、1日じゅう 空腹だったからだった。    教訓:昼間は家にいましょう。昼間の観劇は、トラブルのもと!        (終わり) 10 9
青の悪夢 /FB3/NightmareInBlue/
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 青の悪夢  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    彼は、今まで見たことのないような輝く青の朝に目覚めた。ベッドの 脇の窓から、ほとんど信じられない青空が見えた。ジョージは、すぐに ベッドからすべり出ると、完全に目覚め、休暇の1日目のほんの1分も 無駄にしたくなかった。しかし妻を起こさないように、静かに服を着た。 休暇のために1週間友人から借りたロッジに着いたのは、昨夜遅くで、 ウィルマは旅にとても疲れていて、すこしでも長く寝かせてあげたかっ たのだ。靴も居間に行ってからはいた。     2 1  1    息子のトミーは、まだ5才だが、髪をくしゃくしゃにして、寝ていた 子ども室から出てきて、あくびをした。 「朝ごはんは、いるかい?」と、ジョージ。トミーはうなづいた。「服 を着てから、台所に来なさい」  ジョージは台所に行ったが
悪魔のジョーカー /TZ/DealersChoice/
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「みんな、来てくれ!」と、マーティ。キッチンのドアから、出てきた。 「死んで、天国に来たかと思った!」  キッチンのテーブルの上は、くだものやハムやローストビーフ、パン などのご馳走で、いっぱいだった。 「冷蔵庫に、ビールが!」と、ジミー。冷蔵庫に、びっしり、ビールが 並んでいた。 「早速いただこう!」と、ピートとトニー。パンに、いろんなハムを のせ始めた。 「悪いヤツじゃなかったのかも?」と、マーティ。大きなお皿に、ロー 34 33 ストビーフやトマトをのせた。 「それでも、妹の婿むこには、したくない」と、ジミー。両手に、5本のビ ールを持っていた。 「妹さん、結婚するのか?」マーティとジミーは、笑い合った。 「ニックには」と、トニー。「変なユーモアがあった」 「品がよかったのは、認めてやろう」と、ジミー。「しゃべってばかり じゃ、女のパーティだ。ゲームをやらないか!マーティが
夢、遥かなる地にて /ST/DS9_6_4_1/
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ここにある。それまで消すことは、誰にもできない。 人の思いは、絶対に、消せないんだよ。ふ、ふ、私が、思いつき、生み 出し、存在する、それが、わからないのか!あれは、現実だ、私が生み 出したんだ、あれは、現実だ、現実なんだよ、おおおお、うう、うう、 ううー」  ベニーは倒れ込んで顔を覆って泣き出した。 「ゆっくり、1、2、3」と、救急隊員。救急車が呼ばれて、担架で運 ばれるベニーを、編集部の面々がビルの入り口で見送った。ダーリーン は、心配そうな顔で、くちゃくちゃとチューインガムを噛んでいた。  救急車の中で、父親に似た牧師がベニーを覗き込んで言った。 「ゆっくり休め、ブラザーベニー、預言者の道を歩み始めたのだ。これ 以上の栄光はないぞ」 「教えてください、私は誰なんだ?」と、ベニー。 「知らないのか?」 「教えてくれ」 「おまえは、夢見るものであり、夢そのものだ」    ◇   「ベン、ベン」と、キャシディの声。 80 79
恐怖のウイルス /ST/DS9_1_2_1/
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8年間、フェレンギの船に乗ってい たんだ」 「頼む」  オドーは、転送用パッドに立った。 「艦長がビーム転送をやるのは、何百回も見たよ」と、クワーク。 「見た?じゃ、おまえは実際にはやったことはないのか?」と、オドー。 「行ってらっしゃい!へへへへへ。へぇ」クワークが転送ボタンを押す とオドーは転送ポッドから消えた。 「キラ少佐、第7着陸パッドに接近中。司令室へドッキング手続きの開 始を要請」と、通信ラインから声。 「よくぞお帰りで。こっちは人手が足りなくてね」と、クワーク。 「クワーク、司令室で何しているの?」と、キラ。 「うぇっへへへへぇ」  キラ少佐は、ドクターサーマクレインを医療室に連れて行った。 「ここのドクターが行おこなった、ウイルスの分析結果を見せてください。 治療薬を作るために、いろいろチャレンジしていたみたいですね」と、 ドクターサーマクレイン。 72 71 「ド
失われた文明2不死 /FB3/Discovery2/
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 失われた文明2不死  原作:フレドリックブラウン  アランフィールド    プロローグ    失われた大きな発見の2番目は、不死の秘密だった。  不死の秘密は、1952年、合衆国海軍無線技師のポールヒッケンド ルフ中尉が発見した。その装置は小さな箱に入った電子基盤で、ポケッ トに入れて手軽に持ち運べた。箱のスイッチをオンにすると、装置を持 っている人のまわりがフォースフィールドで覆おおわれ、その力の強さは、 ヒッケンドルフのたくみな数学で計算しても、ほとんど無限であった。       2 1  1    フォースフィールドは、いかなる熱や放射線も完全にシャットアウト した。  ヒッケンドルフ中尉の計算によると、人間は━━━男だろうが女だろ うが、子どもでも犬でも━━━このフォースフィールドの中にいれば、 至近距離で水爆が爆発しても守られ、かすり傷さえ負わなかっ
小さな子羊よ /FB/TheLittleLamb/
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まったく、なにも関係はないよ」  オレは、ポケットから、45口径を取りだした。やつは、背が高かっ たが、とびかかるには、とおすぎるところにいた。  そのかわりに、オレがやつに、ほほえみかけて、言った。 「かぎをわたしてくれないかな?」  マティーニが、さらにこぼれてタイルのうえで輝いた。背がたかく、 大きくて、ハンサムのブロンドは、ガッツがなかった。やつは、かなり、 おびえていた。やつは、つとめて、ふつうの声で言った。 「それが、どこにあるのか、わからないんだ。なにか、まずいことでも あるのかい?」 「なにも」と、オレは、言った。「ただ、いまいるところから、動かな いで。ハンス、動かないで」  やつは、動かなかった。グラスは、ゆれたが、オリーブは、落ちなか った。オリーブだけは、残っていた。オレは、やつを見ながら、45口 径のでかい銃口をかぎ穴に向けた。銃口を、ドアの中央からずらして、 中にかくれているだれかを、殺さないようにした。ハンスワグナーを監 視しながら、オレの目のかたすみで見ながら、そうした。  引き金をひいた。銃声は、この広い画廊がろうのなかでさえ、ものすごい音 だった。しかし、ハンスから目をはなさなかった。まばたきは、したか もしれない。 48 47  エピローグ    クローゼットのドアが、ゆっくり開いてこれるように、うしろにさが った。45口径の銃口は、ハンス

SFミステリー

☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界   小さな子羊よ   ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家   ティラノサウルス
暗闇の家   サアルバの国
ファブクリップ
☆アリスのナンチャラン☆
アンダラン   ビックリラン   ルッグラン
☆サイモンが覚えていたのは「イェ~!」という心の叫び☆
レッドダイアモンド
☆DS9 番外編より☆
フェルマーの予想
☆スペースドライバー☆
☆ENTより☆
暗黒の地球帝国
☆JJ_Abramsより☆
失われた母星   帰ってきたカーン   星雲を越えて
☆VGRより☆
幻の指揮官
☆DS9より☆
夢、遥かなる地にて
なつかしの日曜洋画劇場より
いつもふたりで
なつかしの海外ドラマより
ミステリーゾーン
人形の家で
☆大手拓次全集より☆
そよぐ幻影

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SFミステリー (ライトノベル風)
縦書きブログ

☆原作:フレドリックブラウンより☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 1)☆

赤の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

アンラッキー


昭和33年10月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタジー&
サイエンスフィクション」

気まぐれ


昭和29年2月
(画像提供: ISFDB)

「ギャラクシー
サイエンスフィクション」

歩兵


昭和29年2月
(画像提供: ISFDB)

「ギャラクシー
サイエンスフィクション」

地球人は出ていけ


昭和29年3月
(画像提供: ISFDB)

「アメージング ストーリー」

空想せよ


昭和30年5月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタジー&
サイエンスフィクション」

ギーゼンスタック家


昭和18年9月
(画像提供: ISFDB)

「ウィアード テール」

ティラノサウルス


昭和17年9月
(画像提供: ISFDB)

「アスタウンディング
サイエンスフィクション」

暗闇の家

(参考ページ)


昭和35年8月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタスティック
サイエンスフィクション」

ケンタウロス


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

サアルバの国


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

終わり良ければ


昭和32年9月
(画像提供: Luminist)

「ファンタスティック ユニヴァース」

ミットキーあらわる


昭和17年2月
(画像提供: ISFDB)

「プラネット ストーリー」

ねずみ


昭和24年6月
(画像提供: ISFDB)

「スリリング ワンダー ストーリー」

ミットキーふたたび


昭和25年11月
(画像提供: ISFDB)

「プラネット ストーリー」

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 2)☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 3)☆

ナスティ


昭和34年4月
(画像提供: ISFDB)

「プレイボーイ」

アボミっぽい


昭和35年3月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

エコーバック


昭和35年4月
(画像提供: isfdb)

「ギャラクシー マガジン」

グレーの悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

緑の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

白の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

青の悪夢


昭和36年5月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

おばばのバースデイ


昭和35年6月
(画像提供: ISFDB)

「ヒッチコック
ミステリー マガジン」

ネコどろぼう


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

チャンスふたたび


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

失われた文明1
透明人間


昭和36年2月
(画像提供: oldmags)

「ジェント」

失われた文明2
不死


昭和36年2月
(画像提供: oldmags)

「ジェント」

失われた文明3
永遠の生命


昭和36年2月
(画像提供: oldmags)

「ジェント」

死の手紙


昭和30年7月
(画像提供: abebooks)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

葬送曲


昭和35年3月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

殺人アシスタント


昭和36年5月
(画像提供: ISFDB)

「プレイボーイ」

ハンスカーベルのリング


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

報復戦隊


昭和25年7月
(画像提供: ISFDB)

「スーパーサイエンスストーリー」

ロープ魔術


昭和34年5月
(画像提供: vintagemags)

「アダム」

致命的なミス


昭和30年6月
(画像提供: WordPress)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

ユスタックウィバーの
短い生涯1


昭和36年6月
(画像提供: ISFDB)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

ユスタックウィバーの
短い生涯2


昭和36年6月
(画像提供: ISFDB)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

ユスタックウィバーの
短い生涯3


昭和36年6月
(画像提供: ISFDB)

「エラリークイーン
ミステリーマガジン」

探検隊


昭和32年2月
(画像提供: ISFDB)

「ファンタジー&
サイエンスフィクション」

あごひげ彩か


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

ファーストコンタクト


昭和35年6月
(画像提供: ISFDB)

「ギャラクシー
サイエンスフィクション」

ハーフベア


昭和35年3月
(画像提供: Wiki)

「デューデュ」

まだ終わりじゃない


昭和16年冬
(画像提供: ISFDB)

「キャプテン フューチャー」

フィッシュストーリー


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」

ふくろぅ3兄弟


昭和36年7月
(画像提供: ISFDB)

「悪夢とギーゼンスタック家」


☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 4)☆

☆原作:フレドリックブラウンより(つづき 5)☆

☆アリスのナンチャラン☆

☆サイモンが覚えていたのは「イェ~!」という心の叫び☆

☆スタートレック ディープスペースナイン 番外編より☆

☆宇宙方位も知らない八甲田歩がスペースドライバーを始めちゃいました。
どうなることやら?☆

☆スタートレック エンタープライズより☆

暗黒の地球帝国


第4_5_2話
平成16年4月15日
(画像提供: ISFDB)

マイクサスマン
マニーコト


☆スタートレック JJ_Abramsより☆

星雲を越えて


第3話
平成28年10月21日
(画像提供: ISFDB)

サイモンペッグ
ダウユング


☆スタートレック ボイジャーより☆

幻の指揮官


第6_1_4話
平成11年10月13日
(画像提供: ISFDB)

ジョーメノスキー 他


☆スタートレック ディープスペースナインより☆

聖なる神殿の謎


第1_1_1話
平成5年1月2日
(画像提供: ISFDB)

リックバーマン 他

“スペーステロリスト”
 ターナロス


第1_1_2話
平成5年1月9日
(画像提供: ISFDB)

キャサリンパワーズ

恐怖のウイルス


第1_2_1話
平成5年1月23日
(画像提供: ISFDB)

マイケルマクグリービー 他

オブライエンの孤独


第2_4_2話
平成6年3月15日
(画像提供: ISFDB)

ポールロバートコイル

つくられた記憶


第4_5_3話
平成8年4月13日
(画像提供: ISFDB)

ロバートヒューイットウォルフ 他

眠れるステーション
 エムポックノール


第5_6_4話
平成9年5月17日
(画像提供: ISFDB)

ハンスべイムラー 他

夢、遥かなる地にて


第6_4_1話
平成10年2月7日
(画像提供: ISFDB)

アイラスティーブンベア 他


☆なつかしの日曜洋画劇場より☆

☆なつかしの日曜洋画劇場より(つづき 1:未完)☆

☆なつかしの海外ドラマより☆

ミステリーゾーン
人形の家で


昭和38年2月
(画像提供: ISFDB)

ウォルターグローマン
チャールスバーモント

ミステリーゾーン
屋根の上の少女


昭和60年10月
(画像提供: ISFDB)

デービットバネットカレン
ジョンハンコック

ミステリーゾーン
悪魔のジョーカー


昭和60年11月
(画像提供: ISFDB)

ドナルドトッド
ウェスクラーベン

ミステリーゾーン
バーニングマン


昭和60年11月
(画像提供: ISFDB)

原作:レイブラッドベリ
J.D.フェイセルソン

ミステリーゾーン
囚人のピアノ


昭和61年11月
(画像提供: ISFDB)

パトリスメシーナ
ジェームスクロッカー

Xファイル
ドール


平成10年1月
(画像提供: ISFDB)

原作:スティーブンキング
クリスカーター

Xファイル
3つの願い


平成12年5月
(画像提供: ISFDB)

ビンスギリガン

逃亡者
天使は淋しい道を行く


昭和39年2月
(画像提供: ISFDB)

AL.C.ワード
ウォルターグラウマン

逃亡者
天使が死ぬ時


昭和43年1月
(画像提供: ISFDB)

ジョンメレディスルーカス


☆大手拓次全集より☆

そよぐ幻影


昭和八年六月二十九日
(画像提供: ISFDB)

大手拓次



(画像提供: ISFDB)

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和暦
⇔西暦
令和13年
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令和28年
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⇔2067年
令和50年
⇔2068年

        宝くじMission   実行 ⇒ - 全表示
  使い方:         クリア ⇒
  一.all_historyを実行 ⇒ 統計から、今の抽せん数字パターンを算出。
  二.番目などを変更後、all_historyを実行 ⇒ 抽せん数字予想を算出。
  三.つまり、パターンを変更しないと、今の抽せん数字をそのまま予想。
  四.番目とアケは、統計 ⇒ frequencyで、0相対。頻度の高い順。
    すべて0なら、もっとも抽せん確率が高い。
    実際は、0よりにはなるが、かならずしもすべて0とは限らない。
  五.日差を、-1にすると、1日前のパターンを算出。(-999まで可能)
    前のパターンを調べたり、今のパターンで、前の統計 ⇒ で予想し
    たり、その逆が可能。
  六.右上「全表示」選択なら、全表示。デフォルトは、統計等一部表示。
  七.パターンは上書きされない。パターン算出には、クリア ⇒ が必要。

抽せん数字パターン ⇒
N2: 番目 (0~99)
N3: 番目 (0~999)
N4: 番目 (0~9999)
N5: 番目 (0~30) アケ アケ
N6: 番目 (0~42) アケ アケ
N7: 番目 (0~36) アケ アケ
N8: 番目 (0~4) 番目

抽せん数字予想 ⇒
N2:
N3:
N4:
N5:
N6:
N7:
N8:
統計 ⇒ N2 N3 N4 N5 N6 N7 N8             クリア ⇒ & 実行 ⇒
                              ⇒ 抽せん確率
ミニ    ⇒                    ⇒ 1/100
ナンバー3 ⇒                 ⇒ 1/1000
ナンバー4 ⇒               ⇒ 1/10000
ミニロト  ⇒   ⇒ 1/169911
ロト6   ⇒
                           ⇒ 1/6096454
ロト7   ⇒
                          ⇒ 1/10295472
ビンゴ5  ⇒
                            ⇒ 1/390625
Good Luck!
kind number frequency trials/pattern
N2 23 1 100
N3 123 1 1000
N4 4567 1 10000
N5 01 1 10000
N5 11 1
N5 12 1
N5 13 1
N5 31 1
N6 01 1 10000
N6 21 1
N6 22 1
N6 23 1
N6 24 1
N6 43 1
N7 01 1 10000
N7 31 1
N7 32 1
N7 33 1
N7 34 1
N7 35 1
N7 37 1
N8 01 1 10000
N8 06 1
N8 11 1
N8 16 1
N8 21 1
N8 26 1
N8 31 1
N8 40 1

        世界の国旗        

>>      

国旗の上にマウスカーソルを置くと 国名が表示されます。 クリックすると、拡大されます。















郵便番号検索

  

  左枠に、郵便番号を入れると、郵便番号→住所を検索します。
  郵便番号は、2桁~7桁の半角数字で指定します。
  3桁目の区切りとして、半角ハイフンを入れても検索します。
  (全角数字も可)。
               例: 384-1305

  複数指定しても、検索対象は、最初のものだけです。
  検索結果は、2桁のみ指定した場合、都道府県のみ、
  3桁以上指定した場合、都道府県・市区町村・町名が表示されます。

  ※郵便番号検索は、同一の郵便番号に多数の住所がある場合でも、
  すべて表示されます。
               例: 6028064
  

  左枠に、住所を入れると、住所→郵便番号を検索します。
  住所は、すべて全角です。
  空白 (半角/全角スペース) で区切って、都道府県・市区町村・町名を指定
  できます。
  検索結果は、都道府県のみ指定した場合は、2桁の郵便番号のみ、
  都道府県・市区町村・町名まで指定した場合、7桁まで表示されます。
  都道府県 (全角1文字以上) が最初に指定されないと、検索しません。
  住所を都道府県から正確に書く場合は、区切りなしでも検索します。
  都道府県の1字、町名の1字でも、検索します。
  ウロ覚えや、全国津々浦々、京都近辺、正確な町名検索にも使えます。
  (全国町名のヨミカタも表示。)

               例: 県 軽井沢

               例: 府 通

               例: 京 都 大原

  郵便番号データは、Excel郵便番号簿(2012/2/29版)に依ります。
  労作に、感謝します。

バグ表   (Microsoft Windows上での動作)
 
 
縦書き表示・印刷
 
ルビ
 
 
 
 
 
 
アクセスキー
(例:ALT-M) 
 
 
 
 
 
改行処理
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
禁則処理
 
 
ページ表示
 
 
 
 
 
 
 
 
(追記:Chrome
の異常事例の
ページは、
ChromeのUpdate
によって、
別のページに
移動して
現在不明)
 
 
ルビ付漢字表示
 
 
 
 
(追記:Chrome
の異常事例の
ページは、
ChromeのUpdate
によって、
別のページに
移動して
現在不明)
 
 
IE (Microsoft)
 
正常
異常
(漢字から非常に離れている)

回避方法:なし
(chrome/edge/
firefoxを使うか
がまんする)
ALT-Mに加えて、Enterが必要だが、動作する。
(同一ページに複数個のALT-Mがあっても、Enterで選択できる)
正常
(禁則処理も含め、正確に表示される)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(、。」は、それぞれ、行末に配置)
正常
(ページ表示が、
乱れることは、
一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(ルビ付漢字表示
が、乱れること
は、一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Chrome (Google)
Edge (Microsoft)
正常
正常
(ルビの位置に正確に表示される)
 
 
 
 
ALT-Mのみで動作する。
複数個のALT-Mには、対応していない。(同一ページ内最終ALT-Mのみ動作する)
異常
(4文字以上の
ルビがあり、禁則
処理と重なると、1
文字早く改行され
る)(長いページ
で、再描画されな
いケースで)

回避方法:
①ルビを1行に
3文字以下にする。
②禁則処理と重な
らないように、
文章を変更する。
③漢字ごとにルビ
を分けて、2文字
づつとする。等
正常
(、。」は、それぞれ、行末に配置)
異常
(ごくたまに、
事例のように、
54/50/58/104
の次ページで、
右ページが
左ページの位置
に、重なって、
表示され、右ペー
ジは空白になる)

事例:
ページ表示後、
再表示してから、
54
/50 /58 /104
の次ページ
回避方法:
(ctrl-R 再表示、
で正しい表示
に戻る)
異常
(ごくたまに、
事例のように、
ルビ付漢字だけ
空白になって、
左ページに移動)

事例:
ページ 表示後、
再表示で、
霊れいの部分だけ
空白になって、
左ページに移動
回避方法:
(タブの複製、
で正しい表示
に戻る)
Firefox
 
正常
正常
(ルビの位置に正確に表示される)
 
 
 
 
 
 
 
動作しない。  
 
 
 
正常
(禁則処理も含め、正確に表示される)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(、。」は、それぞれ、行末に配置)
正常
(ページ表示が、
乱れることは、
一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正常
(ルビ付漢字表示
が、乱れること
は、一切ない)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


(画像提供: ISFDB)
作家を目指す方へお知らせ
presented by bilyzkid
6.分野は、ライトノベル風フィクション (SF、ミステリー、
  ホラー、アニメの原作、および、シナリオ)です。
  純文学以外で作家を目指す方は、ぜひ、挑戦してみてください。
  
  ライトノベル風フィクションというのは、 読みやすいということ、
  キャラクターや場面がイメージしやすく、おもに、
  会話でストーリーが進んで、映像が見えやすいということ、
  現実の経済や政治から遠くかけ離れた、読むだけで、夢の世界へ
  旅立てる、ワクワクするはなしということです。