原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
presented by bilyzkid
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 2.40 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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◆◇◆更新ニュース◇◆◇
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一.
ゲストがひとりで使える専用サイト
をリリースしました。
ゲスト専用非公開サイト自動作成
(使える文字は半角の英数字と_のみ、6〜15文字)
上の入力欄にIDを指定し、自分用のゲストルームを作成。
公開しない(リンクを張られない)限り、他人は入れません。
(Google等あらゆる検索から守られます)
ゲストルームは、1人1ルームまででお願いします。
(複数作る場合は、同一IDにしてください)
9タイトル、ゲスト制限あり(nov:15KB、画像:120KBまで)
1タイトルあれば、15KB制限でも、novを分けて、開始
ページを%pag 20とずらすことで、いくらでも書けます。
URLを、ID_10桁番号の形で作成後、ゲストルームへ入り
ます。そのURLは、メモ帳かお気に入り登録にのみ記し、
他から一切リンクを張らないでください。(1か所でも
リンクを張ると、検索ロボットに無数に侵入されて、
公開しているのと同じことになります)
一)
試用版 ゲストルーム
は、プロトタイプとして保存。
(以下、略)
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ or検索] ヒット 40 件です。
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帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
「ジム」と、ウォレス。
カーンは、カークに飛びかかり、3発殴って、床に放り投げた。
カーンは、ウォレスに向かった。
216
215
「聞いて!」と、ウォレス。「待って」ウォレスは、腰を蹴られて、大
声を上げた。「ギャーッ!」
カーンは、逃げようとしていたマーカスの、頭を両手でつかんだ。
「おまえは」と、カーン。「私を、眠らせておくべきだった」
カーンは、両手に力を入れると、頭蓋骨が砕ける音がした。
「キャァァァァァー!」と、ウォレス。
◇
エンタープライズのブリッジ。
「船長は、今、どこに?」と、スポック。
「センサーが」と、カトウ。「ダウンしていて、分かりません」
スクリーンに、カーク。後ろから、カーンに銃を突きつけられていた。
「私の要求は」と、カーン。「至極、単純!」
「船長」と、スポック。
「互いのクルーの交換だ」
「裏切ったな」
「ほう、賢いな、ミスタースポック」
「スポッ
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星雲を越えて
/ST/StarTrek2016/
ドクター。彼らには、ガラクタ以上の価値があるのでしょう」
「まったく!オレのことをバカにしやがって!」と、マッコイ。
先を尖とがらせた雷光銃を左手に持ち、ヤリの先端を、雷光銃で真っ赤に
熱した。
「よし!」と、マッコイ。
横になっているスポックに、真っ赤に熱したヤリをかざした。
「じゃ、スポック。ひとつ質問がある。好きな色は、なんだ?」
「なぜ、この状況で」と、スポック。
マッコイは、真っ赤に熱したヤリを、スポックの右わき腹に突き刺し
た。
「ギャーッ!」
マッコイは、スポックの右わき腹から突き刺さっていた破片を取り出
した。
「別のことに気をとられていると、痛まないらしい!」と、マッコイ。
74
73
「あなたの言葉を使って言わせてもらえば」と、スポック。「そのよう
な理由は、じつに、バカげている!」
マッコイは、不気味な空を見上げた。
「さぁ、移動するぞ!立て!」
マッコイは、スポックの腕
|
ロープ魔術
/FB3/RopeTrick/
2
エルシーは、ホテルの室に戻った。ジョージは、いつものようにいび
きをかいていた。エルシーは、ベッドの脇に立って、とてもソフトにフ
ラジォレットで、習ったばかりのシンプルな音律を吹きはじめた。
なんども、なんども。
シンプルな音律にのって、眠っているジョージのシーツが徐々にあが
りはじめた。じゅうぶんな高さになると、フラジォレットを置いた。
エピローグ
「ギャーッ!」と、エルシー。歓声をあげて、シーツをめくった。
空中で垂直になっていたのは、ジョージのパジャマのヒモだった。
(終わり)
6
5
|
失われた文明1透明人間
/FB3/Discovery1/
2
1
1
プレーターは、ねずみにさまざまな血清を注射して、突然変異をもた
らす注射を発見しようとしていた。3019匹目のねずみに注射したと
き、ねずみは消えた。ねずみは、まだ、そこにいて、手のひらに乗せれ
ば感じるが、体毛もつめも見ることができなかった。プレーターは、慎
重にねずみをケージに入れた。2時間後、ねずみはふたたび現われた。
どこにも傷はなかった。
プレーターは、注射の量をさまざまに変えて実験を繰り返し、ねずみ
を24時間まで透明にすることができた。これ以上の量だと、ねずみは
病気になるか昏睡状態になった。また、分かったことは、ねずみは透明
のあいだに死ぬと、死んだ瞬間に姿を現すということだった。
発見の重要性に気づくと、英国に辞表を提出して使者をやめ、家に閉
じこもって、自分自身を実験台にして実験を始めた。少しの注射では、
わずか数分のあいだだけ透明になった。彼の耐久力が、ねずみの耐久力
と同等になるまで、実験を繰り返し、24時間まで透明になれる注射の
量を見つけた。それ以上だと、やはり病気になった。もうひとつ分かっ
たことは、体は見えなくなるが、義歯は見えるので、口を閉じる必要が
あり、全裸であることが肝心で、服はいっしょに透明にはならなか
|
緑の世界
/FB/SomethingGreen/
このときの閃光の色は、エネルギー源となった太陽の補色ほしょくであ
った。地球の太陽は、黄なので、その補色である、紫むらさきの閃光となり、ク
ルーガーは、赤なので、その補色である、緑 みどりの閃光となった。もしも、
シリウスのような青なら、橙だいだいの閃光となっただろう。
「たぶん」と、マクガリー。「このことは、きみが仲間だということに
加えて、こころの平静を保つのに、ひと役かっていると思うよ。一日に
なんどか、見ることのできる、緑の閃光。その色がどういう色だったか
を、思い出させてくれる、緑の世界。ふたたび、見たときに、目がちゃ
んと認識できるように、目のチューンアップになるのさ」
16
15
2
クルーガー第3惑星は、ジャングルのモザイクでおおわれていて、目
の前のジャングルは、その小さな1ピースにすぎなかった。このような
モザイクのピースは、数えきれないほど、
|
暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
捜すんだな!10分で、ここを起動できなければ、ワープでき
ないのは、お前のせいだと、アーチャーに言う!」
「はい、捜しますよ」
タッカーは、戻っていった。
技術仕官は、はしごを上って、上のフロアに出た。
「誰か、いるのか?」と、技術仕官。フェーザーを構えながら、進んだ。
床に落ちていた、プラズマレギュレータを拾った。
「ギャーッ!」と、技術仕官。上の階から降りてきた、なにかにつかま
って、体ごと持ち上げられた。骨が砕ける音がした。
◇
宇宙を航行する、ディファイアント。
ブリッジ。
「傷口から、爬虫類の唾液が」と、ドクター。アーチャーに報告した。
「検出されました」
「かみ殺したわけか?」と、アーチャー。
「うーん、傷口からみて、かなり大きな、生き物です。体長は、2メー
トル以上」
「内部センサーで、見つけられるのか?」と、アーチャー。技術パネル
104
103
の前の、トゥポルに。
「
|
ナスティ
/FB3/Nasty/
しかし、3つじゃない。3つの願いなんてのは、ただの迷信さ。叶
えられるのは、1つだけ。好きになれんかもしれんが」
「1つで、十分です。好きになれないなんて、とんでもない!」
「そのうち、分かるさ。よし、おまえの願いは、知っている。ここに、
その答えがある」
ナスティは、手をのばして、空気が希薄になったところに入れると、
手が消えた。そして、手を戻すと、銀の水泳トランクスを2つ持ってい
た。
「健康のために、2つとも着るといいよ」と、ナスティ。ビュレガード
に、差し出した。
「なんです?」
「なんに見える?水泳トランクスさ。しかし、特別製。素材は、今から
数千年先の、未来のものでできている。けっして破壊されることがない。
すり減らないし、裂けないし、切れることもない。すばらしい素材さ。
しかし、使われている魔法は、かなり古いものだ。使ってみれば、分か
るよ」
悪魔は、消えた。
6
5
2
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ドール
/XF/Chinga/
と、人形。
メリッサは、ハンマーを、自分の頭に打ちつけた。
「人形を、よこしなさい!」と、スカリー。ポリーは、首をふった。
「ゲームの時間よ!」と、人形。
メリッサは、ハンマーを、自分の頭に打ちつけた。
「人形を、よこしなさい!」と、スカリー。ポリーは、しぶしぶ、人形
をスカリーに手渡した。スカリーは、人形をつかむと、キッチンへ走っ
た。
「ゲームの時間よ!」と、人形。
メリッサは、ハンマーを、自分の頭に打ちつけた。
「ゲームの時間よ!」と、人形。「ギャーッ!」と、メリッサ。
「ゲームの時間よ!」と、人形。「ゲームの時間よ!ゲームの時間よ!
ゲームの時間よ!」
スカリーは、人形を、電子レンジのなかへ入れて、3分にセットした。
72
71
ジャックは、走ってきて、人形が、電子レンジのなかで炎につつまれる
のを見た。
メリッサは、やっと、ハンマーを落として、ひざをついて、泣いてい
た。ポリーが、なぐ
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発酵したインク
/FB5/FermentedInk/
発酵はっこうしたインク
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
もくじ
太ふとりすぎのふくろうに捧ささげる歌 ∨
間奏曲 かんそうきょく ∨
ギフト ∨
聞ききなれないセレナーデ ∨
モダンメロディ ∨
ラプソディ ∨
オーチュア ∨
ロマンス ∨
ミッドナイトソナタ ∨
ゆっくりと目覚め ざめる ∨
2
1
太りすぎのふくろうに捧げる歌
Ode to a Stuffed Owl
太りすぎの ふくろう The stuffed owl
遠ぼえも Does not howl、
うなりも しない Or yowl。
飛ぶとき When flies
目の光 Light on its eyes
またたきも It doesn’t blink
ウィンクも しない Or wink、
止まり木から Nor from its perch
ねずみに
|
ギーゼンスタック家
/FB1/TheGeezenstacks/
だいたい、11時まで、ブリッジの仲間がいたり、外出した夜は、
11時よりもっとおそくなった。外出するときは、おそくなっても、た
いてい、オーブリーもいっしょだった。オーブリーは、どこへ行っても、
4
3
楽しかった。劇場のいすに、ねずみのようにじっとしていたし、ナイト
クラブでは、両親がコックテイルをのんでいるあいだ、ジンジャエール
の入ったグラスのふち越しに、少女特有のまじめさで、両親やカップル
を眺めていた。どんな雑音でも、音楽やダンスでも、オーブリーは、お
どろいたように目を大きく見開いて、いつも楽しんでいた。
ときには、母の弟の、リチャードおじさんがいっしょだった。オーブ
リーとリチャードおじさんは、いい友人であった。人形をくれたのは、
リチャードおじさんだった。
「きょう、おかしなことがあってね」と、リチャードおじさん。「マリ
ナービルの先の、ロジャープレースを歩いていたら、ほら、エ
|
ミットキーふたたび
/FB1/MitkeyRidesAgain/
壁から離れ、別の2つが現われた。ふたたび、四角形フォーメーシ
ョンで、床を横断して、ドアに向かった。
行進は、続いた。4つの点は━━━これらが、白いねずみということ
はあるだろうか?━━━なにかを運んでいた、2つが引っぱり、2つが
押していた。
しかし、それは、バカらしかった。
教授は、電気のスイッチまで行って、点けた。光が、一瞬、教授の目
をくらませた。
「止まれ!」と、高い、金切り声がした。
教授は、今、見えるようになった。それは、4匹の白いねずみだった。
彼らは、なにかを運んでいた。教授の持っている、鉛筆タイプの懐中電
灯の部品のひとつのようなものを、周りにくっつけた、奇妙な、小さい
物体だった。
3匹のねずみは、大急ぎで、物体を運び始め、4匹目は、教授と物体
の間に立った。4匹目は、教授に、小さなチューブのようなものを向け
ていた。
50
49
「動けば、ぶっ殺すぞ!」と、チュー
|
ねずみ
/FB1/Mouse/
光栄です」
「大げさな話は、やめなさい」と、ウィンスロー。「それより、これを
見てください!」
ウィンスローは、ビルの腕をひっぱって、テントの端のテーブルに案
内した。
「どう見ても、死んだねずみに見える」と、ウィンスロー。「しかし、
まったく、違う。まだ、私は、解剖してない。きみと、グリムを待って
いた。ただ、体温測定と、体毛と筋肉組織は、調べた。さぁ、自分の目
で、見てみたまえ!」
ビルヒラーは、見た。それは、まったく、ねずみに見えた。とても、
小さなねずみだった。近くに寄って見ると、小さな違いが分かる、もし
22
21
も、あなたが、生物学者なら。
グリムが到着して、3人は、慎重に、解剖をはじめた。違いは、小さ
いことをやめ、大きくなった。骨格は、骨ではなく、別の1つのもので
できていて、色も、白ではなく、明るい黄だった。消化組織は、まった
く常識はずれだった。白のミルクのようなものが
|
感想
/CO/Comment/
「ソロモン、ソロモン」
24
23
パート2=ノンフィクション
「校正係のページ」、アメリカ印刷誌1937年3月〜46年11月
「クレジットで飲食店売上アップに」、飼葉袋1937年5月
「プレスルーム最前線」、アメリカ印刷誌、日付不詳
「校正資料室」、アメリカ印刷誌、日付不詳
「スーパーマンのあとは?」著者&ジャーナリスト1940年10月
「なぜ選んだ?ナッシングシリウス」マイベストSF1940年
「全球凍結フロゲル星」について、海外SF1950年10月
「手のなかの宇宙」について、1951年
手紙1952年6月14日付等、『終わり良ければ』1990年に収録
序章と7つの前書、SFカーニバル1953年
「プロットをどこから得るか」、ライターズヒント1953年3月
「F・ブラウンは言う」、『人間?』ジュディスメリル編1954年
序章「エンジェルとスペースシップ」1954年
手紙1963年11月17日付、『バークにまかせろ』の原稿について
「SFの定義」「ファンタジー&サイエンスフィクション」1963年
「それがすべて」ゴリアード836、1965年4月
手紙1964年6月22日付、ロジャーヴァディム監督の電話について
「火星での結婚」『火星での結婚生活』1986年に収録
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アボミっぽい
/FB3/Abominable/
引き返せる地点まで、待っていてくれた。
ここを越えるのは、勇敢な男だった。シャウンシー卿も、そうだった。
2
1
1
シャウンシー卿は、女性の目利きでもあった。ここでひとりで挑戦す
る理由がそれで、危険な登山というだけでなく、危険な救出でもあった。
もしも、ローラガブラルディが、まだ、生きていれば、アボミっぽいス
ノーマンにつかまったのだ。
シャウンシー卿は、ローラガブラルディ本人に、直接会ったことはな
かった。彼女のことを知ったのは、1ヶ月にもならない前で、彼女が主
演する映画を見たのだ。その映画で、彼女は突然、地球上でもっとも美
しい女性、イタリアが生んだ最も美しい映画スターとして伝説になった。
シャウンシー卿が理解できないのは、イタリアが彼女を生み出したこと
だった。彼女は、世界中の女性の目利きの心に残る、完成された女性美
として、バルドーやロロブリジッダ、エクバーグに、とって代わった。
シャウンシー卿も、女性の目利きのトップとして、そうだった。映画で
彼女を見た瞬間、彼女本人に会わなければならないことを、たとえ死ん
でも、そうしなければならないことを知った。
しかし、その時まで、ローラガブラルディは失踪しっそうしたままだった。最
初の映画の休暇で訪れたインドで
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ブラックジョーク
/FB4/Joke/
ブラックジョーク
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
鮮やかなグリーンのスーツを着た大男が、葉巻店のカウンターに大き
な手を置いた。「ジムグリーレイ」と、自己紹介した。「エースノベル
ティカンパニー」葉巻店の店主は差し出された手を握った。すると、大
きな手から電流が流れ店主の手のひらをビリビリさせた。
大男は陽気に大笑いした。「かわいいブザーちゃん」と言って、大き
な手をかえすと、手のひらに小さな金属製の仕掛けがあった。「握手の
シェイクをショックに変えてしまう!大ヒット商品のひとつさ。すばら
しいだろ?葉巻を4本、2本で25セントの」
2
1
彼は50セントコインをカウンターに置いた。そして、笑いを隠しな
がら、葉巻の1本に火をつけた。店主はコインを拾おうと虚しい努力を
続けた。それから、笑いながら、大男は別のコ
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さぁ愉快にやろう
/FB6/ComeAndGoMad/
「ドア?オレには、なんのことだか━━━」
◇
声は、もはや、聞こえて来なかった。それは、退却した。しかし、彼
の心には、なんとなく、静かな笑い声がこだましていた。
彼は、ドアに近づいて寄りかかり、声が言っていたものを捜そうとし
た。1匹のアリがドアを這はい上がっていた。
彼の目は、アリを追った。無数の恐怖が、背筋を這い上がって来た。
彼になんども語られ、示された100の事が、突然、ひとつのパターン
に、恐ろしいホラーのパターンに行き着いた。黒、白、赤。黒アリ、白
アリ、赤アリ。人間を操るあやつるプレーヤー。単一の集合体の脳のいくつかの
脳葉。ただ1つの知性。人間は、事故で生まれたもの、寄生虫、チェス
のポーン。昆虫の1種が植民された、宇宙の100万の惑星。その惑星
146
145
にとっては、単一の知性。そして、すべての知性が集まって、宇宙にお
ける単一の知性を成す━━━それが、神
|
アリスのルッグラン
/LC/AliceLooking/
と、アリス。
「そう、あれはいい巣箱さ!」と、白のナイト。不満そうに。「もっと
204
203
もよくできた巣箱だけど、まだ、ハチが1匹もいない。ねずみ取りでも
あるんだ。ねずみがハチが逃げるのを見張ってるし、ハチもねずみが逃
げるのを見張ってる。どっちがどっちだか分からないけど」
「サドルにねずみ取りって、なんのためなの?」と、アリス。「ねずみ
は、馬の背中にはめったに来ないわ!」
「めったには来ないだろうけど」と、白のナイト。「もしも来たら、逃
がさないためさ!」
白のナイトは、しばらく間をおいた。「そうさ、すべてのことを考え
なきゃならない。それが、この馬の4本の足首にアンクレットが巻かれ
ている理由さ!」
「なんのために?」と、アリス。興味をもって。
「ヘビの攻撃から守るため」と、白のナイト。「私が発明したんだ。さ
て、森のはずれまで、お送りしよう!そのお皿で、なにするの?」
「プラムケー
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緑の悪夢
/FB3/NightmareInGreen/
昨夜ベッドの中で考えた強い決意を思い起こした。
それは、ウィリアムがふたたび男に、強い男になるために曲げてはなら
ない決意だった。妻のデイジーに離婚してくれるよう断固として要求す
る。そうしなければ、すべてを失って2度と勇気を持てなくなるだろう。
6年間の結婚生活の最初から、離婚は不可避だった。
今が、そのターニングポイントだった。自分より、あらゆる点ですぐ
れた女性と結婚することは、耐えられないだけでなく、自分がだんだん
弱々しい生き物、希望を失ったねずみになっていってしまうのだ。
2
1
1
デイジーは、あらゆる点で、ウィリアムより優まさっていた。彼女は、ア
スリートだったので、ゴルフでもテニスでもあらゆるスポーツで、彼を
やすやすと打ち負かした。デイジーは、ウィリアムを上廻り、圧倒した。
車の運転でも、彼には到底及ばないドライビングテクニックを披露ひろうした。
ほ
|
アリスのアンダラン
/LC/AliceUnderGround/
と、女王。
「いいえ、だまりません!」と、アリス。「あなたなんか、ただのトラ
ンプのカードよ!だれが怖おそれるもんですか!」
このとき、トランプのカードの1組すべてが、宙を舞い、アリスの上
に落ちてきた。
「ギャーッ!」と、アリス。驚いて、悲鳴を上げた。
トランプのカードを手で払いのけようとした。
エピローグ
そのとき、アリスは、土手の上で横になっていることに気づいた。頭
は、姉のマギーのひざの上だった。マギーは、木の上からアリスの顔に
降ってきた落葉おちばを、やさしく払いのけていた。
「起きなさい、アリス!」と、マギー。「ずいぶん長く眠っていたわ!」
「変な夢だった!」と、アリス。マギーに、見た夢をすべて話した。
「確かに、おかしな夢ね!」と、マギー。アリスの頬ほおにキスをした。
「でも、すぐ急がないと、お茶の時間に遅れてしまうわ!」
アリスは、走りながら考えた。
120
119
「なん
|
SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
/
(1か所でも
リンクを張ると、検索ロボットに無数に侵入されて、
公開しているのと同じことになります)
一)
試用版 ゲストルーム
は、プロトタイプとして保存。
(以下、略)
or
and
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
SFミステリー
☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界
小さな子羊よ
ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家
ティラノサウルス
ザ・ハウス
サアルバの国
ファブクリップ
ザ・オフィス
☆アリスのナンチャラン☆
|
ファマドユニヴァース
/FB5/WhatMadUniverse/
あり得
ない。しかし━━━
背の低い男は、ケイスの肩に触った、たまたま、ケガしてる方だった
ので、ケイスは跳び上がった。背の低い男は、それには気づかず、言っ
た。「ちょっと、待って、ポーター!」と、数歩先に行っている、赤帽
に。
彼は、ケイスに近づいた。「うう、もしもクレジットが足りないなら、
ミスター、少し貸してあげられるけど」
「サンクス」と、ケイス。「しかし、ただ、走りたいだけ」
「外に出る、ということ?」ホラーと驚きが、男の顔に浮かんだ。
彼は、また、間違ったことを言うかもしれなかった。それが、なんな
のか分からないが、なぜ、グランドセントラル駅に小屋があるのか、こ
こに泊まるかどうかが、なぜ重要なのか?とにかく、背の低い男から早
いところ遠ざかった方がよさそうだった、彼が疑いを持っていないあい
だに、疑惑が生じる前に。
「もちろん、違う」と、彼。「そんなバカじゃない。ここで会う予定が
140
139
|
3つの願い
/XF/JeSouhaite/
大金持ちとは、彼のことだよ。77年には3万6千ドルしかなかった資
34
33
産が、翌78年には、3千万ドルになってる。プラス、この男の死に方
というのが、なんとも興味深いんだよな、これが」
「というと?」
「慢性的表皮反転症」
「反転症って、まさか?」
「あたり!」と、モルダー。「78年4月4日、彼は、ゲートウェイ記
念病院に運びこまれた。表皮反転症のため、彼の姿は、ホラーそのもの、
恐怖だったそうだ」
「でも、それが、今度のことと、どう関係があるの?」
「ふたつを結びつけるのは、この女だ」モルダーは、オープンカーの助
手席の女の、拡大コピーを見せた。「彼女に関する記録は、いっさい、
見つからなかったんだが、すべては、この謎の女のしわざだよ」
「そう、で、方法は?」と、スカリー。
「うう、分からない。でも、とにかく、彼女と話そう」
モルダーは、室を出ようとした。
「ええ、わたしは、ここに、残るわ」と、スカリー。「このままの状態
で、遺体を放置するのは、まずいと思うの。だって、貴重な証拠だもの」
「わかった」と、モルダー。ドアをあけて、出ていった。
スカリーは、ひとりになると、うれしそうな笑顔を浮かべた。
36
35
|
存在のわな
/FB4/Trap/
それは、正確に這はってくるものの足元にうまく落ちた。確
実に死をもたらす、白いガスの一吹きが爆発した。
陰気に歯を見せて笑いながら、これはこれだと自分に言い聞かせた。
ガスマスクが無ければ、即死だった。ゆっくりと白いガスは、まわりの
煙にまぎれていった。
そのとき、はっと息をのんだ。そいつはまだこちらに向かっていた。
死の白い一吹きをまさに通り抜けて、這はっていた。近づいて来て、その
顔まで見ることができた。彼が見たのは、かつて体だったものが切断さ
れたホラーで、ありえない方法で前進していた。
冷たい恐怖が彼の胃をつかんだ。走ろうとは思わなかった。しかし、
あいつがここへ来る前に止めないと、どうかなってしまう!
24
23
その恐怖も砲弾の危険も忘れて、ジャンプして跳び出すと自動小銃を
這はってくる怪物に向け、10フィートの距離から引き金を引いた。なん
ども、なんども、なんども。弾丸が当た
|
ザ・オフィス
/FB5/TheOffice/
やつらがいた。彼女は、やつらが嫌いだっ
た。踏みつぶしたい憎しみではなく、理由もなく、見ただけで叫び出し
そうな嫌悪感だった。間違って踏んでしまったら、靴かスリッパの下で
164
163
クシャッという音がして、まさに、ホラーだった。もちろん、彼女は家
では裸足はだしではなく、子どもの頃でさえ、そうだった。子どもの頃から思
い出しても、ずっと、彼女の人生には、ゴキブリがいた。しかし、慣れ
るどころか、ますます、やつらに対する嫌悪感は増していた。
今も、廊下ろうかには、1匹、黒の巨大ゴキブリがいた。彼女の前を這はいず
り回った。そいつは、彼女がそいつに持つのと同じように、彼女を怖おそれ
ていた。それは、たぶん、嫌悪感で、死の恐怖もあっただろう。しかし、
そいつは、ありがたいことに、アンジーとの共同室のドアを過ぎて、キ
ッチンの方へ行ってくれた。
「ステラ!来て!」また、母の声。
彼女は、別の階段を
|
ナイトゥアンディ
/SY/KAndDy/
ふたりめが、偶然当たって、よくあることさ!」
「ハハハ」と、ジューン。笑い出した。「なぁに、それ、ハハハ」
「ショックを受けないでくれて、よかった!」ロイは、立ち上がった。
「どこ行くの?」
「向こうでひと仕事、着陸をね。シートベルト、締しめておいてね!」
席には、死んだ男たちが、転々と座っていた。
笑い終わると、ジューンは席についた。
「なんか、ヘンね!」と、ジューン。
飛行機が傾いて、酸素マスクが出てきた。死んだ男たちは、席から通
路に倒れた。
「ギャーッ!」
ジューンは、操縦席に逃げてきた。
「なにが起きたの?」と、ジューン。「みんな死んでる!」
「おいで、座って!」と、ロイ。操縦席から。そして無線機に。「メー
デー、メーデー、メーデー!」
30
29
「ここでもみんな、死んでる!墜落するの?」
「急降下してるだけ!座れ!」
「あなた、パイロット?なにものなの?」ジューンは、補助イスに座っ
|
殺人レッスン
/FB4/Lesson/
自分は殴られたってことだった。
スティンキーは倒れたまま、手の近くには石があった。それが、小さ
な悪魔がスティンキーの心のなかに入ってきた瞬間だった。スティンキ
6
5
ーは石を拾い上げた。
「殺せ!」なにかが囁いささやた。「ねずみを殺せ!」
それは、なににもいたらなかった。ハリーキャランは、スティンキー
の手から石を蹴り出し、スティンキーの顔を蹴り上げて歯を3本折ると、
ボーリング場の裏口から出ていった。
それは、なににもいたらなかった。スティンキーは石を投げなかった
し、とにかくハリーキャランの頭には当てなかった。スティンキーは弱
気になっていた。まだ、殺人の準備はできてなかった。
しばらくして、スティンキーは立ち上がり、家に帰った。
2
よく言われるように、もしも結婚が天国でなされるなら、殺人は地獄
でなされるに違いない。
もちろん、だれも地獄を信じてはいない。つまり、
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フィッシュストーリー
/FB3/FishStory/
どうやって?」と、ロバート。「つまり、ロレーヌ、どうや
って?」
「子孫を増やすかって?」と、ロレーヌ。「かんたんよ、ダーリン。陸
上の生物のようなめんどうなことはないわ。人魚は哺乳類ほにゅうるいだけど、卵らん生せい
なの。時がくれば、わたしが卵をうんで、卵がかえったら、赤ちゃんを
育てるわ。あなたの役割は━━━」
「そう?」と、ロバート。心配しながら。
「ほかのフィッシュと同じよ、ダーリン。あなたは卵の上に泳いでいっ
て、受精させるの。それだけよ」
「ギャーッ!」と、ロバート。ふいに溺れ死のうとして、花嫁をおいて、
海底にむかって潜もぐっていった。
しかしもちろん、人魚にはエラがあったので、溺れることはなかった。
10
9
(終わり)
12
11
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SFミステリー ライトノベル風
/CO/cmt/
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 2.40 (株)美利崎人 (ビリザキト)
NOVELYst AutogeNerating dimensional space
試用版 ゲストルーム
原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
presented by bilyzkid
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アリスのビックリラン
/LC/AliceWonder/
「おかしいわ!」と、アリス。「最初に打ち首は、おかしいわ!」
「おだまり!」と、女王。顔が紫にむらさきなった。
「いいえ、だまりません!」と、アリス。
「アリスは、打ち首!」と、女王。できる限りの大声で。しかし、だれ
も動かなかった。
「だれが実行できて?」と、アリス。(このときまでに、身長は、本来
の大きさに戻っていた)「あなたなんか、ただのトランプのカードよ!」
このとき、トランプのカードの1組すべてが、宙を舞い、アリスの上
に落ちてきた。
「ギャーッ!」と、アリス。驚いて、悲鳴を上げた。
トランプのカードを手で払いのけようとした。
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エピローグ
そのとき、アリスは、土手の上で横になっていることに気づいた。頭
は、姉のマギーのひざの上だった。マギーは、木の上からアリスの顔に
降ってきた落葉おちばを、やさしく払いのけていた。
「起きなさい、アリス!」と、マギー。「ずいぶん
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ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
や
がて、ミットキーを、みんな好きになりだした。
「ミットキー」と、クラロフ。ある日、言った。「地球の文明化された
種族は、みんな、服を着ているんだろ?きみは、ねずみから人間へ、レ
ベルアップしたんだから、服を身に着けては、どうだい?」
「すばらしい考えです、クラロフ主任」と、ミットキー。「ぼくに合っ
た服を、知ってます。教授が、一度、ディットズニーが描いた、ねずみ
の絵を、見せてくれました。そのねずみは、服を着てました。リアルな
ねずみでなく、おとぎの国の、想像上のねずみです。教授が、そのねず
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みの名から、ぼくを、ミットキーと名づけてくれたんです」
「どんな服なんだい、ミットキー?」
「明るい赤のズボンで、前と後ろに、ふたつずつの大きな黄のボタンが
付いてます。それに、うしろ向きの黄の靴に、前には、両手に黄の手袋。
ズボンには、しっぽを通す穴があります」
「オーケー、ミットキー。それ
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白の悪夢
/FB3/NightmareInWhite/
2
たしかに、彼女は、今ドアを暗闇の中ですばやくあけ、すぐに閉めた。
ドアのかすかなカチッという音だけ聞こえた。つぎに、やわらかいサラ
サラした音、ナイトガウンかネグリジェが落ちる音がした。そして、ソ
ファの彼の毛布の中に入ってきた。
「ハニー」と、彼。
「しっ!」と、彼女。
しかし、これ以上の言葉が必要だろうか?
エピローグ
長いようで短い時が流れ、ドアがふたたびあいた。
ぎらぎら輝く光が射し込んで、白のホラーに、凍ったように立ったま
ま叫び声を上げようとしている、妻のシルエットを浮かび上がらせた。
(終わり)
6
5
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ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
「ジャック!ジャック!起きて!」と、ナンシー。ジャックをゆすって、
起こした。「あれが、目をあけたのよ!」
ジャックが目をあけると、それは、目を閉じた。
ジャックは、起こされて、それを、おそるおそる、見にきた。ナンシ
ーは、遠くから、見ていた。
それは、目を閉じていたが、鼻から、血を垂らしていた。
「見た?」と、ナンシー。
ジャックがのぞいていると、綿毛のようなものをのばして、腕に触れ
た。
「うわぁ!」ジャックは、驚いて、飛びのき、走り出した。
「ギャーッ!」と、ナンシー。ドアの前に、ギブナーが立っていた。
◇
マシューは、リサの家の前に、車を停めた。
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ドアをノックしたが、鍵がかかっていた。
マシューは、窓によじ登り、室内を見た。電気を暗くして、ジェフリ
ーが座って、ヘッドフォンでテレビを見ていた。マシューは、裏の地下
室にまわり、ガラスを割って、窓の鍵をあけて、ド
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アリーナ
/FB6/Arena/
「オレたちをここへ連れてきた存在は、戦った
あとでなにが起こるか話した。一方の絶滅、他方が弱くなって退化する
と。戦いがどうなるかは、存在が言うには、オレたちがここでなにをす
るかに依存するらしい。なぜ、オレたちは、永久に平和に暮らすことが
できない?あんたらは自分の銀河で、オレたちはここの銀河で?」
カーソンは、心を空白にして、返答を待った。
それは、来た。そして、カーソンを後ろにのけぞらした。赤のイメー
ジが彼に送ってきた、殺したいという意志の強さが、ホラーそのものと
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なって、彼を数歩後退させた。永遠とも思える一瞬で、憎しみの衝撃に
対抗すべく努つとめた。心をクリアにするよう戦い、一度は侵入を許したエ
イリアンの思考を追い払った。彼は、吐き気を感じた。
彼の心は、ゆっくりとクリアになった。呼吸は荒くなり、自分はずっ
と弱いと感じた。しかし、彼は考えることができた。
彼は立っ
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ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
「名前のアイデアは、あるかい、ジョニー?」と、オレ。「きみが最初
に見つけた」
「いいえ、船長」と、ジョニー。
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「問題は」と、オレ。「ソラとフリーダには、間違いがあって、それは、
ソラは、シリウスTで、フリーダは、シリウスUということだ。ここの
軌道は、ふたつの内側なので、ふたつは、シリウスUとシリウスVにな
るべきだ。あるいは、ふたつを直さなければ、ここが、シリウス0とな
る。ナッシングシリウス、つまり、まじめ度0、という名前になる」
エレンは、笑った。ジョニーは、たぶん、名前としては、威厳がない
と思っただろう。
しかし、ママは、顔をしかめた。「ウィリアム━━━」
もしも、なにも起こらなければ、そのまましゃべり続けただろう。
近くの丘で、なにかが、動いた。ママだけが、そちらを見ていた。
「ウウッ!」と、ママ。オレに、そちらの方向を向かせた。オレたちは、
それを見た。
それ
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“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
約束のものをもらおうか」と、ベトール。
「手配中だ」と、ターナロス。
「それでは、話が違うじゃないか!」
「カーデシアに追われたせいで、手に入れられなかったんだ」
「言い訳など聞きたくないね」
「金はどこにある?」と、ルーサ。
「あしたには、かならず届く」
「いいか、私たちをこんなところまで来させておいて、無駄足になった
ら、命はないと思え!」
三人が去ると、ねずみに変身していたオドーが現われた。
◇
キラ少佐は、司令部でシスコ中佐を出迎えた。
「ターナの件で、聴聞会を要請しました」と、キラ少佐。
「見通しは?」と、シスコ中佐。
「大臣ふたりと、大物閣僚ひとりの賛成票を取り付けたので、他のかた
も右へならうでしょう」
「そうか」
「それに、安全が保証されるのならば、ターナを追って、コーマを抜け
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るものがふたりはいるそうです」
「そうか」
「それと、もうひとつ、最初は中佐を
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イェフディの法則
/FB2/TheYehudiPrinciple/
この部分も含めて。結末が起こる前に書かれて
いたのだ。
チャーリーは、読み終わると、イスに座った。オレも座った。チャー
リーは、オレを見た。オレも、チャーリーを見た。
彼は、口をなんどがひらきかけ、なにかを発する前にまたとじた。つ
いに言った。
「T時間だ、ハンク!小人は、時間をあやつれたんだ。小人は、それが
起こる前に、書いていたんだ、ハンク!またかならず、小人を動くよう
にするよ。小人は、なにか途方もないものだったんだ。小人は━━━」
「コロシウム!」と、オレ。「でも、もう、動かない。イェフディは死
んだんだ。小人は階段で自分を撃ったんだ」
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「きみは、冷静さを失ってる」と、チャーリー。
「いや、まだだ」と、オレ。彼が返してくれた原稿を読んだ。
オレは、冷静さを失いかけている。
オレは、冷静さを失いかけている。
(終わり)
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青の悪夢
/FB3/NightmareInBlue/
青の悪夢
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
彼は、今まで見たことのないような輝く青の朝に目覚めた。ベッドの
脇の窓から、ほとんど信じられない青空が見えた。ジョージは、すぐに
ベッドからすべり出ると、完全に目覚め、休暇の1日目のほんの1分も
無駄にしたくなかった。しかし妻を起こさないように、静かに服を着た。
休暇のために1週間友人から借りたロッジに着いたのは、昨夜遅くで、
ウィルマは旅にとても疲れていて、すこしでも長く寝かせてあげたかっ
たのだ。靴も居間に行ってからはいた。
2
1
1
息子のトミーは、まだ5才だが、髪をくしゃくしゃにして、寝ていた
子ども室から出てきて、あくびをした。
「朝ごはんは、いるかい?」と、ジョージ。トミーはうなづいた。「服
を着てから、台所に来なさい」
ジョージは台所に行っ
|
ジバゴ
/SY/Zhivago/
「ベリキノは、どうなった?」
「別荘の人か?」
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199
「ああ」
「出て行ったよ、みんな。ベリキノには、だれもいない」
それを聞いて、ユーリは、悲しそうな顔をした。
ユーリは、歩いて、ラーラの家の階段までくると、ねずみが何匹も走
りまわっていた。だれも、いない様子に、ユーリは、肩を落とした。レ
ンガをはずして、鍵の置いてあるところを見ると、鍵といっしょに手紙
があった。凍こごえる手で、手紙を開いて、読みはじめた。
「よかった!」と、ラーラの手紙。「生きていてくれたのね!町で、あ
なたを見たという人がいました。あなたは、ベリキノへ行くでしょうか
ら、わたしも、カーチャと向かいます。念のため、食べものを用意して
おきました。ネズミがいるので、なべにフタをしてね!ああ、ほんとう
に、無事でよかった!」
ユーリは、うれしさから、手紙をくちゃくちゃにして、抱きしめた。
室に入ると、机の上には
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レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
どこで聞いたか思
い出せなかった。
「早く!逃げて!」と、女が叫んだ。「ここを出るのよ!」
「からかってるのか、ビッチめ!」と、男がどなった。「やることを最
後までやれ!」
「なに言ってるの!逃げて!逃げて!」と、女。
104
103
「ギャーッ!」と、男。「噛かんだな!」
殴る音がした。
「ジョーンズ!ジョーンズ!助けて!」と、女。
ドアがバタンとあいた。「手を上げろ、おっさん!」と、男の低い声。
つかみ合いの音がした。ふたりの男に女が、ののしり合ったりする声。
銃声が5発。さらに取っ組み合ったり、もがき苦しむ声。ののしり、
あえぎ、長いすすり泣く声。ため息。そして、静かになった。
サイモンは、そのあいだずっと、クローゼットの床で丸まってじっと
していた。それから静かに、ドアをあけた。
床の上に、3人倒れていた。全く違う色合いの6本の腕と足が、伸ば
したり絡からみつきながら折り重なっていた。
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パペットショー
/FB2/PuppetShow/
国道の看板には、やや誇張して、こうあった。
「チェリーベル ポップ 42」
ポップこと、ポップアンダースは、ハンバーガーショップを始めた人
で、去年死んだので、正確な数字は、41だった。
ホラーは、ロバにまたがってチェリーベルにやってきた。ロバをひい
ていたのは、高齢で、汚い服を着て、グレーのヒゲを生やした、トビネ
ズミか採掘工のような老人だった。この老人は、しばらくは誰も名前を
聞けなかったが、のちに、デードグラントだと分かった。ホラーのファ
ーストネームは、ガースだった。ガースは、背は、だいたい、9フィー
トあったが、体重は、100パウンドもないくらいやせていて、ほとん
ど杖つえのような男だった。デード老人のロバは、足が両方とも砂漠に埋ま
4
3
っていても、らくらくとガースを乗せて歩けた。
砂漠に埋まっていても、のちに判明するように、時速5マイル以上で
歩けるのは、靴のような最軽
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