原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
presented by bilyzkid
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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試用版 ゲストルーム
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◆◇◆更新ニュース◇◆◇
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一.
試用版 ゲストルーム
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二.
サイト 内 検索
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三.
郵便番号検索
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四.
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六.
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左
中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他
右

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宝くじMission
に、ビンゴ5(N8)を追加しました。
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[令 和 or検索] ヒット 41 件です。
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エコーバック
/FB3/Rebound/
そこで、さらに、意欲が沸いてきた。やがて、動き出すで
あろう世界が見えてきて、幸福感がさらに高まった。
独裁者。彼が、自分に皇帝の冠をかんむり授けるだろう。世界の皇帝だ。だめ
なことがあるか?パワーを持つ人間に、はむかえるものがいるだろうか?
パワーが誰をも命令に服従させ、与えることも取り上げることも、さら
に━━━。
「死んじまいな!」
丘の上から、スネルは、叫んだ。声の届く範囲に誰がいようが、おか
まいなしに、気兼ねなく大声で━━━。
エピローグ
ハイキングをしていた若い男女が、つぎの日、スネルを見つけた。急いそ
10
9
いで村に戻ると、エコーヒルの頂上で、死体を見つけたと、報告した。
(終わり)
12
11
|
帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
「私は、残りすべてのパワーを、生命維持装置と、脱出用にまわす」
ブリッジの仕官たちは、スポックを見た。
232
231
「これは、命令だ。船を捨てて、逃げろ!」
「お言葉ですが、スポック少佐」と、カトウ。「みな、どこにも、ゆき
ません」
カトウのイスからも、シートベルトが現われた。
◇
エンタープライズの通路。
カークとスコットは、壁沿いに、移動した。
「たった1日、オレが1日いないと、こうだ」
床が、傾いて、カークとスコットは、宙吊りになった。
◇
エンタープライズのブリッジ。
「重力システム停止」と、スポック。「つかまれ!つかまれ!」
◇
エンタープライズの通路。
234
233
カークとスコットは、別の通路で、また、宙吊りになった。
女性仕官が、ふたり、
|
夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
こいつは、車のドアをこじ開けようとしてたんだよ」
「じゃ、車上ねらいだけで殺したのか?」
「武器を持っていた」
「バールが?」
「ほらあ、下がっていろ」
「へえ、くにゃあ」ふたりの刑事は、制止命令をきかないベニーを容赦
なく殴り倒した。
「やめてえ、やめてえ、離してよ、お願い、やめてえ、離してよ、もう、
死んじゃうわ」後から駆けつけたキャシーは叫んだ。
ふたりの刑事は倒れたベニーを容赦なく革靴で蹴り続けた。
街灯がいとうの光 ひかりの下したでは、ベニーに暴行を加え続けるふたりの刑事の姿は、
カーデシア人のガルデュカットとボルタ人のウエイユンの姿に変貌して
見えた。
70
69
4
「あなた、この室に何週間もこもりっぱなしだったんだから、編集部へ
行くのはいいことよ」ベニーの室でキャシーは言った。
「ああ、その通りだな。それに、今月号の一冊目が届くときに、その場
にいたい
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まだ終わりじゃない
/FB3/NotYet/
もう1つを標本の1匹の頭につけ
た。カーも、同様に、自分と標本のもう1匹の頭につけた。
しばらくして、カーとラルは、がっかりして互いを見た。
「7つのテストで、最低レベルを下回る」と、カー。「これでは、訓練
しても、鉱山の単純労働にも使えない。もっともシンプルな命令も理解
できないだろう。標本は、サンダー博物館に持ち帰ろう」
「惑星は破壊しますか?」
「いや」と、カー。「おそらく100万年後には、それまでわれわれの
種族が続いていたとして、ここの生物も奴隷にできるくらいに進化して
いるかもしれない。よし、つぎの太陽系に移動だ!」
10
9
エピローグ
ミルウォーキースター新聞の編集室は、ローカルページの校正に追わ
れていた。校正係長のジェンキンスは、最後から2番目の欄の記事をど
うするかで迷っていた。
「ピート」と、ジェンキンス。「8番目の欄にもう1つ記事が入るよ!
36
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ナイトゥアンディ
/SY/KAndDy/
眠っちゃって!
この人、だれ?」
「1週間前まで」と、フィッツ。「ロイミラーは、世界1信頼できる優
秀な捜査官だった」
「なにがあったの?」と、ジューン。
「それを教えることは、できないんだ、ヘーブンスさん」と、フィッツ。
「だが、これだけは言っておく。ロイは、ストレスのせいで仲間からの
命令を信じることができなくなり、それが高こうじて、非現実的な妄想もうそうを抱
いてしまった」
「そう、いい人に見えた」と、ジューン。「わたしが起きてるあいだは」
48
47
「いい人に見えても、殺人鬼に豹変すひょうへんる!おかしいかね?」
「いいえ」
「ロイは危険だ!正常じゃない!」
「ロイは、あなた方が、そう言うって言った!」
「では、ロイと話したんだな?私のことも聞いたか?」
「違う!あなたのことは、聞いていない」
「そ、じゃ、誰のこと?サイモンフェック?」
「そんな人、知りません」と、ジューン
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暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
持ち込まなければ、帝国は、反乱軍に負ける!解散
!」
仕官たちは、室を出ていった。
「少佐!」アーチャーは、トゥポルの腕を取って、座らせた。「きみは、
残れ!」
アーチャーは、軍曹の手から、銃を取って、トゥポルの首に突きつけ
た。
「よくも、裏切りやがったな!」
「あなたが、艦隊命令を受けたというのは、明らかに、ウソでした。フ
ォレスト船長に、指揮権を戻すことは、艦隊仕官として、当然の任務よ」
「オレに、忠誠を誓ったはずだ!」
「フォレスト船長から、あなたを、殺せと、命じられた」
94
93
「なぜ、オレに言う?」
「フォレストは、死んで、命令は無効になった。今は、あなたが、指揮
官です」
「うまく、いってると、思っていたのに!バルカン人とは、な!だが、
オレを、裏切りやがった。おまえの代わりを勤める士官がいれば、とっ
くに、エアロックからほうり出している!この船には、お前が必要
|
八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
汐留
「汐留の日本テレビまで!」辛口評論家ふう男性。
「最近はタクシー運転手の質が落ちてるよね!水増し経営ってやつかね
?」
「運転手さんは汐留まで行ったことあんの?」
「それじゃあ、昭和通りから行って」
「昭和通り曲がる時にいちいち断わる必要ないんだよ。有名なんだから」
「平成通りや明治通りもあるって?関係ねぇだろう!」
「いいから、トンネルで行って!トンネルぐらい知ってんだろ?ほら、
すぐ右寄せて!」
24
23
「あ、ウィンカー出してすぐに車線変更したら危ないだろうが!」
「トンネル出たら、すぐコンビニのとこ入って!」
「早くウィンカー出さなきゃ左曲がれねぇだろうが!」
「日本テレビの前で停めて!ところで運転手さん、メーターまだ入って
ないんじゃない?」
「だたいまから、メーター入りますってか?どうでもいいから、領収証
ちょうだい!」
26
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ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
あなたは、すでに、ノヴァリスト!
サンプルあり(
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2
3
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
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月 夜 花 光
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令 和
SFミステリー
ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 試用版
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ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
「それは、
地球でトラブルを起こすかもしれません。深刻なトラブルをね。ねずみ
と人間のような、非常にかけ離れた生物クラスは、友好的には、共存で
きないでしょう。しかし、それは、われわれには、関係ないことです。
単に、好き嫌いの問題です。混乱が起こって、地球の進歩を遅らせるで
しょう。地球人が、われわれを発見して、トラブルが起こる日が来るま
でに、数千年の平和を、もたらしてくれます。地球人のことですから」
「しかし、きみは、X19光線を、彼らに渡せと言うのか?その結果は」
「違います、もちろん、違います。ミットキーには、一番、単純で、限
定的な、機械の作り方を教えましょう。単に、ねずみの知能を、0・0
001から0・2に、高めるだけの原始的なものです。0・2は、今の
ミットキーのレベルで、地球人のレベルでもあります」
「それなら、いいかもしれん」と、クラロフ。テレパシーで。「彼らに
は、永遠に、その原理は分かるまい」
「しかし、その単純な機械で、自分たちの知能レベルを、高めてしまう
かもしれません」
「きみは、忘れているよ、ベムジ。X19光線の限界を。X19光線の
52
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プロ
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アリスのビックリラン
/LC/AliceWonder/
と、アリス。
「なぜ、女王は」と、グリフォン。「打ち首なんか1度も実行されない
し、みんなファンタジーだってことを知らないのかな?そうでしょ?い
っしょに来て!」
「ここでは、みんな、いっしょに来いと、命令するわ」と、アリスは考
えた。グリフォンについてゆきながら。「今まで、こんなに命令された
ことなんて1度もなかった!」
笑うウミガメを見れる場所まで、すぐだった。ウミガメは、岩だなの
上に、ひとりさびしく座っていた。近づくと、恋に破れた乙女のように、
ため息をついていた。アリスは、とても、かわいそうになった。
「なにが悲しいの?」と、アリス。グリフォンは、前と同じワードで答
えた。
「みんなファンタジーさ。悲しいことなんてなにもない。そうでしょ?
いっしょに来て!」
笑うウミガメのところまで来ると、ウミガメは、大きな目になみだを
ためて、こっちを見た。しかし、なにもしゃべらなかった。
「ここにいる若いレディが」と、グリフォン。「あなたの話を聞きたい
そうです」
「ええ、いいでしょう」と、笑うウミガメ。沈んだ、うつろな声で。
「どうぞ、座ってください!私が話し終えるまでは、話し始めないでく
176
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|
人形の家で
/TZ/Miniature/
それに、チャーリーの母が同行していた。
「少しは。こちらです。電気を?」
「まだ、けっこう。お母さん、来てください!みなさんは、ここで、待
機を」
精神科医は、パークス夫人と、人形の家のある展示室のドアに立った。
「出てくるように、呼びかけて!」
「チャーリー!」と、母。
「大声で命令して!」
「母さんよ、出てきなさい!」
「もう一回!」
「今すぐ、出てきなさい!聞いてる?」
「警備員さん、電気を!」
警備員は、展示室の電気をつけた。
「ここに?」と、警官。
「まず、間違いない」と、精神科医。
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69
「捜しましょう!」と、警官。
「チャーリー!」と、母とマイラ。
みんなで展示室の中を、さがしまわった。
警備員は、人形の家の前に来たとき、応接間が、いつもと違う気がし
た。
アイリーンが、チャーリーといっしょにイスに座って、スライドを見
せていたのだ。アイリーンも、チャーリー
|
SFミステリー ライトノベル風
/CO/cmt/
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
NOVELYst AutogeNerating dimensional space
試用版 ゲストルーム
原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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2.出版
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天使は淋しい道を行く
/TS/LonelyRoad/
チャックは、立ち上がると、店に戻っていって、時計を返した。そし
て、テーブルの下においてあった、拳銃を構えた。
「まだ、負けちゃいねぇ!よそもんのくせに、なまいきするな、ってん
でえ!」
そして、カウンターにあった電話をまわし始めた。
「保安官に言ったら、キサマ、ぶち込まれるぞ!平和を乱したってな!」
「電話を置きなさいよ!」と、店に出てきた女性。
「ジャネット、このイカサマ野朗、勝手なマネしやがって━━━」
「台所で、すっかり、聞いたわ!」と、ジャネット。「あきらめるのね、
あんたになら、誰だって勝てるわよ!イカサマ、やらなくたってね!」
「ジャネット、言っとくがな」
86
85
「あんた、あした、山を降りるって言ったわね。それで、もう、旅した
くにかかったら、どうなの?」
チャックは、あきらめて、拳銃をカウンタの下に戻して、出てゆこう
とした。
「ついでに、そのへん、片付
|
ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
ジョージベイリーは、テレビコマーシャルのコピーを書いていた。コ
マーシャルよりも、もっと憎んでいたものは、テレビであった。ここで
は、自分のプライベートの時間を使って、ライバル放送局のむかむかす
るようなコマーシャルを見ていた。
「ベイリー」と、J・R・マクギーは、命令したのだ。「きみは、もっ
と、他社がなにをやっているか、知っておくべきだね。とりわけ、担当
時間帯で、他の放送局がどんなコマーシャルを流しているか、見ておく
べきだよ」
上司の強い要請ようせいには、なかなか、逆さからえない。とりわけ、週千ドルの
仕事を続けたい場合は、特に。
4
3
しかし、コマーシャルを見ているあいだに、ウィスキーサワーを飲む
ことはできる。ジョージベイリーは、そうした。
コマーシャルのあいまには、メイジーヘッターマンとジンラミーをた
しなんだ。彼女は、テレビスタジオに勤める、赤毛のキュ
|
ファブクリップ
/FB5/FabClip/
やつに圧をかけた。
やつは、トラブルがあっても自分で解決できそうなほど、タフに見え
た。しかし、この町のバーテンダーは、みんなそうだ。そうでなければ、
バーテンダーになんかならない。
やつは言った。「なんにします?」
やつの目がたまたまオレを見た。オレは、見返した。オレは、命令を
思い出した。筋肉1つ動かさなかった。顔の筋肉でさえ。オレは考えた。
「よう、娼婦の息子、すぐにでも殺せるんだぜ」
アムが言った。「ホワイトソーダ。グラスで2つ」
やつの目が、オレからそれて、アムを見た。疑わしそうに、ジョーク
なのかどうか分からず、笑おうかどうしようか迷ってるように見えた。
230
229
アムは笑わずに言った。「グラスで、ホワイトソーダ2つ」
アムはテーブルに紙幣を置いた。
カウフマンは、肩をすくめたいように見えたが、実際にはしなかった。
紙幣を受け取り、バーに行った。2つの
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地球人は出ていけ
/FB1/KeepOut/
地球人は出ていけ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
ダプティンというのが、略称だ。最初は、アダプティンと呼ばれてい
たのが、ダプティンと、略されて呼ばれるようになった。それは、ぼく
たちを、適応させてくれるのだ。
10才の時に、みんなに説明された。彼らは、ぼくたちが10才にな
らなければ、理解できないと思っていたようだが、みんなは、すでに、
多くを知っていた。火星に着陸すると、すぐに、話してくれた。
「きみたちの故郷だよ、生徒諸君」と、主任の先生。ぼくたちのために
建設してくれた、プラスチック製のドームに入ってから、講義が始まっ
た。この夜の、特別講義は、とても重要なもので、全員、出席するよう
に言われていた。
その夜、先生は、ぼくたちに、なぜなのかやなんのためにも含めた、
すべてを、話してくれた。先生は、ぼくたちの前に立っていた。もちろ
ん、寒さを遮断する宇宙服を着て、ヘルメットをかぶっていた。ドーム
2
1
の気温は、ぼくたちにとって、適温だったが、先生にとっては、すでに、
凍るように寒く、空気も、すでに、先
|
SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
/
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中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他
右
七.
宝くじMission
に、ビンゴ5(N8)を追加しました。
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and
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
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令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
SFミステリー
☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界
小さな子羊よ
ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家
ティラノサウルス
暗闇の家
サアルバの国
ファブクリップ
☆アリスのナンチャラン☆
アンダラン
ビックリラン
ルッグラン
☆サイモンが覚えていたのは「イェ~!」とい
|
フェルマーの予想
/RM/Fermat/
と、ケイコ先生。
「はーい、ピタゴラスの定理です」と、ジェイク。
「そうです、直角三角形の斜辺の二乗が、他の辺の二乗の和に等しいと
いうものですね。次に書かれているのが」
6
5
「フェルマーの予想と呼ばれていたもので、nが3以上だと、フェルマ
ー解が存在しないという、非存在定理です」
「非存在ってなんですか?」と、ノーグ。
「先生にも、正直なところ、よくわからないわね、今日の演習でやるの
は、むしろ、存在を見つけるプログラムを動かしてみるだけです。非存
在は、そこで見つからなければ、存在しないのかもしれないということ
かしら?」
「次の図は、なんですか?」と、ジェイク。
8
7
「この図は、テキストによると、y<1、x<1として、zもz=1と
すると、0と1の間の2次元の図
|
ケンタウロス
/FB1/HorseRace/
超光速通信で、私
に、結果を報告してください」と、ブランド。スクリーンは、消えた。
6
5
ガーンロバーツは、コンピュータに命令して、自動航行システムの行
き先を変更すると、中断された睡眠をつづけるために、寝台へ戻ってい
った。
◇
1週間後、ガーンロバーツは、任務を完了し、ノヴァ太陽系から10
光年離れると、銀河連邦の所長特別補佐に超光速通信を送った。数分後、
ダウネンブランドの顔が、スクリーンに映った。
「Kー1356です。ノヴァ調査の結果です」と、ガーンロバーツ。
「馬族の人口統計を調べますと、彼らの数は、200万ちょっとでした。
一方、彼らの小惑星の所有数は、400万前後でした。このことから、
あきらかに、人族が正しく、馬族は、協定違反をしていると思われます。
それにしても、なぜ、馬族の数の、2倍もの小惑星の所有権を主張し
たのでしょう?
彼らには、たしか
|
ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
きみを信じるよ。昔からの友人だからな。作戦は?」
「伝染病発生のケースと同じ、厳戒態勢をとりたい」
「私は、なにを?」
「パニック時の警察と、軍隊の出動に、市長命令がいる。市長は、患者
だろ?」
「よく知ってるな。どうしろと?」
「協力させてくれ!」
「話してみる。診療所にいるからね。電話をしてくれ」
「サンキュー」
ギブナーは、階段を下りて、自分の車に戻った。
「早いほうが、いい」と、ギブナー。助手席のジェフリーと、後ろの男
性に。すぐに、車を出した。
マシューは、室に戻った。
「いい香りだ」と、ジャック。花を手にもって、かいでいた。
「話を聞いて!」と、ナンシー。
「聞いているよ」
「あれは、幻覚じゃない。あなたに変わりかけていたのよ!あの体は」
「その花は、どこで?」と、リサ。
「花びんの中に」と、ジャック。
「あの中?ジェフリーも、これを、きのうの夜に」
86
85
「だか
|
終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
なん人かは、なんでも知っている、首領
と首領の息子のところへ走っていった。
この一見まともでない、ほとんどはだかの男は、なにかしゃべろうと
して、口を開いたが、しゃべるかわりに、倒れてしまった。まるで、死
んだかのように倒れた。しかし、みんなに、地面から抱き起こされたと
き、彼の頬ほほは、まだ、赤く、苦しそうな息をしていた。
アルワという老人の首領と、息子のヌラタがやってきた。アルワは、
すばやく、するどい口調で命令を下した。ふたりの男が、ミスタースミ
スを首領の小屋の中へ運んだ。そして、首領の妻たちと息子が、傷をい
やす軟こうをぬって、地球人の手当てをした。
しかし、数日たっても、彼は、身動きもせず、話しもせず、目を開く
こともなく、ただ、横になっていたので、彼が生きているのか、死んで
いるのかさえ分からなかった。
そして、ついに、彼は目を開いた。そして、話し始めたが、みんなに
は、なにを言っているのか、まったく、わからなかった。
ヌラタがやって来て、聞いていた。ヌラタは、みんなの中では、地球
の言葉が、もっとも得意だった。それは、しばらくのあいだ、特別顧問
として、地球の軍隊といっしょに行動していたからだった。
ヌラタは、聞いていたが、頭をふった。
「彼の言葉は」と、ヌラタ。「たしかに、地球の言葉だが、なにを言っ
38
37
ているのか、まったく、わからない。彼
|
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
青年が正確を期する際に、そうするように。
「それじゃ、なにを待っている?」と、オレ。
「あなたの命令です、船長」
12
11
「オレの命令なんて、どうでもいいよ、ジョニー!ドアをあけて、外へ
出よう!」
宇宙船のドアがあいて、ジョニーが、両脇に、2丁の銃を革ひもで下
げて、先に外に出た。オレたちは、彼のすぐ後ろにつづいた。
外は、涼しかったが、寒くはなかった。景色は、ソラに似ていて、緑
の粘土を、固く焼いたような、丘が、波打って、続いていた。すこし回
転草のようにみえる、茶色のヤブのような、植物相そうはあった。
オレは、時刻を知るため、空を見上げた。シリウスは、ほぼ、天頂で、
これは、ジョニーが昼側のど真ん中に着陸したことを意味していた。
「ところで、ジョニー」と、オレ。「自転周期は?」
「だいたいの計算ですが、21時間17分です」
「それで、じゅうぶんよ」と、ママ。「午後じ
|
幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
「遮蔽しゃへい装置をつかっているんだ」と、ドクター。
「どうしてわかる?」と、チャコティ副長。
「異星人から、コンタクトが」
「通信の記録は、ありません」と、トゥヴォック。ブリッジ後方で。
「夢から、入ってきたんです」
「もう、いい、やめて!」と、ジェインウェイ。「私の命令に逆さからって、
アルゴリズムを起動したの?」
「証拠があるんです」と、ドクターは、ハリーのところまで歩いて、パ
ッドを差し出した。「彼らの遮蔽しゃへいシールドを突破する方法を、異星人が
教えてくれましたから」
ハリーは、パッドを受けとり、ジェインウェイ艦長の方を、どうした
らよいか、伺うかがうように見た。艦長は、うなづいた。ハリーが、パッドの
情報をコンソールに入力すると、警報がなった。
「ほんとうだ」と、ハリー。「3隻の船を感知しています。距離、現在
72
71
位置より、6億キロ。こちらへ、向かっています
|
イェフディの法則
/FB2/TheYehudiPrinciple/
と、オレ。「1つを除いて。イェフディってだれ?」
オレは、テーブルで、もう2杯作り始めた。7/8を、ジンで。
チャーリーは、さらに、説明した。
「行動は、速度が速すぎて、記憶に残らないんだ。ある意味で、記憶は、
加速化の影響を受けないからね。その結果、本人にも観察者にも、命令
が同時に実行されたように見える。いわば、存在しない小人が実行した
ように━━━」
「イェフディのこと?」
「イェフディじゃ、なぜだめなんだい?」
「なぜかって、なぜかというと」と、オレ。「ここに、もう一杯あった
20
19
としよう。ちょっと弱めで。弱めといえば、きみは、ジンをもってきた。
え?どこから?」
「たぶん、近くの酒屋。覚えてないが」
「支払いは?」
チャーリーは、財布を出して、あけた。
「すこし減ってるようだ。だぶん、レジに置いてきたんだろう。ぼくの
潜在意識は、正直なようだ」
「なにがいいん
|
報復戦隊
/FB3/Fleet/
なにが起こっていたであろうか?
このような考察は、興味深いが、実みのりが少ない。バーロ将軍が、その
惑星を破壊する前に金星だと気づくことは不可能だった。なぜなら、バ
ーロ将軍は、すでに、その惑星を破壊していたからだ。破壊してなけれ
ば、その報復戦隊の司令官でもなく、そこにいさえしなかったのだ。
起こってしまった過去は、変えることはできない」
(終わり)
10
9
|
眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
生死がかかっているところだ。そのお
かげで、いっそう、楽しめますがね、はは、はははは、こんなに楽しい
思いは何年かぶりかですよ。胸が高鳴り、沸き立つ血が、からだじゅう
を流れています。いやぁ、生き返った気分だ。あなたもそうでしょう、
チーフ」
チーフオブライエンとノーグは同時に司令部に入った。コトラのボー
ドには、誰もいなかった。司令官室のドアが閉まり、エネルギーバリア
で遮断された。ノーグは、ガラックに背後から襲われた。
「あなたの最後の駒を、捕まえましたよ」と、ガラック。
「返して欲しければ、私から、取り戻してごらんなさい」
52
51
5
チーフオブライエンは、エネルギーバリアに触れると、バリアが消え、
司令官室のドアが開いた。彼は、コトラのボードを銃でひっくり返した。
「チーフの番ですよ、どうします?攻撃か、撤退か?降伏か?」
「ガラック、薬のせいだ、薬に負ける
|
レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
田中の会社があからさまにマンフレッドの会社を乗っ取ろ
うとしていた。この乗っ取りの条件は、とんでもなく不利だった」
レッドがベッドのボタンを押すと、2つに折れて背の部分が持ち上が
った。そこに寄りかかった。
「タバコはあるか?」と、レッド。
「あんたの分はない。ドクターの命令」と、ブラウニング。「続けて!」
「交渉を続けてる間にマンフレッドは、オレの推理によると、所有する
絵画で田中を買収しようと考えた。マンフレッドが戦前から日本に駐在
していた間に購入した貴重な絵画だった。早すぎる?」と、レッド。速
記者に。
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彼女はガムをパチンとさせて、首を振った。
「彼女は英語が分かる?」と、レッド。ブラウニングにささやいた。
速記者は、無表情のまま、その言葉をタイプした。
「寄り道しないで、続けて!」と、ブラウニング。
「マンフレッドは、絵画に盗難保険をかけて、田中に盗ませ
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悪魔のジョーカー
/TZ/DealersChoice/
悪魔のジョーカー
ドナルドトッド、ウェスクラーベン
プロローグ
夜。ピートの居間。
男たちが、テーブルを囲んで、和気あいあいと、トランプゲームに興
じていた。
「友達とのポーカー」と、ナレーター。「という、ささやかな楽しみが、
究極の賭けになるときもあります。テーブルの上のワイルドカードが、
ゲームの鍵を握る、ミステリーゾーン」
2
1
1
コールがかかって、ジミーが自分の手を見せた。
「キングまでの、ストレート!お前は?」
「6とジャックのフルハウス!」と、ニック。手を見せた。
それを、見て、一同そろって、ため息をついた。
「また、フルハウスか!」と、ピート。「ニックだっけ?」
「そう、ニック」と、ニック。
「誰の代わり?」
「なに?」
「代理だろ?」
「ああ、いとこのノーマン」
「病気になったか?」
「だから、家にいる」
「じゃあ、始
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聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
六基のエンジンでも、十分に移動で
きるわ」
「だが、失敗すれば、このステーションは、こっぱ微塵になるでしょう」
「うまく移動できても、現地で艦隊機のサポートが欲しいわね」
「一番近いのは、エンタープライズです。二日で合流できます」
「直ちに、艦隊に連絡を取って、援助を要請しましょう」
「司令室を頼むわ。大尉は、私と来て!」と、キラ少佐。
「了解」と、ダックス中尉。
「さぁ、ドクター、英雄になるチャンスよ!」
「イエスサー」と、ドクターベシア。
三人は,エアロックに向かった、オドーがついてきた。
「どうしたの?」と、キラ少佐。
「保安チームとしては、同行する義務があります」と、オドー。
「ここを守るのが、あなたの義務よ。ワームホールでは、なにが起こる
か予測がつかないの。あなたの体には、害があるかもしれない。連れて
ゆかれない」
「少佐、デノリアスベルトで私は幼い頃保護された。自分がどこから来
たのか、仲間がいるのかさえわかりません。これまで、ずっとベイジョ
ー人にまじって暮らしてきたが、自分がなにものか知りたかった。ワー
ムホールの向こう側にその命題を解く答えがあるかもしれないんです。
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アリスのアンダラン
/LC/AliceUnderGround/
声を出さずに笑った。
「おかしい!」と、グリフォン。
「なにが?」と、アリス。
「なぜ、女王は」と、グリフォン。「打ち首なんか1度も実行されない
し、みんなファンタジーだってことを知らないのかな?そうでしょ?い
っしょに来て!」
「ここでは、みんな、いっしょに来いと、命令するわ」と、アリスは考
えた。グリフォンについてゆきながら。「今まで、こんなに命令された
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ことなんて1度もなかった!」
笑うウミガメを見れる場所まで、すぐだった。ウミガメは、岩だなの
上に、ひとりさびしく座っていた。近づくと、恋に破れた乙女のように、
ため息をついていた。アリスは、とても、かわいそうになった。
「なにが悲しいの?」と、アリス。グリフォンは、前と同じワードで答
えた。
「みんなファンタジーさ。悲しいことなんてなにもない。そうでしょ?
いっしょに来て!」
笑うウミガメのところまで来ると、
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そよぐ幻影
/OT/SoyoguGenei/
そよぐ幻影げんえい
大手おおて拓次たくじ
あなたは ひかりのなかに さうらうとしてよろめく花はな、
あなたは はてしなくくもりゆく こゑのなかの ひとつの魚うを、
こころを したたらし、
ことばを おぼろに けはひして、
あをく かろがろと ゆめをかさねる。
あなたは みづのうへにうかび ながれつつ
ゆふぐれの とほいしづけさをよぶ。
あなたは すがたのない うみのともしび、
あなたは たえまなく うまれでる 生涯しょうがいの花はなしべ、
あなたは みえ、
あなたは かくれ、
あなたは よろよろとして わたしの心のこころなかに 咲さきにほふ。
みづいろの あをいまぼろしの あゆみくるとき、
わたしは そこともなく ただよひ、
ふかぶかとして ゆめにおぼれる。
ふりしきるさざめきのやうに
わたしのこころは ながれ ながれて、
ほのぼのと 死しのくちびるのうへに たはむれる。
あなたは みちもなくゆきかふ むらむらとしたかげ、
かげは にほやかに もつれ、
かげは やさしく ふきみだれる。
(昭和八年六月二十九日)
2
1
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歩兵
/FB1/Sentry/
歩兵
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか
も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。
奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、
動くのも、困難だった。
1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、
流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ
が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という
足は、すべて、血で染められた。
2
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このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな
かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖
なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ
れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、
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つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
「おおげさとは思わないね、君は認めたくないだろうが、アグラッサで
の体験が君をむしばんでいる。いくら君が望んでも、一晩でその傷がい
えるはずがない。治療を受けるべきだ」
「お願いです、チーフではなく、個人としてお願いします、もう一度だ
けチャンスを」
「与えたいとは思うが、司令官でも医療士官が下した最終判断には逆ら
えない。君は、任務には不適格だ。君には、これからすぐ療養休暇に入
ってもらう。しかし、もし定期的にカウンセリングを受けることを拒否
したり、担当カウンセラーへの協力を拒んだりした場合には、考えたく
はないが、治療室へ拘束するよう命令を出す。わかってくれたな?」
「はい、わかりました」
「以上だ」
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◇
オブライエンは、シスコ大佐のオフィスを出るとジャッシアダックス
中尉に声をかけられた。
「チーフ、これから私、レプリマットへ行くんだけど」
「あとにし
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3つの願い
/XF/JeSouhaite/
誰もいなかった。
「誰か、いるか?」ローカにも、誰もいなかった。
「上出来だ」と、モルダー。部長の会議室で。「ジーニー、どこにいる、
返事をしろ!」
「なぁに?」と、女性。部長のイスに座っていた。
「いったい、なんなんだよ?」と、モルダー。
「だって、言ったでしょ?」と、女性。「世界平和!ほらね?」
「人をおちょくるのも、いい加減にしろよ!」
「なんの話よ?」
「ぼくは、地球に平和が来ることを願ったんだ。なにも、地球上の人間
を、まとめて、全部、消さなくても。人の心を変えるとか、他に手は、
あるだろう?」
「うーん、この次は、そう、言ってね。だいたい、このわたしに、60
億の人間すべてを、ぜんぶ、善人にしろっていうの?そんなことできた
人、今までに、いないわ!アラーも、仏陀ぶっだも、キリストも。それを、あ
なたが、実現したいの?それは、なぜ?自己満足のため?」
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「だれが、
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ミットキーふたたび
/FB1/MitkeyRidesAgain/
そこにおるのじゃ。きみ自身の知能レ
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ベルも、破壊されてしまう。それで、いいのかい?」
「ええ、いいです。世界のためですし、平和のためです。しかし、ぼく
には、切り札が1枚あって、それで、知能レベルを、元に戻せます」
「どうやるんだい、ミットキー?」
小さな、灰色の人間が、頭を低く下げて、白ペンキの小さな灰色のね
ずみの上に。ふたりは、高貴な使命と世界の運命について、話し合って
いた。それが、おかしいと思う人は、もちろん、いないはずだ。
「どうやるんだい、ミットキー?」
「まず、白ペンキを、塗り直します。それで、彼らをだませますし、自
分を守れます。ハートフォード研究所の近くに行けば、ホイットニーが、
いっしょに働ける、新しい白ねずみを、見つけるわけです。
ここを、出発する前に、ぼくは、別のX19光線プロジェクターを作
ります。それで、ミニートの知能レベルを、ぼくと同
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ジバゴ
/SY/Zhivago/
「薪たきぎ
泥棒ごときを逮捕しては、私の品格が落ちる。だが、党の命令の前には、
品格など、問題ではない。党は、正しいのだ。薪たきぎ泥棒もひとりなら、あ
われをさそうが、500万人の人が同じことをすれば、町は破壊される。
彼と会うのは、初めてだったが、ひと目で弟と分かった。私は、党の命
令を無視した。兄弟の絆ゆきずなえか?そうは、思わない。弟といっても、腹
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違いだし、兄弟同士が裏切ることもある。私は警官として、裏切りあう
兄弟を、数多く見てきた。彼を、尊敬していたからというわけでもない。
一目いちもくはおくが、私より優れた人間だとは、思わない。それに、私は、自
分より優れた人間も、処刑してきた。
ユーリは、コートの下になん枚もの板を隠して、家のドアを開あけた。
家の中は、大騒ぎだった。2階から、花瓶や銀食器を持ち出してくる人
々に、1階の人々が歓声を上げていた。
「先
|
オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
「でも、仕方ありませんよ!」
また、ソファーのコンピュータの前に座った。
「よし、コンピュータ!」
「ピュルピュル」と、コンピュータ。
「ステーション日誌を、日付順に、再生してくれ!宇宙暦47550以
降のものから、頼む!」
「どの仕官が記録したものか、特定してください」
「指令は、全員のだ」
「音声?それとも、文書で?」
「音声で!」
ステーション日誌の再生が、始まった。
「ステーション日誌、宇宙暦47552・9」と、シスコの声。
「ガプタ将軍が、じきじきにカーデシアの動きを、視察に訪れた」
オブライエンは、ソファーに座ったまま、聞いていた。
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◇
オブライエンの室。
ステーション日誌の再生が、続いた。
「非武装地帯のいくつかで━━━」と、シスコの声。
「現在までに、存在が報告されていない生命体を発見」と、ダックス中
尉の声。「分類上は、原生動物門に属す
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失われた母星
/ST/StarTrek2009/
乱された今、運命
も変わったのだ。ミスターカトウ、コースをローレンシア星系!」
スポックは、船長席についた。「ワープ3!」
「スポック、やめてくれ!」と、カーク。「逃げ帰って、艦隊の残りと
合流して、これから対策会議だなんて、時間の無駄だ!」
「これは、パイク船長が、出発前に出した命令だ」と、スポック。
「自分を迎えに来い、という命令もあった。あんた、今、船長だろ、必
要な命令を」
「自分の責務は、理解している」
「ぐずぐずしてるあいだに、ネロは、標的に近づいている」
「その通り!だから、きみに指示する、船長である私の命令を聞け、と」
「オレは、退却なんて、絶対、許さない!問題から離れるな!今、すぐ、
ネロを追いかけるべきだ!」
「保安部員!」と、スポック。立ち上がった。「彼を、連れ出せ!」
カークは、両腕をつかまれて、保安部員に連行された。すぐに、腕を
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振りほどき
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“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
「知ってますか?ドレニアン星のダチョウは、敵が来ると水に潜って姿
を隠す。それで、溺れ死ぬこともあります」
「ターナたちが、何をする気かわからないけど、やっぱり、隠れて、見
て見ぬふりをすることは、できないわ。ああ、本当の戦争の方が楽だっ
たような気がする」
「オドーから司令官」と、オドーは通信バッジに言った。
「なんだ?」と、シスコ中佐の声。
「今、この室にいる方からお話があるそうです」
◇
ドクターベシアは、ガラックの店へ入った。
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「ドクター、遅いですよ、もう、20時57分です、さぁ、これを好き
なだけ、試着してください。ただし、くれぐれも、音はたてないように
願います」
「僕は、ただ」と、ドクターベシアは言いながら、試着室へ入った。
「時間どおり、21時少し前だ、いらっしゃい」と、ガラック。
デュラス姉妹は、ガラックの店にやってきた。
「くだらん挨拶な
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恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
通信ラ
インを切った。
「うぅ」と、キラ。
オドーは、シスコ大佐の要請で司令室に来た。
「私は警備のことには自信がありますが、ステーションの操縦を手伝う
となると荷が重いですね」と、オドー。
「君の言うことももっともだ、しかし、もう他に人手がないんだよ」と、
シスコ大佐。
「司令官、司令官、作り手を見つけ出しました」と、キラ。
「治療薬はあるのか?」と、シスコ大佐。
「わかりません。ウイルスのことを持ち出した途端に通話を切られまし
た」
キラは、シャトルの出発の準備をした。
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「少佐、いったいどこへゆくつもりなのか?」と、シスコ大佐。
「ドクターサーマクレインと直接、話をつけに行ってきます」と、キラ。
「少佐、ステーションから出るのはよせ。ベイジョー星にウイルスを持
ち込むわけには」
「そんなこと百も承知していますよ、司令官、絶対、星に降りたりしま
せんから、行かせてくだ
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星雲を越えて
/ST/StarTrek2016/
その上の階で、カークは、まだ、敵の司令官と格闘していた。
ウラは、別のワープコアのアームを引き出して、ひらいた。
カークは、もみあいになって、下の階に敵の司令官と落ちた。プラス
チック容器が、砕け散った。古代の遺物が転がった。敵の司令官は、そ
れを手にした。
ウラは、敵の司令官に気づかれないようにしながら、パネルを操作し
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て、円盤部切り離しボタンを押した。
敵の司令官は、落ちていた銃で、カークを撃ったが、円盤部の隔壁が
閉まり、あたらなかった。
カークのいる円盤部と、ウラと敵の司令官がいるワープコアの室は切
り離され、宇宙空間へ落ちていった。敵の司令官は、古代の遺物の鍵を
あけた。中の本体は、カラだった。
ウラは、見つからないように、息をひそめていた。
切り離された円盤部に向かって、イナゴの大群が群がった。
◇
ブリッジ。
「通常エンジン」と、
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