SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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試用版 ゲストルーム
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原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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試用版 ゲストルーム
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和暦⇔西暦・早見表
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
ブラザーサン ある日どこかで オールウェイズ キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」
[夢 心 or検索] ヒット 70 件です。
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小さな子羊よ
/FB/TheLittleLamb/
ラムは、どこだろう?戻ったときに、彼女が戻っていなかっ
たら、画えのつづきができるだろうか?また、理由もなく、彼女のことを、
16
15
心配するだろうか?胸のあたりに、また、なにかかたいものを感じ出す
だろうか?
グラスを見ると、カラだった。早く飲みすぎたようだ。もう一杯注文
すべきだった。そうしないと、なぜ、ここへ来たのか、バレてしまうだ
ろう。ラムに嫉妬しっとしたり、心配したりしていると、みんなに、ここにい
る人たちにさえも、思われたくなかった。ラムとは、互いに、心のなか
では、信頼しあっていた。彼女がどこにいるのか気になって、帰ってき
てほしいとは思うが、それだけだった。彼女がどこか特定の場所にいる
のではないか、と疑ってはいなかった。みんなは、そこまでわかっては
くれないだろう。
「ハリー、マティーニをくれないか?」オレは、そんなに多くは酒を飲
まないし、いろいろ混ぜる
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オーマイガー
/FB2/Jaycee/
5000万を越える女性が単性
生殖で妊娠し、子どもたちが生まれた。性のバランスをとるのに、幸運
だったのは、単性生殖で生まれた子どもたちは、すべて、男性であった。
エピローグ
「マルシアが言うには」と、ラルストン夫人。「ヘンリーの心配は、ジ
ョンのことらしいの。でも、理由がわからないって。だって、ジョンは、
あんなにいい子なんですもの、と言っていたわ」
そのとき、いきなり、ドクターグラハムが、ノックもなしに室に入っ
てきた。顔は、まっ白で、目は、大きく見開かれ、同僚を見つめて、言
った。
「ぼくが正しかった」
「正しいって、なにが?」
6
5
「ジョンのことだよ。だれにも言ってなかったんだが━━━。昨夜のパ
ーティーで、お酒を切らしたとき、ジョンがなにをしたと思う?」
ドクターラルストンは、まゆをひそめた。
「水をワインに変えたのかい?」
「ジンに変えたんだ。みんな、マ
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ネコどろぼう
/FB3/CatBurglar/
ネコどろぼう
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
ミッドランドシティ警察の署長は、2匹のダックスフンドを飼ってい
た。名前は、リトルノートとロングリメンバーだった。しかしこのこと
は、ネコどろぼうとは全く関係ない。このストーリーは、いわゆる署長
が、一見すると不可解な一連のどろぼうに━━━ひとりの男の犯罪に興
味をもったその関心事から始まる。
どろぼうは数週間で、19の家に侵入した。見たところ犯罪は計画的
だった。侵入した家にはかならずネコがいた共通点があったからだ。
どろぼうはネコだけを盗んだ。
2
1
1
たまには、現金が見えるとこにあったり、宝石があったが、どろぼう
は目もくれなかった。家主が帰ると、窓やドアがこじあけられ、ネコが
いないことを発見するが、ほかに盗まれたものはなく、室を荒らされて
もいな
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あごひげ彩か
/FB3/Beard/
ビリーは、深くため息をついた。
6
5
エピローグ
「オレのあごひげの色にもかかわらず、みんな好奇心いっぱいになって、
マリアンヌのようにクローセットの中を見たがるのはなぜなんだろう?
お墓はそこにはない。屋根裏さ」
ビリーは、マリアンヌをがっしりつかんだ。
「おいで、ダーリン」と、ビリー。「お墓を見せてあげるよ!」
(終わり)
8
7
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ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
違って感じるの。ジェフリーもみんなも、
きのうまでは、普通だったのに、きょうは、違和感を感じる」バスの人
々が、みんな、リサを見ていた。「悪い夢かしら?恐ろしいわ。一晩で、
町が変わったなんて」
マシューは、赤信号で、車を止めた。
「英軍ラクダ部隊の話をしたことは?」
「ええ」
「サハラ砂漠でのことだ」青信号に変わったので、車を発進させた。
「敵に40日間、包囲され、食料もつきていた。そのとき、隊長が、部
下たちに言った。諸君、いいニュースと悪いニュースがある。すると、
部下のひとりが━━━」
「それ、聞いたわ、ははは」
「もう一度、話す?」
赤信号で車を止めると、男性が、フロントガラスの上に、飛び乗って
きた。
「いったい、なんだ!」と、マシュー。「ドアをロックしろ!」
「やつらが来る!」と、男性。フロントガラスやドアの窓を、必死に、
たたいた。「助けてくれ!やつらが来るんだ!聞いてくれ!つぎは、き
みらだ!ねらわれている!恐ろしいことだ!やつらは、もう、来ている
|
バーニングマン
/TZ/TheBurningMan/
若い肉体が現れて、言うんだ。ギラギラした目で、夏を味
わおう、と」
「なに?」
「夏を楽しむのさ!木を見てみろ!いい、夕飯ゆうはんだ。あっちに広がる草原
は、最高のごちそうだな。朝食には、ヒマワリがいい。屋根のタール紙
は、昼食だ。湖のそばの家には、ワインもあるぞ。ゴクゴク飲みほして、
心行くまで楽しんだら、体が真っ二つになる」
ダニーのひとり舞台に、ローリーもアンドレも、あきれた顔をした。
車は、タイヤ交換を終えて、走りだした。
「なんだか、のどが、かわいた」と、アンドレ。
「のどがかわいた、って?甘いな!」また、前の座席に身を乗り出して
きた。「50年以上も、暑い地中にいた男を、想像してみろ!生きられ
8
7
るのは、1日だ。のどのかわきも、激しいが、腹も、ぺこぺこだ。木や
花どころか、丸ごとケーキや、ぶ厚いステーキだって、食える。腹がい
っぱいになって、満足したら、ぶら
|
SFミステリー ライトノベル風
/CO/cmt/
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NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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2.出版
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ハーフベア
/FB3/Bear/
プロローグ
もしも病院の待合室で、行ったり来たりしながらタバコに━━━たい
ていは間違えてフィルターの先に火をつけて、なにかを待っている父親
を見たら、その仕草からどんなに心配か分かるだろう。
しかしそれが心配だと思うなら、今、出産室の外のローカでうろうろ
している、ジョナサンクインビーをひと目見てほしい。クインビーは、
タバコのフィルターの先に火をつけて、そのまま吸っても違いが分かり
もしないのだ。
ジョナサンクインビーは、たしかに心配ごとを抱えていた。
2
1
1
始まりは、最後に動物園を訪れた夜だった。「最後に」は2つの意味
でそうだった。1つは、クインビーが1マイル以内には近づかないとい
うことであり、もう1つは、妻も近づかないということだった。彼女は
落ちて、そう、穴の中へ━━━。
その夜、起こったことを分かってもらうためには、すこし説
|
天使が死ぬ時
/TS/TheHabit/
警官は校内
を捜索した。
◇
夜。シスターベロニカが運転する車は、戻ってきた。
シスターアンジェリカは、廊下の机の前に座っていた。
「どこにもいませんでした。失敗でした」と、シスターベロニカ。
「テーラー神父が」と、シスターアンジェリカ。「とても心配してまし
た。待っておいでです」
「寝ていてくだされば、よかったのに。もう、警察に届けるしかありま
せんね」
36
35
「警察は、1日じゅうきていましたわ」
「誰が電話を?」
「逃亡犯人を、さがしにきていましたの。リチャードキンブル博士です」
「見つけましたの?」
「逃げたようです」
「お役にたてなかったけど、逃げられてよかった」
「警察では、楽観していましたわ。傷を知っているから、遠くへは、行
けまいと」
3
夜。テーラー神父の室のドアをあけて、シスターベロニカとシスター
アンジェリカが、入ってきた。
「あら、また、
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白の悪夢
/FB3/NightmareInWhite/
白の悪夢
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
彼は、突然目覚めた。完全に目覚めていて、眠るつもりもなかったの
に、なぜ眠ってしまったのかと訝りいぶかながら、すぐに腕時計の蛍光文字板
を見た。文字板がなければ真っ暗闇の中で、明るく光っていた。11時
数分過ぎだった。彼はホッとした。ほんの少し、うたた寝しただけだっ
た。このソファに横になってから、まだ30分もたっていなかった。妻
がおやすみを言いに来るには、まだ早い。彼の姉が、完全に眠り、寝息
をたてるまで待ってからだ。
2
1
1
それは、バカらしい話だった。ふたりは、3週間前に結婚したばかり
で、ハネムーンの帰りだった。ふたりが別々に寝るのは、これが初めて
だった━━━すべては、彼の姉のデボラが、帰り道の途中にある自分の
アパートに泊まってゆくよう、バカらしい提案をした
|
悪魔のジョーカー
/TZ/DealersChoice/
と、ジミー。
「この金は、返すよ!」ニックは、10枚くらい溜まったお札を、前に
出した。
3人は、そろって、不満の声を出した。
「そういう問題じゃない!」と、トニー。
「ああ、そうさ」と、ピート。「ポーカーをやりたいんなら、ちゃんと、
名乗れよ!闇の王子です、とかなんとかさ」
「悪かった、心から謝る。金は、返すよ。必要だろうからね━━━」
3人は、謝罪に、少しホッとした。
「ひとりは、別だが━━━」
3人は、互いに、顔を見合わせた。
「そのひとり、とは?」と、ピート。
「察してくれ!」ニックは、言いにくそうな顔をした。
3人は、また、不満の声を出した。
「悪魔だからって、もったいぶるなよ!」と、ジミー。
「ピートのパーティで」と、トニー。「迷惑かけた、ジミーか?」
「あのときの女全員に、新しい靴を贈っている!」
トニーとジミーは、ピートを見た。
「オレが、怒鳴り散らしたせいで」と、ピート。「嫁は出ていったが、
だからって、殺すことはないだろ!厳しすぎるぞ!」
|
ティラノサウルス
/FB1/Runaround/
彼を前進させてい
たのだ。
大木の上の方に、なにかがいて、枝にぶらさがって、「ヤーヤーヤー」
と、あざけるように単調に鳴いていた。枝が弧を描いて落下してきて、
彼の頑丈な背中でバウンドした。攻撃なのか?一瞬、なにものかがむか
ってくるかもしれないという期待から、闘争心が沸いた。
ぶつかってきた枝をまわして、ポキッと折ってこなごなにした。直立
姿勢で、大木の上の小さな挑戦者に、大声でほえた。しかし、そいつは、
降りてこなかった。「ヤーヤーヤー」と、鳴くだけで、臆病にも、けっ
して、大木の上から動かなかった。
木の幹にからだごと力強くぶつかったが、幹は5フィートもあって、
ゆらすことさえできなかった。幹のまわりを2回まわって、ほえてから、
木立の影のなかへ進んでいった。
14
13
前方、若木のひとつに、小さな灰のなにかがいた。木を折って、あご
でかみついても、そいつは逃げたあ
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ジバゴ
/SY/Zhivago/
「進め、進め、オレたちの力を見せてやれー」と、パーシャ。銃剣を持
って突撃した。
「行けー!」
そのとき、パーシャの横で迫撃砲が炸裂して、パーシャは、倒れた。
雪の上にパーシャのかけていたメガネが、落ちた。次々に倒れる兵士た
ち。上官を失って敗走する兵士たち。
「そして、ついに、彼らは、夢に見たことを実行に移した。
故郷に帰り始めたのだ」
塹壕ざんごうから出て、敗走してゆく兵士たち。
「それが、革命の始まりだった」
雪原を埋め尽くす、敗走してゆく兵士たち。
ユーリは、軍医の軍服を着て、医療品を積んだ馬車に乗って、前線に
向かう兵士たちとともに、隊列を組んで進んでいた。敗走してくる兵士
たちの一群が、向こうから、ばらばらに歩いてきた。
「脱走兵だ」と、先頭の馬に乗っていた将軍。
「補充兵が来た」と、敗走する救護用馬車の兵士。となりに、看護婦姿
100
99
のラーラが乗ってい
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青の悪夢
/FB3/NightmareInBlue/
青の悪夢
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
彼は、今まで見たことのないような輝く青の朝に目覚めた。ベッドの
脇の窓から、ほとんど信じられない青空が見えた。ジョージは、すぐに
ベッドからすべり出ると、完全に目覚め、休暇の1日目のほんの1分も
無駄にしたくなかった。しかし妻を起こさないように、静かに服を着た。
休暇のために1週間友人から借りたロッジに着いたのは、昨夜遅くで、
ウィルマは旅にとても疲れていて、すこしでも長く寝かせてあげたかっ
たのだ。靴も居間に行ってからはいた。
2
1
1
息子のトミーは、まだ5才だが、髪をくしゃくしゃにして、寝ていた
子ども室から出てきて、あくびをした。
「朝ごはんは、いるかい?」と、ジョージ。トミーはうなづいた。「服
を着てから、台所に来なさい」
ジョージは台所に行ったが、朝食を始める前
|
ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
仕事もある。
正面部分は、事務所だけど、これはこれで、すごく、効率的なのさ!」
マルベニーは、あたりを見渡して、微笑ほほえんだ。
「ジョージ、きみは、自分の居場所を、ついに、見つけたね。小さな町
の新聞の編集って、ジョージにふさわしいよ」
「ふさわしい、どころじゃないよ!もう、夢中さ!みんなに、もっと、
喜んでもらいたいし、信じられないかもしれないが、イヌのように働い
て、仕事が大好きなんだ。さぁ、二階へ行こう!」
階段で、ピートは、訊きいた。
「前に、きみが書いていた、小説は?」
「半分、書いたまま。悪くはないが、オレが前に、書いていたものは、
小説じゃないな。前は、オレは、すごく冷笑的 シニカルで━━━今は」
「ジョージ。ヴァヴェリは、きみのベストフレンドだった、と思うよ」
「ヴァヴェリ?」
「ということは、ニューヨークのスラングが、ここまで、伝わってない
らしいね!もちろん、ヴェイダーのことさ。やつらを研究していた学者
が、ヴァヴェリプレースとか、ヴァヴェリス
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聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
◇
シスコ中佐は、ターボリフトを降りて、プロムナードのクワークの店
へ入った。店は、多くの人で賑わっていた。
「さぁ、賭けて!一攫千金も夢じゃないからね」と、ロムは客に呼びか
けていた。
「ダーボ!」と、女性の声。
シスコ中佐は、クワークの店の賑わいに満足して、カウンタに腰掛け
た。
「いやぁ、中佐、何を飲む?」と、クワーク。
「ベイジョーのシンセール!」と、シスコ中佐。
「ああ、やめときな!ベイジョー人っていうのは、信仰もあつい連中だ。
でも、奴らの作る酒は、最低だ。信心深い奴らの作った酒は、飲めたも
んじゃない。子供を牢屋にぶちこむような、連邦の士官の酒もな!」
◇
「ステーション日誌、宇宙暦46390・1。エンタープライズは、小
48
47
型艇三隻をディープスペースナインによこし、次の任務地であるナポリ
ス星系へと出発する。一方、医療チームと科学チームの
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八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
おおうみやひろ、覚えておいて!」
34
33
ニュー芝浦
「わたしが幽霊になって、あなたの夢に出てくるですって?」と、大海
八尋。
ニュー芝浦エアポートは、行き交う人でごった返していた。
「そうなんです、しかも僕は僕で、21世紀のタクシードライバーとや
らをやってる夢なんです!」
「あなたも21世紀かぶれになったわけ?今は121世紀よ、そんな1
万年も前の古代文明を知ってなにになるっていうの?いつからそんな夢
を見るの?」
「やはり、1万年アニバーサリーが始まってからでしょうか?」
36
35
「その幽霊、ご職業は?」
「幽霊に職業があるのかわかりませんが、生前はやはり、キャビンアテ
ンダントでしょうか?あの気の強さから察するに」
「どういう意味よ、CAがみんな気が強いって
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失われた文明1透明人間
/FB3/Discovery1/
透明人間の秘密は、1909年にアーキバルトプレーターによって発
見された。プレーターは、エドワード7世の宮廷に仕つかえる使者で、オス
マン帝国とゆるい同盟関係にあった小さな州の統治者だったサルタンア
ブデルクリムの宮廷に送られていた。
プレーターは、アマチュアだがとても熱心な生物学者でもあった。
2
1
1
プレーターは、ねずみにさまざまな血清を注射して、突然変異をもた
らす注射を発見しようとしていた。3019匹目のねずみに注射したと
き、ねずみは消えた。ねずみは、まだ、そこにいて、手のひらに乗せれ
ば感じるが、体毛もつめも見ることができなかった。プレーターは、慎
重にねずみをケージに入れた。2時間後、ねずみはふたたび現れた。ど
こにも傷はなかった。
プレーターは、注射の量をさまざまに変えて実験を繰り返し、ねずみ
を24時間まで透明にすることができた
|
失われた母星
/ST/StarTrek2009/
と、スコット。「あれは、
スタイル抜群だね!この手で、あのワープナセルを直せるのが、エンジ
154
153
ニアの夢ってもんだ」
スポックは、パネルの前で、転送装置が使えるか、調べていた。
「だけど、ただね」と、スコット。スポックに。「あんたを信じても、
オレが、トランスワープ理論を発明といっても、まだ、してねぇわけだ
し、だいだい、ワープしているエンタープライズにさ、まともな、転送
パットもないのに、転送で乗り込むって━━━降りろ!」転送ルームの
手すりに登っている、小さな宇宙人に。「ジャングルジムじゃ、ねぇ!」
カークは、小さな宇宙人を抱きかかえて、降ろした。
「トランスワープ転送ってのは、銃弾を銃弾で撃つようなもんだ。しか
も、目隠ししたまんま、馬に乗ってさ━━━なに、それ?」
スポックは、画面に、式を出した。
「トランスワープ転送のために、きみが書いた、方程式だ」
スポ
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ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
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SFミステリー
ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 試用版
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イェフディの法則
/FB2/TheYehudiPrinciple/
ちゃんと動く。ぼくたちは、
金持ちになれる!なんだってできるんだ━━━」
チャーリーは、話し続けた。オレは、ゆっくり立ち上がり、テーブル
まで行った。ボトルとレモンと氷は、ほんものだった。ボトルは、振る
と音がした。氷は、冷たかった。
1分間、オレは、それらがどうやって来たのか、心配になった。しか
し、今すぐ、ドリンクが必要だった。薬棚からグラスを2つと、本棚か
ら栓抜きを出してきた。そして、オレは、2杯作った。1/2くらいを、
ジンで。
それから、思いついて、チャーリーに訊きいた。
「イェフディにも作る?」
「2つでじゅうぶんさ」チャーリーは、ニヤリとした。
「まず、手始めに」オレも、ニヤニヤしながら、ドリンクを手渡した、
グラスに入れて。オレは、自分の分を一気に飲みほして、もう一杯作り
10
9
始めた。
「ぼくも頼む」と、チャーリー。「おっと、1分待って!」
「現在の状
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緑の世界
/FB/SomethingGreen/
人間は、いかなる理由で、地球以外の
惑星に住もうなどと、したのだろうか?
マクガリーは、ためいきをついた。前は、こころのなかで考えていた
のだが、今は、大声で考えられるようになった。ドロシーに、話せるよ
うになって、休みなく、考えられようになった。ドロシーに、というの
は、肝心なことではなかったけれど。
「そうだよ、ドロシー」と、マクガリー。「住む価値のある、唯一の惑
星だよ、地球は。緑の原野。緑の草原。緑の樹木。ドロシー、そこへ戻
ることができたら、決して、離れることはしないよ。森のなかで、丸太
小屋を作ろうと思うんだ。木々のまんなかでね。あまり太い木々のとこ
ろは、だめだね。太い木々のところは、芝生が生えないからね。緑の芝
生。丸太小屋は、緑のペンキで塗ろうよ、ドロシー。地球に戻れば、緑
のペンキさえ、手に入るんだよ」
マクガリーは、また、ためいきをついて、目の前の赤いジャングルを
見た。
「なんだって? ドロシー?」と、マクガリー。ドロシーは、けっして、
話し
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3つの願い
/XF/JeSouhaite/
アンソンが置いてあった、死体安置室を調べた。
スカリーは、手で顔をおおっていた。
「ああ、もう、死んじゃいたい!」と、スカリー。「ああ、あんなに興
奮して、はしゃいじゃって、バカみたい!どうか、してたわ!なにが、
透明人間よ!」
「あれは、たしかに、本物だよ」と、モルダー。
「わたし、夢でも、見てたのかも。ああ、冷静になって、考えてみれば、
あんなうまい話、あるはずないのよね」
「死体が消えたのには、わけがある」
「わけがあるって、どんな?」
「これは、願いがかなった、結果だよ」
「願いが?誰の?」
「アンソンを、愛してるのは、誰だ?心から、愛してるのは?」
「弟のレスリー?」
◇
ストークス家。
アンソンは、叫ぶのをやめた。
レスリーは、女性を、責めるように見た。「こんなのありかよ?」
52
51
「オレになにを、した?」と、アンソン。
「へ?」と、レスリー。「生き返
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赤の悪夢
/FB1/NightmareInRed/
赤の悪夢
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
彼は、なにによって起こされたのか、わからないまま、目が覚めた。
最初のゆれのあと、1分で、2回目のゆれが来た。ベッドが少しゆれ、
タンスの上の小物が、ガタガタと、音をたてた。3回目のゆれを、横に
なったまま、待っていたが、来なかった。その時までは、来なかった。
ほとんど目が覚めてしまっていて、もう、眠ることができなかった。
時計の夜光盤を見ると、まだ、真夜中の3時であった。ベッドから出て、
パジャマのまま、窓のところまで歩いた。暗い空に、点滅する光が見え
た。夜の音が聞こえた。どこかで、ベル。
2
1
しかし、なぜ、この時間にベルなんか?災害を知らせるベルなのか?
ここの軽いゆれが、どこか近くで、大きな地震につながったのだろうか?
あるいは、これから、ほんとうの地震が来る、という
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殺人レッスン
/FB4/Lesson/
刃は広いのが1番!ねじったときに空気がたくさん入る!
小剣を使うのはよくない。心臓に当たらなかったら、6回は刺さなけり
ゃならない━━━」
もっと続いた。それがレッスンその2だった。スティンキーは、ハリ
ーキャランのことを考えた。
3
ダウンタウンの狭い路地を酔っ払いが歩いていて、うしろからタラン
チュラにつけられていたら、地獄のような叫び声を上げるだろう。ステ
ィンキーエバンズは、震えた。
スティンキーエバンズは、タイヤ窃盗によって、2週間の保護観察と
なった。それが明けてすぐ、スティンキーは、また問題を起こした。今
度は、半年間の更生施設送りとなった。これは、すばらしい半年間だっ
た。スティンキーは、多くのことを学んだ。つまらない詳細を述べても
退屈だろうから、まとめて、それらをレッスンその3からその5とカウ
ントすることにしよう。
12
11
4
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暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
「だから、なんだって、いうんです?」と、タッカー。
「ソリア人が、製造年を調べたところ」と、アーチャー。「この船は、
別の宇宙のものというだけでなく、100年後のものでもあった。使わ
れている、テクノロジーのことを考えてみろ!未来の戦術システム。進
化した生物兵器。エンジンは、夢のようなスピードを可能にする!すべ
て、われわれの手に、入るんだ!」
「聞く価値は、ありません」と、トゥポル。「あの船は、誰かが、われ
われをおびき出すために、作り出したおとりにすぎない。アーチャー副
長は、反乱騒動の責めをおうべきです」
「もう、よせ、少佐」と、フォレスト。
「船長、われわれは、ただちに━━━」
「黙れ!調査は、元帥の命令だ」そして、タッカーに。「すぐに遮蔽装
置を直せ!」
フォレストは、護衛とともに、会議室を出ていった。
アーチャーは、勝ち誇った顔で、トゥポルを見た。
◇
60
59
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“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
虚勢をはる能力です。本心を隠すことは、私には、非
常に難しい」
「私が、いつも、あなたに意見を求めるのは、そのせいよ。率直な意見
が聞ける。私の過去を知ってる?」
「かなり詳しく知っていますよ」
「誇りに思えないようなことも、してきたわ。ハルという基地を襲った
ことは、今も、夢に見てうなされる。でも、少なくとも、当時は、信念
を持って行動していたわ」
「それでは、今は、迷いがあるということですか?」
「私もあなたも、連邦の人間じゃない」
「というと?」
「私には、戦うべき相手がいるのに、自分を欺いて現状に甘んじている
のかもしれないわ」
「どうやら、苦しい選択を迫られているようですね。どちらを選びます
54
53
?」
「どちらかを裏切ることになるわ」
「自分を裏切らない道を選ぶことです」
「とはいえ、ターナたち仲間を裏切ることはできない」
「仲間?彼らは、仲間ですか?」
「昔は、私も
|
ミッキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
物事の本質が分かる能力だった。
彼らは、ミッキーの視点のようには、物事を理解してなかった。それ
で、ミッキーに教えるよりも、ミッキーから教わることに、夢中になっ
た。ベムジとクラロフに、さらに、12人が、特権を与えられた。誰か
が、ミッキーと話してないと、すぐに、別の誰かが、話しかけた。
彼らの質問で、ミッキーの理解も増した。ミッキーは、ふつう、質問
されるまで、答えを知らない。質問されると、答えを、知らないまま、
知識をつなぎ合わせ、答えにした。
「きみが話す、この言語は、世界中で使われている?」と、ベムジ。
ミッキーは、それについては、前に考えたことなかったが、すぐに、
答えた。「いいえ、違います。それは、英語です。教授は、他の方言も、
話していたのを覚えています。ほかの独自の方言も話しますが、アメリ
カでは、英語が一般的で、なじみがあります。美しい言語だと、思いま
せんか?」
「ふ~む」と、ベムジ。
「きみの種族は、ねずみだね」と、クラロフ。「扱いは、どう
|
幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
ニーリックスの首に投与した。
「私は、行けないから、よかったら、ホログラム写真を、2・3枚撮っ
てきてくれないかな」
「よろこんで」と、ニーリックス。ドクターから、カメラを預あずかった。
「ちょっと、ききたいんだが」と、ドクター。「きみは、空想するか?」
「タラクシアじゃ、夢は、夢想家を夢みる、っていう、ことわざがある」
「どういう意味だ?」
「おれたちの星じゃ、空想や夢は、どっかからやってくる、と言われて
いる。別の国からな。そして、心に入り込み、思いもしなかったことを、
30
29
ささやく」
「ユニークな発想だ」
「あんたは、空想は?」と、ニーリックス。
「まさか、私はホログラムだよ」と、ドクター。ごまかすように。「引
いた写真が、好きなんだ、気が向いたらでいい。明るい場所で、たのむ
よ」
「了解」と、ニーリックス。カメラを手に、医療室をあとにした。
◇
惑星の周回軌
|
いつもふたりで
/SY/TwoForTheRoad/
「欲しくないって?ウソつけ!高級腕時計だって」
「返すわ!いらない!」ジョアンナは、腕時計をはずして、窓から、投
げ入れた。
「女は、夢がかなうと、傲慢ごうまんになる!」
「あなた自身の、夢でしょ!」
マークは、車をとめて、窓から腕時計を出した。
「ジョアンナ、きみの時計だ!」
ジョアンナは、そのまま、歩いていった。
「ジョアンナ、愛してる!」
ジョアンナは、やっと、立ちどまった。戻ってきて、腕時計を受け取
り、助手席に座った。
「さぁ、モーリスが待ってるわ!」
「ふん!」
◇
湖沿いの石橋の欄干に座る、ヒッチハイクのマークとジョアンナ。
「いっしょじゃ、だめみたいだ」と、マーク。「運がない。別れよう!
別々の道を進み、また、会えたら会おう!」
58
57
マークは、リュックを背負った。
「もし会えなかったら、よい、休暇を!悪いが、オレには」
「予定があるんでしょ?
|
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
オレは、咳払いをして、ママとエレンを見た。ふたりは、異論なさそ
うだったので、指示を出した。
「ジョニー、コースを変更してくれ!まだ、人の手が触れていない、新
しい惑星を、発見することが夢だったんだ。酸素マスクが必要だとして
も、そこへ、着陸しよう!」
「はい、船長」と、ジョニー。敬礼した。だが、彼の目には、すこし同
意しがたいものがあった。それが多少あったにせよ、どうということは
なかった。なにが、前人未到の地へかきたてるのだろうか?テントやス
ロットマシンは、冒険家の正しい装備では、なかったかもしれない。
しかし、完璧なパイロットは、けっして、船長の命令に、疑問を持つ
ことはない。
ジョニーは、操縦席に座り、パネルを操作した。オレたちは、邪魔し
ないよう、操縦室を出た。
「ママ」と、オレ。「オレは、恥ずべきアホだ」
「そうじゃなかったとしても、そうなるわね」と、ママ。
オレは、ニヤリとして、エレンを見た。
しかし、エレンは、オレを見てなかった。エレンは、ふた
|
アンドロメダⅡの来訪者
/FB/AllGoodBems/
「フォーのアクセントについては、説明した方がいいだろう」と、ドー
ベルマン。「ぼくたちは、不時着した際、バラバラにいろんな生命体に
入り込んだので、生命体のレベルによって、支配種族、つまり、きみた
ちの言語を学ぶ上で、かなりの差が生まれてしまった。フォーは、きみ
の心の反応からして、多少、きみたちとは違うアクセントで話す生命体
から学んだようだね」
「そ、そのとおりでヤんス」と、リス。
「アドバイスしたいわけじゃないよ」と、笑いながら、エルモ。「ただ、
なぜ、最初からもっと高い知能の生命体に、直接入り込まなかったんだ
い?」
犬は、ショックを受けたようだった。犬がショックを受けたところを、
エルモは、初めて見た。ドーベルマンは、ショックをうまくごまかして、
言った。
「それには、気づかなかったよ。宇宙規則では、レベル4以上の知性生
命体に入り込むことを禁じている。ぼくたち、アンドロメディアンは、
レベル23だよ。きみたち、地球人は━━━」
「待ってくれ!」と、エルモ
|
ギーゼンスタック家
/FB1/TheGeezenstacks/
わからない。考えておくよ」
2
人形の家は、よくできていた。平屋建てだったが、手が込んでいて、
屋根をずらすと、家具の配置を変えたり、人形を室から室へ移動できた。
縮尺も正しく、リチャードおじさんがくれた人形たちにぴったりだった。
オーブリーは、人形に夢中だった。ほかのおもちゃは、すべて、影が
うすくなった。目ざめているあいだ、オーブリーが考えることは、ほと
んど、ギーゼンスタック家のできごとばかりであった。
それから、すぐに、サムウォルターズは、ギーゼンスタック家のでき
ごとに、奇妙な点があることに気づいて、注意してみるようになった。
12
11
最初は、笑ってしまうような偶然のできごとだったのが、そのあとも、
つぎつぎに続いた。
その後、彼の目に、とまどいの表情が、うかぶようになった。
それから、ほどなくして、彼は、リチャードを室の片すみに呼んだ。
4人で劇場
|
アンラッキー
/FB1/Unfortunately/
考えただけで、口に唾液だえきがあ
ふれてくる気がした。なにしろ、この2日間は、まったく、なにも食べ
ていなかったからだ。その前の5日間もわずかしか食べていなかった。
1週間前に、兵站へいたん部が食料を補充しなかったことに、初めて気づいたか
らだ。
ごはん、すばらしいごはんが、心の中に、いろいろと浮かんでは、消
えた。
偵察艇が着陸すると、アルクトゥルス星人は、10人あまり━━━た
しかに、彼らは、ヒューマノイドではなかった。12フィートの背丈で、
6本の腕、肌は、明るい赤紫あかむらさきだった━━━彼に近づいてきて、リーダー
4
3
がおじぎをして、紙と鉛筆を手渡した。
急に、彼は、自分がほしいものにやっと気づいた。紙に急いで書いて、
返した。それは、彼らの手から手へ、まわされた。
すると、いきなり、彼は、捕とらえられ、腕は切り落とされた。はりつ
け柱に縛られ、まわりには、
|
レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
ショーンは、東海岸
のチェス大会で5位だった。フランス語とスペイン語に堪能たんのうだった。ま
た、サイモンにも理解できない電子回路の特許を1つ持っていた。ショ
ーンは、ほんの3時間で、その原理と開発の経緯を話してくれたが、サ
イモンには、やはり理解できなかった。
しかしショーンは、科学に夢中のインテリというわけではなかった。
野球チームではピッチャーで、大学のフットボールチームでは第2クォ
ーターバックだった。ショーンは、サイモンより1インチ背が高く、6
18
17
フィート2インチで、20ポンドはスマートだった。ショーンは、アス
リートらしいしなやかさで、すばやく動いた。
ショーンは、男子のあいだで有名で、女子には人気があった。カリス
マ性があって、健康で、みんなから好かれた。サイモンは、みすぼらし
い父親から完璧な息子が生まれたことが不思議だった。
ショーンは、タクシー運
|
エコーバック
/FB3/Rebound/
4
スネルは、チャーター機で、ハドソン西の比較的、旅行者の少ない地
方へ行って、ホテルから━━━そこでは、お客はみんな出てゆくように
言っただけだが━━━ひとりで、考えたり、夢見たりするために、長い
ウォーキングを始めた。いい場所を見つけた。そこは、山に囲まれた谷
にある小高い丘で、景色が雄大であった。考える時間のほとんどをそこ
で過ごした。そこで、さらに、意欲が沸いてきた。やがて、動き出すで
あろう世界が見えてきて、幸福感がさらに高まった。
独裁者。彼が、自分に皇帝の冠をかんむり授けるだろう。世界の皇帝だ。だめ
なことがあるか?パワーを持つ人間に、はむかえるものがいるだろうか?
パワーが誰をも命令に服従させ、与えることも取り上げることも、さら
に━━━。
「死んじまいな!」
丘の上から、スネルは、叫んだ。声の届く範囲に誰がいようが、おか
まいなしに、気兼ねなく大声で━━━。
エピローグ
ハイキングをしていた若い男女が、つぎの日、スネルを見つけた。
|
パターン
/FB2/Pattern/
パターン
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
ミスメーシーは、鼻で笑った。
「なぜ、みんなは、そんなに心配するのかしら。彼らはなんにもしやし
ないじゃない?そうでしょ?」
町では、どこでも、パニック状態であった。しかし、ミスメーシーの
庭は、静かだった。彼女が静かに見上げる先には、モンスターように巨
大な、1マイルはあろうかというインヴェイダーたちの姿があった。
1週間前に、彼らは、100マイルの長さの宇宙船を、アリゾナ砂漠
に静かに着陸させて、地球にやってきた。1000人近い数の仲間が、
宇宙船から出てきて、今も、そこらじゅうを歩きまわっていた。
2
1
1
しかし、ミスメーシーの言うように、彼らは、なにも、あるいは、だ
れも、傷つけなかった。彼らは、人々に影響するほどは、実体的ではな
かった。1匹が、人を踏みつけたり、あ
|
致命的なミス
/FB3/FatalError/
きみの叔父お じさんが、寝室のドアのところで一部始終
を見ていた。きみが行くまで静かにしていて、それからダウンタウンに
来て通報した」
エピローグ
ウォルターバクスターは、アゴを撃ちぬかれた。やはりミスをしてい
たのだ。
完全な殺人計画だったが、どろぼうに夢中になりすぎて、肝心なこと
を実行するのを忘れていた。
(終わり)
6
5
|
ヴァンパイア
/FB/Blood/
さらなる未来へと向かった。
2
1
遥はるかな未来、ヴァンパイアという言葉さえ忘れ去られ、ふたりが安心
して、暮らし、子孫しそんをふやしていける未来へ━━━。
「お腹なかがへったわ、ヴェロン」と、ドリーナ。「ひどく空腹よ」
「オレもだ、愛するドリーナ。また、タイムマシンを止めてみよう」
ふたりは、すでに、4回、タイムマシンを止めていたが、いずれも、
あやうく殺されるところであった。ヴァンパイアは、決して忘れ去られ
ていなかった。
前回止めたのは、50万年前だった。人類に代わって犬が人類のよう
な文明を築いている社会であったが、まだ、ヴァンパイアは忘れ去られ
ていなかった。一度、ふたりは、犬社会の娼婦の血をむさぼったが、す
ぐに見つかって猟犬たちに追い立てられ、タイムマシンで、さらなる未
来へ逃れるしかなかった。
「止めてくれて、うれしいわ」と、ドリーナ。溜息ためいき
|
天使は淋しい道を行く
/TS/LonelyRoad/
わたくしには、修道
女になる資格はなかったのです。もっと、つらい、仕事をしている方も
56
55
いるのに」
「どうしても、あなたは、夢の世界から出られないんですね?」
「夢の世界?」
「信仰の世界だって、実際的な面があるのですよ。ところが、あなたは、
奇跡を求めてるんです、違いますか?1匹の魚、1きれのパンで、何千
も養うような奇跡をね。雷鳴や稲妻とともに、現れる奇跡がないから、
いっさいが、むなしかったっていうんですか?とんでもないですよ!シ
スター、だれかしら、なんかの形で、かならず救われていますよ!」
「ウォーカーさん、思い出のひとつを、お話しましょう。教区の学校で
教えていたころ、インディアンの少年がいました。あの子は、16くら
いでした。ホソギという子でした。ホソギは、ナガギ語で、幸せと正義
という意味なの。不良という評判でしたが、そのとおりでした。ずいぶ
ん、悪いこと
|
パペットショー
/FB2/PuppetShow/
うなづき、大佐は、軍曹に、うなづいた。録音のスタートボタン
が、押された。
「私の名前は、ガースです」と、杖男。ゆっくりと、クリアに。「私は、
あなた方の星図にない、星の惑星から来ました。その星が属する、9万
の星々からなる球状星団は、あなた方の星図にも載のっています。ここか
ら、銀河の中心の方向へ、ほんの、4千光年行ったところにあります。
ただし、私は、その惑星の代表ではなく、銀河連邦の全権大使として、
来ました。銀河連邦は、高度に文明化された星々による、互いのための
連邦です。私の使命は、あなた方を訪問し、あなた方が連邦に、喜んで
参加するかどうかの、返事をもらうことです。
自由に質問してください。ただし、質問のいくつかについては、好ま
24
23
しい答えでない場合、私は、即答しない権利があることとします。好ま
しい答えの場合は、しばらく即答を避けた質問も含めて、すべての
|
ファーストコンタクト
/FB3/Contact/
そ
れは、利己的な理由と、利己的でない理由があった。
火星の文明は、地球の文明とは、まったく違う方向に発展した。火星
では物理科学は発展せず、技術もなかった。しかし社会科学は発展し、
この5万年のあいだ、ひとつの犯罪もひとつの戦争も発生しなかった。
物理学を越えた科学、つまり心の科学が発展していた。これは、地球で
は、発見しかけたばかりだった。
火星は、多くのことを地球に教えられるだろう。犯罪や戦争をいかに
回避するかは、2つの単純なことだった。これから始めて、さらにテレ
パシーやテレキネシス、エンパシーへと━━━。
一方、地球からは、多くの価値あるもの、科学や技術を教えてもらう
ことを望んだ。それは、火星だけでは、進歩した心をもってしても発展
させるには遅すぎるものだったが、死にかけた火星の人々を復活させ、
もう一度人口を増やしていくことを可能にするものだった。地球にとっ
てもメリットこそあれ、デメリットはなかっただろう。
6
5
|
失われた文明3永遠の生命
/FB3/Discovery3/
失われた文明3永遠の生命
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
20世紀に発見されたが失われた大きな発見の3番目は、永遠の生命
の秘密だった。
これは、はっきりしないが、モスクワのイバノビッチスメタコフスキ
ーという化学者が1978年に発見した。スメタコフスキーは、どのよ
うにして発見し、どのようにしてそれを試す前に有効なことを知ったの
かについての記録を残さなかった。2つの理由から、彼がそれを身が凍こお
るほど怖おそれていたからだ。
2
1
1
スメタコフスキーは、それを世界に発表することを怖おそれていた。自分
の政府にさえ、一度報告すれば、秘密はすぐに鉄のカーテンを漏れて、
世界に混乱をもたらすだろう。USSRはうまく処理できるだろうが、
ほかの野蛮で不道徳な国では、永遠の生命の薬は、たちまち人口爆発を
|
そよぐ幻影
/OT/SoyoguGenei/
そよぐ幻影げんえい
大手おおて拓次たくじ
あなたは ひかりのなかに さうらうとしてよろめく花はな、
あなたは はてしなくくもりゆく こゑのなかの ひとつの魚うを、
こころを したたらし、
ことばを おぼろに けはひして、
あをく かろがろと ゆめをかさねる。
あなたは みづのうへにうかび ながれつつ
ゆふぐれの とほいしづけさをよぶ。
あなたは すがたのない うみのともしび、
あなたは たえまなく うまれでる 生涯しょうがいの花はなしべ、
あなたは みえ、
あなたは かくれ、
あなたは よろよろとして わたしの心のこころなかに 咲さきにほふ。
みづいろの あをいまぼろしの あゆみくるとき、
わたしは そこともなく ただよひ、
ふかぶかとして ゆめにおぼれる。
ふりしきるさざめきのやうに
わたしのこころは ながれ ながれて、
ほのぼのと 死しのくちびるのうへに たはむれる。
あなたは みちもなくゆきかふ むらむらとしたかげ、
かげは にほやかに もつれ、
か
|
死の手紙
/FB3/DeadLetter/
ラバティは、引き金を6回引いた。
2
ラバティは、車に戻り、運転して帰る途中、橋の上から拳銃を捨て、
アパートに帰るとすぐ寝室へ行った。
よく眠っていたが、ドアベルで起こされた。バスローブを引っ掛けて、
玄関のドアをあけた。
彼の心臓は立ったまま止まり、そのままだった。
4
3
3
ラバティのドアベルを鳴らした男は、驚いてショックを受けたが、正
しいことをした。ラバティの体をアパートの中に運び、警察と救急車に
電話して待った。
救急隊員は、ラバティが死んでることを確認し、男は警部補に質問さ
れた。
「きみの名前は?」と、警部補。
「バブコック、ヘンリーバブコックです。ミスターラバティに、手紙を
手渡すよう頼まれてました。この手紙です」
警部補は、手紙を受け取り、一瞬ためらったがすぐにあけた。
「なぜ、ただの黒い紙なのかね?」と、警部補。
「分かりません
|
失われた文明2不死
/FB3/Discovery2/
失われた文明2不死
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
失われた大きな発見の2番目は、不死の秘密だった。
不死の秘密は、1952年、合衆国海軍無線技師のポールヒッケンド
ルフ中尉が発見した。その装置は小さな箱に入った電子基盤で、ポケッ
トに入れて手軽に持ち運べた。箱のスイッチをオンにすると、装置を持
っている人のまわりがフォースフィールドで覆おおわれ、その力の強さは、
ヒッケンドルフのたくみな数学で計算しても、ほとんど無限であった。
2
1
1
フォースフィールドは、いかなる熱や放射線も完全にシャットアウト
した。
ヒッケンドルフ中尉の計算によると、人間は━━━男だろうが女だろ
うが、子どもでも犬でも━━━このフォースフィールドの中にいれば、
至近距離で水爆が爆発しても守られ、かすり傷さえ負わなかっ
|
ふくろぅ3兄弟
/FB3/Owl/
3
末っ子は、木のうろに帰った。
「今、ワイルドキャットとハンターと赤ぎつねを殺したよ!」と、末っ
子。兄たちに、誇らしげに。
「夢でも見たんだよ!」と、長男。
「たしかに夢だな!」と、次男。
「じゃ、夜になったら見せてあげるよ!」と、末っ子。
◇
ワイルドキャットとハンターは、気絶しただけだった。ワイルドキャ
ットはしばらくして起き上がると、逃げていった。ハンターは、目覚め
ると、銃が偶然しとめた赤ぎつねを見つけて、家に持ち帰った。
◇
夜がきて、3兄弟は、木の外へ出た。
末っ子は、ワイルドキャットとハンターと赤ぎつねを捜し回ったが見
つからなかった。
8
7
エピローグ
「ホォォォォォ!」と、末っ子。「兄ちゃんたちが正しいね。ぼくは夢
を見てたんだ!」
3兄弟は、日が照っている間は外へ出ないほうが安全だと、意見が一
致した。お母さんは正しかっ
|
緑の悪夢
/FB3/NightmareInGreen/
緑の悪夢
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
彼は目覚めると、昨夜ベッドの中で考えた強い決意を思い起こした。
それは、ウィリアムがふたたび男に、強い男になるために曲げてはなら
ない決意だった。妻のデイジーに離婚してくれるよう断固として要求す
る。そうしなければ、すべてを失って2度と勇気を持てなくなるだろう。
6年間の結婚生活の最初から、離婚は不可避だった。
今が、そのターニングポイントだった。自分より、あらゆる点ですぐ
れた女性と結婚することは、耐えられないだけでなく、自分がだんだん
弱々しい生き物、希望を失ったねずみになっていってしまうのだ。
2
1
1
デイジーは、あらゆる点で、ウィリアムより優まさっていた。彼女は、ア
スリートだったので、ゴルフでもテニスでもあらゆるスポーツで、彼を
やすやすと打ち負かした。デイジーは
|
帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
◇
小惑星。一面、火成岩の平原。遠くに奇妙な形の岩。
シャトルから10メートル離れた場所に、光子魚雷。
ウォレスとマッコイが、装置を運んでいた。
「たしかに」と、マッコイ。「美人と無人星で、ふたりっきりっていう
のは、夢のようだよ。魚雷さえ、なけりゃな」
「ボーンズ、デートに行かせたんじゃないぞ」と、カーク。
「では、自慢の腕で、どのようにお手伝いしましょうか?」
「ボーンズ!」
「魚雷の威力を知るには」と、ウォレス。「弾頭を開あけるしかない。そ
のため、燃料コンパートメントにアクセスするんだけど、この魚雷の弾
頭は、生きてるわ」
「お嬢さん、オレは、ゴーン人の緊急帝王切開をしたことがある。八つ
子だった。しかも、あいつら、噛み付いてくるんだ。ああ、オレのゴッ
トハンドに任せりゃ、心配ない」
◇
128
127
エンタープライズのブリッジ。
マッコイのおしゃべり
|
終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
しかし、彼らの声は、ずっとか
すかであった。木々たちは、従順で、よき従者であった。
ときとして、すばらしい考えが浮かんだ。木々の種族は、純血種であ
って、他種と混ざることはなく、常に、しっかりと立っている。つまり、
いつの日か、木々たちは━━━。
いや、これは、たんなる夢、空想だった。当面の問題は、むしろ、マ
リギー、それに、キフという地球のアリに似た虫だった。こいつらは、
いつも、彼を困らせた。大声で鳴くマリギーがいた。「すべて取り逃が
した!」彼は、縫い針銃で、何百回も撃ったが、いつも取り逃がした。
ときには、逃げさえしないマリギーもいた。
「すべて取り逃がした!」
ついには、もう、縫い針を無駄にするのをやめてしまった。マリギー
に忍び寄り、素手で絞め殺そうとした。この方が、ずっとよい方法だっ
た。何千回目に、やっと、1匹とらえ、殺した。手にあたたかい血がし
たたり、羽が飛び散った。
これで、終わりにしてほしかったが、そうでは、なかった。今では、
何十匹もの
|
ねずみ
/FB1/Mouse/
あなたが、生物学者なら。
グリムが到着して、3人は、慎重に、解剖をはじめた。違いは、小さ
いことをやめ、大きくなった。骨格は、骨ではなく、別の1つのもので
できていて、色も、白ではなく、明るい黄だった。消化組織は、まった
く常識はずれだった。白のミルクのようなものが、流れていたが、心臓
はなかった。そのかわりに、チューブに沿って、区画ごとに、接点があ
った。
「道の駅だな」と、グリム。「中央ポンプはない。1つの大きな心臓の
かわりに、多くの小さな心臓を持つわけだ。効率的と、いえる。このよ
うな生物は、心臓病を、患うわずらことはない。白の液体を、少し、スライド
に取ってみよう」
誰かが、ビルの肩にもたれかかって、体重をかけてきた。彼は、文句
を言おうと、顔を向けると、合衆国大統領だった。
「地球外からかね?」と、大統領。静かに、訊きいた。
「それに、どうやって?」と、ビル。1秒後に、付け足した。「大統領」
大統領は、うなづいた。「それは、死んで長いのかね?それとも
|
つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
取り出せないんでしょうか?」
「彼らは不可能だと言っているが、ドクターベシアに期待しよう」と、
シスコ大佐。
「いつ会えます?」
「ドクターから許可が出たらすぐにだ」
◇
キラ少佐のシャトルは、オブライエンを乗せて、アルファ宇宙域に戻
った。
「よく夢にみましたよ。シャトルに乗って、ワームホールを抜けてステ
8
7
ーションに帰る。今でも目を覚ますと、消えてしまうような気がする」
と、オブライエン。
「投獄されたのが夢よ。こっちが、現実なの」と、キラ少佐。
「ほんとに、なんて、きれいなんだ」
ディープスペースナインは、宇宙に浮かぶ巨大な神殿のようだった。
「ふん、それじゃ、着艦するわよ」
エアロックで待っていたのは、ドクターベシアだった。
「チーフ」と、ドクターベシア。
「ジュリアン、ほんとに君かい?」と、オブライエン。
「そうだよ」
「あとは、お願いね」キラ少佐は、
|
人形の家で
/TZ/Miniature/
あいさつして、イスに座
54
53
った。
「チャーリー、気分はどう?」と、精神科医。
「最高としか、言えません!先生のおかげです」
「夢を見ることは?」
「赤ちゃんのように、よく眠れます」
「人形の家の女性は?」
「あれは、ただの人形です。先生のおかげで、目が覚めました。感謝し
ます」
「ご自分で、解決されたのですよ。私は、ヒントを与えただけ」
母は、チャーリーの受け応えを見ていて泣き出した。
「母さん!」
「チャーリー!どれほど、心配したことか!ほんとうに」
「心配させて悪かった。でも、もう、大丈夫だ!ですよね?」
「ええ」と、精神科医。
「仕事を見つけて、元通りの生活に戻るよ!」
◇
チャーリーの家。4人そろって、ココアを飲んでいた。
「母さんのココアは、やっぱり格別だ」と、チャーリー。
56
55
|
フィッシュストーリー
/FB3/FishStory/
「もちろん」
「それでは、あしたの夜、トリートーンに会いにゆきましょう!」
ロバートは、友人の家に幸せの絶頂の気持ちで戻った。
ロバートは、トリートーンがロレーヌを人間に変えるのか彼を人魚に
変えるのか知らなかったが、どちらでもよかった。ロバートは、ロレー
ヌに夢中になるあまり、結婚さえできればその形態は気にならなかった。
6
5
3
つぎの夜、結婚式の夜、ロレーヌはさきに来て、ロバートを待ってい
た。
「座って!」と、ロレーヌ。「トリートーンは、到着の合図に、巻貝の
トランペットを吹くわ!」
ふたりは、腕を互いの腰にまわして待った。
やがて、海のはるか沖から巻貝のトランペットが聞こえてきた。
ロバートはすぐに服を脱ぐと、ロレーヌを抱いて海に入った。
ふたりは、泳いで、トリートーンがいるところに着いた。
「おまえたちは、結婚で結ばれたいのか?」と、トリート
|
眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
「だけど、ゴミ処理よりは、おもしろそうだろ?それに、エンジニアが
フェーザーを撃てるなんて、めったにないぞ」と、ペチェッティ。
「ペチェッティ、お気の毒だけど、あなたが撃つことになるのは、ねず
みだけよ。エムポックノールは無人だったから、きっと腹ぺコだわ」と、
女性士官のストルゾフ。
「心配するな、おまえらのことは、おれが守ってやる」と、アマロ。
ノーグは、四人のうしろからやってきた。
「なんの用だ、候補生」と、アマロ。
「同行させていただきます、閣下」と、ノーグ。
「ああ、待っていたぞ」と、オブライエン
「光栄です。閣下と任務をごいっしょできて感激です」
「期待してるぞ、だが、その閣下は、やめてもらいたいな」
「はい、かっか、いや、チーフ!」
「よおし、出発だ、エムポックノールへ向かうぞ」
12
11
1
ガラックとノーグは、シャトルのブリッジで、カーデシアのコトラを
|
夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
と、パブスト。
「それなら、歩道にチョークで書いたほうが、大勢おおぜいに読んでもらえるん
じゃない?」と、ケイシー。
「これなら、どうかな?彼の話を全部そのお、夢にするんだ」と、アル
バート。
「夢って?」と、ベニー。
「ディープスペースナインのラストシーンを、主人公の見た、夢にする」
「それで、どう変わるんだ?」と、ベニー。
「行けるかもな」と、パブスト。
60
59
「かもって?」と、ケイシー。
「主人公の立場次第だ」と、パブスト。
「夢を見るなら、そうね、あんまり、希望がない人よね、いい未来を夢
見る靴磨きの少年なんかはどう?」と、ケイシー。
「はあ、でも、黒人だ」と、パブスト。
「そりゃそうでしょ、黒人の司令官を夢に見るんだもの」と、ダーリー
ン。
「待った!夢なんかにしちゃ、話が台無しだ」と、ハーバート。
「おまえは黙っていろ!」と、パブスト。
「もっと、胸を打つと思うね」と
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黄の悪夢
/FB2/NightmareInYellow/
黄の悪夢
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
彼は、目覚まし時計の音で目覚めた。音を止めたあとも、しばらくベ
ッドのうえに横になったまま、その日の昼間に実行する盗みと、夜中に
実行する殺人の計画を考えながら、最後の時間をすごした。
どんなささいな事柄でも、見逃してはならなかった。しかし、これは、
最終チェックだった。今夜の8時46分に、彼は自由になるのだ。あら
ゆる意味で、自由に。
2
1
1
今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46
分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい
るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことを、なんども聞
かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で
新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに
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恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
46
45
「どうしたの、ジェイク?」
「光が廻っている、光が廻っている」と、ジェイクが看護婦を引っぱっ
た。
「夢の中から、炎が上がっている」
オブライエンは、ベッドの上で苦しんでいた。
「ものすごい高熱だわ」と、看護婦。
「道をあけないと、道をあけて!」と、ジェイク。
「ドクター、至急こちらへいらしてください」
ドクターベシアは、医療室に戻ると、シスコ大佐に報告した。
「オブライエンは、どうだ」と、シスコ大佐。
「あまり良くありませんね。ウイルスが自律神経まで犯しているんです」
と、ドクターベシア。
「食い止められないのか?」
「神経を刺激しても反応がないんです。第二次感染を防ぐため、30c
cコロファイジンを投与しましたが、熱が全然下がりそうもないんです」
「助かる見込みは?」
「はあ、ウイルスをたたく方法が見つからない限り、もって、あと12
時間でしょう」
「何も打つ手は
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サアルバの国
/FB1/DeathOnTheMountain/
だれも見たことのないよう
2
1
な形になった。彼は、それを、夢で見ていたのだ。ただよう雲の奇妙な
かたちのなかに、夢で見たかたちを、見つけた。
1
小屋のドア口でひとりたたずんで、毎朝、地面のしずくから昇ってく
る太陽を見ていた。谷に住む人たちは、彼に、太陽は昇るのではなく、
地球が、オレンジのように丸く、まわっているので、それで、毎朝、燃
える太陽が、空のなかに昇っていくようにみえるのだ、と話した。
彼は、人々にたずねた。なぜ、地球はまわっているのか、なぜ、太陽
が燃えていて、なぜ、地球が、さかさになっても、人々が落ちないのか、
と。人々は、彼に、きょうがそうなのは、きのうがそうだったからで、
きのうがそうだったのは、おとといもそうだったからで、そんなふうに、
4
3
|
武器
/FB2/TheWeapon/
1
グラハムは、このようなときに、もっとも創造的で、すばらしい仕事
をした。昼間の雑用から解放されて、自宅の薄暗い室に、ひとりすわり
ながら。しかし、今夜は、彼の心は乱れて、建設的な方向に進まなかっ
た。考えていたのは、隣の室にいる、精神的に未発達の息子のことだっ
た。おもに感じていたのは、愛情であって、数年前に、息子のことを初
めて聞かされた時に感じたような、怒りでは、なかった。少年は、幸せ
だった。それで、じゅうぶんではないか?子どもが、いつまでも子ども
で、親元を去ることのない子どもを、どれだけ多くの人が持てるという
のだろうか?たしかに、そう考えるのは、理にかなったことだ。間違っ
た理屈かもしれないが。そのとき、玄関のベルが鳴った。
グラハムは、立ち上がり、玄関へ行く前に、ほとんど暗くなった室の
電気をつけた。思考を中断された、イラつきはなかった。今夜ばかりは、
中断されたことを、むしろ歓迎した。
玄関のドアをあけた。
「グラハム博士ですか?」と、見
|
屋根の上の少女
/TZ/IfSheDies/
答えなかった。
「お願いです、助けてください。妻のソフィーを、去年、亡くしたばか
りなのに」
「分かっています」
「ぼくには、あの子しかいない。あの子が死んだら、いったい、どうす
れば」
「最善を尽くします。睡眠導入剤を飲んで、ゆっくり休んでください」
「娘が、呼んでいる気がする。きっと、心の中で、ぼくを呼んでるんだ」
キャシーは、まったく、動かなかった。
「帰ってください。何かあれば、連絡します。よく、休んで」
「帰っても、休めるわけない」
◇
病院を出て、通りにとめた車に乗ろうとして、ドアをあけた。そのと
き、病院のとなりの大きな屋根の上に、少女が白の長い服を着て、立っ
ていた。
10
9
ドアをあけたままなので、後ろからきたトラックが、クラクションを
鳴らした。その音に振り返って、また、見ると、少女の姿はなかった。
車のドアを閉めて、急いで、その建物の方へ行っ
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SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
/
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星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
ブラザーサン ある日どこかで オールウェイズ キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」
SFミステリー
☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界
小さな子羊よ
ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家
ティラノサウルス
暗闇の家
サアルバの国
☆DS9 番外編より☆
フェルマーの予想
☆スペースドライバー☆
☆ENTより☆
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葬送曲
/FB3/Recessional/
1
われわれは王を守るために、血だらけの平原でひとりずつ命を落とし
た。ここは、騎士が生きてたころに馬が泥を蹴けち散らしていた場所だった。
騎士も今では━━━われわれの騎士もブラックの騎士もどちらもいなく
なり━━━いったい終わりは来るのだろうか?勝利?
われわれは、忠誠心だけを持とう。チボルト司教のように皮肉や邪教
をもつのではなく。
チボルト司教は、戦いの初期に私にこう囁いささやた。
「戦って死ぬ?なんのために?」
それは、平原のはるかかなたで戦いが起こり、王を守るためにわれわ
れが整列したときだった。
それは、司教の邪教の始まりでしかなかった。司教は1つの神を信ず
るのをやめ、いっしょにゲームをプレイする神々を信ずるようになった。
神々はわれわれを人間として扱いもせず、戦う動機もわれわれのもので
はなく、われわれは、無用な戦いにくり出された操りあやつ人形に過ぎないと
信じていた。さらに悪いことに━━━なんというバカげたことだろう!
━━━ホワイトは
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グレーの悪夢
/FB3/NightmareInGray/
グレーの悪夢
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
彼は、すばらしい気分で目覚めた。明るい春の日射しが暖かく降りそ
そいでいた。30分くらいうたた寝していたようだ。暖かい太陽の影は、
寝ているあいだにわずかに角度を変えた。公園のベンチで座ったまま、
わずかに頭が下がり、前のめりになっていた。
公園は、夏よりやさしい春の緑であふれていた。その日は、重要な日
で、彼は若く、恋に落ちていた。すばらしい恋。目がくらむ恋。幸せに
なれたのは、昨夜のことで、土曜の夜だった。
2
1
彼は、スーザンに結婚を申し込み、スーザンはそれを受け入れたよう
に見えた。スーザンは、イエスと言う代わりにこう言ったのだ。
「そうね、返事をする前に、あした、うちに来て、家族に会ってほしい
の。うちの家族みんなを愛してほしいし、わたしと同じように、うちの
家族
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ミッキーふたたび
/FB1/MitkeyRidesAgain/
確信がもてなかったが、たぶん、生き
ているだろう。ミッキーは、プロックスへの旅でも生きていたのだから。
ついに、教授は、長椅子でうたた寝するために、電気を消した。起き
たときには、雨はやんでいるだろう。
教授は、うとうとして、目は閉じられた。そして、しばらくして、ふ
たたび、目をあける夢を見た。自分の見ているものが夢だということは、
分かったいた。
4つの小さい白い点が、ドアから床を横切って、動いた。
4つの小さい白い点は、ねずみのようだったが、ねずみの夢を見てい
るのでない限り、ありえなかった。それらは、軍隊のように整然と、正
確な四角形で、動いたからだ。ほとんど、兵士のように。
それから、音が、あまりにかすかで聞き取れなかった。4つの小さい
白い点は、1つのかたまりになって、消えた。1つ1つ、正確なインタ
ーバルで、床板から消えた。
教授は、目が覚めて、自分に笑った。
「夢ではない?白いねずみや、手についた白ペンキのことを考えて、眠
ったから、それで、そ
|
ドール
/XF/Chinga/
と、メリッサ。「今だって、やっと、暮ら
しているのに!」
「金なら、だいじょうぶだよ。オレの蓄えたくわを使えばいい」
「そんなの、だめよ」
「今まで、黙っていたが、ずっと、前から、きみのことが好きだった。
一度は、あきらめたが、これも、なにかの、巡めぐり合わせだ。こんなこと
になって、心から気の毒に思う。でも、だからこそ、力になりたいんだ」
「余計なこと、しないで!」
「それは、オレみたいな男の世話には、なれないってことか?」
「そんなんじゃないけど━━━」
ポリーは、チェリーがなくなったアイスクリームを持って、席を立っ
た。
「今日、スーパーで起きたことも━━━」と、メリッサ。「デイブが死
んだことも、どうしようもなかったのよ」
「なにを、言っている?」
28
27
「わたしには、見えるの」
ポリーは、店先のカウンターに、自分のアイスクリームを置いて、言
った。
「チェリーがもっ
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囚人のピアノ
/TZ/TheConvictsPiano/
イスをあけると、楽譜がいくつも入っていた。
「スコットジョプリンのメイプルリーフラグ」
楽譜を開いて、ピアノに座った。
「1899年に発行か━━━」
初めての曲だった。右手だけで、出だしを弾いた。左手は、包帯をし
ていたが、なんとか弾けた。3・4小節で、軽快なリズムが出てきた。
夢中になって弾いてるうちに、いつのまにか、赤の楽団の制服を着て、
夜の公園の野外ステージでピアノを弾いていることに気づいた。
周りには、トランペットやホルンのブラスバンドが一緒に演奏してい
た。公園は、感謝祭のお祝いで、テーブルクロスが敷かれ、帽子をかぶ
って着飾った男女が、散策していた。
10
9
セーラー服を着た女性が、花火を持って、楽団に近づいてきた。リッ
クは、花火を受けとろうとして、手をのばした。
ピアノから離れた瞬間に、元の礼拝所に戻っていた。リックは、あわ
てて、立ち上がって、
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オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
オブライエンが入ってきた。すでに、部下のひとりは、センサーでリ
レーをチェックしていた。
「どうしたんだ?」と、オブライエン。
「今朝け さ、早出はやでしたんです」と、部下。
「早出はやでね。今朝け さは、だれもかれも、早起きだとみえる」
「は?」
「デカーティス、仕事熱心なのは、非常にありがたいんだが、この仕事
はな、オドーがベイジョーから戻るのを待って、やるつもりだったんだ。
和平交渉に備えて、セキュリティネットを再編成するのに、オドーを無
視するわけに、いかないだろう?」
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9
「あ、でも、シスコ司令官は、かまわないからと」
「司令官が、始めていいって、言ったのか?私に相談もなく、そんなは
ずは、ない!」
「でも、そうなんです。私は、指示に従っているだけです」
「司令官に、確かめてくる」
「あの、チーフ?」デカーティスは、センサーをふった。
「続けておけ!」
オブライ
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ハンスカーベルのリング
/FB3/HansCarvel/
お金以外で与えられるものが、彼女を満足させるには十分では
なかったかもしれなかった。かもしれない?はっきり言おう。十分では
なかったのだ。不自然にならないように、ハンスカーベルは、調査を依
頼して、妻が浮気をしていることを知った。ハンスカーベルは、心が動
揺して苦しみ、夜眠るたびに悪夢に悩まされた。
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その悪夢のひとつに、ある夜、デビルが現れた。ハンスカーベルは、
悩みを打ちあけて申し出た。
「なにか妻の貞操ていそうを保証してくれるものがあったら、ここにあるお金で
譲ゆずってほしいのだが!」
「もちろん、いいとも!」と、デビル。「魔法のリングをあげよう。目
覚めたら、リングがあるよ。そのリングをはめている限り、きみの奥さ
んがきみに隠れて浮気をすることは不可能だ」
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3
デビルは、消えた。
ハンスカーベルは、目覚めた。
そしてリングをはめていることに気づいた。
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アボミっぽい
/FB3/Abominable/
ひとりで進んだ。ここは、ヒ
マラヤのエベレスト山の北数百マイル、アボミっぽい、つまり、忌いまわ
しいスノーマンの国だった。アボミっぽいスノーマンは、しばしば、エ
ベレストやチベット、ネパールの山々に現れた。しかし、オブリモフ山
は、今、彼が現地ガイドと別れた山だが、シェルパは、彼を心配して、
ほんとうに山に登る気なのか、引き返せる地点まで、待っていてくれた。
ここを越えるのは、勇敢な男だった。シャウンシー卿も、そうだった。
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シャウンシー卿は、女性の目利きでもあった。ここでひとりで挑戦す
る理由がそれで、危険な登山というだけでなく、危険な救出でもあった。
もしも、ローラガブラルディが、まだ、生きていれば、アボミっぽいス
ノーマンにつかまったのだ。
シャウンシー卿は、ローラガブラルディ本人に、直接会ったことはな
かった。彼女のことを知ったのは、1ヶ月に
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