原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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試用版 ゲストルーム
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◆◇◆更新ニュース◇◆◇
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[星 銀河 or検索] ヒット 50 件です。
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幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
「彼の仕事は認めてますよ。それ以上、望むって言うん
ですか?」
「惑星コースをセット!チャコティ、あとはよろしく。私は、正式な回
答文を書くから!」と、ジェインウェイは席を立って、隣の艦長室のド
アへ向かった。
◇
異様な星雲に待機する、異星人の宇宙船の内部。壁一面に多くのセン
サーやコンソールが並べられ、体格のよい肥満型異星人のオペレータが
何人も仕事をしていた。
「その船は、どの分類に入れた?」と、監督官。コンソールには、ヴォ
イジャー。
「危険回避だったかと」と、オペレータのひとり。通信カードを差し込
んでいた。
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「そうだ。では、私が、そう分類した根拠はなんだ?」
「我々のデータベースに資料がなく、船内のスキャンも失敗に終わった
からです」
「では、どうして、おまえは資源を無駄にしているんだ?」
「マイクロトンネルセンサーを使えば、外壁を突破できるかもしれ
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パペットショー
/FB2/PuppetShow/
軍曹は、ふたたび、巻
き戻した。「録音の準備できました、大佐」
大佐は、背の高い、地球圏外ヒューマノイドを、見た。ヒューマノイ
ドは、うなづき、大佐は、軍曹に、うなづいた。録音のスタートボタン
が、押された。
「私の名前は、ガースです」と、杖男。ゆっくりと、クリアに。「私は、
あなた方の星図にない、星の惑星から来ました。その星が属する、9万
の星々からなる球状星団は、あなた方の星図にも載のっています。ここか
ら、銀河の中心の方向へ、ほんの、4千光年行ったところにあります。
ただし、私は、その惑星の代表ではなく、銀河連邦の全権大使として、
来ました。銀河連邦は、高度に文明化された星々による、互いのための
連邦です。私の使命は、あなた方を訪問し、あなた方が連邦に、喜んで
参加するかどうかの、返事をもらうことです。
自由に質問してください。ただし、質問のいくつかについては、好ま
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アンラッキー
/FB1/Unfortunately/
ラルフNCー5は、監視スクリーンのアルクトゥルス第4惑星を見て、
安堵あんどのためいきをついた。コンピュータが、そう、教えてくれたのだ。
アルクトゥルス第4惑星は、ここでは、唯一の、人が住んでいる、居住
可能な惑星で、となりの太陽系まで、数光年離れていた。
彼は、食料を必要としていた。燃料や水は、じゅうぶんだったが、冥めい
王おう星の兵站へいたん部は、彼の偵察艇に物資を補充する際、食料を補充しわすれ
た。宇宙マニュアルによると、アルクトゥルス第4惑星の原住民は、友
好的だった。頼めば、なんでも与えてくれるという。
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1
マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦
で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。
「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNCー5。マニュアルを、声に出
して読んだ。「ヒューマノイドではないが
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暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
「侮辱ぶじょくの一種かと」
「もう、50度、下げてくれ!」と、アーチャー。
「外骨格が、砕くだけ始めたようです」と、ドクター。
「分かった、答える」と、ホシサトウ。
アーチャーは、温度を戻すように、指で合図した。
「つづけろ!」と、アーチャー。ソリア人に。
「船は、ヴィンターク星系にある」と、ホシサトウ。「ガス巨星の軌道
上にある施設だ」
ソリア人は、さらに、甲かん高い声を出し始めた。
「これは、なんだ?」と、アーチャー。トゥポルに。
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「短距離通信です」と、トゥポル。
「救難信号か?」と、リード少佐。「中に通信機は、ないぞ!」
「結晶体の体が、通信機の役割を」と、トゥポル。
「船長、ただちに、宇宙に放り出すことを、おすすめします」と、リー
ド少佐。
「だめだ」と、アーチャー。「さっきの言葉が事実か確かめるために、
拘束を続ける」そして、ドクターに。「なんとか、こいつを
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八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
タワー
「東京駅まで!」と、料亭のおかみさんふう女性。
「ここからだったら、新目白通りを抜けてゆくのが断然早いわよ!」
「いいわ、私が教えてあげる!そこの高戸橋を右に曲がって新目白通り
に入ってくれる?」
「高速道路に沿って、飯田橋を抜けて」
「皇居に出たら、お堀ぞいに行くと」
「ほら、東京タワーが一番よく見える場所に出るから」
「ここで左折すれば、正面が東京駅よ!」
「あら、今夜のタワーは、ずいぶんブルーなかんじだこと!」
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想おもふ雲
「それって、なんなの?」と、女の子。
「どれ?これなら、安全の全の字よ」と、お母さん。
「金の字かと思った!」
「あら、金の字も忘れてしまったの?最近、覚えたばかりじゃない?」
「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」
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ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
よくわかります。しかし、原稿はで
きていますし、印刷の締め切りまで、あと、1時間です。原稿を、すぐ
に印刷にまわすべきです。印刷の準備の間に、私が見つけた事実や方向
やらをチェックさせればいいのです。なにか、他にチェックしたいもの
があるでしょうから」
「どうのような?」
「惑星の位置に関するデータは、チェックしていません。獅子 し し座の天球
上の位置と、観察地点を結ぶ直線上に、別の惑星が、横切ったかもしれ
ません。たぶん、火星が」
オギルビー氏は、一瞬目を輝かしたが、すぐに、また、曇くもらせた。
「我々は、世間のいい笑いものになってしまうだろうなぁ━━━ブレア
君、きみがもしも、間違っていたら━━━」
「もしも、正しかったら?」
編集長は、しぶしぶ、受話器を手に取ると、印刷の指示を出した。
◇
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ニューヨーク モーニング メッセンジャー紙
4月6日付け最
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黄の悪夢
/FB2/NightmareInYellow/
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1
1
今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46
分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい
るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことを、なんども聞
かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で
新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに
強く響いたのだった。
時間は、どんな場合でも、ただ、彼を通りすぎていった。不動産専門
の弁護士として、多くの金が、彼の手をただ通りすぎていった。しかし、
あるとき、彼は、その一部に手をつけた。1年前、確実に儲かる方法で、
2倍か3倍にする投資に使うために、5万ドルを借用した。しかし、う
まくゆかなかった。それで、その損失をうめるために、あれやこれやと、
ギャンブルに手を出して、さらに多くの金を借用した。
その額は、今では、30万ドルをこえていた。あと2・3か月しか不
足分を隠しとおせなかった。その間に、不足分を返せる見込みもなかっ
た。
それで、疑惑をもたれないように、注意深く、不動産を売りはらいな
がら、現金の額を増やしてい
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アンドロメダⅡの来訪者
/FB/AllGoodBems/
ぼくたちのほんとうの姿は、まさに、ベムにクラス
分けされると思う。足は5本で、頭は2つ、それぞれに、3つの眼さ」
「きみたちの実体は、どこにあるんだい?」と、エルモ。
「それらは、死んでいる━━━待てよ、どうもその言葉は、ぼくが最初、
考えた以上の意味がありそうだな。不活発で、一時的に居住不能で、修
理の必要がある。木星の近くにワープした際に破壊された宇宙船に閉じ
込められている」
「どこにあるんだい?この近くに宇宙船があるのか?どこ?」エルモの
目は、いまにも、頭から飛び出そうだった。
「それは、きみたちに関係ないよ、地球人。もしも、宇宙船が見つかっ
て、きみたちに調べられたら、きみたちにとって、しかるべき時が来る
前に、宇宙進出が可能になって、宇宙の秩序がひっくりかえされてしま
うからね」
犬は、うなった。
「今でも、多くの宇宙間戦争が起こっている。ここにワープした時も、
ぼくたちは、ベテルギウス艦隊から追われていたんだ」
「エルモ」と、ドロシー。「ビートルジュースのことと、なにか関係が
あるんじゃない?ビートルジュース艦隊の話をする前から、ずいぶん、
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ふざけた話
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カトゥーニスト
/FB4/Cartoonist/
2杯くらいで、酔うはずはない」
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怪物たちは彼を見つめ、肩を震わせた。ふたりとも18ある目を1つ
を除いてすべて閉じた。
「ほんとうに恐ろしい」と、先に裂け目から入ってきたやつ。「恒星系
でもっとも恐ろしい生物だ。そうだろ、アゴール?」
「オレが?」と、ビルカリガン。かすれた声で。
「あんただ。しかし怖がらないでいい。傷つけるために来たのではない。
あんたを、偉大なボンフィヤ3世、皇帝スヌークのところにお連れする
ために来たのだ。そこで、あんたは賞にふさわしいかテストされる」
「どうやって?なんのために?どこだって?スヌーク?」
「1度に質問は1つにしてくれないか?オレは3つの頭を使って、同時
に3つの質問に答えられるが、あんたはどうも、マルチコミュニケート
機能を備そなえているようには見えない」
ビルカリガンは目を閉じた。「あんたは確かに頭は3つだが、口は1
つしかない。1つの口でどうやって3つのことをしゃべれるのだ?」
怪物の口が笑った。「オレたちは口を使ってしゃべると思ったのか?
オレたちは、笑うときだけ、口を使う。食べるときは、しみ込ませる。
しゃべるとき
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ねずみ
/FB1/Mouse/
エレベーターに戻った。
「外は、騒がしいですね」と、エレベーターボーイ。「パレードかなに
かですか?」
「なにか、宇宙船のようなものが」と、ビル。「セントラルパークに着
陸したんだ。火星か、どこかから。そのうち、歓迎のスピーチを、聞け
るよ」
「なんですって?それは、なにを?」
「なにも」
エレベーターボーイは、ニヤリとした。「おもしろいですね、ミスタ
ーヒラー。ネコは、どうしてます?」
「元気だよ」と、ビル。「きみのは?」
「ご機嫌ななめですね。昨夜帰ったときに、ベルトの下、数インチに、
本を投げつけられましたよ。私が、夜、数ドル使ったことを、責められ
ましてね。あなたのワイフは、最高ですよ」
「そう思うよ」と、ビル。
窓に戻ってみると、すごい数の群集だった。セントラルパークウエス
トは、どの方向も、半ブロックづつの人々のかたまりができていて、公
園全体が、どの通りも、人々に埋め尽くされていた。唯一の隙間は、宇
宙船の周りの円だけで、今や、半径20フィートに広がって、それを維
持する警官は、3人よりずっと多くなった。
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ビルヒラーは、シャムネコを窓枠の端はしに、やさ
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つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
服は汚れてボロボロになり、髪も髭も伸び放題で灰色がかっていた。
収容所のアナウンスが響いた。
「全受刑者の汚染除去をおこないます。これから直ちに汚染除去を開始
します」
レーザービームの波動がやって来て、オブライエンは体をがたがた震
わせた。
独房の戸が開くと、ふたりの異星人が武器を手に立っていた。
2
1
「マイルズオブライエンだな。アグラッサ司法当局は、おまえの件を再
審議した。特に何か申したいことはあるか?」
オブライエンは黙っていた。
「よろしい。刑期は終了した。おまえは自由だ」
「自由?」と、オブライエン。
「スパイ行為に対しては、15サイクル以上の刑期が課されるが、おま
えは20サイクルを越えた。出る時が来たのだ」
「出る?でも、いまさらそんな。どこへ行けばいい?」
「それは自分で考えろ。つまみ出せ!」
異星人のひとりが、武器で追い立てると、オブラ
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感想
/CO/Comment/
1954年
手紙1963年11月17日付、『バークにまかせろ』の原稿について
「SFの定義」「ファンタジー&サイエンスフィクション」1963年
「それがすべて」ゴリアード836、1965年4月
手紙1964年6月22日付、ロジャーヴァディム監督の電話について
「火星での結婚」『火星での結婚生活』1986年に収録
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パート3=シナリオ
「人類おもしろ話」、「最後の火星人」に基づく、ヒッチコック劇場1
959年5月24日放送、「ピックドパンクス」1991年に収録
「ミラー」、未発表短編「ミラー」に基づく、未発表シナリオ
「地球報告」1952年6月付、『終わり良ければ』1990年に収録
「女の2つの顔」、『終わり良ければ』1990年に収録
パート4=ノベル エド&アム◇ ◆SF
1947年 ファブクリップ ◇
1948年 デッドリンガー ◇
1948年 殺しは愉快
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レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
ロザリーのことが気になっていた。彼女は、バスケットチームのハー
レムグローブトロッターズより素早く動いていた。レッドは独身主義者
というわけではなかったが、ロザリーとゲームをするには、まだ早すぎ
るようだ。彼女には、星条旗の演奏で起立する群集のように、レッドの
首のうしろの髪を逆立たせるなにかがあった。
レッドが1階に降りると、狼の群れを養えるほどのご馳走が待ってい
た。家庭教師は、高齢の召使たちが解雇され始めてから、コックも兼ね
ているらしく、グウェンを連れ戻してくれたレッドに、感謝を込めて、
ターキーのようにたらふく食わせようとしていた。
レッドがふたつ目のサンドイッチをほおばっていると、トッドがダイ
ニングルームに入ってきた。
「よく眠れました?」と、トッド。
「ママの腕の中のベイビーのようにね!ボスはどこ?」
「ダウンタウンのオフィスです。絵画の盗難もすぐに調べるつもりです
か?」
レッドは笑った。「なぜ?」
「ただの好奇心です」
「マンフレッドが好奇心を持てと?」
トッドは笑い返した。「抜け目ないタイプですね」
「無駄口を叩いて、船が沈むこともある」
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433
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“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
「コーマは甘くない!ベイジョーの自由のために戦っているのだ。君も
昔は戦っていただろ?」
「今だって戦っているわ!」
「自分をごまかすのはよせ!連邦の連中は信じられないとか、臨時政府
はあてにならないと言っているが、その間で、おいしい役を演じている
じゃないか!」
「ひどすぎるわ!」
「図星だろ!キラ少佐!」
「私だって連邦には頼りたくない。でも、現状では」
「連中の与えた暖かなベッドに慣れたら、もう出られないさ。戦いの場
には戻れない!」
「それじゃ、私に連邦を裏切って、彼らを武力で追い出せって言うわけ
ね?」
「違う、流血沙汰はもうごめんだ。本当だ。おれはこの先、もう、誰も
傷つける気はない。だから、協力してくれ!」
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「私をだましてたくせに、よく言うわ。これ以上、利用されるのは、も
う、ごめんよ!」
「目的を果たすために、ワープできるシャトルが欲しい。君だけを頼っ
て
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ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
あなたは、すでに、ノヴァリスト!
サンプルあり(
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2
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or
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(全角のみです)
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 試用版
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星雲を越えて
/ST/StarTrek2016/
カークも聞いていた。
◇
ヨークタウンの会議室。
「星雲で不時着した、彼女の船の位置を割り出したわ」と、女性提督。
「座標は2・1・0、マーク1・4」立体モニターに、星雲。
「ああ、長距離スキャンは?」と、カーク。
「データが取れない。星図になかった星域だし、密度が高すぎて」
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「エンタープライズのナビゲーションシステムなら、中を飛べます」
「もっと性能のいい船を建造中だけど、完成には、程遠いの。しかも、
船だけで行くわけではないし」
「クルーを集めます!」と、カーク。室を退出しようとした。
「カーク船長!」と、女性提督。「あなたが副提督に昇格し、この基地
での勤務を希望しているという書類が届いたわ」
「そうです、もし、可能なら」と、カーク。「エンタープライズの船長
には、スポック少佐を推薦します。彼は、仕官としてすばらしい資質を
持っています」
「珍しいこと
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ファーストコンタクト
/FB3/Contact/
そうすれば━━━」
4
3
2
火星は、長いあいだ地求人が来るのを待っていた。火星に残されたも
のは、人口900人だけの小さな村だけだった。火星の文明は、地球よ
り古かったが、死にかけていた。1つの村と900人の人間、それだけ
が残された。彼らは地球とコンタクトがとれる日を待ち望んでいた。そ
れは、利己的な理由と、利己的でない理由があった。
火星の文明は、地球の文明とは、まったく違う方向に発展した。火星
では物理科学は発展せず、技術もなかった。しかし社会科学は発展し、
この5万年のあいだ、ひとつの犯罪もひとつの戦争も発生しなかった。
物理学を越えた科学、つまり心の科学が発展していた。これは、地球で
は、発見しかけたばかりだった。
火星は、多くのことを地球に教えられるだろう。犯罪や戦争をいかに
回避するかは、2つの単純なことだった。これから始めて、さらにテレ
パシーや
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SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
/
ページ、
ページ、
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◇◆Alt-C Alt-Pともに、広告なし◇◆
左
中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他
右
七.
宝くじMission
に、ビンゴ5(N8)を追加しました。
or
and
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
SFミステリー
☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界
小さな子羊よ
ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家
ティラノサウルス
ザ・ハウス
サアルバの国
ファブクリップ
ザ・オフィス
☆アリスのナンチャラン☆
アンダラン
ビックリラン
ルッグラン
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囚人のピアノ
/TZ/TheConvictsPiano/
囚人のピアノ
パトリスメシーナ、ジェームスクロッカー
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
刑務所の屋上。休憩時間。
リックは、目をつぶって、頭の中で、軽快なジャズピアノを演奏して
いた。台の上に置いた、両手の指が動いていた。不思議に思った、フレ
ッドが、横に座って、動く指を見ていた。
フットボールをしていたサムが、ボールを追って、ふたりにぶつかっ
てきた。サムは、追ってきたもうひとりに、タックルされた。
「ふざけるな!」と、サム。相手を突き飛ばしてから、ナイフを出した。
「来い!」
それを見て、リックが、サム
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すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
/FB2/Reconciliation/
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
夜の外は、静かで、星がまたたいていた。けれど、室内は、殺気だっ
ていた。男と女が、数フィート離れて立ち、お互いを憎しみに満ちた目
で、にらみつけていた。
男のこぶしは、固く握られ、いまにもパンチを繰り出しそうであった。
女の指は、広げられ、かぎつめのようにカーブさせていた。しかし、ふ
たりとも、腕は、脇から離さなかった。ふたりとも、良識ある市民であ
った。
2
1
1
「キライよ」と、女。声が低くなった。「アンタのすべてがキライよ」
「キサマの方こそ。キサマの贅沢のために、さんざんしぼり取られたあ
げく、こっちには、もう、キサマのエゴのために、バカなものを買わさ
れるカネさえ残ってないんだ」
「それは、ウソよ。アンタだって、それがウソだってわかって
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アリーナ
/FB6/Arena/
オレがいるここ
のような場所は、どこにもなかった。
汗が目を伝わって落ちた。暑かった。地獄よりも暑かった。地獄は、
祖先の人々のいる場所は赤で、青ではなかった。
しかし、この場所は、地獄ではなかった。どこなんだ?惑星の中では、
水星がこのくらい暑いが、ここは水星じゃない。水星は、ここから40
0万マイル先だ。ここから?
4
3
1
そのとき、彼がどこにいたのか思い出した。ひとり乗りの偵察艇で、
冥王めいおう星の軌道の外側で、せいぜい100万マイルを偵察していた。そこ
は外宇宙からのアウトサイダーを食い止めるための、地球艦隊が引いた、
ぎりぎりの防衛ラインだった。
彼のレーダー範囲内にアウトサイダーの偵察艇が入り込んたことを知
らせる、かん高い警報ベルが、突然、鳴り響いた。
アウトサイダーがなにものなのか、誰も知らない。どんな姿をしてい
るのか、どの銀河から来た
|
空想せよ
/FB1/Imagine/
空想せよ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
空想せよ。
さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。
空想せよ。
いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。
ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。
天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。
空想するのは、かんたんだ。
何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。
2
1
空想せよ。
宇宙船や未来を。
空想するのは、かんたんだ。
未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。
それでは、空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか?
もちろん、ある。
空想せよ。
ひとつぶの物質を。
そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、
それゆえ、自分が存在することがわかり、
自分が入っている、ひとつ
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オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
52時間に起こったことを、整理しておこう。誰がこの記録を
聞くのか━━━いや、そのときまで、自分が生きているかどうかも、分
からない」
オブライエンは、立ち上がり、声を出しながら、考えた。
「彼らは、ぼくを、追おってくるだろう。ぼくが、パラダ星系に行って、
警告するのを、彼らは、許すまい」
そして、デュブリケータに、命令した。
「コーヒーを!ジャマイカンブレンドの、濃くて、甘いやつを」
「ピューピピピ」と、デュブリケータ。入れたてのコーヒーカップが現
われた。
「彼らの、正体は、分からない。今回の事件は、なぞに満ちたことだら
けで、分からないことばかりだ」
オブライエンは、カップを手に、パロット席に戻った。
「なにが、どうなっているのか、さっぱり、分かりやしない。最初に気
づいたのは、これは、変だと思ったのは、いつだったろうか。今から、
思えば、そうだ━━━」
◇
「あれは、ステーションに戻ってきた、翌朝のことだ」
4
3
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小さな子羊よ
/FB/TheLittleLamb/
月明かりの夜で、明るく澄んでいた。街頭の明かりは点々と、丘の曲
線は、黄の大きい月に、青に黒を重ねて、続いていた。ここを描かくべき
気がしたが、月はだめだ。誰でも画えに月を入れたとたん、それは、こっ
けいで、こぎれいな画えになってしまう。ヴァンゴッホは星空の画えに月を
入れたが、これは、こぎれいどころか、驚嘆 きょうたんする画えだった。ただ、彼は
これを描かいたとき、正気ではなかった。正気な人間は、なかなか、ヴァ
ンゴッホのようには描かけない。
パレットを洗っていなかったので、もう少し、画えを続けようとした。
二日ふつか前にはじめた画えだった。緑をパレットで混ぜはじめたが、思う色が
作れなかった。やはり、昼間の光を待たなくてならないことを、痛感さ
せられた。夜は、自然の光がないところでも、下書きや仕上げはできる。
しかし、色を作るとなると、昼間の光を待たなくてはならない。汚れた
パレットを水洗いして、朝になったら、新しくやり直すことにした。刷は
毛けも洗った。9時に近く、まだ、彼女は帰ってなかった。
4
3
1
なにか心配するようなことがあるわけでもなかった。どこ
|
サアルバの国
/FB1/DeathOnTheMountain/
きのうがそうだったのは、おとといもそうだったからで、そんなふうに、
4
3
物事は、けっして変化しないのだ、と答えた。
夜に、彼は、星や谷の光を見た。谷の光は、消灯時刻になると消えた
が、星は、消えなかった。星は、あまりに遠くにあるので、消灯時刻の
ベルが聞こえなかったのだ。
明るい星があった。3日目の夜には、山の雪の積もった頂の いただきすぐ上ま
で降りてきたので、彼は山頂までのぼり、星に話しかけた。星は、答え
なかった。
彼は、星で時を数え、星の進行で3日ごとに時を数えた。3日が1週
間であった。谷の人々にとっては、7日が1週間であった。谷の人々は、
サアルバの国を夢で見たことはなかった。サアルバの国では、水が上へ
流れ、木の葉は、明るい青の炎で燃え、燃えても、燃え尽きることはな
く、3日が1週間であるという。
6
5
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探検隊
/FB3/Expedition/
探検隊
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
「第1次火星探検隊は」と、歴史の教授。「ひとり乗りの偵察艇による
初期探査のあと、永続的な植民地を建設するために火星に送られる予定
だったが、多くの問題があった。もっとも困ったことのひとつは、探検
隊の30人の男女の構成比をどうするかだった」
「これには、3つの学派があった」
「1番目は、宇宙船は15人の男と15人の女にすべきというものだっ
た。これなら誰もが、自分の相手を見つけてからすぐに植民地生活を始
められるだろう」
2
1
「2番目は、宇宙船は25人の男と5人の女にすべきというもので、全
員が一夫一婦制を放棄するサインが必要だった」
「3番目は、探検隊は30人の男からなるべきというもので、男だけな
らより仕事に集中できるという考えによる。第2次火星探検隊は、その
1年後に予定されてい
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まだ終わりじゃない
/FB3/NotYet/
それは、キューブが空
間に停止して、目標物を捕らえたことを意味した。カーは、右の上肢を
伸ばしてスタビライザースイッチに触れた。それから、立ち上がり凝っ
た筋肉を伸ばした。
カーは顔を、キューブにいる自分と同じ生物の仲間に向けた。
「われわれは最初の目的地に着いた」と、カー。「スターZ5689だ。
ここには9つの惑星があるが、3番目の惑星だけハビタブルゾーンにあ
る。ここで、サンダーの奴隷にふさわしい生物がいればいいのだが」
ラル16Bは、旅の間まったく動かずに座っていたが、立ち上がり、
カーと同じように伸びをした。
「そう望むよ」と、ラル。「帰ったときに奴隷を連れ帰った功績に勲章
がもらえる。しかしそういう期待はしない方がいい。最初に立ち寄った
ところでうまくいったら、奇跡だ。おそらく千の太陽系は見て回ること
になるだろう」
「そうだな、千の太陽系を見て回ろう」と、カー。肩をすくめた。「今
の奴隷のルナックスは、絶滅寸前だ。奴隷が必要だ。奴隷がいなければ
鉱山は閉鎖され、われわれの種族は死に絶えてしまう」
カーは、コントロールパネルに戻り、スイッチに触れて、スクリーン
4
3
|
緑の世界
/FB/SomethingGreen/
しなやかでじょうぶだった。鳥のような、くちばしがあっ
て、頭は、うろこにおおわれていた。
マクガリーは、それを、ライオンと呼んだ。それらには、まだ、名前
がつけられていなかったから、マクガリーには、名前をつける権利があ
った。あるいは、名前があったとしても、命名者は、クルーガー第3惑
星の動植物レポートを地球に持ち帰らなかった。記録によると、かつて、
1隻だけ、マクガリーの前に、ここへ宇宙船が不時着したが、離陸する
ことはなかった。マクガリーは、その宇宙船を見つけようとしていた。
ここに来てから、5年間というもの、じゅうぶんに、計画を練って、探
索していた。
その宇宙船が見つかれば、そこに、もしも━━━まったく、もしもだ
が、マクガリーの宇宙船が不時着で破壊された電子部品が、いくつか、
こわされずに残されているかもしれないのだ。その宇宙船に、必要な電
子部品が、ちゃんと見つかれば、地球に戻れるのだ。
6
5
|
失われた母星
/ST/StarTrek2009/
ウラ」
「きみの世界は、ラストネームないのかい?」
「ウラが、わたしのラストネーム」
「じゃ、ないのは、名前の方?ちょっと、失礼」
カークは、自分のグラスを持って、ウラの席に移動した。
「で、きみ、仕官候補生だろ?なにが、専門なの?」
「異星言語学。なんだか、分かんないでしょ?」
「違う星の言葉の研究だろ?語形変化や、音韻おんいん、発音。じゃ、耳がいい
わけだ」
「へぇ、驚いた。世間知らずの、おバカさんだと思っていた」
「まぁ、歯科し かじゃない」
別の仕官候補生が、声をかけてきた。
「こいつに、からまれているのか?」
「そうなの!」と、ウラ。「でも、自分でなんとかできる」
「それって、ご招待?」と、カーク。
「おい、女性に失礼だぞ」と、仕官候補生。
「落ち着けよ、カップケーキ!冗談だって」
「おい、こいつ、数も数えられないのか?こっちは、4人で、そっちは、
ひとりだ」
「じゃ、もう少し、集めてこいよ!それで、勝負になる!」
32
31
|
ナスティ
/FB3/Nasty/
1
ついに、ビュレガードは、占いや魔法の本を思い出した。膨大な蔵書
の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ
れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに
か、失うものがあっただろうか?
かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発
見した。書かれているとおりに、5頂点の星型を描き、秘密のマークを
コピーして、ろうそくに火をともした。そして、呪文を大声で唱となえた。
1筋の閃光のあと、煙が舞った。そして、悪魔。悪魔を、あなたが好
きにはなれないことは保証するが、どんな姿か述べるのはやめておこう。
「きみの名前は?」と、ビュレガード。声を一定にしようとしたが、す
こし震えていた。
悪魔は、叫び声と口笛の中間のような声を出した。大きなバイオリン
を、のこぎりで弾いたときに出る倍音を伴っていた。
「そうだね、おまえには、発音することができないよ。おまえたちのゆ
るい言語では、翻訳すると、ナスティかな。ナスティって、呼んでくれ
たまえ!おまえのほしいものは、ふつうのものかい?」
「ふつうのものって?」と、ビュレガード。知りたがった。
「もちろん、願いさ」と、ナスティ。「よし、おまえに1つ叶かなえてやろ
4
3
う。しかし、3つじゃない。3つの願いなんてのは、ただの迷信さ。叶
えられるのは、1つだけ。好きになれ
|
歩兵
/FB1/Sentry/
歩兵
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか
も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。
奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、
動くのも、困難だった。
1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、
流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ
が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という
足は、すべて、血で染められた。
2
1
このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな
かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖
なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ
れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、考
|
オレとフラップジャックとマルスd星人
/FB4/Flapjack/
いったい誰がロバをおとなしくさせられるというんじゃ?
ただそのときはたまたまダンスしてる人はいなかったので、大騒ぎには
ならなかった。おかしなことに、フラップジャックは歓迎されていると
ころでは変なことは一切しなかった。ときどきそれがなぜなのか、不思
議になる。とりわけマルスd星人に遭遇したあとで。しかしそのことを
話すのは、もう少し先じゃ。
とにかく、オレはいつもフラップジャックに語りかけていた。町へ行
く準備はしていた。たぶんそれが、オレがやつにあたり散らしていた理
由だった。オレもフラップジャックと同様、町へ行くのは好きだった。
ただオレは長い間は耐えられなかった。人やビルの騒音や、ベッドで寝
ることに。それで早く町を出て丘を目指したかった。そこが、オレとフ
ラップジャックの違いだった。やつはむしろもっと長くいたがった。
オレは30分で夕食を作った。フラップジャックはテントの中に入る
のは、オレが望んでないと考えて、なにか盗めるものがないか、そこら
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9
をうろうろした。フラップジャックはオレが今まで見たロバのなかで、
もっとも盗みのうまいロバだった。オレが好きな
|
地球人は出ていけ
/FB1/KeepOut/
ぼくたちにとって、適温だったが、先生にとっては、すでに、
凍るように寒く、空気も、すでに、先生にとっては、呼吸するには薄す
ぎた。先生の声は、ヘルメットの無線を通じて、ぼくたちに届いた。
「生徒諸君」と、先生。「きみたちは、故郷にいます。火星です。この
惑星は、きみたちの残りの人生すべてを、過ごすことになる惑星です。
きみたちは、火星人です。火星人の第1世代です。きみたちは、5年を
地球で過ごし、5年を宇宙で過ごしました。きみたちは、このさき、1
0年間は、少しづつ、外で過ごす時間を増やしながら、大人になるまで、
このドームで過ごします。
そのあとは、火星人として生活してゆくために、自分たちの家庭を作
ります。きみたちどうしで結婚し、生まれた子どもたちは、生粋きっすいの火星
人になるでしょう。
きみたちが、その一部である、この偉大な実験の歴史をすべて、お話
しする時が来ました」
それから、先生は、話してくれた。
4
3
|
報復戦隊
/FB3/Fleet/
侵略者は、はるかかなたの暗黒の宇宙からやってきた。
金星に向かうと、それを破壊した。250万の地球からの移住者は、
ひとり残らず数分で命を落とした。2つの衛星、フローラとファウナに
いた人々も同じ運命をたどった。
侵略者の武器は強力で、急襲された金星の大気は燃焼して蒸発した。
無防備で、予想もしない攻撃だったので、金星は1発の反撃もせずに壊かい
滅めつした。
侵略者は、つぎに太陽からもうひとつ外側の惑星、地球へ向かった。
2
1
1
こんどは状況が違った。地球では迎撃体制が整っていた。もちろん侵
略者が太陽系に到着した数分のうちに準備したのではなく、そのとき地
球は、2820年、火星植民地と戦闘状態にあった。火星は地球の半分
まで人口増加が進み、独立戦争を始めた。金星が侵略者に攻撃されたと
き、地球戦隊と火星戦隊は月の近くで戦おうとしていた。
しか
|
存在のわな
/FB4/Trap/
今まで見たことのないものを認識した。
彼は空間を移動してきた。ここのではない。別のだ。そう、ここは、
物質の空間。しかし、彼は、意識の発散を認識した。それはパラドック
スで矛盾を含んでいる。意識の空間はあり、物質の空間もある。しかし、
両者は同時には存在しない。
ストレンジャは、空間に物質的地点はない、意識の集中した、ある存
在で、物質空間で渦巻く恒星の真っ只中に、停止した。これらは彼にと
ってはなじみのあるもので、すべての物質空間に共通だ。しかし、ここ
に、なにか別のものがあった。意識があるべきでないところに、意識が
あった。聞いたことのない意識。彼の認識では、それは物質に結びつい
たものだと言ってるが、概念の完全な矛盾だった。物質は物質で、意識
は意識だ。両者はひとつではあり得ない。
発散は弱まった。彼は時間の速度を下げれば、発散を強くできること
に気づいた。時間の速度を、極限まで下げ続けてから、それに戻った。
今、それはクリアになった。しかし、恒星はもはや渦巻いてなかった。
ほとんど動きのないまま、無限に曲がったカーテンにぶら下がっていた。
ストレンジャは今、動き出し、思考の焦点をシフトさせた。あいまい
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9
|
夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
「買うのかい、買わないのかい?」新聞スタンドの売り子のノーグは、
ベレー帽をかぶった威勢のいい若者だった。
「ああ、おれならそんな雑誌買わないな。宇宙船に、空飛ぶ円盤に、火
星人!」
「火星人のどこが悪い?」と、ベニー。
「別に。でも、全部がうそっぱちだろ?おれは戦争ものが好きだね。
『ここより永とわ遠に』を見たかい?バートランカスターが真珠湾のまんな
かに立っているとだな、マシンガンが唸うなる、あああああ、零戦から撃っ
てくるんだ。それが、空飛ぶ円盤じゃ、しまんないだろ?で、買うの、
買わないの?」
ベニーは背広のポケットから小銭を出して雑誌を買った。
「ベニー!」と、背広姿ののチーフオブライエン、ここでは、アルバー
トライアン。
「やあ、アルバート」
「あんたも、編集部に、行くのか?そうなのかなあ、と思って」
「ああ、いっしょに行こう」
「そうだな、ああ、うう、ああ、ありがとう」パイプをくわえたアルバ
ートに、ベニーはマッチを渡した。
「へへ」
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13
「今日はいい天気だな」と、アルバート。
「新聞!新聞!」威勢のいい売り声が、車の騒音と通勤途中の人々の靴
音の上空に響い
|
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
スロットマシンから最後のコインを取り出し
て、数えていた。その間、ママは、小さな赤いノートに、オレがそう呼
んでいるノートに、数字を書き込んでいた。なかなか、いい数字だった。
そう、オレたちは、シリウス星系の惑星、ソラとフリーダで、とくに、
フリーダで、いいゲームができた。2つの惑星にある、地球の小さな植
民地の人々は、なんであれ、娯楽に死ぬほど飢えていた。そして、金に
は、なんの執着も持ってなかった。
2
1
1
彼らは、オレたちのテントの前に、1列に並び、そして、スロットマ
シンに、コインを入れてくれた。それで、この旅の経費がかなり高くて
も、まずまずは、稼げた。
そう、彼らは、ママが書き込む数字程度には、楽しく遊んだ。もちろ
ん、そのうち、ママは、計算を間違えて、お手上げになるが、エレンが、
ママが間違えたところを、すべて、直してくれる。エレンは、
|
ファブクリップ
/FB5/FabClip/
隣りのものとは区別されるかたまりで、あいだには空間もある。
210
209
だが、そうじゃない。それは、そのあたりに漂う原子のただのあつま
りだし、原子は、そのあたりに漂う電荷と電子からできていて、星々の
あいだに空間があるように、互いのあいだに空間もある。それは、ほと
んどなにもないものの、大きなかたまりさ。ただそれだけ。空間が終わ
って、ビルが始まる場所に、明確な線などない。原子が、もっと離れば
なれになって、ちょっと少ないだけ。
それに、漂うだけでなく、原子は前後に振動もしている。ただの雑音
に聞こえるものは、ひどく離れた原子が、すこし激しく振動しているか
らさ。
さて、クラーク通りを歩く男がいたとしよう。彼は、ほかのなにもの
でもない。だたのダンスする原子のかたまりの一部さ。彼は、よろめい
ては、下や周りの原子や空間をかき混ぜているだけ」
アムは戻って、ベッドに座った。アムは言った。「見ることを続けろ!
絵を描け!分かってることは、ただの見せかけ。トリックの裏にある隠
されたものを暴あばけ!
ほとんどなにもないもののかたまりが続いている。それが真の姿だ。
分子間には
|
ファイナルアンサー
/FB2/Answer/
彼に向けられ、彼の動きはそのまま、12画面で
全宇宙に立体中継されていた。
デュワーイブは、まっすぐに立ったまま、デュワーレインにうなづく
と、スイッチのある場所まで移動した。そのスイッチが押されると、連
結が完了することになる。ただちにすべての、960億の惑星にある、
巨大コンピュータのすべてを、この1つのサイバネティックマシンに、
1つの人工知能に直結する。全銀河の全知識が、1つに統合されること
になる。
2
1
1
デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく
の沈黙ののち、彼は、言った。
「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」
デュワーイブは、スイッチを入れた。大きなハム音が響いて、960
億の惑星から情報が押し寄せてきた。数マイルにおよぶパネルが点滅し、
やがて、静まった。
デュワーイブは、1歩下がり、深く息をした。
「最初の質問をする
|
眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
と、オブライエン。
「エムポックノールか?」
「ディーエスナインと同じ構造で、一年前に閉鎖されました。しかしプ
ラズママニフォールドシステムはまだ使えるかもしれません」
「付近でのドミニオンの活動はどうだ?」
「ここ数か月はありません。戦略的には価値のない星域ですから」
「しかし、ひとつ問題があります」と、オドー。
「カーデシア人が基地から撤退するときは、侵入者撃退対策として、わ
なを仕掛けていくのが普通なんです。そのわなを解除するには、カーデ
シア人でないと」
「では、カーデシア人を連れていけばいいわけだ」と、シスコ大佐。
8
7
◇
チーフオブライエンは、エアロックでガラックに訊きいた。
「司令官はなんて言って、きみを説得したんだ?」
「志願したとは思わない?」と、ガラック。
「へへ、脅されたんだろ」と、オブライエン。
「違いますよ、ワイロをつかまされたんです。私の
|
ケンタウロス
/FB1/HorseRace/
時速14光年で、自動航行中であった。ベルがなって、コ
ンピュータに、起こされた。すぐに、スクリーンにむかい、スイッチを
入れると、連邦の所長特別補佐のダウネンブランドの顔が映った。
「Kー1356、さっそく、仕事です」と、スクリーンのブランド。
「今、通過中の星雲にある、ノヴァという恒星をご存知ですか?」
2
1
「ええ」と、ロバーツ。すぐに、返答した。この距離での通信は、今の
ような、超光速通信では、かなりの電力ロスにつながるので、できるだ
け、早く、会話を切り上げたかった。
「では、その惑星については?」
「そこに行ったことはありません。知ってるのは、2つの居住可能な惑
星があるということだけです」
「そのとおりです。内側の惑星には、われわれとさほど変わらない、人
族が住んでいます。外側の惑星には、外見上は、地球の馬と似た民族が
住んでいます。ただし、彼らには、3
|
ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
ボディスナッチャー
原作:ジャックフィニー
W・D・リヒター、フィリップカウフマン
プロローグ
別の太陽系。大きなガス惑星をまわる、衛星。
ガス惑星の熱で、宇宙生命体が活動を始めた。胞子状の半透明の無数
の種子を、宇宙空間に散布した。種子は、宇宙空間を漂い、銀河を抜け
て、地球に漂って、地面に降り立った。
2
1
1
シスコのゴールデンブリッジの近くの公園。雨が降っていた。
植物の葉の上に着床した胞子は、放射状に葉根をのばして、小さなつ
ぼみを形成して、赤い可憐な花を咲かせた。
同じ木々の葉の上に、いくつも咲いた赤い花のひとつを、リサが手に
とった。
「お花が咲いてるわ」と、保育士の女性。子どもたちを、散歩させてい
た。リサを、振り返って見ていた。「きれいね」子どもたちも、花を摘
んだ。「そちらにも、あるわ」ブランコには、牧師が乗
|
帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
3人の女性仕官と、すれ違った。
「元気?」と、カーク。「ジムカークだ!」
◇
パイク提督の室。
「なにごともなく」と、パイク。いすに座って、報告書を見ていた。
「はい?」と、カーク。スポックとともに、手に帽子を持って、立った
姿勢で。
「きみは、ニビル星での日誌に、そう記したな?」
「ええ、些細なことで、お時間を取らせないように」
28
27
「その火山の話を聞こう。情報では、活動は活発だった。噴火すれば、
星に危険が」
「無事を祈りましょう」
「噴火は、しない?」
「活発というのは、相対的にいってですから、そこまで、正確とは」
「噴火しなかったのは、ミスタースポックが、火口内で冷却装置を作動
させたからで、その直前、村人は、車輪を発明したかどうかなのに、海
のなかから出現する、宇宙船を見たと、それが、きみの報告にある、詳
細だがね」と、パイク。スポックに。
「提督」と、ス
|
あごひげ彩か
/FB3/Beard/
なに
かの機械かしら」
4
3
「そのとおり、マリアンヌ、無線機さ」と、ビリー。「ただし、ずっと
パワフルで高性能、恒星間通信もこなせる。それでいつも、ベヌースb
星と通信していたのさ。そう、オレは、そこから来た」
「でも分からないわ」
「分かる必要はないよ、ダーリン。話してあげるけど、オレは、ベヌー
スb星のスパイなのさ。いわば、調査員。地球を侵略するかどうか調査
している。
オレのあごひげはブルーだと言ったら、あるいは、クローセットに前
の妻の死体を見つけてたら、どうした?
マリアンヌ、きみはカラー音痴なのを知っている。父親はマリアンヌ
に、オレのあごひげは赤だって言ったろ?」
「そうよ、違うの?」
「ほんとうはね。父親はオレが外出するときに携帯染料で赤く染めた色
を見たのさ。しかし家にいるときは、自然なグリーンが好きなので、カ
ラー音痴の妻をもらった。違いが分からないから
|
聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
きれいな星だぞ」
「でも、僕らが住むのは、星じゃなくて、オンボロのステーションでし
ょ?」
「ベイジョー星の軌道にあるステーションだ、星に住むのと変わらない
さ」
「子供いるかな?」
「いるさ、おまえくらいの子も、たくさんいる!」
「シスコ中佐!」と、通信バッジの声。
「はい、艦長」
「ディープスペースナインに接近中、ドッキングは七分後だ」
「了解!」
「行こう!ステーションの中でも、また、釣りはできるさ。コンピュー
タ、プログラム終了」
シスコ中佐は、ジェイクを連れて、ホロスイートを出た。
「あれが、そう?」と、ジェイクは、宇宙船の窓に浮かぶディープスペ
ースナインを見て言った。
10
9
1
「ステーション日誌、ディープスペースナイン、ベンジャミンシスコ中
佐、宇宙暦46388・2。カーデシア占領軍の撤退後、ベイジョー臨
時政府は、惑星連邦に、駐屯軍の派遣を要請した。こ
|
恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
58
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「少佐、いったいどこへゆくつもりなのか?」と、シスコ大佐。
「ドクターサーマクレインと直接、話をつけに行ってきます」と、キラ。
「少佐、ステーションから出るのはよせ。ベイジョー星にウイルスを持
ち込むわけには」
「そんなこと百も承知していますよ、司令官、絶対、星に降りたりしま
せんから、行かせてください」
「だが」
「許可を願います、司令官、最後の手段です」と、オドー。
「ふう」と、シスコ大佐。
「少佐が戻ってくるまで、持ちこたえられればいいんですが」と、オド
ー。
シスコ大佐は、病室にいるジェイクを見舞った。
「ジェイク、具合はどうだ?顔を見て安心したよ。今はまだ、治療法は
見つからないが、安心していろ、かならず助けてやる。おまえを絶対死
なせたりしない。わかるな、おまえを絶対死なせたりしない」
シスコ大佐は、司令室に戻った。
「これを見てください。第5デッキポートに動きがあります、船が発進
しようとしているらしい」と、オドー。
「第5デッキポート、ジャヒールの船だ、彼を呼び出せ」と、シスコ大
佐。
60
59
|
ドーム
/FB7/TheDome/
ブラドンは、かすれた声で言った。「それで、戦争は?」
「もちろん、なかった。戦争は、今では過去の遺物さ。銀河ユニオンの
おかげで。宣戦布告する、国家どうしの政府さえ、もうなくなった。戦
争はありえない。オレたちの技術は、ユニオンのおかげで、途方もなく
進歩している。オレたちは、火星と金星を植民地にした。そこはすでに
居住不可能な星ではない。ユニオンがそこをオレたちに割り当ててくれ
て、多くが移住している。しかし、火星や金星は、ただの郊外さ。オレ
たちは別の恒星へ旅している。オレたちは、さらに━━━」彼は、ひと
息ついた。
ブラドンは、カウンターの端はしを、強くつかんでいた。彼は、すべて失
30
29
った。30年間ひとりで、今、彼は年寄りだった。彼は尋ねた。「さら
に、なんだね?」彼の内のなにかが、知る必要はない、と言っていた。
自分の声に、彼は耳を傾けなかった。
「さらに、
|
屋根の上の少女
/TZ/IfSheDies/
屋根の上の少女
デービットバネットカレン、ジョンハンコック
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。
「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
朝。閑静な住宅街。
「パパ、急いで!」
キッチンで、キャシーが、フレンチトーストを作っていた。キャシー
は、今年から、小学校に通っていた。
「今、行くよ!」と、ポール。
「パパ、早く来て!」
「分かってる、行くってば!」
やっと、ポールがキッチンに出てきた。スーツを着ていた、
「なぜ、そんなに急いでいるんだ?」
「学校に遅刻する」キャシーは、できたてのトーストを、お皿に盛り付
けた。
「大丈夫さ。服装チェックしてく
|
終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
まばたきして、また、前方を見
た。
救命艇は、ビーチの海岸線の上を飛んでいた。砂浜は、故郷の星では、
けっして、見ることができないような、まぶしいほどの白だった。空や
水は、青で、ファンタスティックなジャングルのへりは、緑だった。近
くによると、緑のなかに、きらめく赤が見えた。彼は、突然、それが、
マリギーだと気づいた。かつて、地球の植民星でペットとして人気があ
った、知能のあるベヌースb星のオウムだ。
地球の植民星のどの惑星においても、空から血とはがねが降ってきて、
すべての惑星が占領されてしまった。現在は、なにも落ちてはこなかっ
た。
今、ここでは、ほとんど完全に破壊された世界の一部ではあるが、な
にも落ちてはこなかった。
このような静かな場所で、ひとりでいることが、彼にとっては、安全
だった。別の場所では、監禁され、あるいは、死にいたるかもしれなか
った。ここでさえ、危険があった。救命艇の3名の乗員には、わかって
いることだった。たぶん、いつか、だれかが話すだろう。そして、ここ
にいてさえ、逮捕しにくるだろう。
4
3
しかし、これが、逃がすことのできないチャン
|
ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
ロケットがどこに着陸するか、計算できないよ、ミ
ニート。わしでさえな。できることは、落ちた音を聞くことだけだ」
曇りの日。そして、謎を妬ねたむような、真っ暗な夜。
「ミニート、かわいそうな、ミットキー」と、オッペルバーガー。「原
因がなにか、不明だ」
しかし、なにかは、あった。小惑星だった。
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プルックスは、小惑星だった。ただ、地球の天文学者は、そう、呼ん
でなかった。単に、まだ、発見されてなかったからだ。小惑星人の名に、
1番近い発音で、それを、呼ぼう。そう、小惑星には、人がいた。
そう考えると、オッペルバーガーの、月へロケットを送る試みは、奇
妙な結果になった。月ではなく、プルックスへ。
しかし、小惑星が、酔っ払いを更正させることができるのだろうか?
チャールズウィスロウは、コネチカット州ブリッジポートに住む、ただ
の酔っ払いだったが、ある日、グ
|