SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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試用版 ゲストルーム
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原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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◆◇◆更新ニュース◇◆◇
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1.
試用版 ゲストルーム
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2.
サイト 内 検索
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3.
郵便番号検索
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4.
世界の国旗
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5.
和暦⇔西暦・早見表
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中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
ブラザーサン ある日どこかで オールウェイズ キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ
[星 銀河 or検索] ヒット 42 件です。
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SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
ブラザーサン ある日どこかで オールウェイズ キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ
SFミステリー
☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界
小さな子羊よ
ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家
ティラノサウルス
暗闇の家
サアルバの国
☆DS9 番外編より☆
フェルマーの予想
☆スペースドライバー☆
☆ENTより☆
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終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
まぶしいほどの白だった。空や
水は、青で、ファンタスティックなジャングルのへりは、緑だった。近
くによると、緑のなかに、きらめく赤が見えた。彼は、突然、それが、
マリギーだと気づいた。かつて、地球の植民星でペットとして人気があ
った、知能のあるベヌースb星のオウムだ。
地球の植民星のどの惑星においても、空から血とはがねが降ってきて、
すべての惑星が占領されてしまった。現在は、なにも落ちてはこなかっ
た。
今、ここでは、ほとんど完全に破壊された世界の一部ではあるが、な
にも落ちてはこなかった。
このような静かな場所で、ひとりでいることが、彼にとっては、安全
だった。別の場所では、監禁され、あるいは、死にいたるかもしれなか
った。ここでさえ、危険があった。救命艇の3名の乗員には、わかって
いることだった。たぶん、いつか、だれかが話すだろう。そして、ここ
にいてさえ、逮捕しにくるだろう。
4
3
|
帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
━━━スタートレック 第二話
ロベルトオルシー、アレックスクルツマン、
デイモンリンデロフ
プロローグ
ニビル、Mクラス惑星。
赤の葉と白の幹のジャングルを、全身、青の布で覆われた僧侶ふうの
男が、走って逃げた。それを追う、大勢の村人たち。
行く手に、3メートルの野獣。とっさに、銃で撃つと、野獣は、倒れ
た。
「なにしてんだ!」と、レナードマッコイ。同じ僧侶の服で、顔の部分
の布を取った。「これに乗って逃げるのに、麻痺マ ヒさせてどうする?」
2
1
「あ、そうか、ボーンズ!」と、ジェームズカーク。やはり、顔の部分
の布を取った。
後ろから、追っ手が迫った。
「逃げろ!」と、カーク。ふたりは、また、走り出した。
村人たちは、白の布を全身にまとい、黄のフードをかぶっていた。
「マゴエゴイ!ガッグゴロイ!」と、村長。怒おこっていた。フードをぬぐ
と、
|
あごひげ彩か
/FB3/Beard/
なに
かの機械かしら」
4
3
「そのとおり、マリアンヌ、無線機さ」と、ビリー。「ただし、ずっと
パワフルで高性能、恒星間通信もこなせる。それでいつも、ベヌースb
星と通信していたのさ。そう、オレは、そこから来た」
「でも分からないわ」
「分かる必要はないよ、ダーリン。話してあげるけど、オレは、ベヌー
スb星のスパイなのさ。いわば、調査員。地球を侵略するかどうか調査
している。
オレのあごひげはブルーだと言ったら、あるいは、クローセットに前
の妻の死体を見つけてたら、どうした?
マリアンヌ、きみはカラー音痴なのを知っている。父親はマリアンヌ
に、オレのあごひげは赤だって言ったろ?」
「そうよ、違うの?」
「ほんとうはね。父親はオレが外出するときに携帯染料で赤く染めた色
を見たのさ。しかし家にいるときは、自然なグリーンが好きなので、カ
ラー音痴の妻をもらった。違いが分からないから
|
ファーストコンタクト
/FB3/Contact/
地平線の先だ。もしもその2倍先だったとしても、
水爆の閃光は見えるし、このファーストコンタクトを待ち望んでいた。
今度のロケットは無人だが、地球人にとってファーストコンタクトにな
る。われわれのテレパスチームは、何世紀にもわたって、地球人の思考
を受信してきた。しかしこれは、火星と地球のあいだの物理的接触とし
ては、最初のものだ」
キーは、低いイスに座った。「たしかに。私は最近の報告は読んでま
せんが、なぜ地球人は、水爆の弾頭を使うのでしょう?この惑星には、
だれも住んでいないと思っているのでしょうか?」
「地球人は、月の望遠鏡で閃光を観察して、彼らの言葉では、分光法分
析をおこなって、ここの大気や地表についての彼らの今の考え━━━そ
の大半は間違った考えだが、それを深めようとしている。それは、いわ
ば、水爆の閃光分析といったものかな、キー。地球人がここに来れば、
多少の反対意見があることを知ることになろう。そうすれば━━━」
4
3
|
オレとフラップジャックとマルスd星人
/FB4/Flapjack/
オレとフラップジャックとマルスd星人
原作:フレドリックブラウン、マックレイノルズ
アランフィールド
プロローグ
2
1
1
◇
(つづく)
4
3
|
緑の世界
/FB/SomethingGreen/
マクガリーは、ソラーガンのホルスターのバックルをはずした。いつ
でもすばやく引き抜けるように、銃の台尻に手を置いた。そして、墜落
した宇宙船の機体から救い出せた武器が、弾薬を補充することなく使用
できる、ソラーガンであったことを、少なくとも一千回目にはなるが、
幸運の星に感謝した。ソラーガンは、近くの太陽から自らエネルギーを
吸い上げ、引き金を引くと、一気に放出した。このソラーガンなしでは、
マクガリーは、このクルーガー第3惑星では、おそらく1年も生き延び
られなかっただろう。
4
3
1
赤いジャングルの手前で、マクガリーは、ライオンを見つけた。地球
にいるライオンとは、もちろん、まったく違っていた。あかるい赤紫で、
ライオンがよくひそんでいる茂みの茶とは、まったく違う色なので、や
すやすと、見つけることができた。足は、8本で、関節がなく、ぞうの
鼻のように、しなや
|
幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
プロローグ
緊急医療ホログラム、ドクターは、ボイジャーの食堂で乗員たちを前
に語り始めた。
「どこか、この完全無欠の宇宙に、天の川という銀河がある。この銀河
のはしに、ぽっかりと浮かぶ地球。その星に、マンチュラという町があ
る。泉を越え、まっすぐ行き、右へ左へ、また、右へ、すると、そこで
は、せせらぎのそばで、男が歌を歌っている。愛するひとの心変わり、
魚さえ涙する歌。ベルディ、女心の歌です」
~ラドンナモビエ、クアルピュアアルデント、ムタダチェント、エヂ
ペンシエロ、センプレアモビエ、レティアビエゾ、インピアンニイゾ、
2
1
ヘメンゾニイロ、ラドンナモッピエ、クアルピュアアルデント、ムタダ
チェエント、エディペシェル、エディペンシェリ、エー~
「トゥヴォック」と、トムパリスは、トゥヴォックに声をかけた。感情
のないはずのバルカン人のトゥヴォックは、ドク
|
ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
「ティーケトルのような。ねぇ、ジョージ、コマーシャル上の、ただの
ギャグかも」
「いや、ギャグだとしても、製品名まで、消してしまうことはないよ。
ちょっと待って、他のチャンネルも見てみよう」
彼は、すべてのチャンネルを順番に見ていったが、すぐに、信じ難い
という表情になった。地上波、衛星波、あらゆるチャンネルが、それど
ころか、放送波の来ていない、画面でも、
「ジ━ジ━ジ━」と、テレビ。「ジ━ジ━ジ━」
彼は、手動で、衛星波の一番右まで移動させてみても、
「ジ━ジ━ジ━」と、テレビ。「ジ━ジ━ジ━」
ジョージは、テレビを消した。メイジーを見つめていたが、目には、
入っていなかった。そうすることは、難しかった。
「ジョージ、なにか、まずいことでも?」
「そうでないことを、望みたいね」と、ジョージベイリー。「ほんとう
に、望みたい」
彼は、もう一杯飲もうと手を伸ばしたが、気を変えた。突然、思いつ
いたのは、なにか大きなことがおきているということで、それを確認す
る
|
黄の悪夢
/FB2/NightmareInYellow/
1
今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46
分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい
るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことを、なんども聞
かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で
新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに
強く響いたのだった。
時間は、どんな場合でも、ただ、彼を通りすぎていった。不動産専門
の弁護士として、多くの金が、彼の手をただ通りすぎていった。しかし、
あるとき、彼は、その一部に手をつけた。1年前、確実に儲かる方法で、
2倍か3倍にする投資に使うために、5万ドルを借用した。しかし、う
まくゆかなかった。それで、その損失をうめるために、あれやこれやと、
ギャンブルに手を出して、さらに多くの金を借用した。
その額は、今では、30万ドルをこえていた。あと2・3か月しか不
足分を隠しとおせなかった。その間に、不足分を返せる見込みもなかっ
|
暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
暗黒の地球帝国
マイクサスマン、マニーコト
プロローグ
━━━モンタナ州、ボーズマン。2063年4月5日。
歴史的な、宇宙人とのファーストコンタクト。
バルカン星からの使者を乗せた宇宙船が、森の中でテントを張って暮
らす人々の前に、今、着陸しようとしていた。赤味がかった、三叉みつまたの橋
脚から、ドアがあくと、マントを着たバルカン人が出てきた。
毛皮を着た村長が進み出ると、バルカン人は、向き合い、マントの頭
のおおいを取った。耳はとんがっていて、人々は、息をのんだ。
「長寿と繁栄を」と、バルカン人。右手をあげて、指を奇妙に開いた。
村長は、右手をあげて、指を開こうとしたが、できずにあきらめた。
かわりに、懐かふところら、長身のライフル銃をぬき、バルカン人を撃った。
「船に乗り込め!」と、別の男性。銃をぬいて、叫んだ。
「かたっぱしから、かっさらうんだ!」
人々は、銃を乱射しながら、バルカン船の中へ、なだれこんでいった。
2
|
つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
服は汚れてボロボロになり、髪も髭も伸び放題で灰色がかっていた。
収容所のアナウンスが響いた。
「全受刑者の汚染除去をおこないます。これから直ちに汚染除去を開始
します」
レーザービームの波動がやって来て、オブライエンは体をがたがた震
わせた。
独房の戸が開くと、ふたりの異星人が武器を手に立っていた。
2
1
「マイルズオブライエンだな。アグラッサ司法当局は、おまえの件を再
審議した。特に何か申したいことはあるか?」
オブライエンは黙っていた。
「よろしい。刑期は終了した。おまえは自由だ」
「自由?」と、オブライエン。
「スパイ行為に対しては、15サイクル以上の刑期が課されるが、おま
えは20サイクルを越えた。出る時が来たのだ」
「出る?でも、いまさらそんな。どこへ行けばいい?」
「それは自分で考えろ。つまみ出せ!」
異星人のひとりが、武器で追い立てると、オブラ
|
聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
ねぇ、泳ぐにゆく?」と、ジェイク。
「いや、もう、到着の時間だ。そんな顔するな!これから行くベイジョ
8
7
ーは、きれいな星だぞ」
「でも、僕らが住むのは、星じゃなくて、オンボロのステーションでし
ょ?」
「ベイジョー星の軌道にあるステーションだ、星に住むのと変わらない
さ」
「子供いるかな?」
「いるさ、おまえくらいの子も、たくさんいる!」
「シスコ中佐!」と、通信バッジの声。
「はい、艦長」
「ディープスペースナインに接近中、ドッキングは七分後だ」
「了解!」
「行こう!ステーションの中でも、また、釣りはできるさ。コンピュー
タ、プログラム終了」
シスコ中佐は、ジェイクを連れて、ホロスイートを出た。
「あれが、そう?」と、ジェイクは、宇宙船の窓に浮かぶディープスペ
ースナインを見て言った。
10
9
|
恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
いったいどこへゆくつもりなのか?」と、シスコ大佐。
「ドクターサーマクレインと直接、話をつけに行ってきます」と、キラ。
「少佐、ステーションから出るのはよせ。ベイジョー星にウイルスを持
ち込むわけには」
「そんなこと百も承知していますよ、司令官、絶対、星に降りたりしま
せんから、行かせてください」
「だが」
「許可を願います、司令官、最後の手段です」と、オドー。
「ふう」と、シスコ大佐。
「少佐が戻ってくるまで、持ちこたえられればいいんですが」と、オド
ー。
シスコ大佐は、病室にいるジェイクを見舞った。
「ジェイク、具合はどうだ?顔を見て安心したよ。今はまだ、治療法は
見つからないが、安心していろ、かならず助けてやる。おまえを絶対死
なせたりしない。わかるな、おまえを絶対死なせたりしない」
シスコ大佐は、司令室に戻った。
「これを見てください。第5デッキポートに動きがあります、船が発進
しようとしているらしい」と、オドー。
「第5デッキポート、ジャヒールの船だ、彼を
|
失われた母星
/ST/StarTrek2009/
失われた母星
━━━スタートレック 第一話
ロベルトオルシー、アレックスクルツマン
プロローグ
USSケルヴィンは、恒星の近くを航行中、宇宙嵐に遭遇した。
「ケルヴィン、こちら、艦隊基地」と、無線。
「艦隊基地、データを送ったが、受信したか?」と、ケルヴィンの通信
仕官。
「ケルヴィン、この数値は、見直した?」
「重力センサーが、異常な数値を示しています。稲妻を伴う、嵐が━━」
「でも、こんな数値は、ありえないわ」
「ええ、分かっています。だから、送ったんだ」
「報告!」と、船長。ブリッジに入ってきた。
2
1
「まだ、視界の外そとです」
「20秒、待ってください!」
「ロバウ船長、気をつけてください!宇宙艦隊が、注意して進め、と」
「スクリーン、オン!」と、ロバウ。船長席に、座った。
「クリンゴンか?」と、艦隊基地。
「姿を、とらえました」と、技術仕官。
|
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
/FB2/Reconciliation/
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
夜の外は、静かで、星がまたたいていた。けれど、室内は、殺気だっ
ていた。男と女が、数フィート離れて立ち、お互いを憎しみに満ちた目
で、にらみつけていた。
男のこぶしは、固く握られ、いまにもパンチを繰り出しそうであった。
女の指は、広げられ、かぎつめのようにカーブさせていた。しかし、ふ
たりとも、腕は、脇から離さなかった。ふたりとも、良識ある市民であ
った。
2
1
1
「キライよ」と、女。声が低くなった。「アンタのすべてがキライよ」
「キサマの方こそ。キサマの贅沢のために、さんざんしぼり取られたあ
げく、こっちには、もう、キサマのエゴのために、バカなものを買わさ
れるカネさえ残ってないんだ」
「それは、ウソよ。アンタだって、それがウソだってわかって
|
小さな子羊よ
/FB/TheLittleLamb/
月明かりの夜で、明るく澄んでいた。街頭の明かりは点々と、丘の曲
線は、黄の大きい月に、青に黒を重ねて、続いていた。ここを描かくべき
気がしたが、月はだめだ。誰でも画えに月を入れたとたん、それは、こっ
けいで、こぎれいな画えになってしまう。ヴァンゴッホは星空の画えに月を
入れたが、これは、こぎれいどころか、驚嘆 きょうたんする画えだった。ただ、彼は
これを描かいたとき、正気ではなかった。正気な人間は、なかなか、ヴァ
ンゴッホのようには描かけない。
パレットを洗っていなかったので、もう少し、画えを続けようとした。
二日ふつか前にはじめた画えだった。緑をパレットで混ぜはじめたが、思う色が
作れなかった。やはり、昼間の光を待たなくてならないことを、痛感さ
せられた。夜は、自然の光がないところでも、下書きや仕上げはできる。
しかし、色を作るとなると、昼間の光を待たなくてはならない。汚れた
パレットを水洗いして、朝になったら、新しくやり直すことにした。刷は
毛けも洗った。9時に
|
まだ終わりじゃない
/FB3/NotYet/
目標物を捕らえたことを意味した。カーは、右の上肢を
伸ばしてスタビライザースイッチに触れた。それから、立ち上がり凝っ
た筋肉を伸ばした。
カーは顔を、キューブにいる自分と同じ生物の仲間に向けた。
「われわれは最初の目的地に着いた」と、カー。「スターZ5689だ。
ここには9つの惑星があるが、3番目の惑星だけハビタブルゾーンにあ
る。ここで、サンダーの奴隷にふさわしい生物がいればいいのだが」
ラル16Bは、旅の間まったく動かずに座っていたが、立ち上がり、
カーと同じように伸びをした。
「そう望むよ」と、ラル。「帰ったときに奴隷を連れ帰った功績に勲章
がもらえる。しかしそういう期待はしない方がいい。最初に立ち寄った
ところでうまくいったら、奇跡だ。おそらく千の太陽系は見て回ること
になるだろう」
「そうだな、千の太陽系を見て回ろう」と、カー。肩をすくめた。「今
の奴隷のルナックスは、絶滅寸前だ。奴隷が必要だ。奴隷がいなければ
鉱山は閉鎖され、われわれの種族は死に絶えて
|
ファイナルアンサー
/FB2/Answer/
彼に向けられ、彼の動きはそのまま、12画面で
全宇宙に立体中継されていた。
デュワーイブは、まっすぐに立ったまま、デュワーレインにうなづく
と、スイッチのある場所まで移動した。そのスイッチが押されると、連
結が完了することになる。ただちにすべての、960億の惑星にある、
巨大コンピュータのすべてを、この1つのサイバネティックマシンに、
1つの人工知能に直結する。全銀河の全知識が、1つに統合されること
になる。
2
1
1
デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく
の沈黙ののち、彼は、言った。
「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」
デュワーイブは、スイッチを入れた。大きなハム音が響いて、960
億の惑星から情報が押し寄せてきた。数マイルにおよぶパネルが点滅し、
やがて、静まった。
デュワーイブは、1歩下がり、深く息をした。
「最初の質問をする
|
サアルバの国
/FB1/DeathOnTheMountain/
きのうがそうだったのは、おとといもそうだったからで、そんなふうに、
4
3
物事は、けっして変化しないのだ、と答えた。
夜に、彼は、星や谷の光を見た。谷の光は、消灯時刻になると消えた
が、星は、消えなかった。星は、あまりに遠くにあるので、消灯時刻の
ベルが聞こえなかったのだ。
明るい星があった。3日目の夜には、山の雪の積もった頂の いただきすぐ上ま
で降りてきたので、彼は山頂までのぼり、星に話しかけた。星は、答え
なかった。
彼は、星で時を数え、星の進行で3日ごとに時を数えた。3日が1週
間であった。谷の人々にとっては、7日が1週間であった。谷の人々は、
サアルバの国を夢で見たことはなかった。サアルバの国では、水が上へ
流れ、木の葉は、明るい青の炎で燃え、燃えても、燃え尽きることはな
く、3日が1週間であるという。
6
5
|
ケンタウロス
/FB1/HorseRace/
時速14光年で、自動航行中であった。ベルがなって、コ
ンピュータに、起こされた。すぐに、スクリーンにむかい、スイッチを
入れると、連邦の所長特別補佐のダウネンブランドの顔が映った。
「Kー1356、さっそく、仕事です」と、スクリーンのブランド。
「今、通過中の星雲にある、ノヴァという恒星をご存知ですか?」
2
1
「ええ」と、ロバーツ。すぐに、返答した。この距離での通信は、今の
ような、超光速通信では、かなりの電力ロスにつながるので、できるだ
け、早く、会話を切り上げたかった。
「では、その惑星については?」
「そこに行ったことはありません。知ってるのは、2つの居住可能な惑
星があるということだけです」
「そのとおりです。内側の惑星には、われわれとさほど変わらない、人
族が住んでいます。外側の惑星には、外見上は、地球の馬と似た民族が
住んでいます。ただし、彼らには、3
|
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
プロローグ
ハッピーにも、オレは、スロットマシンから最後のコインを取り出し
て、数えていた。その間、ママは、小さな赤いノートに、オレがそう呼
んでいるノートに、数字を書き込んでいた。なかなか、いい数字だった。
そう、オレたちは、シリウス星系の惑星、ソラとフリーダで、とくに、
フリーダで、いいゲームができた。2つの惑星にある、地球の小さな植
民地の人々は、なんであれ、娯楽に死ぬほど飢えていた。そして、金に
は、なんの執着も持ってなかった。
2
1
1
彼らは、オレたちのテントの前に、1列に並び、そして、スロットマ
シンに、コインを入れてくれた。それで、この旅の経費がかなり高くて
も、まずまずは、稼げた。
そう、彼らは、ママが書き込む数字程度には、楽しく遊んだ。もちろ
ん、そのうち、ママは、計算を間違えて、お手上げになるが、エレンが、
ママが間違えたと
|
“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
「正直言って、決めかねている」
「コーマの一員だぞ。ベイジョーとて、あんなテロリストの保護はしな
いだろう。その男は我々カーデシアの同朋に憎むべき罪を犯したのだ。
重ねて要求する、即刻、身柄を引き渡せ!」
「事実を至急、確認しよう。その前に、なぜベイジョーの領域を犯し、
我々、惑星連邦の施設を脅かしたのだ、納得がゆくよう、説明してもら
おう」
「脅かすようなまねなど、した覚えはないぞ」
「ならば、いいだろう、交信を終える」
「少佐と医療室に行ってくる。ターナと話を聞くのが先決だろう」と、
シスコ中佐は、オブライエンに言った。
「カーデシアが押しかけたら、着陸許可をたてに、しばらく外で待たせ
ておけ」
「わかりました」と、オブライエン。
「まさか、本気でターナをやつらに突き出す気ではないですよね」と、
キラ少佐。
ふたりは、ターボリフトで医療室に向かった。
「君もコーマにいたのか?」と、シスコ中佐。
「テロ組織にいた人間が、政府の仕事なんかしていると思いますか?」
|
アンラッキー
/FB1/Unfortunately/
アンラッキー
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
ラルフNCー5は、監視スクリーンのアルクトゥルス第4惑星を見て、
安堵あんどのためいきをついた。コンピュータが、そう、教えてくれたのだ。
アルクトゥルス第4惑星は、ここでは、唯一の、人が住んでいる、居住
可能な惑星で、となりの太陽系まで、数光年離れていた。
彼は、食料を必要としていた。燃料や水は、じゅうぶんだったが、冥めい
王おう星の兵站へいたん部は、彼の偵察艇に物資を補充する際、食料を補充しわすれ
た。宇宙マニュアルによると、アルクトゥルス第4惑星の原住民は、友
好的だった。頼めば、なんでも与えてくれるという。
2
1
マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦
で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。
「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNC
|
八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
タワー
「東京駅まで!」と、料亭のおかみさんふう女性。
「ここからだったら、新目白通りを抜けてゆくのが断然早いわよ!」
「いいわ、私が教えてあげる!そこの高戸橋を右に曲がって新目白通り
に入ってくれる?」
「高速道路に沿って、飯田橋を抜けて」
「皇居に出たら、お堀ぞいに行くと」
「ほら、東京タワーが一番よく見える場所に出るから」
「ここで左折すれば、正面が東京駅よ!」
「あら、今夜のタワーは、ずいぶんブルーなかんじだこと!」
2
1
想おもふ雲
「それって、なんなの?」と、女の子。
「どれ?これなら、安全の全の字よ」と、お母さん。
「金の字かと思った!」
「あら、金の字も忘れてしまったの?最近、覚えたばかりじゃない?」
「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」
4
3
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囚人のピアノ
/TZ/TheConvictsPiano/
囚人のピアノ
パトリスメシーナ、ジェームスクロッカー
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
刑務所の屋上。休憩時間。
リックは、目をつぶって、頭の中で、軽快なジャズピアノを演奏して
いた。台の上に置いた、両手の指が動いていた。不思議に思った、フレ
ッドが、横に座って、動く指を見ていた。
フットボールをしていたサムが、ボールを追って、ふたりにぶつかっ
てきた。サムは、追ってきたもうひとりに、タックルされた。
「ふざけるな!」と、サム。相手を突き飛ばしてから、ナイフを出した。
「来い!」
それを見て、リックが、サム
|
空想せよ
/FB1/Imagine/
空想せよ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
空想せよ。
さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。
空想せよ。
いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。
ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。
天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。
空想するのは、かんたんだ。
何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。
2
1
空想せよ。
宇宙船や未来を。
空想するのは、かんたんだ。
未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。
それでは、空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか?
もちろん、ある。
空想せよ。
ひとつぶの物質を。
そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、
それゆえ、自分が存在することがわかり、
自分が入っている、ひとつ
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屋根の上の少女
/TZ/IfSheDies/
屋根の上の少女
デービットバネットカレン、ジョンハンコック
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。
「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
朝。閑静な住宅街。
「パパ、急いで!」
キッチンで、キャシーが、フレンチトーストを作っていた。キャシー
は、今年から、小学校に通っていた。
「今、行くよ!」と、ポール。
「パパ、早く来て!」
「分かってる、行くってば!」
やっと、ポールがキッチンに出てきた。スーツを着ていた、
「なぜ、そんなに急いでいるんだ?」
「学校に遅刻する」キャシーは、できたてのトーストを、お皿に盛り付
けた。
「大丈夫さ。服装チェックしてく
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報復戦隊
/FB3/Fleet/
報復戦隊
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
侵略者は、はるかかなたの暗黒の宇宙からやってきた。
金星に向かうと、それを破壊した。250万の地球からの移住者は、
ひとり残らず数分で命を落とした。2つの衛星、フローラとファウナに
いた人々も同じ運命をたどった。
侵略者の武器は強力で、急襲された金星の大気は燃焼して蒸発した。
無防備で、予想もしない攻撃だったので、金星は1発の反撃もせずに壊かい
滅めつした。
侵略者は、つぎに太陽からもうひとつ外側の惑星、地球へ向かった。
2
1
1
こんどは状況が違った。地球では迎撃体制が整っていた。もちろん侵
略者が太陽系に到着した数分のうちに準備したのではなく、そのとき地
球は、2820年、火星植民地と戦闘状態にあった。火星は地球の半分
まで人口増加が進み、独立戦争を始めた。金星が侵略
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夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
「買うのかい、買わないのかい?」新聞スタンドの売り子のノーグは、
ベレー帽をかぶった威勢のいい若者だった。
「ああ、おれならそんな雑誌買わないな。宇宙船に、空飛ぶ円盤に、火
星人!」
「火星人のどこが悪い?」と、ベニー。
「別に。でも、全部がうそっぱちだろ?おれは戦争ものが好きだね。
『ここより永とわ遠に』を見たかい?バートランカスターが真珠湾のまんな
かに立っているとだな、マシンガンが唸うなる、あああああ、零戦から撃っ
てくるんだ。それが、空飛ぶ円盤じゃ、しまんないだろ?で、買うの、
買わないの?」
ベニーは背広のポケットから小銭を出して雑誌を買った。
「ベニー!」と、背広姿ののチーフオブライエン、ここでは、アルバー
トライアン。
「やあ、アルバート」
「あんたも、編集部に、行くのか?そうなのかなあ、と思って」
「ああ、いっしょに行こう」
「そうだな、ああ、うう、ああ、ありがとう」パイプをくわえたアルバ
ートに、ベニーはマッチを渡した。
「へへ」
1
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ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
ある道具が、宇宙空間で知られてることより、多くの
情報をもたらしてくれるんだ。きみがもたらす情報は、きみがちゃんと
生存しているかどうかもそうだし、ショック吸収器具や翼がつばさ、地球のよ
うな大気でも、十分役立つかどうかということも。分かるかい?
あとで、ロケットを、大気のある火星へ送ったときに、ショック吸収
器具や翼につばさ必要なサイズを、計算するためのデータを、もたらしてくれ
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るんだ。いずれにせよ、ミットキー、きみが戻れなかった場合でも、有
名になれるよ。地球の成層圏を越えて、宇宙へ出た、最初の生物として
ね。
ミットキー、きみは、スターマウスになるんだ。ちょっと、悔くやしいね。
もしも、わしが、きみくらいのサイズなら、わしも行くのに!」
今日が、出発の日だった。
「グッバイ、ミットキーマウス」と、オッペルバーガー。ロケットの個
室のドア越しに。
暗闇。静寂
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パペットショー
/FB2/PuppetShow/
そして、体重をロバの背中においた手にもたれて、少しのあいだ、立っ
ていたが、すぐに、砂の上に座った。
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「なんて、重力の強い星なんだ」と、ガース。「長いこと、立ってられ
ない」
「ロバに水を、もらえんかの?」と、採掘工のような老人は、ケイシー
に頼んだ。「今まで、かなり、のどが渇いてるに違いない。水の袋を置
いてきてしまって、そうしないと、他のものを運べんかったのでな」老
人は、親指を、赤と青のホラーに向けた。
ケイシーは、このとき、ホラーそのもの、恐怖だと悟った。遠くから
は、色の組み合わせは、とっぴに見えた。近くでは━━━。肌は、生で、
外側に静脈が出ているように見えた。ぬれていなかったが、湿ってみえ
て、肌がはがされて、ひっくり返されているように見えた。あるいは、
単に、はがされたように。ケイシーは、今まで、そのようなものを見た
ことがなかった。今後、2度と、その
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ねずみ
/FB1/Mouse/
フゥーッと言ってから、しずかに、背中や首の後ろの毛を、ピ
ンと逆立さかだて、太さ2インチになった、しっぽを、ピンと上にのばした。
ビルは、彼女から、手を離した。そのような状態になったら、ネコか
らは、離れた方が懸命だからだ。
「ビューティ、静かに!だいじょうぶ。地球を征服するために火星から
来た、ただの宇宙船だよ。ねずみじゃないよ」
彼は、最初の点では、ある意味、正しかった。しかし、第2の点では、
ある意味、間違っていた。しかし、そんなふうに、物事の先取りは、し
ないことにしよう。
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排気管かなにかからの最初の閃光のあと、宇宙船は、12インチ下が
って、草地の上に留まった。まったく、動かなかった。今、一方の端はしか
ら、黒く焦こげた地面の、扇形のエリアが広がっていて、30フィートに
及んでいた。
そのあとは、なにも起こらず、四方八方から人々が、集まり始めた
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アンドロメダⅡの来訪者
/FB/AllGoodBems/
アンドロメダⅡの来訪者
原作:フレドリックブラウン
ドロシーコットン
プロローグ
アンドロメダⅡから飛来した宇宙船は、木星の強い磁場でねじられた
あとスピンしてから、地球に落下してきた。操縦席の5本足のアンドロ
メディアンは、2つの頭のひとつを、別の席にいる4人のアンドロメデ
ィアンに向けて言った。
「かなり、荒っぽいランディングになるぞ!」
まさに、そうなった。
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1
エルモスコットは、タイプライターのタブキーを押して、キャリッジ
が横切るジーという音とベル音に耳を澄ませた。実にいい音で、もう一
回やった。しかし、タイプライターに挟はさまれた紙には、なにも書かれて
いなかった。
電子タバコを一本出して、みつめた。電子タバコでなく、紙をみつめ
た。紙には、まだ、ひとことも書かれていなかった。
絨毯のじゅうたん上には、黒と茶のぶち
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ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
あなたは、すでに、ノヴァリスト!
サンプルあり(
1
2
3
) presented by bilyzkid
◆◇◆◇◆◇
or
and
(全角のみです)
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
ブラザーサンシスタームーン ある日どこかで オールウェイズ
SFミステリー
ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 試用版
ご使用方法
小説コマンドの説明
画像コマンドの説明
詩的コマンドの説明
FAQ
バージョン履歴
タイトル
novファイル(15KBまで)
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ページ
表示
印刷用
001.nov
タイトル
novファイル(15KBまで)
変換
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印刷用
002.nov
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地球人は出ていけ
/FB1/KeepOut/
最初は、アダプティンと呼ばれてい
たのが、ダプティンと、略されて呼ばれるようになった。それは、ぼく
たちを、適応させてくれるのだ。
10才の時に、みんなに説明された。彼らは、ぼくたちが10才にな
らなければ、理解できないと思っていたようだが、みんなは、すでに、
多くを知っていた。火星に着陸すると、すぐに、話してくれた。
「きみたちの故郷だよ、生徒諸君」と、主任の先生。ぼくたちのために
建設してくれた、プラスチック製のドームに入ってから、講義が始まっ
た。この夜の、特別講義は、とても重要なもので、全員、出席するよう
に言われていた。
その夜、先生は、ぼくたちに、なぜなのかやなんのためにも含めた、
すべてを、話してくれた。先生は、ぼくたちの前に立っていた。もちろ
ん、寒さを遮断する宇宙服を着て、ヘルメットをかぶっていた。ドーム
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の気温は、ぼくたちにとって、適温だったが
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歩兵
/FB1/Sentry/
歩兵
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか
も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。
奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、
動くのも、困難だった。
1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、
流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ
が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という
足は、すべて、血で染められた。
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このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな
かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖
なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ
れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、考
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オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
近づくと、ワームホールがひらき、シャトルは、そ
のまま吸い込まれるように、ワームホールの中へ入って行った。
「コンピュータ、方位410、マーク32」と、オブライエン。
「設定しました」と、コンピュータ。
「ワープを、最大出力にせよ!」
「ピュルピュル、ピッ」と、コンピュータ。
「パラダ星系までは?」
「1時間14分です」
「新しくファイルを作成しろ!オブライエン、個人日誌、宇宙暦475
81・2」
オブライエンは、パイロット席で、話し続けた。
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「過去、52時間に起こったことを、整理しておこう。誰がこの記録を
聞くのか━━━いや、そのときまで、自分が生きているかどうかも、分
からない」
オブライエンは、立ち上がり、声を出しながら、考えた。
「彼らは、ぼくを、追おってくるだろう。ぼくが、パラダ星系に行って、
警告するのを、彼らは、許すまい」
そして、デュブリケー
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探検隊
/FB3/Expedition/
探検隊
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
「第1次火星探検隊は」と、歴史の教授。「ひとり乗りの偵察艇による
初期探査のあと、永続的な植民地を建設するために火星に送られる予定
だったが、多くの問題があった。もっとも困ったことのひとつは、探検
隊の30人の男女の構成比をどうするかだった」
「これには、3つの学派があった」
「1番目は、宇宙船は15人の男と15人の女にすべきというものだっ
た。これなら誰もが、自分の相手を見つけてからすぐに植民地生活を始
められるだろう」
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「2番目は、宇宙船は25人の男と5人の女にすべきというもので、全
員が一夫一婦制を放棄するサインが必要だった」
「3番目は、探検隊は30人の男からなるべきというもので、男だけな
らより仕事に集中できるという考えによる。第2次火星探検隊は、その
1年後に予定されてい
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ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
ボディスナッチャー
原作:ジャックフィニー
W.D.リヒター、フィリップカウフマン
プロローグ
別の太陽系。大きなガス惑星をまわる、衛星。
ガス惑星の熱で、宇宙生命体が活動を始めた。胞子状の半透明の無数
の種子を、宇宙空間に散布した。種子は、宇宙空間を漂い、銀河を抜け
て、地球に漂って、地面に降り立った。
2
1
1
シスコのゴールデンブリッジの近くの公園。雨が降っていた。
植物の葉の上に着床した胞子は、放射状に葉根をのばして、小さなつ
ぼみを形成して、赤い可憐な花を咲かせた。
同じ木々の葉の上に、いくつも咲いた赤い花のひとつを、リサが手に
とった。
「お花が咲いてるわ」と、保育士の女性。子どもたちを、散歩させてい
た。リサを、振り返って見ていた。「きれいね」子どもたちも、花を摘
んだ。「そちらにも、あるわ」ブランコには、牧師が乗
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ナスティ
/FB3/Nasty/
膨大な蔵書
の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ
れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに
か、失うものがあっただろうか?
かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発
見した。書かれているとおりに、5頂点の星型を描き、秘密のマークを
コピーして、ろうそくに火をともした。そして、呪文を大声で唱となえた。
1筋の閃光のあと、煙が舞った。そして、悪魔。悪魔を、あなたが好
きにはなれないことは保証するが、どんな姿か述べるのはやめておこう。
「きみの名前は?」と、ビュレガード。声を一定にしようとしたが、す
こし震えていた。
悪魔は、叫び声と口笛の中間のような声を出した。大きなバイオリン
を、のこぎりで弾いたときに出る倍音を伴っていた。
「そうだね、おまえには、発音することができないよ。おまえたちのゆ
るい言語では、翻訳すると、ナスティかな。ナスティって、呼んでくれ
たまえ!おまえのほしいものは、ふつう
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眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
と、オブライエン。
「エムポックノールか?」
「ディーエスナインと同じ構造で、一年前に閉鎖されました。しかしプ
ラズママニフォールドシステムはまだ使えるかもしれません」
「付近でのドミニオンの活動はどうだ?」
「ここ数か月はありません。戦略的には価値のない星域ですから」
「しかし、ひとつ問題があります」と、オドー。
「カーデシア人が基地から撤退するときは、侵入者撃退対策として、わ
なを仕掛けていくのが普通なんです。そのわなを解除するには、カーデ
シア人でないと」
「では、カーデシア人を連れていけばいいわけだ」と、シスコ大佐。
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7
◇
チーフオブライエンは、エアロックでガラックに訊きいた。
「司令官はなんて言って、きみを説得したんだ?」
「志願したとは思わない?」と、ガラック。
「へへ、脅されたんだろ」と、オブライエン。
「違いますよ、ワイロをつかまされたんです。私の
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