原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
presented by bilyzkid
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 2.40 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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◆◇◆更新ニュース◇◆◇
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一.
ゲストがひとりで使える専用サイト
をリリースしました。
ゲスト専用非公開サイト自動作成
(使える文字は半角の英数字と_のみ、6〜15文字)
上の入力欄にIDを指定し、自分用のゲストルームを作成。
公開しない(リンクを張られない)限り、他人は入れません。
(Google等あらゆる検索から守られます)
ゲストルームは、1人1ルームまででお願いします。
(複数作る場合は、同一IDにしてください)
9タイトル、ゲスト制限あり(nov:15KB、画像:120KBまで)
1タイトルあれば、15KB制限でも、novを分けて、開始
ページを%pag 20とずらすことで、いくらでも書けます。
URLを、ID_10桁番号の形で作成後、ゲストルームへ入り
ます。そのURLは、メモ帳かお気に入り登録にのみ記し、
他から一切リンクを張らないでください。(1か所でも
リンクを張ると、検索ロボットに無数に侵入されて、
公開しているのと同じことになります)
一)
試用版 ゲストルーム
は、プロトタイプとして保存。
二.
サイト 内 検索
をリリースしました。
三.
郵便番号検索
をリリースしました。
四.
世界の国旗
に暗記用シャッフル機能および新国旗追加。
五.
和暦⇔西暦・早見表
に十二支(し)アニマルズ参加。
六.
ネット広告
を
すべて廃止しました(弊社のものは除く)。
左
中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他
右

七.
宝くじMission
に、「全表示」選択で、回別表示を追加し、
さらに、all_historyをn2_〜n8_hist選択可能にしました。
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[星 銀河 or検索] ヒット 54 件です。
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星雲を越えて
/ST/StarTrek2016/
以上!」
マッコイは、医療室で聞いていた。制服は、青。
「数値を見ると」と、チェコフ。「星雲の濃度は、減少してきました」
エンタープライズが、多くの岩石を抜けて飛ぶと、白の惑星が見えた。
「わたしの船が」と、異性人の女性船長。服は、ヨークタウンのブルー
系で、クラシカルな海軍将校の制服に着替えていた。「不時着した、ア
ルタミド星です」
惑星に近づくと、地平線上に、太陽が輝いていた。
「アルタミドに接近」と、スポック。パネルを操作していた。「Mクラ
スの惑星です。地殻ちかく活動は活発ですが、地表の生命活動に、影響はなし」
32
31
「接近警報です!」と、チェコフ。「正体不明の船が、向かってきます」
「ウラ、呼びかけろ!」と、カーク。
「はい、船長!」と、ウラ。パネルを操作した。「応答なし。なにか信
号を出しています」
エンタープライズに向かって、巨大な船が数隻、飛行して来た。
「妨害信
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ザ・オフィス
/FB5/TheOffice/
そんなふうに、時は過ぎて、秋が来た。なにも起こらなかった。重要
なことは、まだ、起こりそうになかった。
しかし、オレとあんたで、彼らを、振り返って見てみよう。オレがい
っしょに働いていたやつらを、もう一度、今度は、オフィスから離れて、
遠くから、どんなふうに彼らが、生きていたか見てみよう、。だれから?
ウィロービィ氏がいい。オレが一番好きなやつから。
2
10月の夕暮れが濃くなり、空を雲が横切った。陽の光は消え、星も
月も見えなかった。大きな雲が、空をおおった。もちろん、あんたには、
夜、雲を見ることができない。月が横切って、照らしてくれるのでない
限り。夜の立体の雲は、空の見える部分が一部、欠落しているに過ぎな
い。視覚的にネガティブで、干渉によってしかその存在を知ることがで
きない。しかし、雲は、そこにある。大気は、だんだん湿気を帯びて、
小さなそよ風が吹いていても、完全な静寂に飲み込まれる。
雲は、水滴を落とし始めた。最初はゆっくり、霧雨きりさめになり、だんだん
速度を増して、雨は、冷たい強風を伴った。大粒の雨粒が、斜めに落ち
て、セメントの舗道やアスファルトの道路に、水しぶきを上げた。
1時間後、8時少し過ぎに、雨は、突然、止やんだ。まるで、だれかが
128
127
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八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
タワー
「東京駅まで!」と、料亭のおかみさんふう女性。
「ここからだったら、新目白通りを抜けてゆくのが断然早いわよ!」
「いいわ、私が教えてあげる!そこの高戸橋を右に曲がって新目白通り
に入ってくれる?」
「高速道路に沿って、飯田橋を抜けて」
「皇居に出たら、お堀ぞいに行くと」
「ほら、東京タワーが一番よく見える場所に出るから」
「ここで左折すれば、正面が東京駅よ!」
「あら、今夜のタワーは、ずいぶんブルーなかんじだこと!」
2
1
想おもふ雲
「それって、なんなの?」と、女の子。
「どれ?これなら、安全の全の字よ」と、お母さん。
「金の字かと思った!」
「あら、金の字も忘れてしまったの?最近、覚えたばかりじゃない?」
「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」
4
3
|
地球人は出ていけ
/FB1/KeepOut/
1
人類が火星に最初に降り立ったのは、2049年だった。火星は、知
的生命体の居住に適していなかった。植物は、広く繁殖し、わずかな種
類の、羽のない昆虫が生息していた。先生が、知的生命体の居住に適さ
ないと言ったのは、地球人の基準に照らしてだった。地球人は、火星で
は、プラスチック製のドームの中でしか、生存できなかった。外出時に
は、宇宙服が必要だった。夏の時期の昼間を除いて、気温は寒すぎた。
大気は、呼吸するには薄すぎ、日光に長く照らされると、大気が薄い分、
地球より紫外線が多く、死に至る危険があった。火星の植物は、地球人
には化学的に適さず、食料にできなかった。地球人の食料は、すべて地
球から運ぶか、水栽培用タンクで育てるしかなかった。
◇
50年間、地球人は、なんども、火星を植民地化しようとしたが、す
べての試みは失敗した。ぼくたちのために建設したこのドームだけが、
唯一の前哨基ぜんしょう地であった。もうひとつのプラスチック製のドームは、ず
っと小さく、1マイル離れた場所にあった。
人類は、太陽系では、地球以外の惑星に進出することは、できそうも
6
5
ないようにみえた。というのは、火星さえも居住に適さなかったからだ。
地球人が、火星にさえにも住めないなら、
|
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
船長!」と、ジョニー。きり
6
5
っとした態度で。
オレは、あきらめて、操縦室へ入った。前面の表示板の中央に、ディ
スクがあって、そこは、オーケーだった。ジョニーの計算をチェックす
ることは、あとにした。オレの計算力は、スロットマシンのコインを計
算するところまでだった。それで、ジョニーの計算を信じることにした。
「ジョニー!」オレは、叫んだ。「新しい惑星を、発見したんだ!そう
だろ?」
「はい、船長」と、ジョニー。いつもの、淡々とした声で。
それは、一応、発見ではあったが、たいした発見でもなかった。とい
うのは、シリウス星系は、植民地化されたのは、最近で、直径3千マイ
ル程度の惑星が見つかっても、驚くことではなかった。特に、そのとき
は分からなかったが、その軌道が、極端な楕円の場合は。
操縦室は、ママやエレンが入れるスペースはなかったが、ふたりは、
入り口に立って、のぞいていた。オレは、一方に寄って、表示板のディ
スクを、ふたりが見えるようにしてやった。
「どのくらいで、そこへ行けるの、ジョニー?」と、ママ。
「最短コースで接近すれば、2時間です、フェリー夫人」と、ジョニー。
「そこから、50万マイルのところにいますから」
「そうか」と、オレ。
「コースを変更することに問題な
|
“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
と、ベトール。
「確認のために、もう一度、聞かせてもらいたいのですが、支払いは、
例のベイジョー人の身柄と引き換えでいいんですね?」
「ターナロスとは、4時間後に取引することになっている」と、ベトー
ル。
「そちらの取引は、どんなものですか?」
「おまえには、関係ない」と、ルーサ。
「やはり、カーデシアの代表として、すべてを把握していませんとね。
関係はあるはずです」
「我々から奴に、ギリトリウムを売る予定だ」と、ベトール。
「ベイジョー8号星の衛星で、落ち合う約束になっている」と、ルーサ
は言った。
「そこで奴を引き渡す」
58
57
デュラス姉妹は、店を出て行った。
「ギリトリウムって?」と、ドクターベシア。
「ああ、非常に珍しい水晶元素で、強力なエネルギー源となるものです
が、利用するためには、反物質変換器がいります。ターナロスが、ここ
へ来る前に、カーデシアに追われていたのは、変換器
|
レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
432
431
ロザリーのことが気になっていた。彼女は、バスケットチームのハー
レムグローブトロッターズより素早く動いていた。レッドは独身主義者
というわけではなかったが、ロザリーとゲームをするには、まだ早すぎ
るようだ。彼女には、星条旗の演奏で起立する群集のように、レッドの
首のうしろの髪を逆立たせるなにかがあった。
レッドが1階に降りると、狼の群れを養えるほどのご馳走が待ってい
た。家庭教師は、高齢の召使たちが解雇され始めてから、コックも兼ね
ているらしく、グウェンを連れ戻してくれたレッドに、感謝を込めて、
ターキーのようにたらふく食わせようとしていた。
レッドがふたつ目のサンドイッチをほおばっていると、トッドがダイ
ニングルームに入ってきた。
「よく眠れました?」と、トッド。
「ママの腕の中のベイビーのようにね!ボスはどこ?」
「ダウンタウンのオフィスです。絵画の盗難もすぐに調べる
|
聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
医療室は、散らか
り放題であった。
「ステーション内で、窃盗が横行しているの、ここも荒らされたみたい
ね」と、キラ少佐。
「まさに、理想的な環境だ!これこそ、真の辺境医療だ!」と、ドクタ
ーベシア。
「辺境医療?」
「実は、僕は、志願してここへ来たんですよ」
「あら、そう?」
「楽な仕事や研究には、興味はない。僕は、こういうところで働きたか
った。銀河の果ての辺境の地。冒険とロマンに満ち溢れ、英雄が生まれ
る場所!未知の世界が僕を待っている!この、未開の星や、夢をかき立
てる」
「その未開の星が、私の故郷よ」
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51
「あ、僕は、その」
「カーデシアのおかげで、負傷者が山ほど出ているわ。治療してくれれ
ば、あなたに、心から感謝してくれると思うわよ、なんせ、素朴で単純
な連中だから」
「ひゅー」
◇
シスコ中佐は、研究室で、ダックス中尉に発光体を見せて、言った。
「ベイジョーの僧
|
眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
と、オドー。
「大喜びで助けてくれるだろうな、他に方法はないか?」と、シスコ大
佐。
「今は使われていないカーデシアのステーションから失敬してくるとい
う手があります」と、オブライエン。
「エムポックノールか?」
「ディーエスナインと同じ構造で、一年前に閉鎖されました。しかしプ
ラズママニフォールドシステムはまだ使えるかもしれません」
「付近でのドミニオンの活動はどうだ?」
「ここ数か月はありません。戦略的には価値のない星域ですから」
「しかし、ひとつ問題があります」と、オドー。
「カーデシア人が基地から撤退するときは、侵入者撃退対策として、わ
なを仕掛けていくのが普通なんです。そのわなを解除するには、カーデ
シア人でないと」
「では、カーデシア人を連れていけばいいわけだ」と、シスコ大佐。
8
7
◇
チーフオブライエンは、エアロックでガラックに訊きいた。
「司令官はなんて言って
|
幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
接続したら、彼の体
験すべてを、モニターできるんだ」
「スパイを送りこんだようなものだな」と、別のオペレータ。
「ECHへ」と、ジェインウェイ。コンソールの中で。
「こんな名誉なことは、ありません」と、ドクター。「ですが、正直言
って、当然のことで━━━」コンソールの中の全員が、笑顔で、ドクタ
ーを祝福していた。
これを見て、ヴォイジャー担当のオペレータは、誇らしげに、ため息
をついた。
◇
異星人の宇宙船。コンソールの前には、監督官も立ち会った。
「ご紹介しましょう、ドクターです」と、ヴォイジャー担当のオペレー
タ。「彼は、コンピュータプログラムで、知覚能力のあるホログラムな
んです。そして、ヴォイジャーの医療主任です」
「ヴォイジャー?」と、監督官。
「この船の名前です。まだ、ドクターを、ほんの数時間、観察しただけ
26
25
ですが、センサーでの3日間の調査より、はるかに、
|
ファイナルアンサー
/FB2/Answer/
アランフィールド
プロローグ
デュワーイブは、おごそかに、最後の接続を金で溶接した。12台の
亜空間中継カメラが、彼に向けられ、彼の動きはそのまま、12画面で
全宇宙に立体中継されていた。
デュワーイブは、まっすぐに立ったまま、デュワーレインにうなづく
と、スイッチのある場所まで移動した。そのスイッチが押されると、連
結が完了することになる。ただちにすべての、960億の惑星にある、
巨大コンピュータのすべてを、この1つのサイバネティックマシンに、
1つの人工知能に直結する。全銀河の全知識が、1つに統合されること
になる。
2
1
1
デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく
の沈黙ののち、彼は、言った。
「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」
デュワーイブは、スイッチを入れた。大きなハム音が響いて、960
億の惑星から情報が押し寄せてき
|
白日夢
/FB7/Daymare/
目的のない夢。先祖返り?人々が、
42
41
互いに、相手の喉のどを掻かき切ることばかり考えていた時代、戦争と憎しみ
と覇は権を争っていた時代へ、逆もどり。
それは、太陽議会ミーティングが、居住可能なある惑星で、さらに別
の惑星で開かれる以前の話だった。ミーティングでは、裁定によって秩
序が作られ、のちにユニオンとなった。そして、今、戦争は過去の遺物
となった。太陽系の居住可能な場所、地球、金星、火星、それに、木星
の2つの衛星は、1つの政府の統制下にある。
しかし、古い血の日々に立ち返れば、人々は、昨夜の先祖返りの夢で
彼が感じたような感情を抱くに違いない。地球が恒星間飛行を発見し、
統一されると、火星━━━知力の優れた種族によって、すでに植民地化
されていた、唯一の他の惑星━━━を服従させた。それから、人類が足
跡を付けたどんな場所にも植民地を広げて行った。
それら植民地のあるものは
|
存在のわな
/FB4/Trap/
恒星はもはや渦巻いてなかった。
ほとんど動きのないまま、無限に曲がったカーテンにぶら下がっていた。
ストレンジャは今、動き出し、思考の焦点をシフトさせた。あいまい
10
9
な発散がやって来る恒星に向かって。彼が今、認識する、恒星の第3惑
星に向かって。
それに近づき、惑星を包むガス状のものの外側にいた。ここでふたた
び停止して、当惑しながら、この下にいるであろう驚くべきものを分析
し、理解しようとした。
彼の下にあるのは、何百万、いや、何十億という存在だった。このご
くちっぽけな小さな空間に、彼が通とおってきた空間における以上の数の存
在があった。しかも、この小さな存在は、それぞれが、物質の小さなか
たまりに閉じ込められていた。
◇
どんな宇宙の大変動が、どんな空間ワープで、このような不可能なも
のを作り出せるのだろう?無数の意識空間のひとつから、これらの存在
は、どんな
|
恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
ウイルスのことを持ち出した途端に通話を切られまし
た」
キラは、シャトルの出発の準備をした。
58
57
「少佐、いったいどこへゆくつもりなのか?」と、シスコ大佐。
「ドクターサーマクレインと直接、話をつけに行ってきます」と、キラ。
「少佐、ステーションから出るのはよせ。ベイジョー星にウイルスを持
ち込むわけには」
「そんなこと百も承知していますよ、司令官、絶対、星に降りたりしま
せんから、行かせてください」
「だが」
「許可を願います、司令官、最後の手段です」と、オドー。
「ふう」と、シスコ大佐。
「少佐が戻ってくるまで、持ちこたえられればいいんですが」と、オド
ー。
シスコ大佐は、病室にいるジェイクを見舞った。
「ジェイク、具合はどうだ?顔を見て安心したよ。今はまだ、治療法は
見つからないが、安心していろ、かならず助けてやる。おまえを絶対死
なせたりしない。わかるな、おまえを絶対死なせたりしない」
シスコ大佐は、司令室に戻った。
「これを見てください。第5デッキポートに動きがあります、船が発進
しようとしているらしい」と、オドー。
「第5デッキポート、ジャヒールの船だ、彼を呼び出せ」と、シスコ大
佐。
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59
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帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
76
75
2
エンタープライズのブリッジ。
「チャンネル、オープンです」と、ウラ。
「ピーピーヒャラヒャラ」と、艦内放送が始まる、スピーカー音。
「エンタープライズのクルー諸君」と、カーク。「知ってのとおり、わ
れらの友人であり、前船長、クリストファーパイク提督が、亡くなった。
彼を殺した犯人は、すでに、太陽系を脱出し、クリンゴンの惑星に、隠
れている。われわれは、そこへ向かう」
機関室の仕官たちは、溶接用メガネをはずして、聞いていた。
医療室では、マッコイや看護婦たちが。
「マーカス提督が言ったとおり、今回は、敵に気づかれないことが、重
要だ」
ウォレスは、センサーを手に、シャトル格納庫を歩いて、階段を上っ
た。
「惑星連邦とクリンゴンの緊張が高まっている今、へたな刺激は、全面
戦争を引き起こす」
カークは、科学仕官席のスポックを見た。スポックは、聞いていた。
「到着後、私が、クロノス星の無人地区へと降りるチームの、指揮をと
る。逃亡犯、ジョンハリソンを逮捕する。そして、やつを、地球へ連れ
78
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帰り、裁判を受け
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パペットショー
/FB2/PuppetShow/
チェリーベルの全住民が、集まっていた。お店やガソリンスタン
ドは、見捨てられたように、無人だった。
軍曹は、テープレコーダーで録音をはじめた。「ただいま、テスト中
!」と、軍曹。巻き戻して、再生した。「ただいま、テスト中!」と、
スピーカー。再生音は、大きく、クリアだった。軍曹は、ふたたび、巻
き戻した。「録音の準備できました、大佐」
大佐は、背の高い、地球圏外ヒューマノイドを、見た。ヒューマノイ
ドは、うなづき、大佐は、軍曹に、うなづいた。録音のスタートボタン
が、押された。
「私の名前は、ガースです」と、杖男。ゆっくりと、クリアに。「私は、
あなた方の星図にない、星の惑星から来ました。その星が属する、9万
の星々からなる球状星団は、あなた方の星図にも載のっています。ここか
ら、銀河の中心の方向へ、ほんの、4千光年行ったところにあります。
ただし、私は、その惑星の代表ではなく、銀河連邦の全権大使として、
来ました。銀河連邦は、高度に文明化された星々による、互いのための
連邦です。私の使命は、あなた方を訪問し、あなた方が連邦に、喜んで
参加するかどうかの、返事をもらうことです。
自由に質問してください。ただし、質問のいくつかについては、好ま
24
23
しい答えでない場合、私は、
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ケンタウロス
/FB1/HorseRace/
ただし、彼らには、3対目の足があって、追加の2本の
手として使用できるため、かなり高い文明水準を達成しました。彼らの
正式名称は、地球人には発音しづらいので、単に、馬族と、呼ばれてい
ます。彼らは、この名称の由来が、馬であることを知っていますが、気
にしていません。それほど、神経質な性格ではないのです」
「そうですか」と、ロバーツ。ブランドも、うなづいた。
「どちらの惑星も、超光速ではないものの、宇宙飛行は可能な水準に達
しています。ふたつの惑星の間には━━━宇宙ガイドで、名前か座標で
調べれば、すぐ、わかるように━━━小惑星帯があります。太陽系にあ
るものと似ていますが、ずっと、大規模です。ふたつの惑星の公転軌道
の中間に、かつてあった、巨大惑星が崩壊した残骸ざんがいです。
ふたつの惑星には、鉱物資源がそれほど多くはありませんが、小惑星
4
3
帯には、豊富な鉱物資源があるため、両惑星の
|
ドーム
/FB7/TheDome/
説明し、謝罪し、戦争は回避された。まさにす
ぐに。アメリカ空軍はすでに出撃していたが、すべて呼び戻された」
ブラドンは、かすれた声で言った。「それで、戦争は?」
「もちろん、なかった。戦争は、今では過去の遺物さ。銀河ユニオンの
おかげで。宣戦布告する、国家どうしの政府さえ、もうなくなった。戦
争はありえない。オレたちの技術は、ユニオンのおかげで、途方もなく
進歩している。オレたちは、火星と金星を植民地にした。そこはすでに
居住不可能な星ではない。ユニオンがそこをオレたちに割り当ててくれ
て、多くが移住している。しかし、火星や金星は、ただの郊外さ。オレ
たちは別の恒星へ旅している。オレたちは、さらに━━━」彼は、ひと
息ついた。
ブラドンは、カウンターの端はしを、強くつかんでいた。彼は、すべて失
30
29
った。30年間ひとりで、今、彼は年寄りだった。彼は尋ねた。「さら
に、なんだね?」彼
|
オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
オブライエンは、なにかに気づいた。
「待てよ、じゃ、もしかしてそうなのか?まさか、オレは、どこか、悪
いんですか?だから、みんなが、あんな態度で━━━」
「大丈夫だよ、チーフ!」と、ドクターベシア。
「検査結果は、すべて、正常。もう、帰っていいよ」
「ふぅー」
オブライエンは、医務室を出て行った。
ドクターベシアは、パッドを見ながら、不思議そうな表情になった。
◇
ステーションのプロムナード。
ベイジョーの人々や、異星人が行きかっていた。
オブライエンが歩いていると、ジェイクに、呼び止められた。
「あ、チーフ!」と、ジェイク。
28
27
「やぁ、ジェイク」と、オブライエン。
「お願いがあるんです!」
「どんな、ことだい?」
「課題で、亜空間トランシーバーを作っているんですけど、どうやった
ら、エミッタークリスタルが動くのか、分からないんです」
「ああ、亜空間トランシーバー
|
オレとフラップジャックとマルスd星人
/FB4/Flapjack/
オレたちが直面している問題を解決するアドバイスをもらいたい。マル
24
23
スd星は死にかけている。水も、空気も、鉱物資源も、すべてが実際、
枯渇している。恒星間移動の技術があれば、銀河系の別の占領されてい
ない惑星を捜しただろう。しかし不運にも、それがない。オレたちの宇
宙船はせいぜい太陽系の別の惑星に行けるだけだ。恒星間移動を可能す
るような、まったく新しい技術を発見したい。オレたちはまだ、その糸
口さえ見つけてない。
太陽系では、あんたがたの惑星が━━━マルスd星を除けば━━━唯
一、マルスd星人が住める惑星だ。水星はあまりに暑く、金星は陸地が
なく、大気は有毒だ。木星の重力は、強すぎて押しつぶされる。木星の
月はすべて、あんたがたの月と同様、大気がない。木星より外側の惑星
は、どれも寒すぎて不可能だ。
それでオレたちは、必要性に迫られた。生き延びたいなら、地球に移
住するという
|
探検隊
/FB3/Expedition/
宇宙船は25人の男と5人の女にすべきというもので、全
員が一夫一婦制を放棄するサインが必要だった」
「3番目は、探検隊は30人の男からなるべきというもので、男だけな
らより仕事に集中できるという考えによる。第2次火星探検隊は、その
1年後に予定されていて、今度はすべて女とすれば、男は1年くらいの
独身生活には耐えられるし、もともと宇宙訓練校は、男子校と女子校に
厳密に分けられていた」
1
「火星植民地計画の長官は、この問題をもっとも単純に解決した」
「なんです、アンブローズ君」と教授。
「先生、それはマクソン船長の火星探検隊でしょうか?」と、手を挙あげ
た生徒。「船長は、鉄腕マクソンと呼ばれています。なぜそう呼ばれて
るんですか?」
「そこはこれから述べます。火星探検隊のことは、低学年でも聞いてい
るはずですが、詳しくは聞いてないでしょう。あなたたちは、もう聞い
てもいい年齢になっています」
「火星植民地計画の長官は、2つの宇宙訓練校の卒業生から、男女に関
係なく、くじで決めると宣言して、論争に終止符を打った。男子校
|
終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
船長は、かかとを踏み鳴らし、最敬礼して、言った。
「さらばじゃ、ナンバーワン」
「さらば」と、彼。あきあきしたように。
1
ミスタースミスは、上空から見れば、まぶしいほどの白い砂浜の上の
黒い点だったが、救命艇が、青のなかへ、ついには、ベヌースb星の上
空のもやのなかに消えてゆくのを見ていた。その永遠のもやは、彼の失
敗やつらいひとり暮らしをあざ笑うために、いつも、そこにあった。
もつれた日々がゆっくり過ぎてゆき、ベヌースb星の太陽は、にぶく
輝き、マリギーは、夜明け前から、1日じゅう、日暮れまで鳴きさけび、
時には、林のなかから、サルのような、6本足のヒヒが現われて、彼に
向かって、キャッキャッとないた。雨がきて、そして、過ぎていった。
10
9
夜には、遠くでドラムの音がした。軍隊の行進のようでもなく、野蛮
で残忍な響きもなく、ただの、ドラムだった。規則正しいリズムで、
|
夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
ロイ、まだか?」
「みんな、今日も待たせたな、企画のイメージ画は出来上がったよ」ク
リンゴン人のマートク、ここではロイは、書き上げたばかりの画集を見
せた。ロイは、葉巻をくわえてサンバイザーをかぶっていた。
「最初のは、私がタイトルを付けた、『私も連れて行って』だ。誰が書
く?」編集長のパブストが切り出した。
それは、宇宙服を来たふたりの異星人の前に少女がたたずんでいる絵
だった。
「ううん、どう、ジュリアス?」と、ケイシーが振り返って訊きくとジュ
リアスが答えた。
「僕たちでいいよ」
「ああ、そうだろうな、陳腐ちんぷな話が目に浮かぶよ、寂しがり屋の女の子
が宇宙人と友達になり、笑顔が戻る」と、ハーバート。
「ああん?」
「だから、本よりテレビが売れるんだよ、次は?」と、ハーバート。
「パブストの旦那のお気に入り、『アンドロス星のハネムーン』」ロイ
の次の絵は、アンドロス星の奇怪な姿の怪獣の前にグラマ―な女性の画え。
「すごく、ありきたり」と、ケイシー。
「ダマークラウト食いすぎて気持ちが悪くなった晩に書いたんだよ」
「理由がなんであろうと、ゴミみたいな絵には間違いない」と、ハーバ
22
21
ート。
「ありがとうよ」
「もらおう!」と、ハーバート。
「やっぱり、ゴミには親近感、感じる
|
カトゥーニスト
/FB4/Cartoonist/
ここにあんたを表彰する。これより、
あんたは、ロイヤルカトゥーニストの地位につく。この地位は、ここに
はカトゥーニストがいなかったので、いままでは存在しなかった。あん
たの唯一の義務は、毎日1つのカトゥーンを描かくこと」
「1日1つ?しかし、どこからギャグを?」
「オレたちが提供する。オレたちには優れたギャグがある。みんな、鋭
いギャグのセンスの持ち主。クリエイティブで優秀。しかし、オレたち
は断片的にしか描けない。あんたはこの惑星で一番偉大だ。オレのつぎ
に」彼は笑った。「たぶん、すぐにオレより有名になる━━━真に好か
れてるのはオレだけれど」
22
21
「オレは、オレはできないと思う」と、ビル。「むしろ、戻りたい、
つまり、支払いは?しばらくやって稼いだら、カネをもらって、あるい
は、その対価物をもらって、地球に戻りたい」
「支払いは、あんたのゴージャスな夢のはるか上を行く。欲しいもの
|
歩兵
/FB1/Sentry/
歩兵
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか
も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。
奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、
動くのも、困難だった。
1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、
流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ
が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という
足は、すべて、血で染められた。
2
1
このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな
かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖
なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ
れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、
|
あごひげ彩か
/FB3/Beard/
マリアンヌは、振り返って夫を見た。「なぜか分からないけど、なに
かの機械かしら」
4
3
「そのとおり、マリアンヌ、無線機さ」と、ビリー。「ただし、ずっと
パワフルで高性能、恒星間通信もこなせる。それでいつも、ベヌースb
星と通信していたのさ。そう、オレは、そこから来た」
「でも分からないわ」
「分かる必要はないよ、ダーリン。話してあげるけど、オレは、ベヌー
スb星のスパイなのさ。いわば、調査員。地球を侵略するかどうか調査
している。
オレのあごひげはブルーだと言ったら、あるいは、クローセットに前
の妻の死体を見つけてたら、どうした?
マリアンヌ、きみはカラー音痴なのを知っている。父親はマリアンヌ
に、オレのあごひげは赤だって言ったろ?」
「そうよ、違うの?」
「ほんとうはね。父親はオレが外出するときに携帯染料で赤く染めた色
を見たのさ。しかし家にいるときは、自然なグリーンが好きなの
|
ファーストコンタクト
/FB3/Contact/
2
火星は、長いあいだ地求人が来るのを待っていた。火星に残されたも
のは、人口900人だけの小さな村だけだった。火星の文明は、地球よ
り古かったが、死にかけていた。1つの村と900人の人間、それだけ
が残された。彼らは地球とコンタクトがとれる日を待ち望んでいた。そ
れは、利己的な理由と、利己的でない理由があった。
火星の文明は、地球の文明とは、まったく違う方向に発展した。火星
では物理科学は発展せず、技術もなかった。しかし社会科学は発展し、
この5万年のあいだ、ひとつの犯罪もひとつの戦争も発生しなかった。
物理学を越えた科学、つまり心の科学が発展していた。これは、地球で
は、発見しかけたばかりだった。
火星は、多くのことを地球に教えられるだろう。犯罪や戦争をいかに
回避するかは、2つの単純なことだった。これから始めて、さらにテレ
パシーやテレキネシス、エンパシーへと━━━。
一方、地球からは、多くの価値あるもの、科学や技術を教えてもらう
ことを望んだ。それは、火星だけでは、進歩した心をもってしても発展
させるには遅すぎるものだったが、死にかけた火星の人々を復活させ、
もう一度人口を増やしていくことを可能にするものだった。地球にとっ
てもメリットこそあれ、デメリットはなかっただろう。
6
5
|
小さな子羊よ
/FB/TheLittleLamb/
窓際を歩いたり、丘から
街の方角を見下ろしたが、彼女が歩く姿はなかった。
2
1
月明かりの夜で、明るく澄んでいた。街頭の明かりは点々と、丘の曲
線は、黄の大きい月に、青に黒を重ねて、続いていた。ここを描かくべき
気がしたが、月はだめだ。誰でも画えに月を入れたとたん、それは、こっ
けいで、こぎれいな画えになってしまう。ヴァンゴッホは星空の画えに月を
入れたが、これは、こぎれいどころか、驚嘆 きょうたんする画えだった。ただ、彼は
これを描かいたとき、正気ではなかった。正気な人間は、なかなか、ヴァ
ンゴッホのようには描かけない。
パレットを洗っていなかったので、もう少し、画えを続けようとした。
二日ふつか前にはじめた画えだった。緑をパレットで混ぜはじめたが、思う色が
作れなかった。やはり、昼間の光を待たなくてならないことを、痛感さ
せられた。夜は、自然の光がないところでも、下書きや仕上げはできる。
しかし、色を作るとなると、昼間の光を待たなくてはならない。汚れた
パレットを水洗いして、朝になったら、新しくやり直すことにした。刷は
毛けも洗った。9時に近く、まだ、彼女は帰ってなかった。
4
3
|
囚人のピアノ
/TZ/TheConvictsPiano/
囚人のピアノ
パトリスメシーナ、ジェームスクロッカー
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
刑務所の屋上。休憩時間。
リックは、目をつぶって、頭の中で、軽快なジャズピアノを演奏して
いた。台の上に置いた、両手の指が動いていた。不思議に思った、フレ
ッドが、横に座って、動く指を見ていた。
フットボールをしていたサムが、ボールを追って、ふたりにぶつかっ
てきた。サムは、追ってきたもうひとりに、タックルされた。
「ふざけるな!」と、サム。相手を突き飛ばしてから、ナイフを出した。
「来い!」
それを見て、リックが、サム
|
暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
小さなソリア船が、何隻も、飛んでいた。
◇
会議室。
「生命維持を含む、主要システムは、オフライン」と、トゥポル。スク
リーンを見ながら、報告した。「生体反応は、13名。すべて、異星人
です。うち、1名は、爬虫類。ここのセクションに、集中しています」
「船のクルーは?」と、アーチャー。
「地球人は、いっさい、感知していません」
「きっと、全員、殺されたんでしょう」と、リード少佐。
「コイルのサイズを見てください」と、タッカー。「ワープ7は、出せ
るはずです」
「攻撃部隊を、送った方がいいな」と、フォレスト。そして、アーチャ
ーに。「きみの提案だ。指揮をとれ!可能な限り、データを引き出し、
船を破壊してくれ!」
「破壊?」と、アーチャー。「あの船は、拿捕だ ほすべきです」
「危険すぎる、ここは、ソリア領の、ど真ん中だぞ!」
「船長!考え直して、ください」
「これは、命令だ、副長!」そして、全員に。「解散!」一同が室を出
66
65
|
アンラッキー
/FB1/Unfortunately/
アランフィールド
ラルフNCー5は、監視スクリーンのアルクトゥルス第4惑星を見て、
安堵あんどのためいきをついた。コンピュータが、そう、教えてくれたのだ。
アルクトゥルス第4惑星は、ここでは、唯一の、人が住んでいる、居住
可能な惑星で、となりの太陽系まで、数光年離れていた。
彼は、食料を必要としていた。燃料や水は、じゅうぶんだったが、冥めい
王おう星の兵站へいたん部は、彼の偵察艇に物資を補充する際、食料を補充しわすれ
た。宇宙マニュアルによると、アルクトゥルス第4惑星の原住民は、友
好的だった。頼めば、なんでも与えてくれるという。
2
1
マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦
で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。
「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNCー5。マニュアルを、声に出
して読んだ。「ヒューマノ
|
ファブクリップ
/FB5/FabClip/
隣りのものとは区別されるかたまりで、あいだには空間もある。
210
209
だが、そうじゃない。それは、そのあたりに漂う原子のただのあつま
りだし、原子は、そのあたりに漂う電荷と電子からできていて、星々の
あいだに空間があるように、互いのあいだに空間もある。それは、ほと
んどなにもないものの、大きなかたまりさ。ただそれだけ。空間が終わ
って、ビルが始まる場所に、明確な線などない。原子が、もっと離れば
なれになって、ちょっと少ないだけ。
それに、漂うだけでなく、原子は前後に振動もしている。ただの雑音
に聞こえるものは、ひどく離れた原子が、すこし激しく振動しているか
らさ。
さて、クラーク通りを歩く男がいたとしよう。彼は、ほかのなにもの
でもない。だたのダンスする原子のかたまりの一部さ。彼は、よろめい
ては、下や周りの原子や空間をかき混ぜているだけ」
アムは戻って、ベッドに座った。アムは言っ
|
さぁ愉快にやろう
/FB6/ComeAndGoMad/
賛成できなかった。
しばらくして、ベルが鳴り、みんな立ち上がった。彼には分からない
合図によって、1テーブルづつ退出していった。彼のグループは最後に
来たので、出るときは最初だった。
レイバシントンは、階段で彼のうしろにいて、言った。「すぐに慣れ
るさ!名前はなんて言った?」
「ジョージバイン」
バシントンは、笑った。ドアは、彼らが入ると、外側から閉まった。
外は、暗かった。彼は、窓の1つから、鉄格子の外を見ていた。1つ、
明るく輝く星が、中庭のにれの木の先端を照らしていた。彼の星?そう
なら、ここでは、あの星に従おう!雲が流れてきて、星をさえぎった。
だれかが、彼のそばに立っていた。彼は振り向き、それがピアノを弾
いていた男だと気づいた。漆黒しっこくの目をして、暗い見知らぬ顔をしていた
が、急に笑い出した。まるで、秘密のジョークだったかのように。
「新入り?それとも、今、ここに?どこから?」
110
109
|
ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
ボディスナッチャー
原作:ジャックフィニー
W・D・リヒター、フィリップカウフマン
プロローグ
別の太陽系。大きなガス惑星をまわる、衛星。
ガス惑星の熱で、宇宙生命体が活動を始めた。胞子状の半透明の無数
の種子を、宇宙空間に散布した。種子は、宇宙空間を漂い、銀河を抜け
て、地球に漂って、地面に降り立った。
2
1
1
シスコのゴールデンブリッジの近くの公園。雨が降っていた。
植物の葉の上に着床した胞子は、放射状に葉根をのばして、小さなつ
ぼみを形成して、赤い可憐な花を咲かせた。
同じ木々の葉の上に、いくつも咲いた赤い花のひとつを、リサが手に
とった。
「お花が咲いてるわ」と、保育士の女性。子どもたちを、散歩させてい
た。リサを、振り返って見ていた。「きれいね」子どもたちも、花を摘
んだ。「そちらにも、あるわ」ブランコには、牧師が乗っ
|
アリーナ
/FB6/Arena/
少し劣っていた。しかしアウトサイダーは、スピードと操
作性については、いくらか優まさっていた。それで、包囲したのでない限り、
逃げるか戦うかの選択は、アウトサイダーに委ゆだねられた。
それにもかかわらず、地球は、深刻な事態を予想して、過去、最強の
艦隊を建造して準備した。艦隊は、長い間、待機していた。もうすぐ、
ショーダウンはやって来る。
200億マイル先の偵察艇は、アウトサイダーの強大な艦隊の接近を
感知した。偵察艇は一隻も戻らなかったが、無線メッセージが残ってい
た。1万の艦船に50万の宇宙戦士が乗り込んだ、地球艦隊は、今、出
動し、冥王めいおう星の軌道の外側で、アウトサイダーをインターセプトする、
地球存亡の決戦のために、待機した。
敵艦隊の戦力配置は、最前線の偵察艇が死ぬ前に必死に伝えてきた報
告で判明した。その戦いが始まろうとしていた。
微妙なバランスを保っている太陽系の、唯一の支配者を巡っての戦い。
チャンスは1回だった。最後のただ1回のチャンス。地球と、アウトサ
イダーがその挑戦を実行したらその慈悲にすがるしかない、すべての植
民地にとって。そう、ボブカーソンは今、思い出した。かん高い警報ベ
ルが鳴り響き、あわててコントロールパネルに跳びつき、大急ぎでシー
トベルトを締めた。スクリーンの点が、見る見る大きくなっていった。
口が渇かわいた。この戦いが、自分にとっては、真しんの戦いだということが分
8
7
かっていた。主要艦隊は、互いにまだ遠く離れていたとしても。
この戦いの最初の交戦!3秒以内で、彼が勝利者になるか、黒焦くろこげの
燃もえカスになるかが決まる
|
失われた母星
/ST/StarTrek2009/
そこは、昼休みの大学食堂のような賑わいで、ウラは、多くのテーブ
ルの1つの端はしっこのコンソールで作業していた。
78
77
「ウラ、ウラ!」
「カーク、なにしてるの?」と、ウラ。
「クリンゴンからの流刑るけい惑星からの通信は?」
「その手、どうなってるの?」
マッコイは、センサーでカークの全身を調べていた。
「だから、クリンゴンに攻撃した船は、ロミ━━」
「船が、なに?」と、ウラ。
「待って、これ、なんだ?」
「舌が、マヒか?」と、マッコイ。
「シタマヒ?」
「今、直す!」
「船が、なに?」と、ウラ。
「ロミュ━━」
「分かんない」
「ロミュラ━━」
「ロミュラン?」
「そう!」
「そう?」
マッコイは、ふたたび、カークの首にボスプレー注射をした。
80
79
|
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
/FB2/Reconciliation/
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
夜の外は、静かで、星がまたたいていた。けれど、室内は、殺気だっ
ていた。男と女が、数フィート離れて立ち、お互いを憎しみに満ちた目
で、にらみつけていた。
男のこぶしは、固く握られ、いまにもパンチを繰り出しそうであった。
女の指は、広げられ、かぎつめのようにカーブさせていた。しかし、ふ
たりとも、腕は、脇から離さなかった。ふたりとも、良識ある市民であ
った。
2
1
1
「キライよ」と、女。声が低くなった。「アンタのすべてがキライよ」
「キサマの方こそ。キサマの贅沢のために、さんざんしぼり取られたあ
げく、こっちには、もう、キサマのエゴのために、バカなものを買わさ
れるカネさえ残ってないんだ」
「それは、ウソよ。アンタだって、それがウソだってわかってる
|
ファマドユニヴァース
/FB5/WhatMadUniverse/
あんたの最後のコラムは、
後馬あとうまの話を除いて、アルクトゥルスをずいぶん刺激している。あんなこ
と言えるのは、ゴームリーくらいしかいない?彼の宇宙ナビで?長身の
東洋人でも、天気のいい日にそんな泥のクリークを手漕ぎボートで渡れ
ない。
それにフーパーの表紙、娘はオーケーで、いいけど、表紙に娘をのせ
ないやつがいるか?しかし、彼女を追うものと言ったら、後馬あとうまの話に出
て来る、火星のデビルか?フーパーに言っといてくれ!オレなら、まっ
たくのしらふでも、金星のべたべたするナメクジがなくたって、もっと
怖こわいベムを描ける。
彼女は、ぐるっと回って、なぜやつを追わないんだ?
中にあるフーパーのさし絵はいい、特に白黒のは、表紙には別のやつ
24
23
を雇ったら?ロックウェルケントやダリとか、オレはダリはいいと思う。
ダリのベムはすばらしい。覚えておいて、ダリはすばらしい!
ロッキー、
|
ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
「実に、バカたことであることは、よくわかる。しかし、原稿はできて
いるし、印刷の締め切りまで、あと、1時間!原稿を、すぐに印刷にま
わすべき。印刷の準備の間に、オレが見つけた事実や方向やらをチェッ
クさせればいい。なにか、他にチェックしたいものがあるだろうから」
「どのような?」
「惑星の位置に関するデータは、チェックしてない。獅子 し し座の天球上の
位置と、観察地点を結ぶ直線上に、別の惑星が、横切ったかもしれない。
たぶん、火星が」
オギルビー氏は、一瞬目を輝かしたが、すぐに、また、曇くもらせた。
「我々は、世間のいい笑いものになってしまうだろうなぁ━━━ブレア
君、きみがもしも、間違っていたら━━━」
「もしも、正しかったら?」
編集長は、しぶしぶ、受話器を手に取ると、印刷の指示を出した。
◇
ニューヨーク モーニング メッセンジャー紙
4月6日付け最終版(午前6時)第一面見出し
電波干渉 宇宙から来きたる 獅子 し し座の方角
36
35
|
ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
あなたは、すでに、ノヴァリスト!
サンプルあり(
1
2
3
4
) presented by bilyzkid
◆◇◆◇◆◇
or
and
(全角のみです)
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
ノヴァリアン NOVELYAN 2.40 試用版
ご使用方法
小説コマンドの説明
画像コマンドの説明
詩的コマンドの説明
FAQ
バージョン履歴
タイトル
novファイル(15KBまで)
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001.nov
タイトル
novファイ
|
緑の世界
/FB/SomethingGreen/
学んだ。試したもののなかには、完全に毒であるものはなか
った。
そう、すばらしい世界だった。ここでは、マクガリーは、唯一の知的
生命体であった。そして、ドロシーは、いい助手であった。なにかを話
しかけても、なにも、こたえてはくれなかったが。
ただし、緑を除いて。ああ、心の底から、マクガリーは、緑の世界を、
また、この目で見たかった。
地球。そこでは、緑が、そこらじゅうにあふれる色であり、植物の生
命が、葉緑素ようりょくそに支えられている、宇宙で唯一の惑星であった。地球のあ
る太陽系でさえ、他の惑星には、岩肌に緑っぽい筋以上のものは見つか
っていなかった。ごくたまに、生命体らしき痕跡こんせきが見つかっても、むり
に呼んでも、茶色っぽい緑以上のものではなかった。宇宙のどこにも、
10
9
緑を見ることさえできないのに、人間は、いかなる理由で、地球以外の
惑星に住もうなどと、したのだろうか?
|
サアルバの国
/FB1/DeathOnTheMountain/
きのうがそうだったのは、おとといもそうだったからで、そんなふうに、
4
3
物事は、けっして変化しないのだ、と答えた。
夜に、彼は、星や谷の光を見た。谷の光は、消灯時刻になると消えた
が、星は、消えなかった。星は、あまりに遠くにあるので、消灯時刻の
ベルが聞こえなかったのだ。
明るい星があった。3日目の夜には、山の雪の積もった頂の いただきすぐ上ま
で降りてきたので、彼は山頂までのぼり、星に話しかけた。星は、答え
なかった。
彼は、星で時を数え、星の進行で3日ごとに時を数えた。3日が1週
間であった。谷の人々にとっては、7日が1週間であった。谷の人々は、
サアルバの国を夢で見たことはなかった。サアルバの国では、水が上へ
流れ、木の葉は、明るい青の炎で燃え、燃えても、燃え尽きることはな
く、3日が1週間であるという。
6
5
|
感想
/CO/Comment/
SFカーニバル1953年
「プロットをどこから得るか」、ライターズヒント1953年3月
「F・ブラウンは言う」、『人間?』ジュディスメリル編1954年
序章「エンジェルとスペースシップ」1954年
手紙1963年11月17日付、『バークにまかせろ』の原稿について
「SFの定義」「ファンタジー&サイエンスフィクション」1963年
「それがすべて」ゴリアード836、1965年4月
手紙1964年6月22日付、ロジャーヴァディム監督の電話について
「火星での結婚」『火星での結婚生活』1986年に収録
26
25
¶パート3=シナリオ§
「人類おもしろ話」、「最後の火星人」に基づく、ヒッチコック劇場1
959年5月24日放送、「ピックドパンクス」1991年に収録
「ミラー」、未発表短編「ミラー」に基づく、未発表シナリオ
「地球報告」1952年6月付、『終わり良ければ』1990年に収録
「女の2つ
|
黄の悪夢
/FB2/NightmareInYellow/
自由に。
2
1
1
今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46
分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい
るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことを、なんども聞
かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で
新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに
強く響いたのだった。
時間は、どんな場合でも、ただ、彼を通りすぎていった。不動産専門
の弁護士として、多くの金が、彼の手をただ通りすぎていった。しかし、
あるとき、彼は、その一部に手をつけた。1年前、確実に儲かる方法で、
2倍か3倍にする投資に使うために、5万ドルを借用した。しかし、う
まくゆかなかった。それで、その損失をうめるために、あれやこれやと、
ギャンブルに手を出して、さらに多くの金を借用した。
その額は、今
|
まだ終わりじゃない
/FB3/NotYet/
1
4番目と7番目のダイアルの矢印が止まった。それは、キューブが空
間に停止して、目標物を捕らえたことを意味した。カーは、右の上肢を
伸ばしてスタビライザースイッチに触れた。それから、立ち上がり凝っ
た筋肉を伸ばした。
カーは顔を、キューブにいる自分と同じ生物の仲間に向けた。
「われわれは最初の目的地に着いた」と、カー。「スターZ5689だ。
ここには9つの惑星があるが、3番目の惑星だけハビタブルゾーンにあ
る。ここで、サンダーの奴隷にふさわしい生物がいればいいのだが」
ラル16Bは、旅の間まったく動かずに座っていたが、立ち上がり、
カーと同じように伸びをした。
「そう望むよ」と、ラル。「帰ったときに奴隷を連れ帰った功績に勲章
がもらえる。しかしそういう期待はしない方がいい。最初に立ち寄った
ところでうまくいったら、奇跡だ。おそらく千の太陽系は見て回ること
になるだろう」
「そうだな、千の太陽系を見て回ろう」と、カー。肩をすくめた。「今
の奴隷のルナックスは、絶滅寸前だ。奴隷が必要だ。奴隷がいなければ
鉱山は閉鎖され、われわれの種族は死に絶えてしまう」
カーは、コントロールパネルに戻り、スイッチに触れて、スクリーン
4
3
をオンにした。スクリーンには、下界の様子が映しだ
|
報復戦隊
/FB3/Fleet/
金星は1発の反撃もせずに壊かい
滅めつした。
侵略者は、つぎに太陽からもうひとつ外側の惑星、地球へ向かった。
2
1
1
こんどは状況が違った。地球では迎撃体制が整っていた。もちろん侵
略者が太陽系に到着した数分のうちに準備したのではなく、そのとき地
球は、2820年、火星植民地と戦闘状態にあった。火星は地球の半分
まで人口増加が進み、独立戦争を始めた。金星が侵略者に攻撃されたと
き、地球戦隊と火星戦隊は月の近くで戦おうとしていた。
しかし戦争は、歴史上最短で終結した。地球と火星の連合戦隊は、戦
争をやめ、地球と金星の途中で侵略者を迎え撃った。こちらは数の上で
敵を圧倒し、侵略者を宇宙のかなたへと吹き飛ばし、完全に追い払った。
2
24時間以内に、地球の首都アルバカーキで、地球と火星は平和条約
を締結した。火星の独立を認め、太陽系で唯一住居可能となった2つの
星のあいだの恒久的な同盟を結んだ。侵略者の本拠地を見つけ、2度と
太陽系が侵略されないように破壊する報復戦隊も計画された。
地上と数千マイル上空の衛星の探査装置が、金星を救う時間はなかっ
たが、侵略者の侵入を探知していた。探査装置の記録から、侵略者がや
ってきた方角は判明したが、正確な距離
|
アンドロメダUの来訪者
/FB/AllGoodBems/
ほんとうのぼくの姿ではない。同じように、このあとの仲
間も、ほんとうの姿では現われない。仲間も、一時的に知能の低い生物
の姿を借りている。ぼくたちのほんとうの姿は、まさに、ベムにクラス
分けされると思う。足は5本で、頭は2つ、それぞれに、3つの眼さ」
「きみたちの実体は、どこにあるんだい?」と、エルモ。
「それらは、死んでいる━━━待てよ、どうもその言葉は、ぼくが最初、
考えた以上の意味がありそうだな。不活発で、一時的に居住不能で、修
理の必要がある。木星の近くにワープした際に破壊された宇宙船に閉じ
込められている」
「どこにあるんだい?この近くに宇宙船があるのか?どこ?」エルモの
目は、いまにも、頭から飛び出そうだった。
「それは、きみたちに関係ないよ、地球人。もしも、宇宙船が見つかっ
て、きみたちに調べられたら、きみたちにとって、しかるべき時が来る
前に、宇宙進出が可能になって、宇宙の秩序がひっくりかえされてしま
うからね」
犬は、うなった。
「今でも、多くの宇宙間戦争が起こっている。ここにワープした時も、
ぼくたちは、ベテルギウス艦隊から追われていたんだ」
「エルモ」と、ドロシー。「ビートルジュースのことと、なにか関係が
あるんじゃない?ビートルジュース艦隊の話をする前から、ずいぶん、
12
11
|
ナスティ
/FB3/Nasty/
1
ついに、ビュレガードは、占いや魔法の本を思い出した。膨大な蔵書
の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ
れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに
か、失うものがあっただろうか?
かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発
見した。書かれているとおりに、5頂点の星型を描き、秘密のマークを
コピーして、ろうそくに火をともした。そして、呪文を大声で唱となえた。
1筋の閃光のあと、煙が舞った。そして、悪魔。悪魔を、あなたが好
きにはなれないことは保証するが、どんな姿か述べるのはやめておこう。
「きみの名前は?」と、ビュレガード。声を一定にしようとしたが、す
こし震えていた。
悪魔は、叫び声と口笛の中間のような声を出した。大きなバイオリン
を、のこぎりで弾いたときに出る倍音を伴っていた。
「そうだね、おまえには、発音することができないよ。おまえたちのゆ
るい言語では、翻訳すると、ナスティかな。ナスティって、呼んでくれ
たまえ!おまえのほしいものは、ふつうのものかい?」
「ふつうのものって?」と、ビュレガード。知りたがった。
「もちろん、願いさ」と、ナスティ。「よし、おまえに1つ叶かなえてやろ
4
3
う。しか
|
ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
不明だ」
しかし、なにかは、あった。小惑星だった。
30
29
4
プルックスは、小惑星だった。ただ、地球の天文学者は、そう、呼ん
でなかった。単に、まだ、発見されてなかったからだ。小惑星人の名に、
1番近い発音で、それを、呼ぼう。そう、小惑星には、人がいた。
そう考えると、オッペルバーガーの、月へロケットを送る試みは、奇
妙な結果になった。月ではなく、プルックスへ。
しかし、小惑星が、酔っ払いを更正させることができるのだろうか?
チャールズウィスロウは、コネチカット州ブリッジポートに住む、ただ
の酔っ払いだったが、ある日、グローブ通りの近くで、1匹のねずみに、
ハートフォードへの道を訊きかれて、酒を、いっさい口にしなくなった。
そのねずみは、明るい赤のズボンをはいて、あざやかな黄の手袋をして
いた。
しかし、それは、オッペルバーガーがロケットを見失ってから、15
ヶ月後
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空想せよ
/FB1/Imagine/
空想せよ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
空想せよ。
さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。
空想せよ。
いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。
ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。
天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。
空想するのは、かんたんだ。
何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。
2
1
空想せよ。
宇宙船や未来を。
空想するのは、かんたんだ。
未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。
それでは、空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか?
もちろん、ある。
空想せよ。
ひとつぶの物質を。
そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、
それゆえ、自分が存在することがわかり、
自分が入っている、
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屋根の上の少女
/TZ/IfSheDies/
屋根の上の少女
デービットバネットカレン、ジョンハンコック
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。
「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
朝。閑静な住宅街。
「パパ、急いで!」
キッチンで、キャシーが、フレンチトーストを作っていた。キャシー
は、今年から、小学校に通っていた。
「今、行くよ!」と、ポール。
「パパ、早く来て!」
「分かってる、行くってば!」
やっと、ポールがキッチンに出てきた。スーツを着ていた、
「なぜ、そんなに急いでいるんだ?」
「学校に遅刻する」キャシーは、できたてのトーストを、お皿に盛り付
けた。
「大丈夫さ。服装チェックして
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つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
リンバーカー
プロローグ
マイルズオブライエンは、狭い独房の砂地に幾何学的模様を描いてい
た。服は汚れてボロボロになり、髪も髭も伸び放題で灰色がかっていた。
収容所のアナウンスが響いた。
「全受刑者の汚染除去をおこないます。これから直ちに汚染除去を開始
します」
レーザービームの波動がやって来て、オブライエンは体をがたがた震
わせた。
独房の戸が開くと、ふたりの異星人が武器を手に立っていた。
2
1
「マイルズオブライエンだな。アグラッサ司法当局は、おまえの件を再
審議した。特に何か申したいことはあるか?」
オブライエンは黙っていた。
「よろしい。刑期は終了した。おまえは自由だ」
「自由?」と、オブライエン。
「スパイ行為に対しては、15サイクル以上の刑期が課されるが、おま
えは20サイクルを越えた。出る時が来たのだ」
「出る?でも、いまさらそんな。どこへ
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ねずみ
/FB1/Mouse/
見えるのは、人々の頭の
8
7
並びだけだった。エレベーターに戻った。
「外は、騒がしいですね」と、エレベーターボーイ。「パレードかなに
かですか?」
「なにか、宇宙船のようなものが」と、ビル。「セントラルパークに着
陸したんだ。火星か、どこかから。そのうち、歓迎のスピーチを、聞け
るよ」
「なんですって?それは、なにを?」
「なにも」
エレベーターボーイは、ニヤリとした。「おもしろいですね、ミスタ
ーヒラー。ネコは、どうしてます?」
「元気だよ」と、ビル。「きみのは?」
「ご機嫌ななめですね。昨夜帰ったときに、ベルトの下、数インチに、
本を投げつけられましたよ。私が、夜、数ドル使ったことを、責められ
ましてね。あなたのワイフは、最高ですよ」
「そう思うよ」と、ビル。
窓に戻ってみると、すごい数の群集だった。セントラルパークウエス
トは、どの方向も、半ブロックづつの人々のかたまりができて
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SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
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五.
和暦⇔西暦・早見表
に十二支(し)アニマルズ参加。
六.
ネット広告
を
すべて廃止しました(弊社のものは除く)。
左
中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他
右
七.
宝くじMission
に、「全表示」選択で、回別表示を追加し、
さらに、all_historyをn2_〜n8_hist選択可能にしました。
or
and
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
SFミステリー
☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界
小さな子羊よ
ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家
ティラノサウルス
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