原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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試用版 ゲストルーム
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◆◇◆更新ニュース◇◆◇
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一.
試用版 ゲストルーム
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二.
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三.
郵便番号検索
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四.
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五.
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六.
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左
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七.
宝くじMission
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[星 銀河 or検索] ヒット 45 件です。
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報復戦隊
/FB3/Fleet/
1
こんどは状況が違った。地球では迎撃体制が整っていた。もちろん侵
略者が太陽系に到着した数分のうちに準備したのではなく、そのとき地
球は、2820年、火星植民地と戦闘状態にあった。火星は地球の半分
まで人口増加が進み、独立戦争を始めた。金星が侵略者に攻撃されたと
き、地球戦隊と火星戦隊は月の近くで戦おうとしていた。
しかし戦争は、歴史上最短で終結した。地球と火星の連合戦隊は、戦
争をやめ、地球と金星の途中で侵略者を迎え撃った。こちらは数の上で
敵を圧倒し、侵略者を宇宙のかなたへと吹き飛ばし、完全に追い払った。
2
24時間以内に、地球の首都アルバカーキで、地球と火星は平和条約
を締結した。火星の独立を認め、太陽系で唯一住居可能となった2つの
星のあいだの恒久的な同盟を結んだ。侵略者の本拠地を見つけ、2度と
太陽系が侵略されないように破壊する報復戦隊も計画された。
地上と数千マイル上空の衛星の探査装置が、金星を救う時間はなかっ
たが、侵略者の侵入を探知していた。探査装置の記録から、侵略者がや
ってきた方角は判明したが、正確な距離までは分からなかった。
4
3
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失われた母星
/ST/StarTrek2009/
3
バルカン星の上空に停止した、巨大な掘削船。
その下に地上近くまで伸ばされた、長大なドリルの先から噴射される
レーザー。レーザーは、バルカン星の地殻に巨大な穴をあけて、さらに、
深く掘り下げていた。
スポックの母は、家のテラスに出ると、はるかかなたに、渦巻く雲と
レーザーを見た。
◇
掘削船のブリッジ。
「ネロ船長、連邦船7隻が、向かってきます」と、兵士。
◇
エンタープライズの通路。
全力で走る、カーク。そのあとを、マッコイとウラが、追ってきた。
「ジム!」と、マッコイ。
「なんなのよ?」と、ウラ。
82
81
「ジム、待って!」
カークは、ブリッジに走り込んだ。
「船長!」と、カーク。「パイク船長、船を止めてください!」
「カーク」と、パイク。船長席から、立ち上がった。「なぜ、おまえが、
エンタープライズに乗っている?」
スポックも、立ち上が
|
地球人は出ていけ
/FB1/KeepOut/
お話
しする時が来ました」
それから、先生は、話してくれた。
4
3
1
人類が火星に最初に降り立ったのは、2049年だった。火星は、知
的生命体の居住に適していなかった。植物は、広く繁殖し、わずかな種
類の、羽のない昆虫が生息していた。先生が、知的生命体の居住に適さ
ないと言ったのは、地球人の基準に照らしてだった。地球人は、火星で
は、プラスチック製のドームの中でしか、生存できなかった。外出時に
は、宇宙服が必要だった。夏の時期の昼間を除いて、気温は寒すぎた。
大気は、呼吸するには薄すぎ、日光に長く照らされると、大気が薄い分、
地球より紫外線が多く、死に至る危険があった。火星の植物は、地球人
には化学的に適さず、食料にできなかった。地球人の食料は、すべて地
球から運ぶか、水栽培用タンクで育てるしかなかった。
◇
50年間、地球人は、なんども、火星を植民地化
|
緑の世界
/FB/SomethingGreen/
こたえてはくれなかったが。
ただし、緑を除いて。ああ、心の底から、マクガリーは、緑の世界を、
また、この目で見たかった。
地球。そこでは、緑が、そこらじゅうにあふれる色であり、植物の生
命が、葉緑素ようりょくそに支えられている、宇宙で唯一の惑星であった。地球のあ
る太陽系でさえ、他の惑星には、岩肌に緑っぽい筋以上のものは見つか
っていなかった。ごくたまに、生命体らしき痕跡こんせきが見つかっても、むり
に呼んでも、茶色っぽい緑以上のものではなかった。宇宙のどこにも、
10
9
緑を見ることさえできないのに、人間は、いかなる理由で、地球以外の
惑星に住もうなどと、したのだろうか?
マクガリーは、ためいきをついた。前は、こころのなかで考えていた
のだが、今は、大声で考えられるようになった。ドロシーに、話せるよ
うになって、休みなく、考えられようになった。ドロシーに、というの
は、
|
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
/FB2/Reconciliation/
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
夜の外は、静かで、星がまたたいていた。けれど、室内は、殺気だっ
ていた。男と女が、数フィート離れて立ち、お互いを憎しみに満ちた目
で、にらみつけていた。
男のこぶしは、固く握られ、いまにもパンチを繰り出しそうであった。
女の指は、広げられ、かぎつめのようにカーブさせていた。しかし、ふ
たりとも、腕は、脇から離さなかった。ふたりとも、良識ある市民であ
った。
2
1
1
「キライよ」と、女。声が低くなった。「アンタのすべてがキライよ」
「キサマの方こそ。キサマの贅沢のために、さんざんしぼり取られたあ
げく、こっちには、もう、キサマのエゴのために、バカなものを買わさ
れるカネさえ残ってないんだ」
「それは、ウソよ。アンタだって、それがウソだってわかって
|
夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
「買うのかい、買わないのかい?」新聞スタンドの売り子のノーグは、
ベレー帽をかぶった威勢のいい若者だった。
「ああ、おれならそんな雑誌買わないな。宇宙船に、空飛ぶ円盤に、火
星人!」
「火星人のどこが悪い?」と、ベニー。
「別に。でも、全部がうそっぱちだろ?おれは戦争ものが好きだね。
『ここより永とわ遠に』を見たかい?バートランカスターが真珠湾のまんな
かに立っているとだな、マシンガンが唸うなる、あああああ、零戦から撃っ
てくるんだ。それが、空飛ぶ円盤じゃ、しまんないだろ?で、買うの、
買わないの?」
ベニーは背広のポケットから小銭を出して雑誌を買った。
「ベニー!」と、背広姿ののチーフオブライエン、ここでは、アルバー
トライアン。
「やあ、アルバート」
「あんたも、編集部に、行くのか?そうなのかなあ、と思って」
「ああ、いっしょに行こう」
「そうだな、ああ、うう、ああ、ありがとう」パイプをくわえたアルバ
ートに、ベニーはマッチを渡した。
「へへ」
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13
「今日はいい天気だな」と、アルバート。
「新聞!新聞!」威勢のいい売り声が、車の騒音と通勤途中の人々の靴
音の上空に響い
|
空想せよ
/FB1/Imagine/
空想せよ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
空想せよ。
さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。
空想せよ。
いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。
ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。
天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。
空想するのは、かんたんだ。
何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。
2
1
空想せよ。
宇宙船や未来を。
空想するのは、かんたんだ。
未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。
それでは、空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか?
もちろん、ある。
空想せよ。
ひとつぶの物質を。
そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、
それゆえ、自分が存在することがわかり、
自分が入っている、ひとつ
|
幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
あとはよろしく。私は、正式な回
答文を書くから!」と、ジェインウェイは席を立って、隣の艦長室のド
アへ向かった。
◇
異様な星雲に待機する、異星人の宇宙船の内部。壁一面に多くのセン
サーやコンソールが並べられ、体格のよい肥満型異星人のオペレータが
何人も仕事をしていた。
「その船は、どの分類に入れた?」と、監督官。コンソールには、ヴォ
イジャー。
「危険回避だったかと」と、オペレータのひとり。通信カードを差し込
んでいた。
12
11
「そうだ。では、私が、そう分類した根拠はなんだ?」
「我々のデータベースに資料がなく、船内のスキャンも失敗に終わった
からです」
「では、どうして、おまえは資源を無駄にしているんだ?」
「マイクロトンネルセンサーを使えば、外壁を突破できるかもしれませ
んし━━━」
「そして内部を、1分子づつ調べるというのか?」
「はぁ━━━」
「他にもターゲッ
|
帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
会議室の仕官たちに。そして、カー
54
53
クに。「クロノス?」
「そうです」と、カーク。
「それじゃ、ハリソンは、クリンゴンの惑星に逃げたと。亡命か?」
「それは、分かりません」
「逃亡先は、クロノスのキャサ地区」と、スポック。「何十年も、無人
地区です」
「やつは、そこに、隠れてるんです」と、カーク。「艦隊が、クリンゴ
ン領域に近づけば、全面戦争です。なので、私が、行きます。許可、願
います」
「クリンゴンとの戦争は、避けられない」と、マーカス。「むしろ、も
う、始まっている。われわれの存在を知って以来、クリンゴン帝国は、
2つの惑星に侵攻。艦隊への攻撃は、数回ではない。彼らが望んだ、戦
争だ。ロンドンは、データ保管庫ではない。宇宙艦隊で、セクション3サーティ
1ワンと呼ばれる、極秘集団だ。そこでは、防衛技術を開発し、さらには、
クリンゴン、そのほかの敵の情報収集をする、士官を
|
屋根の上の少女
/TZ/IfSheDies/
屋根の上の少女
デービットバネットカレン、ジョンハンコック
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。
「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
朝。閑静な住宅街。
「パパ、急いで!」
キッチンで、キャシーが、フレンチトーストを作っていた。キャシー
は、今年から、小学校に通っていた。
「今、行くよ!」と、ポール。
「パパ、早く来て!」
「分かってる、行くってば!」
やっと、ポールがキッチンに出てきた。スーツを着ていた、
「なぜ、そんなに急いでいるんだ?」
「学校に遅刻する」キャシーは、できたてのトーストを、お皿に盛り付
けた。
「大丈夫さ。服装チェックしてく
|
オレとフラップジャックとマルスd星人
/FB4/Flapjack/
オレとフラップジャックとマルスd星人
原作:フレドリックブラウン、マックレイノルズ
アランフィールド
プロローグ
2
1
1
◇
(つづく)
4
3
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眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
と、オブライエン。
「エムポックノールか?」
「ディーエスナインと同じ構造で、一年前に閉鎖されました。しかしプ
ラズママニフォールドシステムはまだ使えるかもしれません」
「付近でのドミニオンの活動はどうだ?」
「ここ数か月はありません。戦略的には価値のない星域ですから」
「しかし、ひとつ問題があります」と、オドー。
「カーデシア人が基地から撤退するときは、侵入者撃退対策として、わ
なを仕掛けていくのが普通なんです。そのわなを解除するには、カーデ
シア人でないと」
「では、カーデシア人を連れていけばいいわけだ」と、シスコ大佐。
8
7
◇
チーフオブライエンは、エアロックでガラックに訊きいた。
「司令官はなんて言って、きみを説得したんだ?」
「志願したとは思わない?」と、ガラック。
「へへ、脅されたんだろ」と、オブライエン。
「違いますよ、ワイロをつかまされたんです。私の
|
小さな子羊よ
/FB/TheLittleLamb/
月明かりの夜で、明るく澄んでいた。街頭の明かりは点々と、丘の曲
線は、黄の大きい月に、青に黒を重ねて、続いていた。ここを描かくべき
気がしたが、月はだめだ。誰でも画えに月を入れたとたん、それは、こっ
けいで、こぎれいな画えになってしまう。ヴァンゴッホは星空の画えに月を
入れたが、これは、こぎれいどころか、驚嘆 きょうたんする画えだった。ただ、彼は
これを描かいたとき、正気ではなかった。正気な人間は、なかなか、ヴァ
ンゴッホのようには描かけない。
パレットを洗っていなかったので、もう少し、画えを続けようとした。
二日ふつか前にはじめた画えだった。緑をパレットで混ぜはじめたが、思う色が
作れなかった。やはり、昼間の光を待たなくてならないことを、痛感さ
せられた。夜は、自然の光がないところでも、下書きや仕上げはできる。
しかし、色を作るとなると、昼間の光を待たなくてはならない。汚れた
パレットを水洗いして、朝になったら、新しくやり直すことにした。刷は
毛けも洗った。9時に近く、まだ、彼女は帰ってなかった。
4
3
1
なにか心配するようなことがあるわけでもなかった。どこ
|
ファブクリップ
/FB5/FabClip/
隣りのものとは区別されるかたまりで、あいだには空間もある。
210
209
だが、そうじゃない。それは、そのあたりに漂う原子のただのあつま
りだし、原子は、そのあたりに漂う電荷と電子からできていて、星々の
あいだに空間があるように、互いのあいだに空間もある。それは、ほと
んどなにもないものの、大きなかたまりさ。ただそれだけ。空間が終わ
って、ビルが始まる場所に、明確な線などない。原子が、もっと離れば
なれになって、ちょっと少ないだけ。
それに、漂うだけでなく、原子は前後に振動もしている。ただの雑音
に聞こえるものは、ひどく離れた原子が、すこし激しく振動しているか
らさ。
さて、クラーク通りを歩く男がいたとしよう。彼は、ほかのなにもの
でもない。だたのダンスする原子のかたまりの一部さ。彼は、よろめい
ては、下や周りの原子や空間をかき混ぜているだけ」
アムは戻って、ベッドに座った。アムは言った。「見ることを続けろ!
絵を描け!分かってることは、ただの見せかけ。トリックの裏にある隠
されたものを暴あばけ!
ほとんどなにもないもののかたまりが続いている。それが真の姿だ。
分子間には
|
ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
あなたは、すでに、ノヴァリスト!
サンプルあり(
1
2
3
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(全角のみです)
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 試用版
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画像コマンドの説明
詩的コマンドの説明
FAQ
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novファイル(15KBまで)
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novファイル(15KBまで)
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002.nov
タイトル
novファ
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暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
平行宇宙が存在するという
56
55
証拠は、なにもなかったようですが」
「ソリア人は、きみらの種族より、柔軟な発想ができる」と、アーチャ
ー。「トリコバルト弾頭を、爆発させた。この、死んだ星の重力の、く
ぼみの中でな。爆発は、両面に通じる、裂け目を作った。出入り口だ。
別の宇宙への」
「出入り口?」と、タッカー。
「裂け目は、不安定で、同胞の船を送るのは、危険と考え、救難信号を
送ったらしい。この裂け目に向かって!向こうから、助けが来るように。
そして、作戦は、みごと、成功した」
「どこからの情報です?」と、ホシサトウ。
「ソリア人は、異星人を雇って、働かせている。その、ひとりだ。彼ら
は、相当の値で、情報を売ってくれる」
「ぼったくられてないと、いいが」と、タッカー。
「彼は、通信が妨害される前、この画像を送ってきた」
アーチャーは、スクリーンに岩石の画像を出した。
「別に、なにも、見えませんが」
「コンピュータ、スリーアルファ、拡大!」
岩石の奥の基地に停泊する、船が見えた。
「地球の船か?」と、フォレスト。
「平行宇宙には、われわれの宇宙に存在するものが、すべて存在する
|
パペットショー
/FB2/PuppetShow/
巻
き戻した。「録音の準備できました、大佐」
大佐は、背の高い、地球圏外ヒューマノイドを、見た。ヒューマノイ
ドは、うなづき、大佐は、軍曹に、うなづいた。録音のスタートボタン
が、押された。
「私の名前は、ガースです」と、杖男。ゆっくりと、クリアに。「私は、
あなた方の星図にない、星の惑星から来ました。その星が属する、9万
の星々からなる球状星団は、あなた方の星図にも載のっています。ここか
ら、銀河の中心の方向へ、ほんの、4千光年行ったところにあります。
ただし、私は、その惑星の代表ではなく、銀河連邦の全権大使として、
来ました。銀河連邦は、高度に文明化された星々による、互いのための
連邦です。私の使命は、あなた方を訪問し、あなた方が連邦に、喜んで
参加するかどうかの、返事をもらうことです。
自由に質問してください。ただし、質問のいくつかについては、好ま
24
23
しい答え
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囚人のピアノ
/TZ/TheConvictsPiano/
囚人のピアノ
パトリスメシーナ、ジェームスクロッカー
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
刑務所の屋上。休憩時間。
リックは、目をつぶって、頭の中で、軽快なジャズピアノを演奏して
いた。台の上に置いた、両手の指が動いていた。不思議に思った、フレ
ッドが、横に座って、動く指を見ていた。
フットボールをしていたサムが、ボールを追って、ふたりにぶつかっ
てきた。サムは、追ってきたもうひとりに、タックルされた。
「ふざけるな!」と、サム。相手を突き飛ばしてから、ナイフを出した。
「来い!」
それを見て、リックが、サム
|
恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
いったいどこへゆくつもりなのか?」と、シスコ大佐。
「ドクターサーマクレインと直接、話をつけに行ってきます」と、キラ。
「少佐、ステーションから出るのはよせ。ベイジョー星にウイルスを持
ち込むわけには」
「そんなこと百も承知していますよ、司令官、絶対、星に降りたりしま
せんから、行かせてください」
「だが」
「許可を願います、司令官、最後の手段です」と、オドー。
「ふう」と、シスコ大佐。
「少佐が戻ってくるまで、持ちこたえられればいいんですが」と、オド
ー。
シスコ大佐は、病室にいるジェイクを見舞った。
「ジェイク、具合はどうだ?顔を見て安心したよ。今はまだ、治療法は
見つからないが、安心していろ、かならず助けてやる。おまえを絶対死
なせたりしない。わかるな、おまえを絶対死なせたりしない」
シスコ大佐は、司令室に戻った。
「これを見てください。第5デッキポートに動きがあります、船が発進
しようとしているらしい」と、オドー。
「第5デッキポート、ジャヒールの船だ、彼を呼び出せ」と、シスコ大
佐。
60
59
「艦長、君の船の発進は認められない。私は、係留ポけいりゅうットのクランク
|
サアルバの国
/FB1/DeathOnTheMountain/
けっして変化しないのだ、と答えた。
夜に、彼は、星や谷の光を見た。谷の光は、消灯時刻になると消えた
が、星は、消えなかった。星は、あまりに遠くにあるので、消灯時刻の
ベルが聞こえなかったのだ。
明るい星があった。3日目の夜には、山の雪の積もった頂の いただきすぐ上ま
で降りてきたので、彼は山頂までのぼり、星に話しかけた。星は、答え
なかった。
彼は、星で時を数え、星の進行で3日ごとに時を数えた。3日が1週
間であった。谷の人々にとっては、7日が1週間であった。谷の人々は、
サアルバの国を夢で見たことはなかった。サアルバの国では、水が上へ
流れ、木の葉は、明るい青の炎で燃え、燃えても、燃え尽きることはな
く、3日が1週間であるという。
6
5
2
1年前に、彼は谷へおりて行った。彼は、人々と話し、時には、人々
の夢を見た。人々は、彼を預言者と呼んだが、小さい子供た
|
“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
「どちらかを裏切ることになるわ」
「自分を裏切らない道を選ぶことです」
「とはいえ、ターナたち仲間を裏切ることはできない」
「仲間?彼らは、仲間ですか?」
「昔は、私もああだったわ」
「今はどうです?」
「協力、断ることもできるわ。無視すればいい」
「知ってますか?ドレニアン星のダチョウは、敵が来ると水に潜って姿
を隠す。それで、溺れ死ぬこともあります」
「ターナたちが、何をする気かわからないけど、やっぱり、隠れて、見
て見ぬふりをすることは、できないわ。ああ、本当の戦争の方が楽だっ
たような気がする」
「オドーから司令官」と、オドーは通信バッジに言った。
「なんだ?」と、シスコ中佐の声。
「今、この室にいる方からお話があるそうです」
◇
ドクターベシアは、ガラックの店へ入った。
56
55
「ドクター、遅いですよ、もう、20時57分です、さぁ、これを好き
なだけ、試着して
|
SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
SFミステリー
☆原作:フレドリックブラウンより☆
緑の世界
小さな子羊よ
ヴァヴェリ
ギーゼンスタック家
ティラノサウルス
暗闇の家
サアルバの国
ファブクリップ
☆アリスのナンチャラン☆
アンダラン
ビックリラン
ルッグラン
☆サイモンが覚え
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終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
まぶしいほどの白だった。空や
水は、青で、ファンタスティックなジャングルのへりは、緑だった。近
くによると、緑のなかに、きらめく赤が見えた。彼は、突然、それが、
マリギーだと気づいた。かつて、地球の植民星でペットとして人気があ
った、知能のあるベヌースb星のオウムだ。
地球の植民星のどの惑星においても、空から血とはがねが降ってきて、
すべての惑星が占領されてしまった。現在は、なにも落ちてはこなかっ
た。
今、ここでは、ほとんど完全に破壊された世界の一部ではあるが、な
にも落ちてはこなかった。
このような静かな場所で、ひとりでいることが、彼にとっては、安全
だった。別の場所では、監禁され、あるいは、死にいたるかもしれなか
った。ここでさえ、危険があった。救命艇の3名の乗員には、わかって
いることだった。たぶん、いつか、だれかが話すだろう。そして、ここ
にいてさえ、逮捕しにくるだろう。
4
3
|
ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
「原
因がなにか、不明だ」
しかし、なにかは、あった。小惑星だった。
30
29
4
プルックスは、小惑星だった。ただ、地球の天文学者は、そう、呼ん
でなかった。単に、まだ、発見されてなかったからだ。小惑星人の名に、
1番近い発音で、それを、呼ぼう。そう、小惑星には、人がいた。
そう考えると、オッペルバーガーの、月へロケットを送る試みは、奇
妙な結果になった。月ではなく、プルックスへ。
しかし、小惑星が、酔っ払いを更正させることができるのだろうか?
チャールズウィスロウは、コネチカット州ブリッジポートに住む、ただ
の酔っ払いだったが、ある日、グローブ通りの近くで、1匹のねずみに、
ハートフォードへの道を訊きかれて、酒を、いっさい口にしなくなった。
そのねずみは、明るい赤のズボンをはいて、あざやかな黄の手袋をして
いた。
しかし、それは、オッペルバーガーがロケットを
|
レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
と、レッド。「まるで、映画館
にいる修道女のようだな」
ミッチは、なにも言わなかった。
「インテリアデザイナーか家政婦がいるな!」
ミッチは、にらんだ。
「おしゃべりするのは、どうだい?そのうち誰に指示されたか言いたく
なるかもしれない。そいつが、もうすぐ、ここへ?図星だろ?」
答えがなかったので、レッドは、「中国行きのスローボート」をハミ
ングした。
◇
陽が傾き始めていた。最後の陽ざしが、窓にこびりついた汚れの影を
ふち取っていた。ミッチがいらいらし始めた。
ミッチは、頻繁ひんぱんにドアを見るようになって、ソファに座り直したり、
骨を前にしたイヌのように唇をもぐもぐさせた。
「どうした、相棒!今にも爆発しそうに見える!」と、レッド。立ち上
264
263
がった。「男に言うのは初めてだが、寝室へ行け!」
ミッチは、いやいや立ち上がった。それから、狭い、服の散らか
|
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
そう、ジョニーの声や顔は、無表情で、そこからなにかを、類推する
ことはできなかった。マーズシティポリテク訓練校は、生徒を、厳格に
無表情になるよう教育し、ジョニーは、そこを、優等で卒業していた。
彼は、いい青年だが、世界の終わりも、ディナーでするアナウンスと、
まったく同じ口調で、告げただろう。もしも、ディナーでアナウンスす
ることが、パイロットの仕事だとしてだが。
「惑星のようです、船長」と、ジョニー。
言ってる意味が、しっくりくるまで、時間がかかった。
「惑星?」と、オレ。多少、ぼんやりと。酔っているのでないかと期待
しながら、彼を見た。それは、彼が見た惑星に、異論があるからではな
く、ジョニーが、酔っ払いの領域まできて、消化しきれないものがある
かもしれなかったからだ。そのころ、オレは、誰かと、つまらない話を
かわしたかった。2人の女性と、すべてルール通りのポリテク卒のパイ
ロットといっしょでは、宇宙を旅するのは、寂しすぎたからだ。
「惑星です。物体は、惑星サイズです。直径3千マイル、距離200万
マイル、コースは、見るところ、シリウスAの軌道上です」
「ジョニー」と、オレ。「オレたちは、ソラの軌道の内側にいるんだよ。
ソラは、シリウスⅠで、シリウスの第1惑星だから、その内側に、どん
な惑星があるって言うんだい?からかってるのかい?」
「表示板と、私の計算を調べてください、船長!」と、ジョニー。きり
6
5
|
アンラッキー
/FB1/Unfortunately/
アランフィールド
ラルフNCー5は、監視スクリーンのアルクトゥルス第4惑星を見て、
安堵あんどのためいきをついた。コンピュータが、そう、教えてくれたのだ。
アルクトゥルス第4惑星は、ここでは、唯一の、人が住んでいる、居住
可能な惑星で、となりの太陽系まで、数光年離れていた。
彼は、食料を必要としていた。燃料や水は、じゅうぶんだったが、冥めい
王おう星の兵站へいたん部は、彼の偵察艇に物資を補充する際、食料を補充しわすれ
た。宇宙マニュアルによると、アルクトゥルス第4惑星の原住民は、友
好的だった。頼めば、なんでも与えてくれるという。
2
1
マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦
で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。
「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNCー5。マニュアルを、声に出
して読んだ。「ヒュ
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ファーストコンタクト
/FB3/Contact/
地球人がここに来れば、
多少の反対意見があることを知ることになろう。そうすれば━━━」
4
3
2
火星は、長いあいだ地求人が来るのを待っていた。火星に残されたも
のは、人口900人だけの小さな村だけだった。火星の文明は、地球よ
り古かったが、死にかけていた。1つの村と900人の人間、それだけ
が残された。彼らは地球とコンタクトがとれる日を待ち望んでいた。そ
れは、利己的な理由と、利己的でない理由があった。
火星の文明は、地球の文明とは、まったく違う方向に発展した。火星
では物理科学は発展せず、技術もなかった。しかし社会科学は発展し、
この5万年のあいだ、ひとつの犯罪もひとつの戦争も発生しなかった。
物理学を越えた科学、つまり心の科学が発展していた。これは、地球で
は、発見しかけたばかりだった。
火星は、多くのことを地球に教えられるだろう。犯罪や戦争をいかに
回避す
|
星雲を越えて
/ST/StarTrek2016/
亡くなったことが記されていた。
2230・6ー2263・2
スポックは、高齢の大使が32才で死んだのが信じられない気がした
が、バルカンには、公式記録を疑う習慣はなかった。
◇
ヨークタウン基地の監視塔。
監視衛星の脇を、救難ポッドが基地に向かって落ちていった。
「IFFアラート!」と、監視員。「船籍不明の宇宙船が、接近中!連
邦の船ではありません!」
「船籍不明の船に告ぐ!」と、監視チーフ。「接近許可はない!エンジ
ンを切り、指示を待て!」
ヨークタウンの小型の警備艇が5隻、救難ポッドを追尾した。
「船籍不明船、応答せよ!」
スクリーンに、救難ポッドの女性船長の映像。なにを言っているのか、
調整できてなかった。
◇
24
23
ヨークタウン基地のエアロック。救難ポッドの女性船長が立っていた。
「ふつうに話して!」と、隊員。
ヨークタウンの女性提督が、
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ねずみ
/FB1/Mouse/
フゥーッと言ってから、しずかに、背中や首の後ろの毛を、ピ
ンと逆立さかだて、太さ2インチになった、しっぽを、ピンと上にのばした。
ビルは、彼女から、手を離した。そのような状態になったら、ネコか
らは、離れた方が懸命だからだ。
「ビューティ、静かに!だいじょうぶ。地球を征服するために火星から
来た、ただの宇宙船だよ。ねずみじゃないよ」
彼は、最初の点では、ある意味、正しかった。しかし、第2の点では、
ある意味、間違っていた。しかし、そんなふうに、物事の先取りは、し
ないことにしよう。
6
5
2
排気管かなにかからの最初の閃光のあと、宇宙船は、12インチ下が
って、草地の上に留まった。まったく、動かなかった。今、一方の端はしか
ら、黒く焦こげた地面の、扇形のエリアが広がっていて、30フィートに
及んでいた。
そのあとは、なにも起こらず、四方八方から人々が、集まり始めた
|
あごひげ彩か
/FB3/Beard/
なに
かの機械かしら」
4
3
「そのとおり、マリアンヌ、無線機さ」と、ビリー。「ただし、ずっと
パワフルで高性能、恒星間通信もこなせる。それでいつも、ベヌースb
星と通信していたのさ。そう、オレは、そこから来た」
「でも分からないわ」
「分かる必要はないよ、ダーリン。話してあげるけど、オレは、ベヌー
スb星のスパイなのさ。いわば、調査員。地球を侵略するかどうか調査
している。
オレのあごひげはブルーだと言ったら、あるいは、クローセットに前
の妻の死体を見つけてたら、どうした?
マリアンヌ、きみはカラー音痴なのを知っている。父親はマリアンヌ
に、オレのあごひげは赤だって言ったろ?」
「そうよ、違うの?」
「ほんとうはね。父親はオレが外出するときに携帯染料で赤く染めた色
を見たのさ。しかし家にいるときは、自然なグリーンが好きなので、カ
ラー音痴の妻をもらった。違いが分からないから
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八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
タワー
「東京駅まで!」と、料亭のおかみさんふう女性。
「ここからだったら、新目白通りを抜けてゆくのが断然早いわよ!」
「いいわ、私が教えてあげる!そこの高戸橋を右に曲がって新目白通り
に入ってくれる?」
「高速道路に沿って、飯田橋を抜けて」
「皇居に出たら、お堀ぞいに行くと」
「ほら、東京タワーが一番よく見える場所に出るから」
「ここで左折すれば、正面が東京駅よ!」
「あら、今夜のタワーは、ずいぶんブルーなかんじだこと!」
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想おもふ雲
「それって、なんなの?」と、女の子。
「どれ?これなら、安全の全の字よ」と、お母さん。
「金の字かと思った!」
「あら、金の字も忘れてしまったの?最近、覚えたばかりじゃない?」
「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」
4
3
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オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
52時間に起こったことを、整理しておこう。誰がこの記録を
聞くのか━━━いや、そのときまで、自分が生きているかどうかも、分
からない」
オブライエンは、立ち上がり、声を出しながら、考えた。
「彼らは、ぼくを、追おってくるだろう。ぼくが、パラダ星系に行って、
警告するのを、彼らは、許すまい」
そして、デュブリケータに、命令した。
「コーヒーを!ジャマイカンブレンドの、濃くて、甘いやつを」
「ピューピピピ」と、デュブリケータ。入れたてのコーヒーカップが現
われた。
「彼らの、正体は、分からない。今回の事件は、なぞに満ちたことだら
けで、分からないことばかりだ」
オブライエンは、カップを手に、パロット席に戻った。
「なにが、どうなっているのか、さっぱり、分かりやしない。最初に気
づいたのは、これは、変だと思ったのは、いつだったろうか。今から、
思えば、そうだ━━━」
◇
「あれは、ステーションに戻ってきた、翌朝のことだ」
4
3
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まだ終わりじゃない
/FB3/NotYet/
それは、キューブが空
間に停止して、目標物を捕らえたことを意味した。カーは、右の上肢を
伸ばしてスタビライザースイッチに触れた。それから、立ち上がり凝っ
た筋肉を伸ばした。
カーは顔を、キューブにいる自分と同じ生物の仲間に向けた。
「われわれは最初の目的地に着いた」と、カー。「スターZ5689だ。
ここには9つの惑星があるが、3番目の惑星だけハビタブルゾーンにあ
る。ここで、サンダーの奴隷にふさわしい生物がいればいいのだが」
ラル16Bは、旅の間まったく動かずに座っていたが、立ち上がり、
カーと同じように伸びをした。
「そう望むよ」と、ラル。「帰ったときに奴隷を連れ帰った功績に勲章
がもらえる。しかしそういう期待はしない方がいい。最初に立ち寄った
ところでうまくいったら、奇跡だ。おそらく千の太陽系は見て回ること
になるだろう」
「そうだな、千の太陽系を見て回ろう」と、カー。肩をすくめた。「今
の奴隷のルナックスは、絶滅寸前だ。奴隷が必要だ。奴隷がいなければ
鉱山は閉鎖され、われわれの種族は死に絶えてしまう」
カーは、コントロールパネルに戻り、スイッチに触れて、スクリーン
4
3
|
アンドロメダⅡの来訪者
/FB/AllGoodBems/
「きみが
ワイフという言葉を使う時に、きみの心に浮かぶ概念は興味深い。ここ
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は、性がふたつある星なのか?」
「ここは━━━」と、エルモ。「なんの話をしているんだ?」
「アンドロメダⅡでは」と、犬。「性が5つある。もちろん、ぼくたち
は高度に進化している。きみたちは、高度に原始的だ。むしろ、低度に
原始的と言うべきかもしれない。きみたちの言語は、ぼくが見たところ、
混乱した意味だらけで、ぜんぜん、数学的ではない。ぼくの観察では、
きみたちは、まだ、2つの性の段階にいる。性が1つだった時代は、ど
のくらい続いたのかい?かつて、性が1つだったことを否定しない方が
いいよ。きみの心に、アメーバという言葉が読める」
「心が読めるのかい?」と、エルモ。「なら、話す必要はないじゃない
か!」
「トゥーツ━━━つまり、ドロシーのことだけど」と、犬。「きみたち
ふたりは、テレパシーが使えな
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聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
きれいな星だぞ」
「でも、僕らが住むのは、星じゃなくて、オンボロのステーションでし
ょ?」
「ベイジョー星の軌道にあるステーションだ、星に住むのと変わらない
さ」
「子供いるかな?」
「いるさ、おまえくらいの子も、たくさんいる!」
「シスコ中佐!」と、通信バッジの声。
「はい、艦長」
「ディープスペースナインに接近中、ドッキングは七分後だ」
「了解!」
「行こう!ステーションの中でも、また、釣りはできるさ。コンピュー
タ、プログラム終了」
シスコ中佐は、ジェイクを連れて、ホロスイートを出た。
「あれが、そう?」と、ジェイクは、宇宙船の窓に浮かぶディープスペ
ースナインを見て言った。
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9
1
「ステーション日誌、ディープスペースナイン、ベンジャミンシスコ中
佐、宇宙暦46388・2。カーデシア占領軍の撤退後、ベイジョー臨
時政府は、惑星連邦に、駐屯軍の派遣を要請した。こ
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ケンタウロス
/FB1/HorseRace/
2
1
「ええ」と、ロバーツ。すぐに、返答した。この距離での通信は、今の
ような、超光速通信では、かなりの電力ロスにつながるので、できるだ
け、早く、会話を切り上げたかった。
「では、その惑星については?」
「そこに行ったことはありません。知ってるのは、2つの居住可能な惑
星があるということだけです」
「そのとおりです。内側の惑星には、われわれとさほど変わらない、人
族が住んでいます。外側の惑星には、外見上は、地球の馬と似た民族が
住んでいます。ただし、彼らには、3対目の足があって、追加の2本の
手として使用できるため、かなり高い文明水準を達成しました。彼らの
正式名称は、地球人には発音しづらいので、単に、馬族と、呼ばれてい
ます。彼らは、この名称の由来が、馬であることを知っていますが、気
にしていません。それほど、神経質な性格ではないのです」
「そうですか」と、ロバーツ。ブランドも、うなづいた。
「どちらの惑星も、超光速ではないものの、宇宙飛行は可能な水準に達
しています。ふたつの惑星の間には━━━宇宙ガイドで、名前か座標で
調べれば、すぐ、わかるように━━━小惑星帯が
|
探検隊
/FB3/Expedition/
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
「第1次火星探検隊は」と、歴史の教授。「ひとり乗りの偵察艇による
初期探査のあと、永続的な植民地を建設するために火星に送られる予定
だったが、多くの問題があった。もっとも困ったことのひとつは、探検
隊の30人の男女の構成比をどうするかだった」
「これには、3つの学派があった」
「1番目は、宇宙船は15人の男と15人の女にすべきというものだっ
た。これなら誰もが、自分の相手を見つけてからすぐに植民地生活を始
められるだろう」
2
1
「2番目は、宇宙船は25人の男と5人の女にすべきというもので、全
員が一夫一婦制を放棄するサインが必要だった」
「3番目は、探検隊は30人の男からなるべきというもので、男だけな
らより仕事に集中できるという考えによる。第2次火星探検隊は、その
1年後に予定されていて、今度は
|
ナスティ
/FB3/Nasty/
1
ついに、ビュレガードは、占いや魔法の本を思い出した。膨大な蔵書
の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ
れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに
か、失うものがあっただろうか?
かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発
見した。書かれているとおりに、5頂点の星型を描き、秘密のマークを
コピーして、ろうそくに火をともした。そして、呪文を大声で唱となえた。
1筋の閃光のあと、煙が舞った。そして、悪魔。悪魔を、あなたが好
きにはなれないことは保証するが、どんな姿か述べるのはやめておこう。
「きみの名前は?」と、ビュレガード。声を一定にしようとしたが、す
こし震えていた。
悪魔は、叫び声と口笛の中間のような声を出した。大きなバイオリン
を、のこぎりで弾いたときに出る倍音を伴っていた。
「そうだね、おまえには、発音することができないよ。おまえたちのゆ
るい言語では、翻訳すると、ナスティかな。ナスティって、呼んでくれ
たまえ!おまえのほしいものは、ふつうのものかい?」
「ふつうのものって?」と、ビュレガード。知りたがった。
「もちろん、願いさ」と、ナスティ。「よし、おまえに1つ叶かなえてやろ
4
3
う。しかし、3つじゃない。3つの願いなんてのは、ただの迷信さ。叶
えられるのは、1つだけ。好きになれ
|
つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
服は汚れてボロボロになり、髪も髭も伸び放題で灰色がかっていた。
収容所のアナウンスが響いた。
「全受刑者の汚染除去をおこないます。これから直ちに汚染除去を開始
します」
レーザービームの波動がやって来て、オブライエンは体をがたがた震
わせた。
独房の戸が開くと、ふたりの異星人が武器を手に立っていた。
2
1
「マイルズオブライエンだな。アグラッサ司法当局は、おまえの件を再
審議した。特に何か申したいことはあるか?」
オブライエンは黙っていた。
「よろしい。刑期は終了した。おまえは自由だ」
「自由?」と、オブライエン。
「スパイ行為に対しては、15サイクル以上の刑期が課されるが、おま
えは20サイクルを越えた。出る時が来たのだ」
「出る?でも、いまさらそんな。どこへ行けばいい?」
「それは自分で考えろ。つまみ出せ!」
異星人のひとりが、武器で追い立てると、オブラ
|
歩兵
/FB1/Sentry/
歩兵
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか
も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。
奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、
動くのも、困難だった。
1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、
流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ
が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という
足は、すべて、血で染められた。
2
1
このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな
かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖
なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ
れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、考
|
ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
の方がいいですね」と、ケイシー。
「バカげていますが、ふざけては、いません。
おそろしいのは、こういうことです。これらの線は、聞いた限りの、
他のすべての観測結果と重ねあわせてみると━━━線といっても、地球
の表面に沿って曲がる曲線ではなく、地球に接する、接線として、直線
で重ねあわせてみると━━━同じ一点に向かっています。私は、実際に、
小さな地球儀と星座表を使って、確かめました。
これらの直線は、すべて、獅子 し し座の一点に、収束しています!」
彼は、イスに座ったまま、体を曲げて、さきほど、机の上に提出した
原稿のてっぺんを、指の先でかるく叩たたいた。
「天球上で、その点の真下にある基地局では、電波干渉の方向を特定で
きませんでした。一方、その点から見て、相対的に、地球のへりに近い
基地局では、明確な方向を検出しました。あなたは、それらの数字を、
天文学者にチェックしてもらってから、結論付けろと言いますが、事は
急を要します。他のライバル紙で、この記事を、最初に、読みたくなけ
れば、すぐに、発表すべきです」
「しかし、ケイシー。上空のヘビサイド層が、宇宙からの電波を遮断し
て、跳ねかえしてしまうんじゃなかったかい?」
「確かに、その通りです。しかし、たぶん、漏もれもあるでしょう。ある
いは、内側からの電波は、跳ねかえしても、外からの信号は、通過して
34
33
しま
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黄の悪夢
/FB2/NightmareInYellow/
2
1
1
今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46
分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい
るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことを、なんども聞
かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で
新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに
強く響いたのだった。
時間は、どんな場合でも、ただ、彼を通りすぎていった。不動産専門
の弁護士として、多くの金が、彼の手をただ通りすぎていった。しかし、
あるとき、彼は、その一部に手をつけた。1年前、確実に儲かる方法で、
2倍か3倍にする投資に使うために、5万ドルを借用した。しかし、う
まくゆかなかった。それで、その損失をうめるために、あれやこれやと、
ギャンブルに手を出して、さらに多くの金を借用した。
その額は、今では、30万ドルをこえていた。あと2・3か月しか不
足分を隠しとおせなかった。その間に、不足分を返せる見込みもなかっ
た。
それで、疑惑をもたれないように、注意深く、不動産を売りはらいな
がら、現金の額を増やしてい
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ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
ボディスナッチャー
原作:ジャックフィニー
W・D・リヒター、フィリップカウフマン
プロローグ
別の太陽系。大きなガス惑星をまわる、衛星。
ガス惑星の熱で、宇宙生命体が活動を始めた。胞子状の半透明の無数
の種子を、宇宙空間に散布した。種子は、宇宙空間を漂い、銀河を抜け
て、地球に漂って、地面に降り立った。
2
1
1
シスコのゴールデンブリッジの近くの公園。雨が降っていた。
植物の葉の上に着床した胞子は、放射状に葉根をのばして、小さなつ
ぼみを形成して、赤い可憐な花を咲かせた。
同じ木々の葉の上に、いくつも咲いた赤い花のひとつを、リサが手に
とった。
「お花が咲いてるわ」と、保育士の女性。子どもたちを、散歩させてい
た。リサを、振り返って見ていた。「きれいね」子どもたちも、花を摘
んだ。「そちらにも、あるわ」ブランコには、牧師が乗
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ファイナルアンサー
/FB2/Answer/
彼に向けられ、彼の動きはそのまま、12画面で
全宇宙に立体中継されていた。
デュワーイブは、まっすぐに立ったまま、デュワーレインにうなづく
と、スイッチのある場所まで移動した。そのスイッチが押されると、連
結が完了することになる。ただちにすべての、960億の惑星にある、
巨大コンピュータのすべてを、この1つのサイバネティックマシンに、
1つの人工知能に直結する。全銀河の全知識が、1つに統合されること
になる。
2
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1
デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく
の沈黙ののち、彼は、言った。
「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」
デュワーイブは、スイッチを入れた。大きなハム音が響いて、960
億の惑星から情報が押し寄せてきた。数マイルにおよぶパネルが点滅し、
やがて、静まった。
デュワーイブは、1歩下がり、深く息をした。
「最初の質問をする
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