原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン
NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト)
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NOVELYst AutogeNerating dimensional space
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試用版 ゲストルーム
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三.
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左
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に、ビンゴ5(N8)を追加しました。
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京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
「トゥーフ!」 キャビア マーストラリア ビックマック 記憶
ホラー シリウス コロシウム ナスティ アボミっぽい 「ギャーッ!」 ねずみ アリス
[星 銀河 or検索] ヒット 45 件です。
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ナスティ
/FB3/Nasty/
1
ついに、ビュレガードは、占いや魔法の本を思い出した。膨大な蔵書
の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ
れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに
か、失うものがあっただろうか?
かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発
見した。書かれているとおりに、5頂点の星型を描き、秘密のマークを
コピーして、ろうそくに火をともした。そして、呪文を大声で唱となえた。
1筋の閃光のあと、煙が舞った。そして、悪魔。悪魔を、あなたが好
きにはなれないことは保証するが、どんな姿か述べるのはやめておこう。
「きみの名前は?」と、ビュレガード。声を一定にしようとしたが、す
こし震えていた。
悪魔は、叫び声と口笛の中間のような声を出した。大きなバイオリン
を、のこぎりで弾いたときに出る倍音を伴っていた。
「そうだね、おまえには、発音することができないよ。おまえたちのゆ
るい言語では、翻訳すると、ナスティかな。ナスティって、呼んでくれ
たまえ!おまえのほしいものは、ふつうのものかい?」
「ふつうのものって?」と、ビュレガード。知りたがった。
「もちろん、願いさ」と、ナスティ。「よし、おまえに1つ叶かなえてやろ
4
3
う。しかし、3つじゃない。3つの願いなんてのは、ただの迷信さ。叶
えられるのは、1つだけ。好きになれ
|
地球人は出ていけ
/FB1/KeepOut/
地球以外の惑星に進出することは、できそうも
6
5
ないようにみえた。というのは、火星さえも居住に適さなかったからだ。
地球人が、火星にさえにも住めないなら、他の惑星を植民地化すること
などできるはずもなかった。
2
そして、30年前の、2098年、ウェイムースという輝かしい名の
生化学者が、ダプティンを発見した。この奇跡の薬は、接種した動物や
人間には、作用せず、接種後、決まった期間内に妊娠した子どもに作用
するのだ。この薬は、その子どもに対して、徐々に変化、いかなる変化
にも適応できるほとんど無限の適応能力を与えた。
ウェイムース博士は、オスとメスのペアのモルモットに接種して、2
匹を結婚させた。5匹の子どもが生まれたが、それぞれの子どもを、徐
々に変化するさまざまな環境におく実験を行って、驚くべき結果を得た。
8
7
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帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
カトウ。「信号は?」
94
93
「途切れました」と、通信仕官。「つなぎ直しています」
◇
クロノス星の山岳地帯。
貿易船の背後に、クリンゴン船。
「D4級のクリンゴン船に、追跡されています」と、スポック。
「この地区は、無人だろ?」と、カーク。
「抜き打ちのパトロールです」と、ウラ。
「つかまれ!」カークは、船を加速させた。
「この船に、攻撃手段は、ない」と、スポック。
「オレたちが、手段だ。エンジン全開!」
「はい、船長」
貿易船は、廃墟の都市へ入りこんで、ビルの間を飛行した。
クリンゴン船が、砲撃を開始した。
「おっと!」と、カーク。砲撃を寸前でかわして、飛行した。
「近づいています」と、ウラ。「方位285」
「よし、あそこで、追手をまく!」と、カーク。前方に、わずかにビル
の隙間。
「あの建物の隙間に」と、スポック。「入はいろうというつもりなら、この
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ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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2
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京 都 大原
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SFミステリー
ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 試用版
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つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
「よろしい。刑期は終了した。おまえは自由だ」
「自由?」と、オブライエン。
「スパイ行為に対しては、15サイクル以上の刑期が課されるが、おま
えは20サイクルを越えた。出る時が来たのだ」
「出る?でも、いまさらそんな。どこへ行けばいい?」
「それは自分で考えろ。つまみ出せ!」
異星人のひとりが、武器で追い立てると、オブライエンは大声を出し
た。
「うおぉぉぉ、うおぉぉぉ」
◇
オブライエンは、頭に電極をかぶせられて、寝台の上で目覚めた。
「あぁぁぁ」
「さぁ、終わりました」と、異星人の執行官が言って電極を取り外した。
オブライエンは、寝台の上で体を起こすと、目の前に立っているキラ
少佐に驚いた。
4
3
「はぁ、はぁ、少佐!」
「そうよ、チーフ」と、キラ少佐。
「そんなバカな、20年もたっているのに、年をとっていない」
「実はまだ数時間しかたっていないのですよ」と、
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屋根の上の少女
/TZ/IfSheDies/
屋根の上の少女
デービットバネットカレン、ジョンハンコック
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。
「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
朝。閑静な住宅街。
「パパ、急いで!」
キッチンで、キャシーが、フレンチトーストを作っていた。キャシー
は、今年から、小学校に通っていた。
「今、行くよ!」と、ポール。
「パパ、早く来て!」
「分かってる、行くってば!」
やっと、ポールがキッチンに出てきた。スーツを着ていた、
「なぜ、そんなに急いでいるんだ?」
「学校に遅刻する」キャシーは、できたてのトーストを、お皿に盛り付
けた。
「大丈夫さ。服装チェックしてく
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囚人のピアノ
/TZ/TheConvictsPiano/
囚人のピアノ
パトリスメシーナ、ジェームスクロッカー
プロローグ
夜の山の景色。
窓が閉まると、壁にも、星空。
惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。
赤ちゃん人形の顔、土人のお面。
水爆実験、窓。
そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。
星空のバック。「ミステリーゾーン」のタイトル。
2
1
1
刑務所の屋上。休憩時間。
リックは、目をつぶって、頭の中で、軽快なジャズピアノを演奏して
いた。台の上に置いた、両手の指が動いていた。不思議に思った、フレ
ッドが、横に座って、動く指を見ていた。
フットボールをしていたサムが、ボールを追って、ふたりにぶつかっ
てきた。サムは、追ってきたもうひとりに、タックルされた。
「ふざけるな!」と、サム。相手を突き飛ばしてから、ナイフを出した。
「来い!」
それを見て、リックが、サム
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オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
疑問は解けなかった」と、オブライエンの
声。個人日誌に。
「おそれていたことが、起きてしまっていた。彼らは、パラダ人のセキ
ュリティに関する、私の報告書を読み、徹底した分析をおこない、その
上、私の個人日誌にまで、侵入していた。妻への、ラブレターを読んで、
楽しんだだろうか?パラダ星系からの極秘通信には、シスコは、なんど
かエントリーしていた。しかし、通信の内容を、示唆するデータは、な
かった。私がセキュリティを乗り越えて、侵入してくるのを、見越して
のことだ。あなどれない、敵だ」
◇
56
55
ステーションの到着ロビー。
ベイジョーからの船から、人々が降りてきた。
オドーは、オブライエンを見つけた。
「チーフ!」と、オドー。
「問題が起きてね!」と、オブライエン。「話があるんだ」
「帰ってきた、途端とたんにか!」
通路の脇で、オブライエンは、オドーに言った。
「ジ
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緑の世界
/FB/SomethingGreen/
出発し
ます。カートヘイジには、6時間で着きます。出発までのあいだ、なに
か、話しますか?どんなことがあったのか、すべてを、話してくださっ
て結構ですよ」
彼らは、茶の茂みの影にすわった。マクガリーは、ここへ来てからの
こと、すべてを、話した。5年のあいだ、記録にあった、以前、この惑
星に不時着した宇宙船を、探したこと。そこに、自分の宇宙船を修理す
るために、必要な電子部品が、こわされずに残されているかもしれない
こと。長期にわたる探索。ドロシーについて。彼女は、肩にとまってい
て、いい話し相手になったこと。
26
25
3
アーチャー中尉の表情は、マクガリーの話を聞くあいだに、少しづつ
変化していった。真剣な、同情する表情になった。
「そうですか」と、アーチャー。やさしく、訊きいた。「あなたが、ここ
へ来た年は、なん年でしたか?」
マクガリーは、このことを、多少は、予測
|
アンドロメダⅡの来訪者
/FB/AllGoodBems/
きみより、知性の低い生命体と比べれば、
ずっと進んでいることからね」
「ああ」と、エルモは認めた。「別の疑問もあるよ。アンドロメダとい
うのは、銀河であって、恒星ではない。それなのに、アンドロメダⅡと
いう惑星から来た、というのは、おかしいんじゃないか?どっから来た
んだい?」
「たしかに、ぼくたちは、アンドロメダにある、きみたちの知らない恒
星の惑星から来た。その恒星は、遠すぎて、きみたちの望遠鏡では見え
ない。それを、ぼくは、単に、きみたちになじみのある名前にして呼ん
だだけのことさ。きみたちの慣例に従って、恒星を銀河の名前にして、
そのあとに、第二惑星を意味する、Ⅱをつけてね」
エルモスコットは、もやもやしていた疑問点がやっと晴れて、スッキ
リした気分になった。
「おらたちは、なにを待ってるんだい?」と、ウシ。
「なにも」と、ドーベルマン。「ファイブとぼくは、順番に、監視ガードにつ
くよ」
「早く出発して、修理を始めな」と、ガラガラヘビ。「例のトリックで、
30分で、きみらは1ヵ月、作業できるよ」
28
27
ドーベルマンは、うなずいた。立ち上がって、ドアノブをしっぽで上
|
星雲を越えて
/ST/StarTrek2016/
と、カーク。
60
59
「ゼロ」と、カトウ。パネルを操作した。「このデータの通りなら。敵
にさらわれました」
「船長!」と、チェコフ。「惑星の引力につかまって、離脱は、不可能
です!」
スクリーンに、惑星の地面がせまった。
「脱出ポッドに乗れ!」と、カーク。
「はい、船長!」と、チェコフ。
「来い!行くぞ!」と、カトウ。
ブリッジにいたクルーは、ひとりづつ、ブリッジに備え付けのひとり
用脱出ポッドに乗り、船外へ発射された。
異星人の女性船長も、クルーに案内されて、脱出した。
円盤部は、大気圏に突入した。追ってきた敵の小型艇は、次々に燃え
尽きて、墜落していった。
カークも、最後に、脱出した。
カークの脱出ポッドからは、円盤部が山岳地帯を抜けた、森林に不時
着するのが見えた。
円盤部の背後に、最後の敵の小型艇が無数の筋を引いて、燃え尽きて
墜落するのが見えた。
スコットの乗った魚雷は、同じ山岳地帯に不時着した。崖がけの縁ふちに止ま
った。外へ出ようとしたが、魚雷は、崖がけから落ちて行ったので、かろう
62
61
|
ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
明るい赤のズボンをはいて、あざやかな黄の手袋をして
いた。
しかし、それは、オッペルバーガーがロケットを見失ってから、15
ヶ月後のことだった。話を、もとに、戻そう。
プルックスは、小惑星だった。地球の天文学者からは、夜空の害虫と
呼ばれる、軽蔑すべき天体のひとつだ。恒星や星雲を観察していると、
不規則な光跡で邪魔をしてくる、やっかいもの。暗夜の犬に、5千匹も
わいたノミ。
小惑星のほとんどは、ちっぽけな天体だ。最近、天文学者によって、
32
31
小惑星のいくつかは、地球に接近することが分かった。かなり近くまで。
1932年には、驚くことに、アモーが、1千万マイルまで接近した。
天文学的には、ほんの、5番アイアンの距離だ。同じ年に、アポロが、
その中間点を通過した。1936年には、アドニスが、150万マイル
まで近づいた。
1937年、ヘルメスは、50万マイルより近くまで
|
サアルバの国
/FB1/DeathOnTheMountain/
夜に、彼は、星や谷の光を見た。谷の光は、消灯時刻になると消えた
が、星は、消えなかった。星は、あまりに遠くにあるので、消灯時刻の
ベルが聞こえなかったのだ。
明るい星があった。3日目の夜には、山の雪の積もった頂の いただきすぐ上ま
で降りてきたので、彼は山頂までのぼり、星に話しかけた。星は、答え
なかった。
彼は、星で時を数え、星の進行で3日ごとに時を数えた。3日が1週
間であった。谷の人々にとっては、7日が1週間であった。谷の人々は、
サアルバの国を夢で見たことはなかった。サアルバの国では、水が上へ
流れ、木の葉は、明るい青の炎で燃え、燃えても、燃え尽きることはな
く、3日が1週間であるという。
6
5
2
1年前に、彼は谷へおりて行った。彼は、人々と話し、時には、人々
の夢を見た。人々は、彼を預言者と呼んだが、小さい子供たちは、彼に
棒切れを投げた。彼は、子供
|
パペットショー
/FB2/PuppetShow/
背の高い、地球圏外ヒューマノイドを、見た。ヒューマノイ
ドは、うなづき、大佐は、軍曹に、うなづいた。録音のスタートボタン
が、押された。
「私の名前は、ガースです」と、杖男。ゆっくりと、クリアに。「私は、
あなた方の星図にない、星の惑星から来ました。その星が属する、9万
の星々からなる球状星団は、あなた方の星図にも載のっています。ここか
ら、銀河の中心の方向へ、ほんの、4千光年行ったところにあります。
ただし、私は、その惑星の代表ではなく、銀河連邦の全権大使として、
来ました。銀河連邦は、高度に文明化された星々による、互いのための
連邦です。私の使命は、あなた方を訪問し、あなた方が連邦に、喜んで
参加するかどうかの、返事をもらうことです。
自由に質問してください。ただし、質問のいくつかについては、好ま
24
23
しい答えでない場合、私は、即答しない権利があることとします。好ま
|
終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
原住民と出会わないようにするのは、やさしかったし、もしも、出会
ったとしても、危険はなかった。
つらさ以外は、心配することは、なにもなかった。
つらさは、後悔からくるものではなく、敗北からくるつらさであった。
完璧な敗北。いまいましいマルスd星人に、あの不毛の星から戻る途中
から尾行された。ユテピールe星の衛星連合艦隊が、日々、なんども地
球に来襲して、無数の宇宙艦船からの攻撃で、巨大都市はすべて灰と化
した。あらゆる努力にもかかわらず、彼の強力な秘密兵器による抵抗も
12
11
むなしく、彼の軍隊の最後の決戦のあと、生き残りは、わずかに20名
か40名だった。彼の軍隊内の将軍でさえ、敵に内通したものがいて、
月の連隊の裏切りが、決定的な敗北をもたらした。
彼は、部下とともに、ふたたび決戦にのぞむこともできただろう。し
かし、大敗北のあとでは、彼の生きているあいだは、無駄
|
幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
やってみろ!」と、ドクター。「コンピュータ、光子こうし
砲の発射準備をしてくれ!」
「光子こうし砲。準備オッケーです」と、コンピュータ。
「撃うて!」と、ドクター。
ボーグ艦は、光子こうし砲の閃光に包まれると、一瞬にして、大破した。
◇
異星人の宇宙船。
コンソールで、ボーグ艦が大破されると、担当のオペレータは、驚い
た顔をした。通信リンクは、そこで、切れた。
38
37
◇
ヴォイジャーのブリッジ。
「ドクター!数値は?」と、ハリー。
「あ、あ」と、ドクター。夢からさめたような顔をして、あわてて、医
療モニターを確認した。
「モ、モニターは、オ、オッケー。上陸班の生理機能は、すべて、正常
値の範囲内で、安定しています」
「トム、進めてくれ!」と、ハリー。
「了解。現場についたら、また、連絡する」と、トムパリスの声。
◇
星雲に待機する、異星人の宇宙
|
夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
「僕たちでいいよ」
「ああ、そうだろうな、陳腐ちんぷな話が目に浮かぶよ、寂しがり屋の女の子
が宇宙人と友達になり、笑顔が戻る」と、ハーバート。
「ああん?」
「だから、本よりテレビが売れるんだよ、次は?」と、ハーバート。
「パブストの旦那のお気に入り、『アンドロス星のハネムーン』」ロイ
の次の絵は、アンドロス星の奇怪な姿の怪獣の前にグラマ―な女性の画え。
「すごく、ありきたり」と、ケイシー。
「ダマークラウト食いすぎて気持ちが悪くなった晩に書いたんだよ」
「理由がなんであろうと、ゴミみたいな絵には間違いない」と、ハーバ
22
21
ート。
「ありがとうよ」
「もらおう!」と、ハーバート。
「やっぱり、ゴミには親近感、感じるだろ」と、ジュリアス。
「絵はゴミみたいでも、私が話をかけば、芸術になるんだよ」
「あ、は、ははは」
「こいつのタイトルが浮かばないんだよ、誰か、いいアイデアはな
|
レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
「9月16日。なぜ?」
「それは、乙女おとめ座。あんたは乙女」
「ハニー、それはちょっと違うんじゃないか?」
「いいんだ。わたしは山羊や ぎ座。ジェームズは、双子座。二重人格。あん
たには、いいオーラを感じる」
レッドは、自分のオーラが流れ出してないか、下を見た。出てはなか
った。
「星占いをしてあげられる。たったの20ドルで。あんたの過去、現在、
未来を話して」と、女。
586
585
「今日はやめておこう。ジェームズが借りていた室を見れるかな?」
「難しい。室はまだそうじしてない。見せるには、バンガローのオーナ
ーの許可がいる」
レッドは20ドル紙幣を出して、高く掲かかげた。
「星占いの前払いでは?」
女は紙幣をつかむと、中へ行って、鍵を持って戻ってきた。バンガロ
ーの1つに案内した。
中は、古くなった食べ物やカビの臭においがした。床には、半分詰まった
ダンボール箱があった
|
ファブクリップ
/FB5/FabClip/
隣りのものとは区別されるかたまりで、あいだには空間もある。
210
209
だが、そうじゃない。それは、そのあたりに漂う原子のただのあつま
りだし、原子は、そのあたりに漂う電荷と電子からできていて、星々の
あいだに空間があるように、互いのあいだに空間もある。それは、ほと
んどなにもないものの、大きなかたまりさ。ただそれだけ。空間が終わ
って、ビルが始まる場所に、明確な線などない。原子が、もっと離れば
なれになって、ちょっと少ないだけ。
それに、漂うだけでなく、原子は前後に振動もしている。ただの雑音
に聞こえるものは、ひどく離れた原子が、すこし激しく振動しているか
らさ。
さて、クラーク通りを歩く男がいたとしよう。彼は、ほかのなにもの
でもない。だたのダンスする原子のかたまりの一部さ。彼は、よろめい
ては、下や周りの原子や空間をかき混ぜているだけ」
アムは戻って、ベッドに座った。アムは言った。「見ることを続けろ!
絵を描け!分かってることは、ただの見せかけ。トリックの裏にある隠
されたものを暴あばけ!
ほとんどなにもないもののかたまりが続いている。それが真の姿だ。
分子間には
|
ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
ボディスナッチャー
原作:ジャックフィニー
W・D・リヒター、フィリップカウフマン
プロローグ
別の太陽系。大きなガス惑星をまわる、衛星。
ガス惑星の熱で、宇宙生命体が活動を始めた。胞子状の半透明の無数
の種子を、宇宙空間に散布した。種子は、宇宙空間を漂い、銀河を抜け
て、地球に漂って、地面に降り立った。
2
1
1
シスコのゴールデンブリッジの近くの公園。雨が降っていた。
植物の葉の上に着床した胞子は、放射状に葉根をのばして、小さなつ
ぼみを形成して、赤い可憐な花を咲かせた。
同じ木々の葉の上に、いくつも咲いた赤い花のひとつを、リサが手に
とった。
「お花が咲いてるわ」と、保育士の女性。子どもたちを、散歩させてい
た。リサを、振り返って見ていた。「きれいね」子どもたちも、花を摘
んだ。「そちらにも、あるわ」ブランコには、牧師が乗
|
ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
政府の1部門が、避雷針に、関心を寄せたため、電気店や建築会社に
は、すぐに設置してくれという注文が殺到した。
これも、理由が不明だが、アラバマ州モービルでは、釣り針に人々が
殺到し、数時間で、すべての釣具店やスポーツ用品店から、釣り針は姿
を消した。
公共図書館や書店では、占せん星術や火星に関する本に、人々が殺到した。
そう、火星だった。火星は、この時期は、太陽の向こう側にあって、す
40
39
べての新聞の論説が、地球と獅子 し し座の間には、いかなる惑星もないとい
う事実を、強調していたにもかかわらず。
奇妙な現象は、続いていた。インターネットのようなネットワークは、
すべて、運用停止に追い込まれていたため、新しいニュースは、新聞で
読むしかなかった。人々は、新聞社のビルの前の売店に集まって、新し
い版の新聞が並ぶのを、待っていた。流通業者は、目がまわるほど、忙
しか
|
SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
/
(画像提供:
ISFDB)
原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト!
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聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
と、ドクタ
ーベシア。
「辺境医療?」
「実は、僕は、志願してここへ来たんですよ」
「あら、そう?」
「楽な仕事や研究には、興味はない。僕は、こういうところで働きたか
った。銀河の果ての辺境の地。冒険とロマンに満ち溢れ、英雄が生まれ
る場所!未知の世界が僕を待っている!この、未開の星や、夢をかき立
てる」
「その未開の星が、私の故郷よ」
52
51
「あ、僕は、その」
「カーデシアのおかげで、負傷者が山ほど出ているわ。治療してくれれ
ば、あなたに、心から感謝してくれると思うわよ、なんせ、素朴で単純
な連中だから」
「ひゅー」
◇
シスコ中佐は、研究室で、ダックス中尉に発光体を見せて、言った。
「ベイジョーの僧侶たちは、一万年にわたり、この発光体の研究を続け
てきた。データバンクとインターフェースをつないで、その資料を引き
出してくれ!」
「きっと、手掛かりになるわ」と、ダック
|
八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
タワー
「東京駅まで!」と、料亭のおかみさんふう女性。
「ここからだったら、新目白通りを抜けてゆくのが断然早いわよ!」
「いいわ、私が教えてあげる!そこの高戸橋を右に曲がって新目白通り
に入ってくれる?」
「高速道路に沿って、飯田橋を抜けて」
「皇居に出たら、お堀ぞいに行くと」
「ほら、東京タワーが一番よく見える場所に出るから」
「ここで左折すれば、正面が東京駅よ!」
「あら、今夜のタワーは、ずいぶんブルーなかんじだこと!」
2
1
想おもふ雲
「それって、なんなの?」と、女の子。
「どれ?これなら、安全の全の字よ」と、お母さん。
「金の字かと思った!」
「あら、金の字も忘れてしまったの?最近、覚えたばかりじゃない?」
「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」
4
3
|
ねずみ
/FB1/Mouse/
ブロードウェイのホテルや、ボウェリ
や、いろんなところの安宿に泊まったりして、人間のフリをしているん
だ。ありうるだろ、ビューティ?」
彼は、立ちあがり、また、歩きだした。
「そして、人間の心をコントロールする能力を持つと、それは、世界、
つまり、地球の再構築を開始した。火星か金星か、あるいは、どこかの
34
33
星の人々に安全なように。それは、数日間、調査して、分かったんだ。
この世界は、自滅する寸前にあることが。必要なのは、あとひと押しだ
けだと。それで、それは、そのひと押しを加えた」
彼は、ひと呼吸した。
「頭を内側から操作して、それは、誰かに、大統領を暗殺させて、捕つかま
らせた。それは、ロシアの高官を銃撃させた。それは、イギリスの首相
を暗殺させた。それは、サクセス湖で、暴動をおこさせ、ミサイル基地
の兵士に、ミサイルを爆発させた。なんてことだ、ビューティ、この世
|
アンラッキー
/FB1/Unfortunately/
安堵あんどのためいきをついた。コンピュータが、そう、教えてくれたのだ。
アルクトゥルス第4惑星は、ここでは、唯一の、人が住んでいる、居住
可能な惑星で、となりの太陽系まで、数光年離れていた。
彼は、食料を必要としていた。燃料や水は、じゅうぶんだったが、冥めい
王おう星の兵站へいたん部は、彼の偵察艇に物資を補充する際、食料を補充しわすれ
た。宇宙マニュアルによると、アルクトゥルス第4惑星の原住民は、友
好的だった。頼めば、なんでも与えてくれるという。
2
1
マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦
で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。
「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNCー5。マニュアルを、声に出
して読んだ。「ヒューマノイドではないが、非常に、友好的である。上
陸したら、乗員は、欲しいものを頼めばいいだけだ。
|
恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
いったいどこへゆくつもりなのか?」と、シスコ大佐。
「ドクターサーマクレインと直接、話をつけに行ってきます」と、キラ。
「少佐、ステーションから出るのはよせ。ベイジョー星にウイルスを持
ち込むわけには」
「そんなこと百も承知していますよ、司令官、絶対、星に降りたりしま
せんから、行かせてください」
「だが」
「許可を願います、司令官、最後の手段です」と、オドー。
「ふう」と、シスコ大佐。
「少佐が戻ってくるまで、持ちこたえられればいいんですが」と、オド
ー。
シスコ大佐は、病室にいるジェイクを見舞った。
「ジェイク、具合はどうだ?顔を見て安心したよ。今はまだ、治療法は
見つからないが、安心していろ、かならず助けてやる。おまえを絶対死
なせたりしない。わかるな、おまえを絶対死なせたりしない」
シスコ大佐は、司令室に戻った。
「これを見てください。第5デッキポートに動きがあります、船が発進
しようとしているらしい」と、オドー。
「第5デッキポート、ジャヒールの船だ、彼を呼び出せ」と、シスコ大
佐。
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59
「艦長、君の船の発進は認められない。私は、係留ポけいりゅうットのクランク
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眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
と、オブライエン。
「エムポックノールか?」
「ディーエスナインと同じ構造で、一年前に閉鎖されました。しかしプ
ラズママニフォールドシステムはまだ使えるかもしれません」
「付近でのドミニオンの活動はどうだ?」
「ここ数か月はありません。戦略的には価値のない星域ですから」
「しかし、ひとつ問題があります」と、オドー。
「カーデシア人が基地から撤退するときは、侵入者撃退対策として、わ
なを仕掛けていくのが普通なんです。そのわなを解除するには、カーデ
シア人でないと」
「では、カーデシア人を連れていけばいいわけだ」と、シスコ大佐。
8
7
◇
チーフオブライエンは、エアロックでガラックに訊きいた。
「司令官はなんて言って、きみを説得したんだ?」
「志願したとは思わない?」と、ガラック。
「へへ、脅されたんだろ」と、オブライエン。
「違いますよ、ワイロをつかまされたんです。私の
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黄の悪夢
/FB2/NightmareInYellow/
2
1
1
今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46
分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい
るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことを、なんども聞
かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で
新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに
強く響いたのだった。
時間は、どんな場合でも、ただ、彼を通りすぎていった。不動産専門
の弁護士として、多くの金が、彼の手をただ通りすぎていった。しかし、
あるとき、彼は、その一部に手をつけた。1年前、確実に儲かる方法で、
2倍か3倍にする投資に使うために、5万ドルを借用した。しかし、う
まくゆかなかった。それで、その損失をうめるために、あれやこれやと、
ギャンブルに手を出して、さらに多くの金を借用した。
その額は、今では、30万ドルをこえていた。あと2・3か月しか不
足分を隠しとおせなかった。その間に、不足分を返せる見込みもなかっ
た。
それで、疑惑をもたれないように、注意深く、不動産を売りはらいな
がら、現金の額を増やしてい
|
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
あとにした。オレの計算力は、スロットマシンのコインを計
算するところまでだった。それで、ジョニーの計算を信じることにした。
「ジョニー!」オレは、叫んだ。「新しい惑星を、発見したんだ!そう
だろ?」
「はい、船長」と、ジョニー。いつもの、淡々とした声で。
それは、一応、発見ではあったが、たいした発見でもなかった。とい
うのは、シリウス星系は、植民地化されたのは、最近で、直径3千マイ
ル程度の惑星が見つかっても、驚くことではなかった。特に、そのとき
は分からなかったが、その軌道が、極端な楕円の場合は。
操縦室は、ママやエレンが入れるスペースはなかったが、ふたりは、
入り口に立って、のぞいていた。オレは、一方に寄って、表示板のディ
スクを、ふたりが見えるようにしてやった。
「どのくらいで、そこへ行けるの、ジョニー?」と、ママ。
「最短コースで接近すれば、2時間です、フェリー夫人」と、ジョニー。
「そこから、50万マイルのところにいますから」
「そうか」と、オレ。
「コースを変更することに問題なく、了解が得られれば」と、ジョニー。
8
7
オレは、咳払いをして、ママとエレンを見
|
あごひげ彩か
/FB3/Beard/
マリアンヌ、無線機さ」と、ビリー。「ただし、ずっと
パワフルで高性能、恒星間通信もこなせる。それでいつも、ベヌースb
星と通信していたのさ。そう、オレは、そこから来た」
「でも分からないわ」
「分かる必要はないよ、ダーリン。話してあげるけど、オレは、ベヌー
スb星のスパイなのさ。いわば、調査員。地球を侵略するかどうか調査
している。
オレのあごひげはブルーだと言ったら、あるいは、クローセットに前
の妻の死体を見つけてたら、どうした?
マリアンヌ、きみはカラー音痴なのを知っている。父親はマリアンヌ
に、オレのあごひげは赤だって言ったろ?」
「そうよ、違うの?」
「ほんとうはね。父親はオレが外出するときに携帯染料で赤く染めた色
を見たのさ。しかし家にいるときは、自然なグリーンが好きなので、カ
ラー音痴の妻をもらった。違いが分からないからね。
いままでの妻たちは、みんなカラー音痴だった」
ビリーは、深くため息をついた。
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5
|
ファイナルアンサー
/FB2/Answer/
彼に向けられ、彼の動きはそのまま、12画面で
全宇宙に立体中継されていた。
デュワーイブは、まっすぐに立ったまま、デュワーレインにうなづく
と、スイッチのある場所まで移動した。そのスイッチが押されると、連
結が完了することになる。ただちにすべての、960億の惑星にある、
巨大コンピュータのすべてを、この1つのサイバネティックマシンに、
1つの人工知能に直結する。全銀河の全知識が、1つに統合されること
になる。
2
1
1
デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく
の沈黙ののち、彼は、言った。
「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」
デュワーイブは、スイッチを入れた。大きなハム音が響いて、960
億の惑星から情報が押し寄せてきた。数マイルにおよぶパネルが点滅し、
やがて、静まった。
デュワーイブは、1歩下がり、深く息をした。
「最初の質問をする
|
空想せよ
/FB1/Imagine/
空想せよ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
空想せよ。
さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。
空想せよ。
いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。
ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。
天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。
空想するのは、かんたんだ。
何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。
2
1
空想せよ。
宇宙船や未来を。
空想するのは、かんたんだ。
未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。
それでは、空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか?
もちろん、ある。
空想せよ。
ひとつぶの物質を。
そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、
それゆえ、自分が存在することがわかり、
自分が入っている、ひとつ
|
ファーストコンタクト
/FB3/Contact/
地球の文明とは、まったく違う方向に発展した。火星
では物理科学は発展せず、技術もなかった。しかし社会科学は発展し、
この5万年のあいだ、ひとつの犯罪もひとつの戦争も発生しなかった。
物理学を越えた科学、つまり心の科学が発展していた。これは、地球で
は、発見しかけたばかりだった。
火星は、多くのことを地球に教えられるだろう。犯罪や戦争をいかに
回避するかは、2つの単純なことだった。これから始めて、さらにテレ
パシーやテレキネシス、エンパシーへと━━━。
一方、地球からは、多くの価値あるもの、科学や技術を教えてもらう
ことを望んだ。それは、火星だけでは、進歩した心をもってしても発展
させるには遅すぎるものだったが、死にかけた火星の人々を復活させ、
もう一度人口を増やしていくことを可能にするものだった。地球にとっ
てもメリットこそあれ、デメリットはなかっただろう。
6
5
今夜は
|
“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
と、ベトー
ル。
「そちらの取引は、どんなものですか?」
「おまえには、関係ない」と、ルーサ。
「やはり、カーデシアの代表として、すべてを把握していませんとね。
関係はあるはずです」
「我々から奴に、ギリトリウムを売る予定だ」と、ベトール。
「ベイジョー8号星の衛星で、落ち合う約束になっている」と、ルーサ
は言った。
「そこで奴を引き渡す」
58
57
デュラス姉妹は、店を出て行った。
「ギリトリウムって?」と、ドクターベシア。
「ああ、非常に珍しい水晶元素で、強力なエネルギー源となるものです
が、利用するためには、反物質変換器がいります。ターナロスが、ここ
へ来る前に、カーデシアに追われていたのは、変換器のためです。盗ん
だんだ」
「じゃぁ、両方そろったら?」
「そう、おわかりでしょ?爆弾を手にいれたも同然、それも、特にすさ
まじい、破壊力を持つ爆弾です」
4
翌日、ドクタ
|
失われた母星
/ST/StarTrek2009/
◇
エンタープライズのブリッジ。
「現在、データ分析中」と、転送仕官。「転送装置、点検終了」
「船長」と、チェコフ。「重力センサーが、ものすごい数値を示してい
ます。ぼくの計算通りなら、惑星に、特異点ができます。もうすぐ、惑
星を飲み込みます」
「バルカン星の中心に」と、スポック。「ブラックホールができる?」
「そうです」
「星は、あと、何分もつ?」
「数分です。何分かは」
スポックは、立ち上がった。
「バルカン司令部に、緊急避難警報!全チャンネル、全周波数でだ!通
常軌道、維持!」
そして、エレベータに。
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「ちょっと、待って!どこへ行くつもり?」と、ウラ。
「最高評議会を避難させ、バルカンの歴史文化を守る。私の両親もいる」
「転送を使ったら?」
「不可能だ。地下のキャトリックアークにいる━━━チェコフ、船を!」
「はい」と、チェコフ。「さぁて、と」
「カークだ
|
まだ終わりじゃない
/FB3/NotYet/
スイッチに触れて、スクリーン
4
3
をオンにした。スクリーンには、下界の様子が映しだされた。
「キューブは、第3惑星の夜の側にいる。下界は雲の層だ。ここからマ
ニュアルに切り替える」
カーは、パネルを操作した。
「ラル、スクリーンを見てくれ!」と、カー。「光の列が規則的に並ん
でいる!都市だ!この惑星には生物がいる!」
2
ラルは、別のコントロールパネルの攻撃用ボードに移って、ダイアル
に触れた。
「脅威になるものはない」と、ラル。「都市をおおうフォースフィール
ドの痕跡こんせきもない。ここの種族の科学レベルは低そうだ。都市は、攻撃す
れば1発で吹き飛ばせる」
「そうだな」と、カー。「しかし破壊は今回の目的ではない。標本がい
る。もしも標本がレベル以上なら、艦隊を呼んで、数千の奴隷を必要な
だけ確保したら、都市だけでなく惑星ごと破壊すればよい。そうしてお
|
暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
小さなソリア船が、何隻も、飛んでいた。
◇
会議室。
「生命維持を含む、主要システムは、オフライン」と、トゥポル。スク
リーンを見ながら、報告した。「生体反応は、13名。すべて、異星人
です。うち、1名は、爬虫類。ここのセクションに、集中しています」
「船のクルーは?」と、アーチャー。
「地球人は、いっさい、感知していません」
「きっと、全員、殺されたんでしょう」と、リード少佐。
「コイルのサイズを見てください」と、タッカー。「ワープ7は、出せ
るはずです」
「攻撃部隊を、送った方がいいな」と、フォレスト。そして、アーチャ
ーに。「きみの提案だ。指揮をとれ!可能な限り、データを引き出し、
船を破壊してくれ!」
「破壊?」と、アーチャー。「あの船は、拿捕だ ほすべきです」
「危険すぎる、ここは、ソリア領の、ど真ん中だぞ!」
「船長!考え直して、ください」
「これは、命令だ、副長!」そして、全員に。「解散!」一同が室を出
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|
探検隊
/FB3/Expedition/
男だけな
らより仕事に集中できるという考えによる。第2次火星探検隊は、その
1年後に予定されていて、今度はすべて女とすれば、男は1年くらいの
独身生活には耐えられるし、もともと宇宙訓練校は、男子校と女子校に
厳密に分けられていた」
1
「火星植民地計画の長官は、この問題をもっとも単純に解決した」
「なんです、アンブローズ君」と教授。
「先生、それはマクソン船長の火星探検隊でしょうか?」と、手を挙あげ
た生徒。「船長は、鉄腕マクソンと呼ばれています。なぜそう呼ばれて
るんですか?」
「そこはこれから述べます。火星探検隊のことは、低学年でも聞いてい
るはずですが、詳しくは聞いてないでしょう。あなたたちは、もう聞い
てもいい年齢になっています」
「火星植民地計画の長官は、2つの宇宙訓練校の卒業生から、男女に関
係なく、くじで決めると宣言して、論争に終止符を打った。男子校の卒
4
3
|
報復戦隊
/FB3/Fleet/
もちろん侵
略者が太陽系に到着した数分のうちに準備したのではなく、そのとき地
球は、2820年、火星植民地と戦闘状態にあった。火星は地球の半分
まで人口増加が進み、独立戦争を始めた。金星が侵略者に攻撃されたと
き、地球戦隊と火星戦隊は月の近くで戦おうとしていた。
しかし戦争は、歴史上最短で終結した。地球と火星の連合戦隊は、戦
争をやめ、地球と金星の途中で侵略者を迎え撃った。こちらは数の上で
敵を圧倒し、侵略者を宇宙のかなたへと吹き飛ばし、完全に追い払った。
2
24時間以内に、地球の首都アルバカーキで、地球と火星は平和条約
を締結した。火星の独立を認め、太陽系で唯一住居可能となった2つの
星のあいだの恒久的な同盟を結んだ。侵略者の本拠地を見つけ、2度と
太陽系が侵略されないように破壊する報復戦隊も計画された。
地上と数千マイル上空の衛星の探査装置が、金星を救う時間はなかっ
たが、侵略者の侵入を探知していた。探査装置の記録から、侵略者がや
ってきた方角は判明したが、正確な距離までは分からなかった。
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3
3
光速を越えるスピードが出せるCプラスドライブは、
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オレとフラップジャックとマルスd星人
/FB4/Flapjack/
オレとフラップジャックとマルスd星人
原作:フレドリックブラウン、マックレイノルズ
アランフィールド
プロローグ
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1
1
◇
(つづく)
4
3
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小さな子羊よ
/FB/TheLittleLamb/
月明かりの夜で、明るく澄んでいた。街頭の明かりは点々と、丘の曲
線は、黄の大きい月に、青に黒を重ねて、続いていた。ここを描かくべき
気がしたが、月はだめだ。誰でも画えに月を入れたとたん、それは、こっ
けいで、こぎれいな画えになってしまう。ヴァンゴッホは星空の画えに月を
入れたが、これは、こぎれいどころか、驚嘆 きょうたんする画えだった。ただ、彼は
これを描かいたとき、正気ではなかった。正気な人間は、なかなか、ヴァ
ンゴッホのようには描かけない。
パレットを洗っていなかったので、もう少し、画えを続けようとした。
二日ふつか前にはじめた画えだった。緑をパレットで混ぜはじめたが、思う色が
作れなかった。やはり、昼間の光を待たなくてならないことを、痛感さ
せられた。夜は、自然の光がないところでも、下書きや仕上げはできる。
しかし、色を作るとなると、昼間の光を待たなくてはならない。汚れた
パレットを水洗いして、朝になったら、新しくやり直すことにした。刷は
毛けも洗った。9時に近く、まだ、彼女は帰ってなかった。
4
3
1
なにか心配するようなことがあるわけでもなかった。どこ
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すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
/FB2/Reconciliation/
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
プロローグ
夜の外は、静かで、星がまたたいていた。けれど、室内は、殺気だっ
ていた。男と女が、数フィート離れて立ち、お互いを憎しみに満ちた目
で、にらみつけていた。
男のこぶしは、固く握られ、いまにもパンチを繰り出しそうであった。
女の指は、広げられ、かぎつめのようにカーブさせていた。しかし、ふ
たりとも、腕は、脇から離さなかった。ふたりとも、良識ある市民であ
った。
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「キライよ」と、女。声が低くなった。「アンタのすべてがキライよ」
「キサマの方こそ。キサマの贅沢のために、さんざんしぼり取られたあ
げく、こっちには、もう、キサマのエゴのために、バカなものを買わさ
れるカネさえ残ってないんだ」
「それは、ウソよ。アンタだって、それがウソだってわかって
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ケンタウロス
/FB1/HorseRace/
気
にしていません。それほど、神経質な性格ではないのです」
「そうですか」と、ロバーツ。ブランドも、うなづいた。
「どちらの惑星も、超光速ではないものの、宇宙飛行は可能な水準に達
しています。ふたつの惑星の間には━━━宇宙ガイドで、名前か座標で
調べれば、すぐ、わかるように━━━小惑星帯があります。太陽系にあ
るものと似ていますが、ずっと、大規模です。ふたつの惑星の公転軌道
の中間に、かつてあった、巨大惑星が崩壊した残骸ざんがいです。
ふたつの惑星には、鉱物資源がそれほど多くはありませんが、小惑星
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帯には、豊富な鉱物資源があるため、両惑星のおもな供給元になってい
ました。100年前に、鉱物資源をめぐって、戦争が始まったため、銀
河連邦が仲介して、人族と馬族のあいだに、ある協定を締結させて、戦
争を終わらせました。
その協定は、両民族ともに、それぞれの1個人が、その生涯
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歩兵
/FB1/Sentry/
歩兵
原作:フレドリックブラウン
アランフィールド
彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか
も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。
奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、
動くのも、困難だった。
1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、
流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ
が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という
足は、すべて、血で染められた。
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このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな
かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖
なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ
れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、考
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